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第二十八課 天主の十誡

  1. * 愛の掟を実行するためには、先(ま)ず何をしなければなりませんか。

    愛の掟を実行するためには、先(ま)ず天主の十誡を守らねばなりません。

  2. 天主の十誡とは何でありますか。

    天主の十誡とは、天主が昔、シナイ山に於て、モイゼに授け給うた十箇条の掟であります。(出 20:2-17、マテオ 5:17-18)
    天主の十誡は、モイゼの時に初めて定められたものではありません。その大体は、生れながら人の心に刻みつけられている良心によって自然にしられますが、人は原罪の結果、良心が暗んで大切な掟を無視するようになりましたので、天主は十誡を授けて之を明らかに示し給うたのであります。

  3. * 天主の十誡はどうとなえますか。

    天主の十誡は次のようにとなえます。
    第一、我は汝の主なり、我を唯一の天主として礼拝すべし。
    第二、汝天主の名をみだりに呼ぶなかれ。
    第三、汝安息日(あんそくじつ)を聖とすべきことを憶(おぼ)ゆべし。
    第四、汝父母を敬うべし。
    第五、汝殺すなかれ。
    第六、汝姦淫するなかれ。
    第七、汝盗むなかれ。
    第八、汝偽証するなかれ。
    第九、汝他人(ひと)の配(つま)を恋うるなかれ。
    第十、汝他人の所有物(もちもの)をみだりに望むなかれ。

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