パードレ・ピオとタバコの香り
ベイサイド関係の記事の筈だが、
このような↑表題を付けたくなった。
教皇ヨハネ・パウロ2世は『薔薇の聖母』の聖地のワーカーを祝福なさった (1979年)
ヴェロニカに近いワーカーの一人であるヴィンセント・マクダネル(Vincent McDonnell)は、ベイサイドのメッセージを教皇様に届けるという特別のミッションで、1979年10月24日、一般謁見の場で教皇様にご挨拶申し上げ、短時間の会話を交わすという、異例の恵みと特権を得た。
ヨハネ・パウロ2世教皇様は、薔薇の聖母と私達の天主様からのベイサイド・メッセージが入った大きな包みを個人的にお受け取りになった。聖母によって祝福され、この目的のためにヴェロニカによって選ばれた黄色のロザリオは、貴重なパッケージとして贈答用に包装されていた。
この注目すべき出来事は、ヴィンセント・マクダネルが述べるように、次のように展開した。
教皇様は(包みをお受け取りになった時に)私におっしゃいました、「これは何ですか?」。私は彼に言いました、「ロザリオは聖母からの贈り物です。そして、包みの中には、ヴェロニカ・ルーケンに与えられた聖母からのメッセージが入っています。ニューヨーク・ベイサイドの薔薇の聖母の聖地からのものです。お読み頂ければ幸いです」。教皇様はおっしゃいました、「私はそれについて知っています」。この時私は教皇様に、聖母の全ワーカー達のための祝福をお願いしました。教皇様はおっしゃいました、「私は、あなたと、あなたのご家族、あなたのご親戚、そしてあなたの母国の全てのご友人を祝福します。そして私は、あなた方全てを聖母の御保護の下に置きます」。
会話は数分間続きました。… 私は、教皇様が聖地のことをお知りになり、ご自身の御手の中にメッセージを個人的にお受け取りになったことに満足して、それ以上あまり多くを教皇様にお話しないことが慎ましいこと〔分別あること; prudent〕であると判断しました。
ヴィンセント・マクダネルが薔薇の聖母の聖地で撮った写真の中にヨハネ・パウロ2世教皇様のお姿が超自然的に現われた
右の写真は、白いベレー帽を被ったヴィンセント・マクダネルがニューヨーク・ベイサイドの薔薇の聖母の御像の横に立っているところを撮影したものである。聖母の御像は、写真右下の角付近の小さな青い部分を除いては、そのほとんどが消えてしまっている。その代わり、本来なら聖地の御像が写っているべき場所に、その大部分を覆うようにして、うつむいたヨハネ・パウロ2世教皇様の横顔が写っている。そして、写真の左下には、ロザリオの珠の連なりを見ることができる。この写真は、ヴィンセントがヨハネ・パウロ2世教皇様に謁見した時から一年が経っていない時に撮影された。また、この写真は、タンパープルーフ対応の [2] ポラロイドSX70によって撮影された。これはまるで、天国がその謁見の信頼性を保証しているかのようである。
管理人注
[1] もちろん、これだけでは、人はそれほど評価しないだろうが。
[2] タンパープルーフ(tamper proof)対応の:
よく分からないが、構造を特殊なものにすることによって、購入者が機器を勝手に改造することができないようになっている仕組みのことらしい。従って、カメラにおいては「データ(写真)の改ざん防止」という意味合いもあるのだろう。
ヴェロニカ・ルーケンが聖母のお求めに応じてヴィンセント・マクダネルに書き送った手紙 (1993年)
アヴェ・マリア - 1993年4月10日(土)
親愛なるヴィンセント
緊急! 聖母は、あなたが、来るローマ訪問の際に、教皇様のためだけに『聖母からのオキュレーション』[3] を二冊持って行くようにとお求めです。次は聖母からの指示です。
  1. そのブックレットは、教皇様に表紙の聖テレジアをお見せしながら、教皇様に手渡されなければなりません。
  2. もし他の誰かがそれを取り上げようとしても、教皇様がそれが何であるかをお知りになるまでは、渡してはなりません。
Tell him if he has already seen them before, them give them to someone else to show to pass on near him. [4]
Be firm.〔しっかりお願いします〕
All of Heaven’s graces in a shower of Roses!
〔薔薇のシャワーのように天国から恵みが降り注ぎますように?〕
ヴェロニカ
ローマからの帰国後、ヴィンセントがヴェロニカに書き送った結果報告の手紙
1993年5月8日
親愛なるヴェロニカ
4月21日(水)に、薔薇の聖母の34人の巡礼者達は、世界中から集まった他の巡礼者達と共に、ヨハネ・パウロ2世教皇様の一般謁見に参加しました。
謁見は午前11時から午後2時まででしたので、私達は一般謁見のためにサンピエトロ広場に午前8時半頃に入りました。私達はポーランドからの巡礼者達と共に座りました。8時半から11時まで、私達はロザリオを祈ったり聖母のメッセージを広めたりしていました。
私は、教皇様にお会いし、聖母が私にお求めになったように、彼に二冊の『天国からのオキュレーション』を手渡そうと心に決めていました。
私が聖母の御助けにより為すべき事を完了したのは、11時20分頃でした。私は椅子を乗り越えながら進み、とうとう中央通路の柵に辿り着きました。そして、何人かの子供達が立っていた椅子の上に、私も立ちました。教皇様は通路に沿って様々な巡礼者達と握手をし、言葉を交わしながら、私の方へと近づいて来られました。
私は自分の手に二冊の『天国からのオキュレーション』を持っていました。私はその二冊のブックレットを、聖テレジアの表紙が見えるように、表紙を上にして教皇様の御手にお渡ししました。教皇様は二冊のブックレットをお取りになり、しっかりとお持ちになりました。彼は表紙の聖テレジアの写真をご覧になりました。
私は言いました、「教皇様、聖母は、あなた様がこの二冊の聖テレジアによる『天国からのオキュレーション』をお手にお取りになることをお求めになっておられます。あなた様が急いでこれらをお読みになることを。お願いです、教皇様、あなた様はこれらをお読みにならなければなりません。特に15頁の聖テレジアによる熱き奨励の詩を」。
教皇様はおっしゃいました、「イエス! イエス!」。
私は力説しました、「教皇様、あなた様はそのブックレットをお読みにならなければなりません。特に15頁を。聖母は、あなた様がそれをお読みになることをお求めです」。
教皇様はおっしゃいました、「イエス! イエス! 読みますとも」。
彼はそれから、彼の個人的なボディガードの方に振り向いて、その二冊のブックレットを手渡しました。教皇様はそのボディガードにおっしゃいました、「後で戻して欲しい」。ボディガードは二冊のブックレットを自分のコートジャケットの内ポケットに入れました。教皇様は私の手を力強く握り、「イエス」とおっしゃいました。それから、私を祝福して下さいました。
私が椅子から降りた時、数人の女性達から言葉によって、また身体的にも攻撃されました。彼女らは私の背中を叩き、また私の頭を上から彼女らのハンドバッグで叩きました。彼女らは私のコートジャケットを引っ張り、私に叫んでいました。私は、私が彼女らと教皇様との間に立っていたことが、彼女らを少しばかり苛立たせたのだと思います。
私が自分の席に戻り、薔薇の聖母の巡礼仲間に良い知らせを伝えた後で、私達の何人かがタバコの美しい香りを嗅ぎました。タバコの美しい香りがするということは、私にとって、パードレ・ピオが私達と共にいて下さるということと、ミッションが成功したことを示すしるしでした。
イエズス様、薔薇の聖母、聖テレジア、聖ミカエル、そしてパードレ・ピオに、ミッションの成功を感謝してロザリオを祈っている時、私達のうちの数人が薔薇の美しい香りを嗅ぎました。
私はレーナ・イアンネッタに、聖母のメッセージと準秘蹟が入った箱を持ってもらっていました。その中には、彼〔教皇様〕の誕生日を祝うミサ・カードも入っていました。彼の誕生日は5月18日。午後1時に、レーナはその箱を彼に渡しました。
私達は教皇様に、ヴェロニカのための、そして薔薇の聖母の聖地の全てのワーカーと巡礼者のための、特別の祝福をお願いしました。教皇様は私の手を力強く握って、「イエス」とおっしゃり、そして祝福して下さいました。
私は、あのブックレット、教皇様に与えられた『天国からのオキュレーション』が、豊かな実を結ぶことを祈ります。
変わらぬ敬意と共に。
ヴィンセント・F・マクダネル
薔薇の聖母のワーカー
その後、ヴェロニカとヴィンセントが電話で話している時に、
聖母がロキューションのうちにヴェロニカにお語りになった:「ミッションは達成されました」
1993年5月16日(日)午後1時50分、聖母がロキューションのうちに、ヴェロニカに「ミッションは達成されました」とお語りになった。
それは、ヴェロニカがヴィンセントとの電話での会話を終ろうとしていた頃に起こった。ヴィンセントは、彼がローマまで導いた成功した巡礼について詳しく語っていた。また二人は、教皇様がそのブックレットを実際お読みになるかどうかについても話し合っていた。上掲の手紙は公開にあたって編集されたものである。[5]
管理人注
[3] Occulations from Heaven:
オキュレーション(occulation)とは、「隠す」ことを意味するラテン語の動詞 “occulo” と、状態・行為・特性などを表わす “ation” から成る言葉であって、それ故、隠されてある状態、隠す行為、隠された性質を持っていることなどを意味する。この言葉はおそらく、聖テレジアの詩の行間にある隠された意味(人間に知らされていない秘密の情報)を指すために、あるいはまた、メッセージを世界に届けるために自らの体を使ったヴェロニカの内に聖テレジアが神秘的で隠されたかたちで存在したことを指すためにふさわしい。
[4] 訳せず。
二番目の them は then の打ち間違いだろうが、それでも訳せず。
[5] ヴェロニカとヴィンセントが「教皇様がそのブックレットを実際お読みになるかどうか」について話し合っている正にその時に、聖母がロキューションのうちに「ミッションは達成されました」とお語りかけになったということは、「教皇様はお読みになりました」ということを意味するだろう。(彼がそれを信じたかどうかは別として。──それは彼の自由意志に任されている。)
2006年のヴィンセント・マクダネル氏
さて、上の記事に次のような箇所がありました。
私が自分の席に戻り、薔薇の聖母の巡礼仲間に良い知らせを伝えた後で、私達の何人かがタバコの美しい香りを嗅ぎました。タバコの美しい香りがするということは、私にとって、パードレ・ピオが私達と共にいて下さるということと、ミッションが成功したことを示すしるしでした。
これと関連した情報がないかと検索してみました。すると・・・
彼の涙はハンカチの上で乾かされたとき、スミレのような香りを発したものでした。多くの人々にとってスミレはパードレ・ピオの涙を象徴しています。
コールタール性の香りは心地よいものでした。しかし彼はあなたに告解の秘蹟を受けなさいと告げていたのです。彼はまた新しく切ったタバコの香りを持っていました。それは彼の現前(presence)を示す贈り物でした。
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バイロケーションという現象は、パードレ・ピオが持っていたと考えられる最も注目すべき賜物の一つです。様々な大陸での彼の出現は、多数の目撃証人達によって証言されています。彼らは、パードレ・ピオを見るか、あるいはパードレ・ピオの現前(presence)と特徴的に結びついた香りを嗅ぎました(ある人達は「薔薇のような香り」と描写し、別の人達は「タバコのような香り」と描写しています)。香りの現象(時には「聖者の香り」と呼ばれる)自体は、パードレ・ピオの事例においてかなり確立〔認知〕されています。
これ以上は挙げませんが、他にもかなりの数がヒットします。
「悪魔も香りの一つぐらい作れるでしょう」
はい、そのご意見に異存はありませんが。
2010/02/25
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