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第三十課 第一誡(二)

  1. 天主は第一誡を以て、何を禁じ給うのでありますか。

    天主は第一誡を以て、涜聖と迷信とを禁じ給うのであります。

  2. 涜聖とは何でありますか。

    涜聖とは聖別された人、物、又は場所を涜(けが)すことであります。(ダニエル5、マカベオ 後 3、ヨハネ 2:15)

  3. 迷信とは何でありますか。

    迷信とは、天主又は被造物に対する誤った信心であります。

    一、天主に対する誤った信心とは、道理に合わぬことを信じ、又は道理に合わぬ方法を以て天主を礼拝することであります。
    二、被造物に対する誤った信心とは、イ、偶像崇拝、ロ、占(うらない)、呪(まじない)、守札(まもりふだ)、降神術、霊媒などを信じ又は行うことであります。

  4. 他教の礼拝所に参詣することは、罪になりますか。

    他教の礼拝所に参詣し、之に金品を納め、又は他教の儀式にくみすることは罪になります。

    但し結婚、葬式などの場合に、他教にくみする意味ではなく、礼儀として之に与り、花香などを供えることは差支えありません。

  5. 表面(うわべ)だけで迷信の行いをし、他教にくみし、又は口先だけで教を棄てることは罪になりますか。

    表面(うわべ)だけで迷信の行いをし、他教にくみし、又は口先だけで教を棄てることなどは、すべて偽(いつわり)の行いであって、天主を辱め、他人を躓かせることでありますから、罪になります。(レヴィ 19:26、申 18:14、ガラチア 5:19-21)

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