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第一課 人の目的

  1. 人は何のために、この世に生れて来ましたか。

    人がこの世に生れて来たのは、天主を知り、天主を愛し、天主に仕えて、遂に天国の幸福を得るためであります。

    「人全世界をもうくとも、若し魂を失わば何の益かあらん」(マテオ 16:26)

  2. 天主を知るには、どうしなければなりませんか。

    天主を知るには、天主が人に啓示し給うた教を信じなければなりません。

    人は自分の智慧だけで、幾らか天主を知ることができますが、一層深く知るためには、天主の啓示によらねばなりません。

  3. 天主を愛し、天主に仕えて、遂に天国の幸福を得るには、どうしなければなりませんか。

    天主を愛し、天主に仕えて、遂に天国の幸福を得るには、天主の掟を守らなければなりません。

    「天主に対する愛は、其掟を守るに在ればなり」(ヨハネ1書 5:3)
    「我に主よ主よと言う人皆天国に入るには非ず、天に在す我が父の御旨を行う人こそ天国に入るべきなれ」(マテオ 7:22)

  4. 人は自分の力だけで、天主を知り、天主を愛し、天主に仕えて、遂に天国の幸福を得ることが出来ますか。

    人は天主の聖寵によらなければ、天主を知り、天主を愛し、天主に仕えて、遂に天国の幸福を得ることは出来ません。

    「我を離れては、汝等何事をも為す能わず」(ヨハネ 15:5)

  5. 公教要理は何を教えますか。

    公教要理は
    一、天主とその御教とを知るために、信ずべきこと
    二、天主を愛し、天主に仕えるために、守るべきこと
    三、天主と一致し、天国の幸福を得るために、聖寵を受ける方法
    を教えます。

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