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第一戒 我は汝の主なり、我を唯一の天主として礼拝すべし。

第二十九課 第一誡(一)

  1. 天主は第一誡を以て何をお命じになりますか。

    天主は第一誡を以て、ただ天主のみを天主として礼拝することを命じ給うのであります。

  2. 天主を天主として礼拝するとは、どういうことでありますか。

    天主を天主として礼拝するとは、天主を万物の創造主、最上の主として、崇め奉ることであります。

  3. どのようにして、天主を崇めねばなりませんか。

    信、望、愛の対神徳及び敬神徳を以て天主を崇めねばなりません。(第四十八課 対神徳参照)

  4. 信、望、愛を以て天主を崇めるとは、どういうことでありますか。

    信、望、愛を以て天主を崇めるとは、信徳を以ては天主とその御教とを悉く信じ、望徳を以ては天主とその御約束とを希望し、愛徳を以ては天主を万事に超えて愛することであります。

  5. 敬神徳を以て天主を崇めるとは、どういうことでありますか。

    敬神徳を以て天主を崇めるとは、心と行いとを以て一心に天主を敬い、天主に仕えることであります。

  6. 心を以て天主を敬うだけでは足りませんか。

    人は霊魂と肉身とを天主から授けられたのでありますから、心と行いとを以て天主を敬わねばなりません。

  7. どのようにして天主を敬い、天主に仕えねばなりませんか。

    天主を敬い、天主に仕えるには、宗教上の義務を果し、殊に祈をし、ミサ聖祭に与るなどのことをせねばなりません。

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