15. エクソシズムの各回において
悪霊達がアンネリーゼについて言った事  1
1975年9月29日
ルシファー:(何度か繰り返して言う)この洟垂れ娘 [1] は取り憑かれている。これは俺達の仕事だ。
彼女はいかなる試験も受けることはできない。俺達が面倒を見てやってるからだ。
俺はこの洟垂れ娘を手に入れることはできない。何故なら、彼女はマドンナの保護下にあるからだ。
俺とこの洟垂れ娘はもうかなりの付き合いになる。十分長く苦しめてやった。少なくとも六年になる。死ぬほど苦しめてやった。
俺はこの洟垂れ娘から出て行かない。たとえお前(レンツ神父)が1000回前足を動かそうとも(=アンネリーゼに1000回祝福を与えようとも)。
この洟垂れ娘は呪われている。俺達はこの洟垂れ娘を解放するつもりはない。
俺は一人では出て行かない。この洟垂れ娘の中には非常に多くの者がいる。
ユダ: 彼の左側で十字架にかかっていた奴(強盗)もこの洟垂れ娘の中に隠れている。
司祭: 彼の名を言え!
ユダ: 言わない。俺も、奴も、実際、両方とも滅ぼされた。俺は一人では出て行かない。
司祭: お前と十字架に掛けられ給うたお方とどちらが強いと思っているのか。
ユダ: その時は俺はどこか別の場所に行こう。しかし、ここにはまだまだ多くの者がいるのだ。
悪霊達はいざこざを起こすだろう。誰もここから出たがらない。「お前が出て行け!」「嫌だ、俺は出て行かない!」そのような争いが何度も繰り返されるだろう。
この女(アンネリーゼ)は実際、バーバラ・ワイガントの本からシパッハのことを知った。シパッハに行きさえした。呪われたシパッハの教会にだ。そしてお前(司祭)、俺の前にいるお前もだ。
この洟垂れ娘はどんな試験も受けることができない。この洟垂れ娘は取り憑かれている。これは俺達の仕事だ。もう一度言う。誰も初めに出たがらない。彼らは豚のように汚い言葉でののしり合うだろう。
俺達はこの洟垂れ娘を解放しない。俺達は出て行かない。
俺自身はもう少ししたら出て行かなければならない。そうだ。しかし、この洟垂れ娘の中にはまだまだ多くの者がいるのだ。お前(エクソシスト)を悩ますために。
司祭: お前達は七人か?
ユダ: いいや、六人だ!
ルシファー: 俺はもうこの洟垂れ娘の中に長い間隠れ住んでいる。俺は出て行かない。俺はこの洟垂れ娘を自分だけのものにしたい [2] 
この汚水(サン・ダミアーノの水)! この洟垂れ娘は終日これを飲んでいる。不潔な! しかし今は誰もそんなものを信じない。その上、この洟垂れ娘、この呪われた魔女は、やたらにブツブツと呟くのだ(ロザリオのこと)。
我々はもう暫くこの洟垂れ娘を苦しめるつもりだ。
売った者(ユダ)がまず最初に去らなければならない。
この洟垂れ娘は首を吊らなかった! [3]  畜生、それは、あれ(聖母)がじっとしていなかったからだ。実際、このの洟垂れ娘は彼女の保護下にある。
この洟垂れ娘は最初から呪われていた。誕生前から呪われていたのだ!
この洟垂れ娘は我々のものだ!
お前達はもっと祈らなければならない。……に代って言う、(ロザリオを)もっとたくさん祈らなければならない(=そうしないと、我々は出て行かない)。少なくとももう半年間続くだろう。彼女に代って言う、お前達は断食しなければならない。
1975年10月1日
(誰が出て行くかについて悪霊達はまだ争っている)
ルシファー: その女、呪いをかけたその女は、嫉妬深い女だった。彼女(アンネリーゼ)の母親の村の者だ。[4]
1975年10月6日
ルシファー: 俺は全てを言うことを強いられる。この代価はこの洟垂れ娘が支払わなければならない。
司祭: お前は出て行かなければならない!
ルシファー: そうは行かない。何故なら、俺にはまだ言わなければならない多くの事があるからだ。
ユダ: 嫌だ、俺達は出て行かない。たとえお前がこの薄汚い事(エクソシズム)を1000回繰り返そうとも、俺達は出て行かない!
そうだ! そうだ! 俺は呪った! そして実際、俺はまだこの女の中にいる。もう暫くいるつもりだ。この女は下のあいつのものだ。俺はこの女を呪った。俺はもう暫くこの女の中にとどまる。この呪われた女の中に! 呪った!
1975年10月6日
ルドウィク神父: このへんで撤退したらどうか。 アンネリーゼはもうもたない、肉体的にも。
ユダ: 彼女はもう少し堪えなければならない。何故なら、彼女は呪われているからだ。そしてまた、彼女は彼(守護の天使)に付き添われてもいるのだ。そうでなかったら、彼女はとうの昔に首を吊っていただろう!
ルシファー:(アルト神父に対して)
実際、この洟垂れ娘は呪われている。XXX〔場所〕の者が、彼女に呪いをかけたのだ。その者は既に地上にはいない。
司祭: その者はお前と一緒に地獄にいるのか?
ルシファー: いいや! それがどうした [5] 。この洟垂れ娘は我々のものだ。
1975年10月10日
ユダ: まず、俺達にもう少しこの女を苦しめさせろ!
司祭: あとどれくらいだ?
ユダ: 俺が全てを語り終わったら、その時俺は出て行く。
ネロ: ある女がこの洟垂れ娘に呪いをかけた。俺は間もなく出て行く。この洟垂れ娘のような者は他に幾らでもいる。
1975年10月13日
ルシファー: 守護の天使にもっと沢山祈らなければならない。聖なる天使と守護の天使にもっと沢山祈らなければならない。それらは俺の敵だ!
この洟垂れ娘の守護天使はここにいる。離れる前に言う、俺達は六人だ。そのうちの三人は最後の帝国 [6] に属している。
1975年10月15日
ルシファー: この洟垂れ娘はあらゆる世話を焼かれている。今ではそれ(聖母)から励ましさえ受けている。この洟垂れ娘のような者は他に幾らでもいる。彼らは精神病院に入れられる。しかし、XXX〔場所〕の者(N夫人 [7] )は狂人ではない。違う。それは償いだ。その女は大袈裟な話し方をする、しかし狂人ではない。彼(救い主)はこの種の事が起こるのを許す。そうだ。この洟垂れ娘がそれによって多くの霊魂を救うためだ。
司祭: 福いなる童貞、我等を護り給え。
ルシファー: 我々は五体(彼自身を含めず [8] )だ、ユダ、ネロ、カイン、ヒトラー。
1975年10月17日
ルシファー: 俺はこの洟垂れ娘がくたばるまで、この女に関わるだろう。この洟垂れ娘はこの事に気づいてさえいない。我々がそう仕向けているからだ。この女はたびたび気絶するが、それも我々がやっていることだ。
司祭: 何故お前はアンネリーゼをそのように扱うのか。
ルシファー: 何故なら──我々は間もなく出て行かなければならないから、豚ども、これを今信じよ──俺はそうすることを許されていたからだ。
この女〔アンネリーゼ〕が呪いをかけられたので、俺はこの女の中にもぐり込んだ。婦人……俺にそうするように命じたのは本当に彼女〔聖母?〕なのだ [9] 。1951年のことだ! その女〔呪いをかけた女性〕は悪意を持った女だったから、そのようなことになった。そうだ、我々がその女をそそのかしたのだ。それによって、この洟垂れ娘はたびたび病気になった。毎月ベッドに寝なければならなかった。これも我々がしたことだ。[10]
我々は多くの病気を引き起こす。しかしこの時代、誰もそれに気づいていない。病人のために祈れ。己が人生を彼(キリスト)に倣わせよ。そうすれば道に迷うことはない。
アビトゥア試験では、我々はこのA(アンネリーゼ)を混乱させた。疲労困憊させてやった。我々はそのように、この女にどっしりとのしかかってやった。
1975年10月20日
ルシファー: 我々はその者……彼女(聖母)……の月に出て行く。イスカリオテのユダが最初だ。それから、他の者達が彼に続くだろう。俺が最後になる。10月だ。我々は10月に全員出て行く。そして、どこか別のところに行くだろう。[11]
ローア [12] (の精神病院)には我々の仲間が沢山もぐり込んでいる。そこでは人は行きも戻りもならない。そこに、ローアに、この洟垂れ娘を送り込むことができれば、我々はどんなにハッピーだろう。そうなれば、我々がどんなに大きな力を持っているかを、人間の思考と意志の上にどんなに大きな力をふるうことができるかを、知らしめることができただろう。
しかしこの洟垂れ娘は、どんなに俺達の力に圧倒された時にも、発狂することがなかった。アビトゥア試験では、彼女はほとんど何も書けなかった。ドイツ語の試験の時には、最初から最後まで、我々は彼女の耳に「お前は呪われている」と吹き込み続けた。その症状が最初に爆発したのは、第10クラスの後だった。ユダがそれをした。彼女の病気は全て我々が起こしたものだ。結核、頭の病気、喉の病気、我々はそれらを次々と引き起こした。我々は彼女を自殺にまで導くことができなかった。彼女を滅んだ霊魂の一人にすること、これが我々の最も邪悪な意図、彼女に対する最も邪悪な意図だった。これによってもお前達は、我々が人間の思考と意志の上にどれだけ強大な力を持っているかを想像できよう。我々は彼女に「彼(救い主)はお前は有罪だと言っている」と納得させようとした。
10月の最後の日、我々は突然出て行くだろう。お前らはさぞ嬉しかろう! お前らは俺達を追い出す力を持っている。しかし大多数の者はそれを利用しない。そういう者は我々の最愛の者だ。
1975年10月22日
ルシファー: この洟垂れ娘は結局また試験を受けるだろう。しかし1975年10月20日のことを思い出せ。彼女は何も覚えていない。何も頭に入らないのだ。
しかし、上の者(聖母)は試験を受けさせたがっている!
この洟垂れ娘に呪いをかけたのは、一人の女だ。……その女は滅びていない。馬鹿にした話だ。俺はその女をどんなに我々の一員にしたかったことか。残念だ! 残念だ! 残念だ!
間もなくここを出なければならないのは残念だ。 この洟垂れ娘は常にすべてを裏切る。
お前は、彼女が何故病院に収容されないか、その理由を知っているか? 何故なら、彼女を通じて全てが明かされなければならないからだ。司教が全てを知るためだ。
1975年10月22日
ルシファー: 我々は間もなく出て行かなければならない。それ(聖母)……が我々を追い出す。我々は永遠に滅ぼされた。我々も上に行きたい。我々は出て行きたくない。我々が出て行く時、我々はこの洟垂れ娘を更に苦しめる。この女は……それ(聖母)の保護下にある。その絵(慈悲深き救い主)は悪い! 我々はそれを見ることができない!
1975年10月31日の夜、我々は去る。お前達はここにいなければならない。
1975年10月24日
フライシュマン: 今日は六人だ。一人多い。滅んだ司祭だ。
1975年10月31日に、私は去らねばならない。次回、お前はその兆候を見るだろう。私には、それを自ら与える義務はない。
その女は……彼女に呪いをかけた。そして今、その女は下の方に [13] いる。お前達はその女のために祈らなければならない!
この洟垂れ娘は我々に霊魂を与えねばならなかった。しかし我々は物事をそこまで運ぶことはできなかった。彼女はあまりにたびたび教会に行った。彼女はナザレ人に従った。我々は彼女がそうするのを難しくはした。しかし、人々はあまりに多く祈った。彼女の祖母は彼女を教会に連れて行った。彼女が六歳の頃だ。祖母はほとんど毎夜、彼女を自分のベッドのそばに呼んだ。
私は初めから [14] 中にいた。他の者らは、その後徐々に来たものだ。
他者に呪いをかける人間が、なかなかに多い。我々が中に入るようにと呪う者が。
ロス神父の甥、カプラン・ロスは死んだ。彼も上にいて、下を見下ろし続けている。洟垂れ娘もそのことをよく知っている。彼はジークフリートの幸福の中にいる。我々だってそこに居ることができた筈なのに……我々は猿だ! 彼は既にこの洟垂れ娘を訪問した。昨日のことだ。彼は20歳だ。バーバラ・ワイガントと彼の母親 [15] もそこにいる。アンネリーゼの姉のマーサ [16] もそこにいる。皆一緒にいる。
1975年10月27日
ルシファー: この洟垂れ娘は決して教会から離れなかった(大罪を犯さなかった)。考えられないことだ!
1975年10月27日
フライシュマン: この洟垂れ娘に呪いをかけた女のことでメッセージがある。お前達はその女のために祈らなければならない。その女は(煉獄の)深い下の方で屈んでいる。
1975年10月28日
ルシファー: 俺はこの洟垂れ娘を絞め殺すつもりだ。この売女は、夏に、我々が少しの平和も与えないと気づくことになるだろう。お前達は俺達が消えてなくなると思うのか?
我々が追い出されたとしよう。しかしそれでも我々は、なお苦しめるかも知れない。
1975年10月31日
カイン:(叫ぶ)焼ける!
司祭: 何故出て行かない。
カイン: 何故なら、下は酷い場所だからだ。ヒトラーが初めに出て行かなければならない。俺は出ない。10時(夜の)に俺達は出る。その前でも後でもない。
一同 [17]: 神の御母、バーバラ・ワイガント、ジークフリート、〔アンネリーゼの〕おばあちゃん、マーサ、ピオ神父、テレーゼ・ノイマン、アルトエッティングのブラザー・コンラッド、聖ヨゼフ、守護の天使。
以下の者はおのおの名前を言った上、自分がなぜ滅んだかの理由を言わなければならない。フライシュマン、ヒトラー、カイン、ネロ、ユダ、ルシファー(、第三帝国の名乗っておらぬ者、及びそれに連なる二名、名乗っておらぬ女性、及びそれに連なる四名の女性)[18] 
管理人注
[1]  洟垂れ娘:(独)Rotznase,(英)snotty girl, snotty slut
[2]  英訳者である司祭はここに「full possession 完全憑依」という語を当てている。「完全憑依したい」と。
[3]  Felicitas D. Goodman著 The Exorcism of Anneliese Michel によると、彼女はある時主治医の一人に「自分は何度も死にたい気持ちに襲われたが、それを実行するためにはあまりにも臆病過ぎた」と告白したそうである。
[4]  Goodmanの前掲書より。〔 〕は管理人。
「アンネリーゼは何故憑霊されたのか、という質問を〔悪霊に〕向けていた時に、その村のことが浮上した。『彼女が呪いをかけられた時、彼女はまだ生まれていなかった。』 一人の女性が嫉妬に駆られてそれをした。彼女は誰なのか?『ライプルフィング Leiblfing で彼女の母親の隣人だった者だ。』 その女性は他の人にも呪いをかけたのか? 頑固な沈黙。ペーターによると、アンネリーゼの両親はこの件を調べようとしたが、その女性は既に死んでいた、ということである。」
また、私達は「呪いをかける」などと聞くと「何と前時代的な」と思うわけだが、現代のエクソシストの一人であるガブリエル・アモース神父の『エクソシストは語る』(エンデルレ書店)によれば、そのような禍々しい事をする人が現代でも決して少なくないそうだ。 (西洋にはサタニズムや黒魔術──同じだが──があるので。)
[5]  彼はその女性が地獄に落ちなかったことが忌々しくて仕方がない。(この後、彼は「残念だ!」を連発する。参照
[6]  ドイツ第三帝国のことだろう。
[7]  テレーゼ・ノイマンのことか。
[8]  1975年10月13日には「俺達は六人だ」と言っているので、このような数は「主要メンバーの数」ではなくて、あくまでその特定の一日における「出席者数」ということか。(どうでもいい)
[9]  悪霊の言葉である。あるいは悪霊は、このような事を言うことで、聖母に対する我々の信頼を壊そうとしているのかも知れない。警戒しなければならないかも知れない。
しかしながら、私がもう一つ思うことは、聖母はそのような事を積極的に「命ずる」ことはおそらく決してないとしても、しかしそれを「許す」ことはあるのではないかということである。おそらく天主の栄光のため、そして人間の功徳のために。天国の意向、天主の深い御旨というのは、時に、人間の頭(理屈)では量り難いようなところがあるものである。(例: 教皇レオ13世教皇様が幻視なさった主とサタンの会話など)
[10]  Goodmanの同書より。
「三人の妹達は全く丈夫だった。しかしアンネリーゼは小児病に対する抵抗力がほとんどなかった。彼女はまだ全く小さな時にハシカにかかった。そしてまだ四歳か五歳の時におたふくかぜと猩紅熱にかかった。小学校の教師はこの繊細な子供を前にして、その年齢にしてはあまりに小さいのを見て、両親にもう一年家に置いたらどうかと提案した。」
[11]  彼が話しているまさにその時が10月である。それを考えると、この言い方はちょっと妙に思える。普通なら「10月」と言わずに「今月」と言うだろう。(どうでもいいか)
[12]  Lohr: Lohr am Main(ローア・アム・マイン)という町(村?)の名ではないかと思う。よく分からないが。
[13]  煉獄の下の方。
[14]  英訳版の「since the beginning」に従って「初めから」としたが、原文は「seit Geburt(= since birth)」である。しかし、誕生から?
だが、上の注で見たように、悪霊は「彼女が呪いをかけられた時、彼女はまだ生まれていなかった」と言っている。彼女は母胎にある時から呪いをかけられ(呪いの本当の目的はアンネリーゼというよりも「ミシェル家の不幸」だろうが)、生まれた瞬間に(信心深いミシェル家が彼女に洗礼を施すまでのごく短い期間に?)憑霊されたということなのだろうか。そうだとしたら、なんとも残酷な運命ではないか。……しかし、アルト神父はアンネリーゼの憑霊のことを「penance possession(償いの憑霊)」と言っている。 私もまた、奥の真実は、アンネリーゼがただ残酷な運命に弄ばれたというより、やはり元々から神の大きな御摂理の内にあったということなのではないかと思う。「この人によって神のみわざをあらわすため」(ヨハネ 9:3)
[15] 「彼」とは、アンネリーゼの父親ヨゼフ・ミシェルのことである。従って「彼の母親」とは、上で言及されたアンネリーゼの祖母のこと。
[16]  アンネリーゼには、幼くして亡くなった(8歳で、腎臓疾患により)一人の姉、マーサがいた。この子もとても信心深い子だったようである。
[17]  Anwesend(= Present): だから「一同」ということでいいのではないかと思う。(次の段落の悪霊達に対する命令は別にして。)
[18]  この括弧内はドイツ語サイトには存在しない。英訳版の中にあるものである。
考えられることは二つか。一つは単純に、本の中にはあるのだが、ドイツ語サイトの制作者が省略したかタイプし忘れたということ。そしてもう一つは、英訳者である神父様御自身が録音テープを聞いたということ。
後者の可能性が高いように思われる。何故なら、目次のページで「両者は多少違っていたりするけれども」と書いたが、英訳版には原本(と言ってもドイツ語サイトのことだが)には見当たらない注釈、録音テープを自ら聞いた人でなければ書けないような注釈があるからである。しかし、司祭としての “責任” というものを考えてみれば、神父様が自らそれを聞いていてもおかしくないどころか、むしろ当然かも知れない。
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