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第二誡 汝天主の名をみだりに呼ぶなかれ。

第三十二課 第二戒

  1. 天主は第二誡を以て、何を禁じ給うのでありますか。

    天主は第二誡を以て、其の名をけがし、之をみだりに呼び、又、之によって悪しき誓を立て、呪いをすることなどを禁じ給うのであります。

  2. 天主の御名をけがすとは何でありますか。

    天主の御名をけがすとは、天主又はその御教をののしり、或は聖人をそしることであります。之を冒涜と申します。

  3. 天主の御名をみだりに呼ぶとは何でありますか。

    天主の御名をみだりに呼ぶとは、何の理由もなく、或は軽々しく天主の御名を口にすることであります。

  4. 天主の御名によって悪しき誓を立てるとは何でありますか。

    天主の御名によって悪しき誓を立てるとは、正しくないこと、偽のこと、或は無益なことを誓うことであります。

  5. 呪をするとは何でありますか。

    呪をするとは、自分或は他人の身の上に禍を祈ることであります。

  6. 天主は第二誡を以て何をお命じになりますか。

    天主は第二誡を以て、願を立てた時に之を果すことを命じ給うのであります。

  7. 願とは何でありますか。

    願とは、特別に善いことを行おうと志し、必ず之を果そうと、天主に対してする特別の約束であります。それ故、願を破るのは罪になります。

  8. 修道誓願とは何でありますか。

    修道誓願とは、修道生活を送るために立てる清貧、貞潔、従順の三つの願であります。

  9. 童貞生活を送るのは善いことでありますか。

    童貞生活は、天主の特別な聖召(めしだし)を受けたものに取っては、たやすく完徳に進み、献身的に社会に奉仕することが出来るので、善いことであります。

    願を立てようと思う時には、よく将来のことを考え、且、司祭に意見を尋ねるべきであります。

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