人は何のために、この世に生れて来ましたか。
人がこの世に生れて来たのは、天主を知り、天主を愛し、天主に仕えて、遂に天国の幸福を得るためであります。
「人全世界をもうくとも、若し魂を失わば何の益かあらん」(マテオ 16:26)
天主を知るには、どうしなければなりませんか。
天主を知るには、天主が人に啓示し給うた教を信じなければなりません。
人は自分の智慧だけで、幾らか天主を知ることができますが、一層深く知るためには、天主の啓示によらねばなりません。
天主を愛し、天主に仕えて、遂に天国の幸福を得るには、どうしなければなりませんか。
天主を愛し、天主に仕えて、遂に天国の幸福を得るには、天主の掟を守らなければなりません。
「天主に対する愛は、其掟を守るに在ればなり」(ヨハネ1書 5:3)
「我に主よ主よと言う人皆天国に入るには非ず、天に在す我が父の御旨を行う人こそ天国に入るべきなれ」(マテオ 7:22)
人は自分の力だけで、天主を知り、天主を愛し、天主に仕えて、遂に天国の幸福を得ることが出来ますか。
人は天主の聖寵によらなければ、天主を知り、天主を愛し、天主に仕えて、遂に天国の幸福を得ることは出来ません。
「我を離れては、汝等何事をも為す能わず」(ヨハネ 15:5)
公教要理は何を教えますか。
公教要理は
一、天主とその御教とを知るために、信ずべきこと
二、天主を愛し、天主に仕えるために、守るべきこと
三、天主と一致し、天国の幸福を得るために、聖寵を受ける方法
を教えます。