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第六条、第七条、天に昇りて全能の聖父なる天主の右に坐し、彼所(かしこ)より生ける人と死せる人とを審かん為に来り給う主を信じ奉る。

第十六課 御昇天

  1. イエズス・キリストは御復活の後に何をなさいましたか。

    イエズス・キリストは御復活の後、四十日の間、度々使徒達に現れて御復活を証明し、また、公教会に関する事柄を告げ、御教(みおしえ)を万民に伝えることをお命じになりました。(ヨハネ 20、21)

  2. * イエズス・キリストは御復活の後、四十日目に、何をなさいましたか。

    イエズス・キリストは御復活の後、四十日目に、オリベト山から、使徒達の前で天に昇り、聖父なる天主の右に坐し給うたのであります。之を救主の御昇天と申します。(ルカ 24:50、徒 1:9-10)

  3. 聖父なる天主の右に坐すとは、何の意味でありますか。

    聖父なる天主の右に坐すとは、天主に右左があると云う訳ではありません。イエズス・キリストは、人としても天に於いて、聖父と同じ権能と御栄とをもち、万物を司り給うとの意味であります。

  4. なぜ、イエズス・キリストは天にお昇りになりましたか。

    イエズス・キリストが天にお昇りになったのは、一、救主の人性が御受難の報(むくい)として光栄を得、二、我等のために天国の住居(すまい)を備え、三、聖父の御前(みまえ)に我等の代願者となり、四、公教会に聖霊をお遣わしになるためであります。

    一、救主の人性が御受難の報(むくい)として光栄を得....(ヘブレオ 2:9、フィリッピ2:9-10)
    二、我等のために天国の住居(すまい)を備え....(ヨハネ 14:2)
    三、聖父の御前(みまえ)に我等の代願者となり....(ヘブレオ 7:24-27)
    四、公教会に聖霊を遣す....(ヨハネ 16:7)

  5. イエズス・キリストは、今何処においでになりますか。

    イエズス・キリストは、神性によっては何処にでもおいでになりますが、人性と共には、天国と聖体の秘蹟の中(うち)に在すのであります。

  6. 世の終に、イエズス・キリストは何をなさいますか。

    世の終に、イエズス・キリストは、すべての人の善悪を裁くために、再び御姿を現して、天からお降りになります。(マテオ 25:31-33)

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