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第三戒 汝安息日を聖とすべきことをおぼゆべし。

第三十三課 第三誡

  1. 天主は第三誡を以て何をお命じになりますか。

    天主は第三誡を以て、安息日を守ることを命じ給うのであります。

  2. 安息日は何曜日に当りますか。

    安息日は、旧約時代には天地創造の記念として土曜日に定められてありましたが、新約からは日曜日となりました。

  3. なぜ安息日を日曜日に変えましたか。

    イエズス・キリストの御復活と聖霊の御降臨とが、日曜日に行われましたから、公教会はイエズス・キリストから受けた権利によって、日曜日を安息日とし、之を主日と定めました。

  4. どのように、主日を守らねばなりませんか。

    主日を守るには、仕事を休み、天主に仕えて、この日を聖としなければなりません。

  5. 主日に禁じられる仕事は何でありますか。

    主日に禁じられる仕事は、主に体を使ってする仕事であります。

    主に体を使ってする仕事とは、耕作、土木、建築、木工、建築、木工、機械工作、運送其の他一般の肉体労働であります。然し、その外の仕事でも、主日を聖とするに妨げとなるような商売、取引などは、主日に禁じられます。炊事、掃除等のような日常生活に必要な仕事は禁じられません。

  6. 主日に仕事をすることは、どのような場合にも禁じられますか。

    主日でも、全く必要な事情があるか、又は特別な理由によって司祭から許(ゆるし)を受けた場合には、その範囲内に於て仕事をすることが出来ます。

    必要な事情とは、公務、愛徳のために働く場合、又は私用でも、取入(とりいれ)などのように時期を失することの出来ぬ止むを得ない場合、尚習慣により一般に働くことを認められている場合も之に含まれます。

  7. 主日に天主に仕え奉るには、どのようにしなければなりませんか。

    主日に天主に仕え奉るには、公教会の定(さだめ)によって、重い妨げがない限り、必ずミサ聖祭に与らなければなりません。

  8. 此の外、主日に何を心がけねばなりませんか。

    この外、主日には、ふだんよりも多く祈をし、説教を聴き、教を学び慈善その他の善業をするよう心がけねばなりません。

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