ある日の一言(2007年1月〜)
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内容紹介
ある日に起こった出来事、感じたことを一言書きます。楽しみにしててください。
12月29日
仕事も今日から年末年始の休みに入った。学校も授業が終わり冬休みに入った。今年もいろいろなことがあった1年だった。俺にとって一番大きいのはビジネススクールに通い始めたことである。自分にとって1つの夢が実現したのである。数年前に実行しようとしたが、周囲の反対が多くうまく実現することができなかったが、どうしてもあきらめきれず再度トライした。そして今実現できている。
俺は会社で働くのであれば、ビジネスの仕組みを勉強すべきだと思っている。自分にとっての収穫は、会社の仕組み、ビジネスの仕組みがなんとなく分かってきたことである。
逆にビジネススクールで時間を費やすことで多くのことが犠牲になっている。周囲にはいまだに多くの反対者があり、自分の周りにいくつかの壁も出現してきたことだ。人間関係の問題もある。しかしこれらの問題が出てくるのは当たり前だと思うしかない。自分の周りの壁を乗り越えることができなければ、先に進むことはできない。多くの問題が発生すれば、どうすれば解決できるかを考えてやっていくしかない。最適な答えが見つからなくても、どうにかして先に進む答えを見つけてやっていくしかないのだ。
ある人が言っていた。俺がビジネススクールに行くことに不満を持っている人はいると。過去に博士課程にも行き、そして更にビジネススクールに通うなんて、どこの会社であるのかと。しかしそれは自分の考えでは必要だと思うから計画して実行するのである。ただそれだけだ。博士課程のときにも自分の周りにいろいろな壁が立ちはだかった。自分はそれらをことごとく乗り越えて進んできたつもりである。もしかすると一部は迂回したかもしれないが。そしてそのときにいろいろな経験を積んだつもりだ。今回のビジネススクールで勉強するにあたり、過去の失敗、経験を取り入れてトライしているつもりだが、やはり今は困難の連続だ。
ある本に載っていたが、もし自分が他の人と違うことをするのであれば、必ずそれに反対する人が現れて、必ず壁が立ちはだかる。そこでの考え方は、ありがたいと考えるべきだと書いてある。「自分に反対する人が現れてありがとう、自分の進むべく道に壁を作ってくれてありがとう」、と、逆に自分の意見に対して誰も反対しないのであれば、「何で誰も反対してくれないんだろう」と、そのように考えるべきだと書かれている。この考え方は正しいかもしれない。
そう考えないと壁ができるたびに悩み苦しみ嫌になってくるからだ。最初から壁ができると分かっていればあきらめもつく。また壁ができてしまったか。さてどうしようかと、そこで考えればよい。そうでないと自分の進むべく道を自分で作ることはできない。人から作られたレールの上を走っているだけじゃつまならい。自分の人生だから自分でレールを引いて作っていきたい。
ただやはり自分は一人で生きていくことができないので周囲の強力を得て、素直な気持ちで人に接しなければならない。これが自分の今年の反省点である。
みなさん、いつも普通の家を見ていただきありがとうございました。どうか来年もよろしくお願いします。
12月17日
先週はまた更新できなかった。先々週は月曜から金曜にかけて名古屋と福島に行き、先週は大阪に行っていた。その間にグループワークの打ち合わせも入り、そして先週の金曜日はB2Bマーケティングで中間発表があった。ちなみにNOVAも順調に行き始めて、中国語も独自で勉強を始めるようになった。
つい先日すごいショッキングな出来事があった。詳細は今の時点では書かないが、大いに悩む問題である。子供が不良化してしまったか! 子育ては本当に難しいな。
12月2日
先週は更新できなかった。先々週から先週にかけて仕事、勉強、英会話といろいろあった。先々週は仕事で2日間福島県に行ってきたが、雪が降っていた。途中までは全く降ってなかったが、福島の山中のトンネルを通過すると一面は銀世界で猛吹雪であった。
来週も出張で名古屋、福島と行く。再来週は大阪に出張だ。だから結局仕事の都合で来週は学校をさぼることになった。先週も打ち合わせがあったが出張で行けなくなったので予定を変更してもらった。再来週にグループでプレゼンがあるので共同で資料を作らなければならないが、日程を変更して昼飯を食べながら打ち合わせした。
俺の都合だけで変更すると他のメンバーに迷惑がかかるが、出張が入ってしまったからどうしようもない。つらいな。来週の金曜日も出張だから授業に出れない。ファイナンスの授業はWACCという投資意思決定の手法の勉強をするので本当は受けたいのだが・・・。後日レポートとして出さなければいけないので他の人から聞くしかない。
先々週、先週とテストとレポートの嵐であった。ようやく一段落ついた感じだ。来週は何も無いから、とりあえず出張で学校をさぼっても問題ないだろう。
昨日は日産の副社長の話を聞くことができた。日産の副社長なんてめったに会えるものではないから貴重な機会であった。俺がとっている授業ではないが、前から講演の宣伝を行っていたので多くの人が話を聞いていた。日産は車を生産するときに同期生産という方法を取っている。いくつかの作業工程があるが、部品がその工程にちょうど間に合うように自動搬送機などで持ってくるのだ。その他にもトラックでの搬入、搬出なども、作業工程にぴったり間に合うように持ってくる。つまり同期させるということだ。あと車の塗装をするときにロボットアームを使うが、1台1台の車の色が違っても同じロボットで塗装ができるのだ。すごいな。プリンターみないなロボットだ。車が塗装されているシーンをビデオで見たが面白かった。
話は変わるが、NOVAが復活したのだ。NOVAといってもイーエデュケーションが経営している新NOVAだ。俺の残金をチェックに行って確認してもらったら、かなりの金額が残っていることが分かった。本当かよと、少し疑ったが、ま、いいかと思って話しを聞いた。新NOVAで勉強するには、25%の受講料を払わなければならない。
その仕組みは、もし俺が残金10万円残っていたとして、1ヶ月の授業料が1万円とすると、1ヶ月あたり2500円を負担しなければならない。つまり25%負担というわけだ。ただ7500円分は安くなり、残金の10万円から引かれるのだ。そして残金が0円になるまで、毎月2500円で受けることができるのだ。よく考えてみると、損することはないのだ。俺が以前に支払ったお金の分だけ授業を受けることができるのだ。ただ英会話学校の運営費として25%分は支払わなければならない。うまい仕組みを考え出したもんだ。早く再契約しよう。ちょっとまてよ。
他の英会話学校のHPを見ていたら、NOVA生徒の救済処置の話が書いてある。なになに、ECCの場合は50%OFFで来年3月まで受けれますと、あとジオスは26000円で5ヶ月間受けれますと。や、安いぞ。これは一度話を聞かなくては、ということで早速俺はECCとジオスに行ってきた。
ジオスではスタッフからNOVAのことをいろいろ聞かれた。俺は今までの英語の勉強について話した。今まで4年半英語を勉強していて、レベルは3で、英語の授業で聞き取りができないからヒアリングを中心に勉強したいと。すると、スタッフが非常に驚いて、「レベル3ですか、すごいですね。英語の授業を受けているのですか。すごいですね。それぐらいのレベルですとジオスでは外人講師になりますね。それと、・・・」。
しまった余計な話をするのではなかった。相手が先入観を持ってしまうとよくない。俺の英語能力がどんどん低下しているのは自分自身でよく分かっているからだ。今の能力では正直いって1クラスぐらい落ちても不思議じゃない。結局ジオスでは後日レベルチェックを受けることになった。
次にECCに行ってきた。ECCでは余計な話は全くせずに、今の能力は会話ができる程度ですと、謙虚に話をした。その場でTOEICもどきのヒアリングテストを受けた結果、準中級(中級よりやや下で7ランク中の上から3番目)のクラスに振り分けられた。
ECCは会話のテストがなく、筆記試験でクラスを振り分けるのだ。へぇ、やっぱNOVAと違うな。俺はTOEICが苦手なのだ。正解率は60%ぐらいであった。だから準中級なのか、スタッフはその下の初級と中級の間ぐらいですね、と言っていた。やっぱり控えめに話をして、テストを受けると俺の能力はその程度か。少しがっかりした。
その後、俺はECCの体験レッスンに突入した。さて、ECCの準中級とはどんなもんだろう。俺が受けたときは生徒が5人だった。他にも数人いるらしい。ECCの場合は8人がマックスだったと思う。そして驚いたのは日本人の先生だった。驚く必要ないか。当たり前か。だが俺にとっては違和感があった。日本人の先生から英語を教わるのは何か変な感じだ。
そして更に驚いたのは、生徒が授業中に日本語で話しをすることだ。途中まで英語で言って、後の言葉が続かないときは、「えっと、これ何て言うんでしたか?」、と先生に聞いている。NOVAとは全然違う。NOVAは外人講師だから日本語で聞き返すという感覚が全くないのだ。何て言っていいか分からないときも、「How can I say?」、などと聞くのだ。
ECC、これで本当に英会話の勉強になるのか、恐るべしだ。確かにTOEICの点で判断するのは分かるが、英会話の話す能力はTOEICの点では分からないのだ。正直言ってECCの準中級のレベルは低かった。俺に質問が振られると俺は当然全て英語で、それもかなりスピーディに話をした。周りの空気が変わるのが分かった。
俺がいっぺん通りの自己紹介が終わると、みんなシーンとなってしまった。先生がみんなに質問をするように促すまで空気が固まっていた。何となく場違いなところに俺は来てしまったのかもしれない。自分で言うのはなんだが、明らかに他の人とレベルが違うのが分かった。何人かが俺に質問して、俺は丁寧にその質問に答えた。俺は英語能力をフルに使って話した。
授業終了後スタッフからどうでした、と質問されて俺は、楽しかったですと一言いった。その後、TOEICのライディングの試験を受けた結果やはり正解率は60%であったので、結局俺のレベルは準中級ということになった。やはり英会話とTOEICは違うのだ。
ECCで良かった点は日本人講師だと文法を丁寧に説明してくれるところだ。そこがNOVAと大きく違う。NOVAは基本的に会話重視だが、ECCは文法にも力を入れているのだ。NOVAの外人講師に、文法を質問すると論理的には教えてくれない。ネイティブはこのように使うからこうなんだと、感覚で教えてくれる。俺はこの英語の感覚を勉強するのが好きだったが、論理的に教えてもらうと更に理解度が高くなるだろう。
次はジオスで体験レッスンをやる予定だ。楽しみだな。
11月18日
金曜日はB2Bマーケティングのレポート提出とファイナンスのテストがあった。レポートはキーエンスとインクスのケースを読んで両社の競争優位性をまとめていくのだ。競争優位性というのは、その会社が持っているすばらしい能力のことで、他社との競争に打ち勝つための優位な点ということだ。そのすばらしい能力があるからその会社は伸びているのだ。
ちなみにキーエンスというセンサーを販売している会社の平均年収は、なんと2004年は約1200万円、2006年は1400万円だ。平均年齢が31歳だから、かなり給料がいいのだ。その代わり仕事は超ハードで平均勤続年数も6年である。経常利益率はかなり高くで50%を超えているのだ。す、すごいぞ、どんな経営をしたらこんな会社になるのか。もし興味があれHPを見て調べて下さい。
ファイナンスの授業はテストが3回、レポート提出が1回あるのだが、今回初めてのテストであった。投資をするのにどんな意思決定方法があるのかを記述する問題であった。投資の意思決定方法には、回収期間法、NPV法、IRR法があって、それぞれの特長は・・・、問題点は・・・、図を書くと・・・、てな具合に答えを書いていく。
早い人だと40分ぐらいで書き終えて教室から出て行く。俺の場合は1時間と少しかかった。ファイナンスは基礎科目だからかなりの人数が受講している。正確な人数は分からないが、少なく見積もっても50人はいるだろう。俺が教室を出たときには残り数人ぐらいしかいなかった。残っている人は、ほとんどが日本語を不得意とする外人だった。日本語で答えを書くのだから外人にとっては大変だよな。中国、台湾の人ならまだ漢字を使うから大丈夫かもしれないが、欧米の人にとっては大変だろう。後から1人の外人に話を聞いた。
「テストどうだった?」、
「いや〜、答えを書くのが難しかったですね。書きたい内容は分かるんですけど、うまく日本語で書くのが難しいですね」
と、流暢な日本語で外人は答えるのだ。恐るべし外人だ。こんなに流暢に日本語を話すとは。
彼はロンドン?の某大手コンサルティング会社に勤めていて、まだ正規の学生ではないとのこと。来年の2月にビジネススクールの試験を受けるそうだ。今の身分は研究生とのこと。そして今の授業で単位を取得すると正規の学生になったときに振り替えすることができるとのこと。へぇ、そんなシステムがあったのか。
俺はふといいことを思いついた。そうだこの外人に英語を教えてもらえばいいんだ。今NOVAが機能しなくなっているから英語の勉強がほとんどできてない。まぁ、勉強というよりはただの会話をするだけだが、それでも会話をするのとしないのではかなり違うだろう。その外人に交渉すると快く引き受けてくれた。けど空手部の練習があるから時間が制約されているとのこと、すごいよな空手部にも所属しているのか。いや〜、驚きの連続だ。外人恐るべし。
授業の1つに、企業の経済学というのがあり、その英語版を今期は聴講している。先生の話す英語はなんとか理解できるが、生徒の質問する英語はほぼ100%近く理解できない。俺の力はその程度かと思いたくなるほど理解できない。一緒に授業を受けている日本人は頭を抱えている。前期にその日本語版の授業を取らなかったから、やむを得ず英語版を取らざるを得なくなったとのこと。再来週にテストがあるが、こりゃあ本当に大変そうだ。
来週また2つのレポートを出さないといけない。更にグループワークの宿題もある。それと来週は仕事で2日間出張もある。いろいろあって楽しいよ。そういえば出版社からは連絡がない。どうしようかな。
11月11日
グーグルで「ある日の一言」と検索すると、このホームページの「父親の部屋」が検索できることが分かった。ちなみに「普通の家」と入力しても、ホームページを見つけることができなかった。しかし「ある日の一言」と入力すると、トップページの3番目に出てくるのだ。登録されている件数が1840件でその3番目だ。すごいよな。ちなみにグーグルで「普通の家」と入力すると登録されている件数は、232000件であった。この中のどこかにあるのは間違いないが、探すのが大変だから途中であきらめた。
そういえばヤフーの場合は、「普通の家」の登録件数はどれぐらいだろう。ヤフー検索で「普通の家」と入力すると相変わらずトップで出てくる。この場合、登録されているのが、なんと404000件だ。そのトップだから更にすごいよ(すごいと思っているのは俺だけかもしれないが)。前にも書いたが、この検索の仕組みはいったいどうなっているのだろう。謎だ。
俺はまた一つ新たな企画を考えている。前から考えていたことだが、本を書こうと思っている。前から本を書きたいと思っていたがネタが揃ってなかった。本を書くには原稿が必要だ。
俺は今まで、この「ある日の一言」をだらだらと書いてきたが、ある程度本の下書きを意識して書いてきたのだ。この「ある日の一言」は、いろいろなテーマを混在して書いているので、このままでは本にならない。原稿としても不十分である。下書きとしてすっきりとまとめて、テーマを絞って更に深く書けば、ある程度本らしくなるのでは、と考えている。
先週俺はある出版社に問い合わせした。俺の書いた「ある日の一言」の中から本として書けそうなテーマを5つに絞り、このテーマで本を出したいと、連絡をした。ところが出版社からは何の連絡もない。1週間経っても何の音沙汰もない。俺の書いたテーマがあまりにも当たり前すぎたのか、それとも俺のメールがうさんくさいと思ったのか、あるいは忙しくて連絡できないのか、それとも本当に検討しているのか・・・。これも謎だ。
本を書いて出版するというのが、本当にできるかどうかは分からないがトライしてみる価値はある。やり方が分からないので、今いろいろと調べているところだ。これまで雑誌に投稿して掲載されたことはあるが、1冊の本にしたことはない。昨日の日経新聞でこんな記事が出ていた。自主出版で本を出したが、出版社との契約で莫大なお金を騙し取られた。俺はそうならないように気をつけよう。
11月4日
金曜日はB2Bマーケティングという授業があり、インテルのレポートを出した。B2Bというのは、BUSINESS TO BUSENESS つまり、ビジネスからビジネスへ、ということで製造業で製品を作り製造業に出荷するという意味である。インテルはマイクロプロセッサを作っているが、マイクロプロセッサはインテルからパソコンメーカーに出荷されるのだ。つまりB2Bだ。これに対してB2Cというのがある。BUSINESS TO CONSUMER でビジネスから消費者へ、ということで製造業から一般消費者に向けて作る製品ということで、これはパソコンや、家電など我々が身近で使っている製品である。世の中のほとんどの企業がB2Bである。
レポートを書くのにインテルのケースをまず読む。ケースというのは企業で起こった事例をまとめたもの、あるいは歴史をつづったものである。ケースを読むとその企業での内情が分かるのだ。いろいろな大学でケースは書かれている。俺が読んだインテルのケースはハーバード大学で書かれて、慶応大学で翻訳されたものだ。いろいろな企業のケースが出ているので読むと勉強になるのだ。ちなみに購入はインターネットで簡単にできる。慶応大学の場合は、ここです。ちなみに英語ですが、ハーバード大学の場合はここです。
インテルはDRAMという半導体の記憶装置を創業期の頃作っていた。メモリーというものだ。そこからDRAM事業を撤退させて、マイクロプロセッサというチップを作り始めた。ぞくに言うCPUというものだ。インテルがマイクロプロセッサ事業を成功させた理由はいろいろあるのだが、その中でIntel Insideというおもしろい戦略がある。
パソコンを買うとIntel Insideというシールが張られている。つまりこのパソコンにはインテルのCPUが使われてますよ、という証だ。消費者にとってパソコンの中にどのメーカのどんな部品が使われているのか分からないが、インテルの戦略は、このパソコンの中にはインテルのCPUが入っているので処理速度が速いですよ、とアピールするのだ。今ではテレビの宣伝でもIntel Inside(インテル入ってる)が使われているので、パソコンの中にどこのメーカのCPUが入っているかを消費者がチェックするのが当たり前になっている。
けどインテルがこの戦略を始めたころはIMBやコンパックは抵抗してロゴを貼り付けることができなかった。もともとインテルはロゴを貼るかわりにパソコンメーカに宣伝費の一部を戻して、パソコンの売り上げを伸ばすのが目的であった。ところが大手のパソコンメーカは、パソコンの機能はCPUによるものではなく、自社のパソコンだからこそ高性能なのだと強く抵抗したそうだ。しかし世の中の流れは、インテルのロゴが張ってあるパソコンを消費者が求めるようになったのだ。結局、IBMもコンパックもインテルのロゴを貼り付けざるをえなくなったということだ。
他にこのような製品があるのか? 例えばテレビの場合、このテレビの中にはこのような部品が入っているから綺麗に映り音声がいいのだと。あるのかな? 俺は聞いたことがない。マイクロプロセッサというのはパソコンの中に組み込まれているから消費者にとって目にしない部品だ。それをあえてインテルはアピールしたのだ。テレビの場合、亀山モデルというのがこの戦略に近いかもしれない。亀山という三重県の一地方をブランド化したのだ。シャープの亀山工場には最新鋭の設備が導入されているから、ここで作ったテレビは他のテレビよりもはっきり、くっきりと画像が映りますよ。だから買ってくださいと。家電屋に行くとテレビ売り場には、亀山モデルのテレビです、とアピールしている。
ケースを勉強するとそれぞれの企業の成功事例、失敗事例が書かれているので勉強になる。俺はケースと論文は少し違うと思う。企業で起こったことをつづったのがケースで、論文は論じる文ということで事実に基づいた事例とそこから分析した著者の考えを織り交ぜて書いた文だと思う。
2週間後にはまた別のレポートを出さなくてはならない。今度はキーエンスとインクスの競争戦略だ。頭が痛いな。早めに準備をしなくては。
10月28日
先週は火曜から木曜まで仕事で岡山に行ってきた。岡山はかなり暑かった。首都圏も暑かったらしいが。
金曜は学校のゼミで発表しなければならなかったので資料は先週ほとんど作り上げていた。しかし、土曜日に提出するレポートが出来てなかったので授業をいくつか出ずに作成しなければならなかった。今期の授業は正式に取ったのは5教科で、あと5教科は聴講することにした。
それは会社の仕事が多くなってきたからだ。前期の授業のときは正直言ってこのまま仕事と学業を続けられるのか悩んだ。胃も痛くなってきた。普段仕事をこなして週末に学校に行って授業を受けるだけであれば問題ないのだが、両方とも負荷がある。仕事は仕事時間にするが、学校に行っている間は授業を受けるだけで精一杯で宿題、レポートをする余裕が全くなかった。あいた時間はグループ発表の為の打ち合わせが入るのだ。
他にもNOVAで語学を勉強しているがそんなの大した時間ではない。勉強したとしてもたかだが1日40分だけだ。それよりも学校で指示された宿題、教科書を十分に読む時間は長時間必要となる。集中力もいる。忍耐力もいる。俺はおそらく集中力が欠けているので、長時間同じことを継続するのが苦手かもしれない。長時間だらだらとするなら得意だと思う。だからNOVAも4年以上も通い続けることができているのだと思う。
俺は時間の使い方が本当に下手だと前期は悩んだ。おそらく時間はあるのだが上手く集中して使えないのだと思う。本を読んでもうわべだけ読むふりをしていて実際には頭に入ってこないのだ(まぁ、俺にとって専門用語が羅列していて、内容が難し過ぎるというのはあるが)。それから考えるとNOVAで勉強するというのは決まった時間に1日にたった40分だけ行くだけで、多少なりとも語学ができるようになっていくのだから本当に効率的だと思う。
夏前頃からなぜか俺の仕事がどんどん増えてきて、学業とのバランスが取れなくなってきた。仕事は仕事、勉強は勉強だと俺は割り切っている。俺は週末の学校で勉強が忙しいから仕事を減らしてくれなんて死んでも言えない。そんなこと言える立場ではない。そんなこと言ったら、「だったら最初からそんなの分かってるんだから学校に行くな」、と言われるのがおちだ。
同じことをビジネススクールの人も言っていた。その人は中小企業の社長で年配の人だが同級生である。その人は、「勉強が忙しくて仕事ができないなんて言ったら社員に顔向けできない」、と言っていた。すごいよな。心の底から思えるのならすごいよ。
だからいろいろ俺なりに考えて仕事と勉強を両立させるには、正式に受ける授業を減らしてレポート、宿題、グループ発表の負荷を減らすことだ。そして他の授業は全て聴講で受けるのだ。そうすれば勉強したい科目は受けることができるのだ。そして今回の出張のケースのようにレポートや発表資料が作成できてなくても、正規に取ってない授業を出ずに作業すればいいのである。
本当は取得単位数を増やして徹底的に勉強したいと考えていたが、実際に授業を受けると全てを完璧にやるにはかなりの時間を要することが分かった。くやしいけど前期のやり方をやっていると仕事も学業もできずに、胃にまたポリープができる(もうできているかもしれないが)。
これからビジネススクールで勉強しようと思っている人、覚悟して来てください。大変ですよ。テストの点が悪いと卒業すらできない。正直言って俺は前期はあまりいい成績ではなかった。どちらかというと悪い成績だった。何度も書くが時間の使い方が俺は下手なのだ。どんなに忙しくても上手く時間を使う方法はあるはずだ。
話は違うがとうとう俺の行っているNOVAとも連絡が取れなくなった。閉鎖か休講か? テレビでは社長が解任されたと出ていた。やはりスタッフにも講師にも給料が支払われてないらしい。さて、これからどうなるのか。
超大手のNOVAがこうも簡単に倒産するとは1年以上前に誰が考えていたか。そう、企業は簡単に倒産するのである。サラリーマンは倒産の危機というのをほとんど考えたことがないかもしれないが、経営者は常に企業は倒産するものだと考えているそうだ。考えてないのはサラリーマン社長ぐらいかもしれない。なんて俺も企業の倒産なんて考えたことはなかったが、学校の授業で赤字経営が続くと倒産するというのを勉強したのだ。
NOVAのスタッフの話を聞くとかなり悲惨だ。前回書いた「金返せ」事件は俺は近くで聞いていて現場の先端で働いている人は本当に大変だと思った。俺がスタッフだったらどう対応しただろう。あやまるしかないだろう。今回の不祥事も結局経営者が今まで決めてきたことが発端で起こったのだからそんなの末端の自分に言われても知るか! という気持ちになるが、客から、「土下座してあやまれ」なんて言われたらどうだろう。俺は近くで聞いていただけでもかなり嫌な気分になった。机はバンバン叩いてくるし、「お金が返せないのなら、そこのレジの金を出せ」とも言っていた。もう無茶苦茶だ。はっきり言って器物破損に恐喝だ。本当に修羅場だった。あとからスタッフが言ったのは、早く今の状態から抜け出したい、この経験をしたらどんな仕事でも出来ると。
企業は倒産する。俺はその現場を近くで見た。NOVAはこれからどうなるのか。俺はこれから授業を受けることができるのか。
10月21日
大学は創立125周年ということでいろいろなイベントが行われている。宮崎県の東国原知事が講演していたと他の人から聞いた。彼もここの卒業生らしい。ちょうど今日21日が125年目とのことで盛大なイベントが開催される。世界各国から大学長が集まり会議を行うとのこと。また電気自動車のバスが本校と分校を結んで走る。学生のパフォーマンスや卒業生を招待した記念行事も行うとのこと。俺にとって日曜日は唯一の休みだから行く気力がない。それよりも来週の金曜日にゼミで発表があり、土曜日にはレポートを提出しなければいけないので資料作りをする。今回の課題はそんなに難しくはないが、来週数日間出張が入る予定なので早めに準備をしなくては。
話は変わるが、先日ある修羅場を見た。NOVA騒動だ。NOVAの中で女の人が、「金返せ!金返せ!」と騒いでいて警察まできていた。俺は授業を受けていたが、どうしてもそちらが気になって授業に集中するどころではなかった。詳しくは、・・・
10月14日
先日電車の改札機の故障があった。ちょうど大学に行く日に起こった。俺はいつもJRを使うが改札が素通りでその日の朝は無料で電車に乗ることができた。更に地下鉄も私鉄も使用できなくなったそうだ。ということは首都圏であればどこでも無料で行き来できたということだ。大打撃だよな。日本信号大丈夫か!
首都圏のJRはIC入りのカード(SUICA:スイカという名前なのだ)が定期券になっている。改札を通るときはそのカードを改札機の入り口のある部分にタッチさせると、ドアがスッと開いて通り抜けることができるのだ。バスも私鉄もJRと提携していて同じカードが使える。
バスも乗車するときにそのカードを同じようにタッチさせると、お金がそのカードから引かれる仕組みになっている。そのスイカカードはお金を貯めておく機能を持っていて、定期の仕様範囲を超える駅で乗り降りするときも勝手に計算してくれてお金を引いてくれるのだ。非常に便利である。
更にこのカードは地下鉄と私鉄も使えるのだ。首都圏の電車は複雑に入り組んでいて地下鉄、私鉄はお互いに乗り入れている。だから東急電車に乗っていても気がつくと地下を走っていて、降りて改札を通るとそこは東京メトロの地下鉄になっているのだ。
少し前にパスモというカードが出た。これはJRのスイカに対抗して私鉄グループが出したカードで、バス、地下鉄、私鉄、JRで使用できるカードで、スイカと同じように定期券機能とお金を貯める機能がついている。更にカードに貯めているお金が不足すると通帳から自動的に補完する機能もついているらしい。すごいよな。俺はたまにお金が不足していて、改札を通り抜けようと思ったら、バタンとドアが閉まって後ろの人に迷惑をかけてしまう。
当たり前のようにICカードを使っているが出張で首都圏から離れると、その便利さに気がつくのだ。そうそう、あとバスカードというのがあって、バスを利用する人が使っているのだが、東京、神奈川、埼玉、千葉のほぼ全てのバスに使用できるのだ。おまけにチンチン電車も乗れるのだ。
俺が今でも悩んでいるのは大学に行く経路だ。俺はいつもJRとバスを使って行くのだが、他にも地下鉄、私鉄を使って行くことができる。また時間はかかるがチンチン電車に乗っても行くことができるのだ。いったいどの経路が一番早くいけるのか。もちろんインターネットで検索してどの経路が一番早く一番安く行けるか調べて今の方法を選んだのだが、実際に使っているとそうとも限らないことが分かった。つまり時間帯や曜日によってはバスの走っている量や電車の走っている時間の間隔が違うのだ。更に地下鉄と、バスで降りた後に学校まで歩く時間も関係してくる。帰るときに大学の校内でどこにいるかによっても違うのだ。いろいろ考えるとどれが一番早いのか分からない。
10月8日
10月になった。暑くもなく寒くもなくだいぶ過ごし易くなってきたな。
先週からビジネススクールの秋学期が始まった。9月入学の新入生も入ってきて、学内も再び活気が戻ってきた。9月入学は外人が80%以上占めているから、あちらこちらでいろいろな外国語が飛び交っている。よし今期は外国語の授業でも受講するか、と意気込んでみたものの俺の能力でどこまでついていけるか・・・。とりあえず”お試し期間”の間に一度受けて確認するか。
世間は3連休だが、そんなのビジネススクールには関係ない。今は授業の”お試し期間”でみんなどの授業がいいか、なるべくたくさん受けて自分の勉強したい科目を探すのだ。金曜日の授業ではなんと60歳ぐらいのおじいちゃんが授業を受けているのを発見した。す、すごいな。もしかしたらどこかの大学教授かなと思っていたら、とある大手企業名を。まさか社長じゃないよな。話す機会があったら確認してみよう。
9月23日
先週の日曜日は多摩テックにでかけた。多摩テックは東京の八王子にあって家から40kmぐらいの距離にあるのだ。なんだ近いじゃないか。これなら1時間ぐらいで行けるだろうと思っていたのが、かなりあまかった。ちょうど連休の中日ですいていると思っていた道路がかなり混んでいて、行くときは約3時間ぐらいかかってしまった。
その日は1日中天気がよくて俺達は上から下まで汗びっしょりになりながら、ゴーカートに乗ったり、観覧車に乗ったりして楽しんだ。多摩テックにはミニバイクという乗り物がある。俗に言うポケバイ(ポケットバイク)という乗り物で俺が子供の頃、はやっていたものだった。マサキと、ショウヤはヘルメット、ひざ・腕パットを取り付けて乗った。
マサキは余裕でバイクの運転ができたが、ショウヤは周りの壁に激突してうまく乗れない。ショウヤと同じぐらいの女の子はふらふらしながら乗っている。「ショウヤ、頑張れ。ショウヤは3歳から自転車に補助輪なしで乗れるようになったじゃないか。」
ミニバイクは普通のバイクと同じでアクセルスロットとハンドブレーキがあるが、ギアーチェンジはできない(原付みたいなものだ)。ここのルールでは3歳以上で自転車に補助輪なしで乗れる子であればこのミニバイクに乗れるのだ。今回多摩テックに来た目的はこのバイクに乗ることであった。
ショウヤは仮面ライダーを見ていてバイクにどうしても乗りたいらしい。かなり前からミニバイクに乗るのをすごく楽しみにしていた・・・。しかし現実は厳しかった。マサキや他の子供達はゆうゆうとコースを何周もまわっているのだが、ショウヤだけは練習コースで壁に激突しながら、スタッフのお姉さんに教えてもらっている。そのうちにショウヤは下を向いて元気がなくなっていった。何度トライしてもダメなのでお姉さんもあきらめてショウヤに座って待っているようにと指示したみたいだ。「ショウヤ残念だったな。あれだけ楽しみにしていたのに。また機会があったら頑張ろうぜ。」
暑い中帽子もかぶらずに歩き回っていたので、夕方近くになると俺はくたくたになってベンチで休憩していた。子供達は元気で遊び回っている。やっぱり違うな。俺も体を動かさないと、”ぐうたらおじさんになってしまうぞ”、と思っていたが体がゆうことをきかない。朝は猛烈に気力があるが、歩いていても体力が続かないのですぐに気力がなくなってくる。ダメだな〜。
結局俺は夕方一足先に車に戻り帰る準備をしていた。しかし妻と子供達はなかなか戻ってこない。元気だよな。閉園時間を過ぎてもまだ乗り物に乗ってるらしく、俺のところにメールだけがやってくる。早く帰ってこいよ。俺はもう早く帰りたいんだよ〜。あと俺は帰ってから仕事の準備があるんだよ〜。明日の朝礼のスピーチの準備をしなければならないんだよ〜。
そして30分ぐらい過ぎてようやくみんな戻ってきた。帰り道は予想通り行き以上に渋滞していた。多摩川沿いの通り、県道と渋滞を避けようと動き回ったがどこも混んでいる。そこでナビを駆使して細い道を探して渋滞を避けながらぐるぐる走りまわり、結局2時間30分ぐらいかけて家にたどり着いた。疲れたな。あと今日は本当に暑かったな。けど遊びに行くと体も心もリフレッシュされるからいいぞ。
話は変わるが、先日久しぶりに大学に行った。夏のゼミがあったので参加したのだ。大学内はまだ夏休みで人がまばらであった。この日はゼミの先生の主催している研究会の公開講演があった。講演者はあの有名なIBMの北城格太郎氏だ。俺は初めて目の前で”なま北城”を見た。日本IMBが低迷したのを立ち直した人だった。元社長で今は最高顧問という立場にある。日経新聞でもたまに北城さんの名前を見かけることがあるぐらい有名人である。
講演会の内容で、大学生の頃の話をする中でゼミの先生の話が出た。ゼミの先生とは同級生で、慶応の経済工学出身とのこと。ゼミの先生は秀才でクラスでもトップ3ぐらいに入っていてノートがいつもきれいに整理されていたらしい。そこでよく北城さんは先生のノートを借りていたそうだ。だから今回の講演も先生から依頼されたときに、そのときのことがあってどうしても断れなかったと話されていた。
そして昨日も大学でゼミがあった。そのとき先生は北城氏の話をいくつかされていた。「当時北城が大学で担当教授に言われたのが、”これからはコンピューターと英語を勉強しろ”、と。彼はその2つを一生懸命に勉強して、IBMで非常に役にたったそうだよ。もし今だったら何を勉強したらいいだろう?」
う〜ん、ゼミ生はみんな悩み始めた。何だろう。俺は心の中で英語以外の外国語かなとふと浮かんだが、他のゼミ生がすかさず、「中国語かな」と言った。先生も「そうだね。もしかするとインド語なんかかもしれないね」。他のゼミ生が、「インド語ですと、ヒンズー語や○○語やいくつかありますね・・・。」
この問題に関して特に結論が出なかったが、はたして今後10年間で必要になるのは何だろう? そして今やるべきことは何だろう? 当時はコンピューターと英語を勉強するなんて、そんなの今の日本には全く必要ないよ、という状態だったらしいが、北城さんは勉強したらしい。当然他の学生も何人か聞いていたと思うが彼だけが徹底的にやり遂げたということかもしれない。そして「コンピュータと英語」と言ったその教授の先見の目があったということになる。
9月7日
台風が昨日の夜中に首都圏を通り過ぎていった。朝電車で多摩川を通ると川幅が2倍になっていた。俺は始めてこんな光景を見た。堤防には消防らしき人が監視している。いつもは運動場や野球場が多摩川の堤防下に広がっているが大雨で全て沈んでいた。
そういえば橋の下の住人はどうしたんだろう?よく見るとブルーシートが流されている。うっ、もしかしたら住人も流されてるのでは? 会社についてウエブを見ると多摩川がすでに危険水位を超えたと書かれていた。そして30人ぐらいが多摩川でヘリコプターに救助されたと書かれていた。その中には野球場のフェンスにつかまっていて助けられたもの、猫と一緒に流れ木につかまっているのを助けられたもの、また行方不明者3人とも書かれていた。
俺は多摩川がこれだけの水位になったのを初めて見たから本当に驚いた。堤防から野球場までの間の半分ぐらいはすでに沈んでいた。あとから話を聞くと、水位が上がったために電車もストップしたそうだ。過去に多摩川の堤防も決壊したことがあるらしいが、堤防の高さは神奈川県側が低くなっているらしく、川崎にまず水が流れ込んでくるとのこと。怖いな。
数年前にモデルで撮影したときの写真をウエブで見つけました。ここです→@ A B。プロのカメラマンはやっぱり違うな。
9月2日
ビジネススクールの夏休みは長い人で2ヶ月、短い人でも1ヶ月はある。夏には集中講義やオープン科目などの語学の授業が行われているが、全くそれらの授業をとらない人は2ヶ月休みがあるのだ。その間みんないったい何をするのか?
あるフルタイムの学生で企業派遣で来ている人は、2年間会社に顔を出さなくていいらしく自由に時間を使っている。その人は3月に結婚したが忙しすぎて新婚旅行に行ってなかったので、北欧に新婚旅行に行くと言っていた。自分のような普段仕事をして金、土曜日に学校に行っている学生は、もちろん会社で仕事をする。
企業派遣で来ている人でフルタイムの学生でも、なかには夏休みの間だけは会社に戻る人もいるらしい。やはり2年間も仕事から離れると仕事の感覚がかなり鈍るのだ。
留学生は自分の国に一時戻ったり、またインターンとして働いたりする人もいる。またMBAの学生で会社を辞めて学校に来た人は、「久しぶりにこんな長い夏休みがあるから有意義に使おう」、ということで海外で語学勉強したり、なかには正規の短期留学として海外の大学でに行くケースもある。
プログからの情報だが、ある人はフランスのリヨン大学に3ヶ月間交換留学に行くと書いてあった。正規留学として行く場合は、向こうで単位をとるらしい。我が大学は海外との交流がかなりさかんで、20〜30校ぐらいの海外の大学と交換留学を行っているらしい。大学も超有名なハーバード、北京大学、精華大学、モスクワ大学などがある。おったまげたな。
あまり話をしたことはないが、一緒に授業を受けた人の中に台湾大学出身の人がいたが、その人は英語、日本語がペラペラであった。もちろん中国語もペラペラである。すごいよな。
先週ある台湾人のお客さんが会社にきた。その人とは昨年ドイツを一緒に回ったが、その人に中国語を勉強していることを言うと、「中国語よりもっともっと英語の勉強をしたほうがいいですよ! 英語は世界の共通語ですからね」 と、俺の英語コミュニケーション能力が不足しているところをついてきた。やはりいまいちなのだ。確かに俺も話してそう感じた。以前ドイツを一緒に回ったときのほうが英語がスムーズに話せた。やはり英語の能力は落ちているのだ。何とかしなくては。
ビジネススクールに行くようになって、語学勉強の時間が取れなくなっているのは確かだが、けど俺なりにNOVAでは勉強を続けているのだ。俺のルールとしては、英語は1週間に2回、中国語は1週間に1回、ドイツ語は2週間に1回NOVAで勉強しようと思っている。ただ思っているだけで実際は仕事や出張で行けない場合が多い。あと中国語を勉強する機会としては、大学にはアジアの留学生が多い。だからなるべく勇気をもって留学生に話しかけようとしているが・・・。
8月25日
マネージメントゲームのレポートは提出ギリギリの盆休み最後の日に気合を入れて作成した。2週間も余裕があったので楽勝で作れると思っていた。お盆に実家に帰ったときにゆっくり作成しようと思っていたが結局できなかった。実家に帰ったら予定がびっしり詰まっていて、墓参り、海水浴、バーベキュー、プール遊びなどでほとんど作業ができなかった。それでも提出期限が決まっているので川崎に戻った後、集中力が発揮できて完成することができた。期限が決まっていて明日までになんとかしないといけないという場合は、それなりの力が人間には発揮できるものだ(みんな経験があると思うけど)。ちなみに人材組織という授業の中で、この手の「ヤル気を出すには」という内容の講義があった。結構おもしろいぞ。本もけっこう出ていると思うので読んでみては。
とりあえず予定日までに作成して、メールで先生に提出した。その後ペーパーでも2部提出しなければならなかったので、昨日仕事が終わった後に学校に行き提出してきた。ようやく終わった。
その先生からメールが入っていた。別の授業(経営と技術)で提出したレポートの優秀レポートを10名公表したので見るようにとあった。おっ、すごいな、驚くべきことに俺も選ばれていたのだ。他のレポートと見比べると、他の人のレポートは内容が充実していてグラフもたくさん書いてあり枚数が多い。俺よりかなり優れているんじゃないの。けど分野が違うからあまり内容が分からないのだが。
まぁ、選ばれたことは俺にとっていいことだ。よかった。レポートを作成したかいがあったというものだ。ただ確かこの授業の期末試験は勉強できなかったから、いい結果じゃないだろう。だからそれを考えるとプラスマイナスゼロだ。
話は戻るが、お盆の期間はいろいろと行ってきた。まずは自分の実家である三重県に行きメインである墓参りに行ってきた。そして次に妻の実家の名古屋に行ってきた。そうそう、なぜ墓参りがメインかというと、数ヶ月前に見た夢の中にご先祖様が亡霊となってでてきたのだ。それもかなりリアルに今でもよくその夢を覚えている。
自分が子供の頃遊んでいた母の実家である三重県鳥羽市の古い家にいた。そこの2階の窓から外を眺めると、左手に防空壕があるのだが、その防空壕から数メートル上の空中を5〜6人ぐらい人が浮いているのだ。見るからに死人で目をつぶっている。
よくみると先頭が数年前に亡くなった祖父で、その後に着物を着た人達が並んでいるのが見えた。じっと見ていると、突然彼らに魂が宿ったかのように動き出したのだ。ただその動きは生きている人ではなく、操り人形のように手足がてんでばらばらに動いている。もしかしたらこの人達はご先祖様かも・・・。そしてふわふわと空中を漂いながら、自分の目の前を通り過ぎていくのだ。そのときに祖父と目が合ったかどうかは覚えてないけど、通り過ぎた後に、すぐ目が覚めた。そして思った。墓参りに行かなくては。なぜそう思ったのかは分からないが、直感的に感じたのだ。ここ数年墓参りに行ってないのだ。こういうことがあり、今回はなんとしても墓参りに行かなくてはと思ったのだ。
名古屋では犬山モンキーパークのプールに行ってきた。妻の母と兄夫婦と兄の奥さんのお姉さん夫婦と子供達で全員合わせると12人である。プールはけっこうおもしろい。流れるプールにスライダーに子供たちが遊べる場所にといろいろそろっているのだ。おまけに世界のサルも見れるのだ。ここはかなりおすすめである。他に遊園地もあるのでプールから出て遊びにいくのもいいかもしれない。ぜひまた行きたいものだ。今度行った時はサルをじっくり見たいな。
8月5日
学校では夏の集中講義が3日間ぶっ通しで行われた。マネージメントゲームといって仮想の会社を各チームで作り、5年4期で事業の拡大を競うゲームである。毎期の設備投資、広告費、研究開発費、セールスマンの採用、工場の設置など予算内で計画し、コンピューターが計算を行いシュミレートして結果を出していくゲームである。
ゲームには増資や借入金などありかなりリアルにできていて、6人のグループで財務状態を見ながら考えていくのである。この授業の内容を細かく書くと複雑で俺もいまだにルールを理解できないところがあるので詳細は書かないけど、会社が赤字になり倒産させるとゲームオーバーで負けとなる。そして他のチームが争っているのをボッとして過ごさないといけない。
結局我がチームは最初から飛ばし始めて借入金を大量にし、工場を多く建てて始終売上高はトップであった。利益率は他には負けたが黒字経営で終えることができた。他のチームはお金をショートさせてペナルティになっているところが多かったが、我がチームは財務に詳しい人が多かったのでぎりぎりのラインですり抜けて優勝することができた。
俺の反省点は、ゲームの最中に意見があまり言えなかったことであった。みんなは、専門用語をバンバン使い(例えば、総資本回転率、自己資本比率、税引前当期利益など)、ここで今お金を借りないと、○○千万足りなくなるからショートするとか、自己資本比率があそこのチームは低いからどうだこうだとか、計算機をマシンガンのように叩きながら言いあっているのだが、俺には理解できない部分が多かった。本当に勉強不足だ〜。
チームはMBA、MOT混合で行う。もちろん俺は技術系のMOTだがMBAの連中はめっぽう数字に強い。ビジネススクールに入る前に常に仕事でやっていたからか、学部が経済、財務系だったからなのか分からないが、俺のようにたかだが授業で4ヶ月やった財務知識程度だと理解ができない。名称は分かるが意味まで頭に入ってないのである。つまり総資本回転率が高いというのはどういう意味なのかというのを理解できてないのである(もちろんテキストを見れば分かるが・・・)。ところが他のメンバーは意味が理解できているから、数字はこれぐらいに抑えないとダメだとか瞬時に判断してしまうのだ。おったまげたな〜。
それとチームメンバーが6人いると、だいたい3つのタイプの人間に分かれることが分かった。自分の意見を強力にアピールして、なんとしてもこのやり方で進めたいというタイプの人間と、意見を聞いてよければ賛成するタイプと、どちらでもよいタイプに分かれる。強力に意見を言うタイプはお互いにぶつかりあい意見を譲らない。どちらでもいいタイプは結果的に強いパワーで言ったほうに流れる。意見を聞いて賛成するタイプはお互いの意見を聞いてボツボツと発言する。
俺はこの関係が勉強になった。当たり前かもしれないが実社会もそのような関係になっているのだと思う。いろいろなタイプの人間がいる複雑な会社だとなおさらごちゃごちゃになる。
この授業は今期最後だったので終わった後に打ち上げをやった。するとやはり同じような話題がでてきた。あの人は意見が強力だとか、あの人とチームを一緒に組むとやりにくいとか、特に外人の場合はどうだこうだとか。
あまりここで書くのはよくないかもしれないが、ある人は英語の授業をとっていて、グループ発表も当然英語で行うわけだが、そのグループワークの打ち合わせについて不満を爆発させていた。まず欧米系の人は日本語を覚える意志が少ない。だから全て英語の授業をとっているらしいが、せっかく日本に来ているのだからやはり日本語を覚えて帰ってほしいとか。それと打ち合わせで、翌日グループ発表があるにも関わらず、彼らは自分の意思を押し通して他の人にまったく意見を譲らない。だから時間がどんどん過ぎていき作業がほとんど進まない。更には日本人は最終的にはおれる(自分の意思をまげる)のを知っている為、徹底的に彼らは意見を貫き通す(全員がそういうわけではないと思うが。ある意味すごいかも)。
その人は、英語のグループワークのときに欧米系の人とは組みたくないとのこと。まぁ、そこまで言うのは極端だが、確かに欧米系の人はイエス、ノーをはっきりという。それは欧米系だけでなく日本以外のアジアの人も同じだ。逆に日本人ははっきりと物事を言わないからイエスかノーか分からない場合が多いとある留学生が言っていた。
俺はいろんな人からいろんな話が聞けて本当に勉強になった。違う環境で育った人と一緒にグループワークをすることは本当に勉強になる。それも会社のように利害関係がないのでみんな本音で意見をぶつけあう。
いずれにせよ全ての授業が終わった。あとは今回のマネージメントゲームのレポートを再来週までに書くだけだ。それと9月にゼミが数回ある。来期の学期は10月から始まるから、それまでこれまでの復習をやらないと・・・。
7月29日
マーケティングのグループ発表がようやく終わった。今回はみんなで発表することにした。とりあえず先発は俺でNOVAの現状を報告して、途中の新規プラン、試算は他の人が説明してくれた。最後のまとめも俺が発表することになった。最後のおまけにNOVAの社長と2ショットでとった写真を出して、コメントをちょこっと付け加えて多少笑いをとって終了した。いくつか質問があったが、他のメンバーがうまく答えてくれた。今回の資料はなかなかすばらしい出来栄えとなった。
レポートの提出が金曜日にあったが、それもなんとか前日の夜までに作り終えた。他のメンバーはまだ完成してないということでマーケティングの授業終了後作っていた。あと経済性分析のレポートをこのHPを更新する少し前に作って先生にメールで送った。締め切りが明日の月曜の午前中だから問題ないのだ。さて、残り2つのレポートを来週中に出さなければならない。それと、夏休みの集中講義が水曜日〜金曜日にあるのだ。この3日間は1日中同じ授業がぶっとおしでやるのだ。おそらくその授業も最終的にはレポートを提出しなければならないだろう。さてあともうひとふんばりだ。
金曜日の夜はマーケティングのグループのメンバーと打ち上げをした。その中の1人はとある大手企業の広報担当部門で働いているのだが、そのグループの海外の広報をたった2人で担当しているという恐るべき事実を知った。彼の働いている企業は誰もが知っている超大手である。彼らの下で働いているのは派遣社員だそうで、正社員は2人だけとのこと。全世界に何百社とあるのに本当にそれで何とかなるのか? そしてなんとTOEICを960点もとったという事実を知った。すげぇよな〜。ほぼ満点じゃないか。彼はアメリカの大学を出てるらしいが、それでも960点はすごいよ。普通は取れないぞ。
7月22日
とりあえず4つのテストが終わった。土曜日は5科目の授業があったが朝の9時から18時まで、ほどんど何かを書き続けていた。終わった後、ある人は腱鞘炎だと騒いでいた。普段そこまで字を書くことが無いから今回のテストは久しぶりに疲れた。あとは来週までに提出するレポートが2本とグループ発表が1件残っている。それと翌翌週に提出するレポートがあと2件、同時に3日間ぶっ通しの集中講義も残っている。前も書いたが時間を本当にうまく使わないと消化できない。全てを完璧にすることは今の俺の状態では無理だ。決められた時間内でどれだけ精一杯できるかが勝負だ。だからテストのできばえは聞かないでほしい。・・・。 成績は悪そうだ・・・。あと簿記3級を6月に受けたが、結果は・・・。(天の声:だいぶ苦労しているみたいだが、おまえだけが苦労しているわけじゃないんだぞ。みんなそれぞれ大変なんだよ。お前の様子を上から見ているとおもしろいぞ。それと簿記3級もスベったか。ハハハ。それとまてよ、何か書き忘れていることはないか? 天の声は何でも知っているぞ。これを読んでいると、「大変だ、大変だ」、ということしか書いてないけど、アルコールを飲んでいるのをワシは見たぞ! なんでそのことは書かないんだ)。
そうそう、テストが終わった後にMOT総会というイベントがあり、飲み食いしたんだ。もちろんお金は自費で。卒業生、在校生、教員が出席した総会が年1回あって交流会が行われた。そのときの酒は本当にうまかったよ。
7月15日
最近久しぶりに雨が降り続いている。台風の影響があるのかもしれないが、たまには雨が降らないと夏必ずどこかで水不足がでてくる。当たり前だが水を貯めているダムのあるところで降ってくれないと困るのだ。
台風の影響で飛行機の欠航や高速道路の通行止めが出ているみたいだ。台風は関東地方に向かってくるのかな? 今日は外に出たくないな。おとなしくしていよう。しかし日曜日は唯一の休日だからいろいろやりたいこともたまっているのだ。そうだ、今日は歯医者に行かなくては。数年前に虫歯を直してかぶせた金属が取れてしまったのだ(天の声: 歯医者のことなんて、HPに書くな! そんなプライベートなことなんてどうでもいいだろう! 誰も知りたくないぞ!)
そうそう、それよりも来週は学校で期末テストがあるのだ。それも土曜日に4つまとめてある。それ以外にレポートも5つぐらいある。まてまて、5つぐらいというあいまいなことではいけない。けど提出する量が多くて記憶が本当にあいまいなのだ。え〜と、整理するとテストは、経営と技術、経済性分析、管理会計、企業の経済学で、レポートは、財務会計、経営戦略、経済性分析、イノベーションマネージメント、それとあと何があったかな、管理会計は昨日提出したからな。それと、・・・、いずれにせよ今週、来週と嵐になりそうだ。
学校ではここしばらく土曜日に社会人向けのプログラム(MBA/MOTエッセンス)が開催されていた。自分もビジネススクールに入る前に、いったいどんな勉強するのかな、ということでこのプログラムを受けた経験がある。もしビジネススクールで勉強しようと思っている人がいたら是非そういうのを受けてみるべきだと思う。またオープンセミナーといって、入学希望者に対して説明会、模擬授業をやってくれるイベントも行っている。このオープンセミナーは無料だ。ちなみに社会人向けプログラムは実際の授業を受けるからお金は取られる、金額は・・・、いくらだったかな。安くはなかった気がするぞ。ただ受けてみると会社の見方が今までと全然違うようになると思う。
7月8日
関東地方はほとんど雨が降らなかったな。いつの間にかもう7月になっているし。異常気象だよな。今年の夏は暑くなるのか、それとも涼しいのか。
ふと思ったが、このある日の一言はこのままの書き方でいいのだろうか? 少し整理したほうがいいかな? 昔書いた一言を見ようと思っても、どこに何が書いてあるのか覚えてないことが多い。確かこの話題で昔書いたよな、と思って探してもどこに書いてあるのか分からないことがある。
探すのが面倒くさいということもよくある。他の人のプログなんかを見るとタイトルが書いてあって、その内容がいつ書かれたのか分かる。また部類別に検索することもできて、過去のプログを簡単に探し出すことができる。あるテーマが書かれているところを探そうと思ったときに、簡単に見つけることができるのだ。
おそらく、俺が作っているホームページも何か分からないが、そういう機能をつければいいんだろうが、俺はよく知らない。また時間をみつけてその機能を探してみよう。もともとプログ専用のHPだとそういう機能がついてるんだよな。
話は違うが、Yahooのウェブサイトで、「普通の家」と検索するとトップにでてくる。ところがGooはでてこない。もちろんGoogleも登録してないから出てこない。最初にこのHPを作ったときにいくつかの検索サイトに登録はしたが、Yahooだけはいつもトップで出てくるのだ。そこで俺は、「家 普通」と検索してみた。するとやはりトップででてくる。今度は「家の普通」と入れてみた。すると出てこなくなった。おもしろいな。ようし他の検索サイトももう一回登録し直すぞ。そして、「普通の家」と検索したらトップで出てくるようにするぞ。 (天の声:くだらないよな〜 そんなのどうでもいいじゃないか〜 )
俺はくだらないことをするのが好きなんだよ。ところで、このウェブサイトの検索ででてくる順番ってどうやって決まるの? (天の声:知らないよ)
7月1日
ついに恐れていた発表の日がやってきた。最初のマーケティングは5人のチームでのグループ発表で、今回は中間発表なのだ。それぞれ分担して作業していたが、誰もプレゼンテーターには手を挙げないし、誰も言い出さない。本当に大丈夫かよ。俺はかなり不安で、とりあえず当日は30分早く学校に集まることをみんなに連絡した。グループ発表の内容は、「NOVAの新規マーケティングプラン」である。
言いだしっぺは俺である。いくつか提案がありみんなで平行に調査していったが最終的にNOVA案がいいだろうということになった。結局授業開始ギリギリまで作業をして、発表は俺が前半半分の現状のNOVAの状態を説明して、後半は別の人が新規プランを話すことになった。俺としてはテーマを言い出した責任があるしNOVAの現状をよく知っているのは俺ぐらいしかいなかったから、発表することに特に異議はなかった。いくつかの質問もあったが無事に発表は終わった。
次は経営戦略である。最近「見える化」とか、「現場力を鍛える」、とか話題の本を出している有名なE先生の授業である(イトーヨーカドーにその本が置いてあったのは驚いた)。その授業はいつもほぼ満席になってしまうぐらい多くの学生が聞きに来るのだ。この授業で俺は発表した。発表は任意で、先生に前もってプレゼン資料を出して発表してもよいか確認するのだ。実を言うと俺は発表したくなかった。だけど発表するとレポートを出さなくてもいいし評価得点も高くなるのだ。
俺とチームを組んだ相棒が3回前の授業で発表をして、俺も後から発表すると約束していたのだ。それがまさか3つの発表が重なる日になるとは夢にも思っていなかった。俺は少し緊張気味で本日2本目の発表をした。「マブチモーターの企業戦略と今後の打ち手」の発表である。相棒がマブチの広報からいろいろと詳細な売上データを仕入れていたおかげで、内容の濃い資料が揃った。また俺の車のドアミラーが壊れた経験もふまえたトークで少し盛り上がり無事に発表が終わった(マブチは車のドアミラに使うモーターを作っているのだ)。途中で先生もいろいろなおもしろいコメント入れてくれたおかげでなかなか盛り上がったプレゼンになった。その後の質問もなんなく回答して、俺としては久しぶりに成功した気持ちのよいプレゼンであった。先生の評価もよさそうだったし、クラスメートからもよかったとの意見をもらった。
さて次の発表が問題であった。イノベーションマネージメントという授業である。5人のチームで発表するのだが、まだ資料が完全でない。おまけに授業が始まってもプレゼンテーターが決まってない。俺が担当したのは発表資料全15枚中のわずか3枚だけで、全ての内容を把握できてない。俺はもしものことを考えて前の授業の発表が終わった後、プレゼン資料を眺めて話ができるように準備はしていた。
今回のメンバーはすごい。お互いに名刺交換して初めて分かった。同じ大学の違う学部の先生が2人と某有名飲料メーカーの開発者と会社経営者である。そうそう、このビジネススクールは違う学部の先生が生徒として受講しているのだ。その人に聞くと、「みんなと同じように入学試験を受けて入ったのですよ」。すごいよな。ある時間は生徒として授業を受けて、ある時間は先生として教壇にたっているのだ。別の人も騒いでいた。「今回のチームは博士が何人もそろっている」。俺は何もコメントできなかった。
そして結局プレゼン20分ぐらい前に、俺がプレゼンすることになってしまったのだ。またかよ勘弁してくれよ。俺に任せたらどうなるかしらないぞ。だってこの資料は俺が全て作ったわけじゃないんだから・・・、何てことは心で思っても絶対に口に出しては言えない。みんなが一生懸命に作った資料で、みんなギリギリで普段の仕事と勉強と資料作成をこなしているのだ。俺はプレゼン資料とにらめっこをしてプレゼン内容を確認した。ただありがたいことに今回の資料は半導体の金型に関することで自分が全く知らない内容でもなかった。けど同じメンバーである大学の先生は半導体をテーマに今ビジネススクールの修士論文を書いているそうだ。その人のほうが詳しそうなんだけどなぁ。
最終的に発表前まで修正を重ねて、思い切って発表することになった。本日3回目の発表である。1回、2回と好調に発表したついでに、気合を入れて俺は一気にしゃべりまくった。普段は話をするのが得意ではないが、プレゼンになると意外に滑らかに言葉が口から出てくるのだ。話ながらたまに冷静に考えることもできて、「あれ、ここのプレゼン資料のストーリーが少しおかしいな」、とか、「この資料の文章は何か変だよな」とか、いろいろ気づきながらも、強引に話を進めた。プレゼンはこれまでの学会の経験から、だいたいコツはつかめている。そして発表後の質疑応答もとりあえずそれなりに筋が通るようには回答した。ようし、やっと終わったぞ。他のメンバーから、「お疲れさん」、「大成功だ」と握手を交わし無事に本日全てのプレゼンが終了した。
そして次は人材組織の授業で前の授業が押していた為に既に授業は始まっていた。俺たちは途中から入っていった。人材組織も参加型の授業である。TDKからゲストが来ており、磁石のケースの話をしていた。俺は磁石を使った実験をやって論文を書いていたことがあったので、結局そこでも一言コメントすることになった。
今日は非常にハードだったけど非常に充実した日だった。その後は期末レポートに向けたグループミーティングを別のチームと行い、その後はシンガポールから留学生が来ており彼らとの交流会に参加した。我が大学側の学生参加者はたった4人だけであった(さみしいよな)。シンガポールからの留学生は15人ぐらいいるが、その中には日本人も3人いるのだ。留学生というのは、我が大学とシンガポールの大学のタブルディグリープログラムといって1年間勉強して両方の学校のMBAを取得するというコースである。そこでみんなと話をして思ったのは、俺の英語能力はまだまだだな・・・。結局俺は日本人と話をしてお互いの情報交換をした。彼らは1週間日本に滞在して日本の企業を10数社回って明日帰国するとのことだった。その交流会が終わった後も別のメンバーとの打ち合わせがあり、結局家にたどり着いたのは夜中の1時前だった。明日も授業があるのか・・・。明日の資料を準備しなくては・・・。早く日曜日よきてくれ。
6月24日
ようやくホームページ更新することができました。先々週からもう神経がアップアップの状態がずっと続いていた。仕事、出張、ビジネススクール。
ビジネススクールは中間試験が行われたが・・・。もうかなり最悪だった。いくつかは試験、いくつかはレポート、そしてグループ発表である。試験はぼろぼろであまり思い出したくない。特に経済に関するもの。それも担当ゼミの先生の試験が特にひどかった。俺のショックもでかい。先生からも一言、テストの点数が悪くて非常に残念でした、と全員にコメント。成績の一覧を見ると俺なんて最下位から数人目であった。テキスト、資料持ち込み可能の試験だったので、俺はかなりなめていたことを大いに反省して期末テストは全力で勉強すべし。まぁ、いい方向に考えれば最下位でなくて良かった(ハハハ、笑い事じゃないぞ)。ハハハついでに、これも笑うしかない。来週グループ発表がなんと3本もあるぞ。いったいどうするんだ。誰が発表するのかまだ決まってないし、資料も今作っているし。この先どうなるのか誰も知らないぞ。
せめて日曜日ぐらいは時間をくれ〜。ということで昨日の夜は午前様だったけど今日は朝から気合を入れて釣りに行ってきた。しかし坊主だ。なんだよ、一匹ぐらいかかってもいいのに。隣の親子連れは何匹か釣っていたのに、くやしいな。ようし、とっとと帰って発表用資料を作ろう。
6月3日
先週会社に東京のローカルテレビからの取材があり、レポーターとしてパックンマックンがやってきた。パックンマックンといえば以前NOVAのパーティーで俺は見たことがあるのだ。会社での取材の内容はよく分からなかったが、驚いたのは彼らはそれぞれ自分で運転する車とバイクでやってきたことだ。俺のイメージではマネージャーが運転する車でやって来ると思っていたが、経費節減の為かあるいはあまり売れてないのかまさか自分たちで来るとは思わなかった。更に驚いたのは、マックンは車のミラーを使って外で化粧をしていた。そんなの外でやらなくても社内でやればいいのにな。
金曜日は麻疹騒動から解除された大学に久しぶりに行ってきた。その日は共同発表、授業運営とイベントが盛りだくさんだったが、他の人の協力のおかげで無事に終えることができた。それでも来週、今日の続きをまた発表しなければならず、授業終了後に打ち合わせを始めた。その時、俺は始めて知ったが、メンバーの1人が防衛省の人だった(すごいな)。結局家にたどり着いたのは夜中の0時30分過ぎだった。翌日の土曜日にはレポート提出があり俺は最後のチェックをしたかったが、その気力もなくバタンキュだった。けど翌日は朝6時に眼が覚めたので、急いでレポートの見直しと修正を行い、とりあえず無事にレポートを出すことができた。
いろいろ周りの人に話を聞くと仕事が忙しくてレポートを作成することが出来ない人もいる。あるコンサルの人は金曜日の朝5時30分まで仕事をしていて、結局午前中の授業に間に合わずレポートもできずと非常に大変そうだった。ちなみにそのコンサルの社長は我がビジネススクールのとある先生なのだ。う〜ん、もう少し仕事の配分を考慮してもらったほうがいいんじゃないのかな。
そういえば、土曜日のある授業ではテレビカメラが入ってきた。韓国政府からの依頼とかで授業風景を撮影していた。何の取材だろう。
そして俺は土曜日が終わると本当にホッとする。ようやく今週が終わったぞ〜。明日はゆっくり休むぞ〜。しかしあまり考えたくはないけど、来週は中間テストがあるのだ。おまけに仕事で出張も入っている。来週もハードになりそうだ。
5月27日
今学校で麻疹(はしか)が流行って1週間ぐらい入校禁止になっている。おかげで授業がない、と思いきや学外で授業をする先生がでてきた。俺はさすがにこれだけ麻疹騒動が広まっているので金曜日は会社に出社した。けどいくつかの共同発表があるので、土曜日は昼から打ち合わせをやった。この麻疹騒動で学校が休校になることは、俺たちにとってありがたいことであった。読まなければならない本、書類、作成しなければならないレポートがどんどん増えていくので休日に処理するしかないのだ。
けど俺の考え通りにうまくいかないのが普通だ。「ようし休校か、それなら十分に時間があるぞ、だったら宿題もレポートも後から作るか」、と先延ばしの考えが出てくるのだ。それに子供にとって俺の都合は関係ないから、「パパ、外に遊びに行こうよ。自転車に乗って公園に行こうよ」とやってくる。妻からは「今日1日だけ、○○フェアーがやってるよ」とくる。
いろいろとやることがあって楽しくてしょうがない。やっぱり忙しいことはいいことだ、と自分に言い聞かせて毎日をこなしている。けど全ては完璧にできないから、優先順位を決めてやっていく。子供と遊びに行くのはもちろん優先順位が高い。妻とのフェアーへの買い物も大切だ。今スパイダーマンVがやっているから俺は見たい。いろいろ考えると、何だ結局休みでもレポート書かないじゃないか。気づくと夜になっていてそれからやり始める。そして十分にできないまま終わってしまう。
やっぱり普通の家に住む普通の人だよな。
5月13日
今日はゴールデンウィークに撮った写真を何枚か掲載します。
ゴールデンウィークはマサキの希望通りラウンドワンに行った。そして俺は魚釣りに行ったぞ。キス2匹とハゼ2匹が釣れた。あとヒトデが数匹引っかかった。その後、俺は何かの毒か海水中の雑菌が原因で手がはれてきて、今でもまだ治ってない。もしかしてオニヒトデ?
ちなみに魚は天ぷらで食べました(自分で釣った魚はうまい)。
あと大学に本を取りに行った。みんなで行き帰りに都電に乗った。マサキとショウヤは大喜び。。
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ぼくもさかなのうろこをとったよ。。 大学の中の時計台
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創設者の大隈像 誰だろう? 今から路面電車に乗るぞ!
5月3日
今日から4日間ゴールデンウィークだ。久しぶりの連続休暇だ。さて俺はやりたいことがたまっている。授業で出されたレポートと宿題をかたづけなければならない。ちょうど学校も休みだから今の間にたまっている本も読まなければならない。
けど本をじっくり読まない俺にとって、本はぜっこうの睡眠術効果がある。夜寝る前にいつも本を読んでいるが、読んでいると”ぼっと”なってきてすぐに眠くなってくる。眠れないときはちょうどいい。
漫画などおもしろい本を読むとダメで逆に眼が冴えてくる。だから読むのはわけのわからない本が中心である。ただこの本を勉強しろと言われて読むときが大変だ。集中力がすぐになくなり、長い時間読んでいても、「あれ、今他ごと考えていたよな」、となってしまう。最初の読み始めはいいのだが、すぐに頭に入ってこなくなるのだ。
面白い本ならばそんなことはないが、ミクロ経済学なんて本は集中して読まないと理解できないのだ。毎回読むごとに、「あれ、俺ここまで読んだのはいいけど、今まで何て書いてあったんだっけ」、とまた最初の方を読みかえす。すると結局あまり進まず、なかなか1冊が読みきれないのだ。
「己を知り、敵を知れは百戦危うからず」、という言葉があるが、ある程度自分の性格、特徴は知っているつもりだ。だけど出来ない。どうやればわけのわからない本を読破することができるのだ。誰か教えてくれ。
俺がくだらないことで悩んでいる間に、すでに我が家のゴールデンウィークの計画が俺の知らない間にちゃくちゃくと立てられていた。マサキは大師(川崎)のラウンドワンに遊びに行きたいらしい。えっ、俺はいろいろやりたいことがあるんだが。俺は釣りに行きたいのだ(なんだ勉強じゃないのか)。
まぁ、いいか。せっかくの連休だからみんなで遊びに行くか。ようし、今日はラウンドワンに行こう。
4月29日
先週、今週とあっというまに過ぎていった。
ビジネススクールでは相変わらず授業についていくのが大変だ。おまけにレポートの提出、ショートテスト、宿題なども毎週のようにある。自分のペースを早めに作らなくては。読みたい本が続々とでてくる。本を読まなければ授業の内容を理解できないのだ。
また最近、学生の自己申告ベースでの履歴が分かってきた。みんなつわものぞろいである。国内外有名大学出身者、東大、京大、慶応、早稲田、ハーバード大など、元テレビ局のディレクター、某コンピューター関連雑誌の著者、サッカーチームを運営している博士など個性のある人間が揃っている。すごいな。
戦略の授業ではいきなり企業評価のプレゼンをやりだしたグループがありびびってしまった。それが俺から見れば、キッチリ分析をしていてバッチリと核心を突いていた、のだが、しかし先生から見ると、全然ダメで、MBAのレベルではないとはっきりと言われていた。俺にあんなプレゼンができるのか、とかなり参った。とりあえず時間をうまく使って毎日を過ごさないと全てが中途半端に終わってしまうぞ。
4月15日
今週もあっというまに過ぎていった。先週の日曜日に義祖母がなくなり、火曜、水曜日と通夜、葬式の為名古屋に行った。そして金曜、土曜はビジネススクールで始めての本格的な授業を受けた。
ビジネススクールは朝の9時〜17時50分までぶっ通しで授業を受けた。1つの授業が1時間30分で休憩なしで行われる。はっきりいってくたくたになる。集中力も欠けてくる。一生懸命授業を聞いているつもりでも、財務、会計系は勉強したことがないから理解できない、頭に入ってこない。
戦略の授業なんかは、「今からする授業は、テキストを全て読んだことを前提として進めるから」と、びしびしと生徒に質問を浴びせられた。その先生はけっこう有名な先生で、普通の書店でもその教授の書いた本が並んでいる。授業の最後に宿題が出された。有名な先生だから受講者がかなり多い。だから最初に負荷を与えて受講者を減らすとのことだ。宿題は企業分析のレポートで8社の企業の優劣を分析しろという課題で、来週提出しなければならない。俺は今までやったことがないが、教科書を読んで分析しなければならない。この授業は必修科目で絶対にとらなければならず、他の先生の同じ授業もあるが金、土曜日以外に行われているから自分は受けることができない。だから頑張ってやるしかない。どうせやるなら厳しいほうがいいだろう。自分の為になることは間違いない。
他の科目からも宿題が出された。また参考書はこれを読みなさいといろいろ言われる。教科書だけでも全て揃えると2万円はゆうに超える。それに参考書も入れると・・・。1日に読まなければならない量はどれぐらいだろう。授業の中では質問することで、授業の参画と認められてこれも評価の対象に入るので、前もって予習しなければならない。こりゃ、大変だ。
授業の1つにプロジェクト研究と言うのがあり、どこかのゼミに入らなければならない。俺は意思決定に興味があり、そのゼミでは損得学というのを勉強できる。自分の考えだが、技術者は損得計算を厳密に行わずに会社で仕事をしている傾向があり、例えばある機械を購入するときに、損か得かを理論理屈に則って考えて購入する人がどれぐらいいるのだろうと、思っている。はっきりいって、自分もそのやり方がわからない。もしかすると完璧に損得計算をすることは難しいのかもしれないが基礎的なやり方はあるはずで、俺はビジネススクールではその勉強を中心にしたいと思っている。
俺は担当の先生にゼミで勉強したいので打ち合わせさせてくださいとお願いしたら、昼飯を食べながらしようということになった。昼前の授業が長引き結局30分ぐらいしか休みがとれなかったが、先生からいろいろと情報を得ることができた。毎月講師を呼んで話をしてもらうことを考えていて、元日本IBMの北城氏も予定しているとのことで、先生とは同級生で学生の頃ノートの貸し借りをした仲とのことであった。もしチャンスがあれば是非俺は話を聞きたいと思った。
土曜日の夜に新入生歓迎会があった。在校生、卒業生、先生が参加して大学に隣接する豪華なホテルで行われた。そこで俺はいろいろと貴重な情報を入手できた。金曜、土曜にくるMOT(技術)の先輩がどのように1年目の授業を受けたのかいろいろとアドバイスをもらった。基礎科目と専門科目があるがどのようにして取っていくのがいいのか。例えば専門科目の中には、授業の中で課題が与えられて、それをグループでまとめて次の授業で発表しなければならないというものもあるが、仕事をしている自分にとっては、本当にそんなことができるのか不安であったが、今の時期には基礎科目を中心に取るのがいいとのことであり、少しほっとした。
歓迎会には多くの留学生が参加しており、俺のつたない英語、中国語が役に立った。春入学のビジネススクールには17%の留学生がおり、授業の合間に多言語が飛び交っている、ビジネススクール全体ではもっと多くの留学生がいるらしい。今年の入学生全員とは話はまだしてないが、多くの学生は大企業で務めている(ちなみに自分は中小企業だが)。留学生の中には官庁から派遣されている人もいて刺激になる。この時期に多くの人とコネクションを作っておくのも大切だろう。
4月8日
桜が少し散り始めていて葉桜になりかけている。暖かくなってきて気持ちがいいな。ぼっとしそうだ。
いやいや、ぼっとするどころじゃないよ。今週はほとんどビジネススクールに行っていた。月曜日に学生証の交付を受けて、その後入学式、説明会に参加した。翌日の火曜日に簿記、会計と統計の試験をした。簿記、会計、統計と書くと3つあるようにみえるが、簿記会計と統計の2つの試験である。
結果を先に書くと、簿記会計は不合格、統計は合格だった。簿記会計の試験は問題を見た瞬間、今まで受けたタイプの試験とは全然違うもので、授業時間中に悩みながら回答した。とりあえず全部埋めることは埋めた。答え合わせをすると意外に合っていたことは驚きであったが、不合格は不合格である。受験者は100人、120人? はっきりいって人がかなり多くてクラスが暑かった。どこからこんなに人が現れたのかよく分からない。今年の新入生、現役生が混ざっていたのかもしれない。その日の夜にネットに合格者が発表された。簿記会計の合格者は19人、す、少なすぎる。それに比べて統計は66人。この違いは何だ。それよりも、簿記会計に落ちたということは、明日明後日の集中講義に出席して再テストを受けなくてはならない。
会社に報告して集中講義への出席許可をもらわなければならない。簿記会計、統計は必修科目で全員自動登録されている。そして卒業までに必ず合格しなければならない科目だ。俺はビジネススクールへの授業の出席を金、土曜日と考えていた為(そのように聞いていた)、ただでさえこの説明会と試験で月、火曜日に学校に来たことが心苦しかった。その上、水曜、木曜日も学校に行かせてほしいとは、なかなか言えない状況であったが、不合格は不合格である。
最初の説明会のときに、簿記会計、統計は不合格であれば評価はFがつき、−1になると言っていたのでなんとしても受かりたい気持ちはあるが、会社からダメと言われたら行くことはできなくなる。はっきりいって余計なところに気を使いストレスが溜まりそうだ。評価はA+(100〜90点)、A(89〜80点)、B(79〜70点)、C(69〜60点)、F(59点以下)となっており、A+は3、Aは2、Bは1、Cは0、Fは-1となっている。マイナス評価というのは始めて聞いた。そしてこの平均点が1.0以上ないと卒業できないとのことである。けっこう厳しい。A+とAは相対評価である。
俺の経験からいくと大学院の修士課程は大概授業に出てそれなりのレポートを報告すれば優がもらえていたが、このビジネススクール(大学院商学研究科)は相対評価が多くて、簡単に成績優秀にはなれないことがはっきりと分かった。授業も前もって準備が必要で、授業中の積極的な発言がかなりの割合で評価の対象となっている。例えば、ある授業の成績配分は、中間試験30%、ディスカッションを含む授業貢献度40%、期末レポート30%などとなっている。その他にサプライズ小試験を課す授業もある。
簿記会計の話に変わるが、マイナス評価を受けて9月にもう一度トライすることも考えたが、これからどんどん大変になるのに出来ることは今やっておかないと、例え集中講義を受けて再試験が不合格でもあっても、これからの本格的な会計の授業についていけない。
そして結局会社に申請して、水、木曜と授業に出て再試験を受けた。簿記会計の試験は簿記2級、3級のレベルだといっていた。再試験でもいまいち自信がないから、授業後先生と話をした。先生から簿記3級はあったほうがいいとのアドバイスを受けて、ひそかに挑戦することを決意した。先生いわく、簿記会計では仕訳ができるようになるのが目的ではなく、会社の財務状況を把握できるようになることが目的である。自社と関連する他社企業の比較する為のその基礎勉強が簿記とのこと。
会社では試験不合格が一部で広まっていて(悪いことはすぐに広まるものだ)、最初からつまずいたなと言われたが、今まで勉強したことがないんだからしょうがないと、開き直って勉強することにした。本当は金曜日の統計も出席したかったが、さすがにその日は仕事に専念した。そして土曜日の授業には自主的に参加して、ついでに統計の試験ももう一度チャレンジすることにした。統計の先生が、前回の試験と今回の試験で高得点のほうを採用する、と言われたので、俺はその場でトライすることを決めた。隣の席で講義を聞いていた台湾人も、再度トライすると言っていた。試験終了後に答え合わせをすると25問中23問が正解と俺にとっては好成績であった。よかった受けて。ただ簿記会計は結果がまだ出てなくて、自信もなくて不安だ。もしかするとマイナス評価かも。
来週から本格的な授業が始まるが金、土曜日に授業を集中させなければならないので、かなり詰まった状態になる。かなり入念な予習が必要になるので、本当にできるのかどうかが不安だ。レポート提出、試験のこと、当然仕事もおろそかにできないので、総合的に考えるとうまく配分して取ったほうがいいのかもしれない。現役生のプログを読むと、いろいろ授業に対する評価が書かれていてかなり参考になる。月曜から土曜までフルに勉強している学生と比べると、俺の場合かなり気合を入れて取り組まなければならない。今日は本屋にテキストを見に行くか。
4月1日
桜の花がきれいに咲いている。もう4月か。早いよな。
明日はビジネススクールの説明会がある。午前中は会社に行き、午後から大学に行く予定である。明後日は簿記、会計、統計の試験がありテキストを勉強しているがいまいち頭の中に入らない。簿記の仕訳がなんとなく分かった気がするが、いまいちスッキリとしない。統計の本には確率も書いてあり、試験範囲に入っているのかどうかわからないのでとりあえず読んでいるが、確率は俺の苦手な分野の1つである。複雑な数式がどかどかと出てきて頭を痛めている。
ビジネススクールのホームページ、在校生のプログでいろいろと情報を仕入れているが、試験に関しては特に新しい情報はない。昨年の4月入学者から始まったらしい。それともう俺にとっては古い情報だが、入学試験に関してのQ&Aがあって入学者の英語試験の平均点が書いてあった。そしておそるべき現実と俺の能力の低さを知った。質問内容は
Q 日本語能力試験や英語能力試験の基準点はありますか?
A 基準点は特に設けていません。なお2002年度入学生の平均スコアは以下の通りです。
日本語能力試験(1級317点)/TOEFL(566点)/TOEIC(693点)
な、な、何、俺は今まで数回TOEICを受けたけど、ここまでの点数はまだ到達してない。まだというより、まだまだといったほうが正確だ(恥ずかしくて点数は書けないぐらいだ)。俺は大学にその恥ずかしいTOEICの試験結果を入学申請書類として提出した。それでも英語能力のところは、「まぁ、できる」、という欄にチェックを入れてしまった。ビジネススクールでは英語と日本語の授業が行われる。それは留学生が多いからだ。俺は日本語の授業を全て取るつもりだが、英語の授業にも興味を持っている。
昨年社会人向けセミナに出席したときにビジネススクールの先生に英語の点数のことを聞いたら、「日本語で授業を取るのであればあまり関係ないですよ」、と言われたような気がするから、入学試験の合否の基準点というのは本当に設定されてないのだと思う。しかし平均点でTOEICが約700点という現実を知ると、俺もそのレベルは取らないといけないなぁ、という気持ちになってしまう。
入学申請書類の英語能力のところをもっと謙虚に書くべきであったか。ただ俺のNOVAの経験とTOEICの試験を受けた経験からいくと、まずTOEICの試験は特徴があって高得点を目指すのであればそれなりの勉強をして、そのコツをつかめばおそらく高得点は狙えると思う(未熟な俺が言っても効果がないが)。NOVAの生徒との会話でもちろんTOEICの試験や英検の話が出てくる。彼らはもちろん謙虚だから、「自分は何点もとったとか、英検○級もっているよ」、という具体的な話はしないが、おそらく700点ぐらいはとっているように思う。それはたまたま聞いたのが英検1級を受けるという人の話だ。俺は非常に驚いて、「えっ、1級を狙ってるのと叫んでしまった」。狙う目的は、まず自分の英語のモチベーションを維持させる為とのこと。その人はインターネットで準1級の試験を受けたら合格範囲に入ったから、だから1級を狙うと言っていたが、すごいと思う。その人とは同じクラスだが、レベルは向こうがワンランク上の2である。その人はたまに海外の展示会で説明要員をしており、会社でもTOEICの試験であるレベルを要求されたとのこと、そのときに集中的に勉強はしたと言っていた。だから、おそらく700点は超えていると思う。こういう話を聞くとこちらも、ようしやらなくては、という気持ちが出てくる。
ただ試験で高得点を取るのと英会話ははっきりいって別物である。TOEICはリスニング、文法、長文などでスピーキングは含まれてない(最近会話専門の試験ができたといううわさはあるが)。本当の目的は試験で高得点を取ることではなく、海外の人とのコミュニケーション、更に英作文能力である。それでもビジネススクールの試験にあるように何らかの判断材料として英語試験があるわけだから、やはり試験でも高得点は取れないとダメなんだと思う。俺ははるか昔に英検3級を受けたけどダメだったという嫌な記憶が残っていて、まだまだそこから抜け出せない。1級とは言わないが2級とか準2級とか受けてみるかな。せっかく英語を勉強しているのだから。
3月24日
マサキが春休みになった。宿題はあるのか?つうしんぼを見せてみろ?マサキの学校ではつうしんぼとは書いてなく、”のびゆくすがた”と、なっている。副題として、
”児童ひとりひとりのよさや可能性、進歩や努力のようすについて、生活と学習の面からお知らせするものです”
となっている。評価は、3段階で、1番上が、”十分達成している”、2番目が、”おおむね達成している”、一番下が、”努力が必要である”となっている。ちなみに小学校は2学期制で前期と後期に分かれている。俺たちが小学校の頃は3学期制だったけど変わったよな。
マサキはほとんどが2番目の”おおむね達成”と、普通のところにマルがついているが、いくつかは”十分達成している”のところについている。「おいマサキ、前期は1つしかマルがなかったけど、後期は3つもマルが増えているじゃないか。すごいな。よしよしよくやった」。どれどれ、そのマルの中身は何だ。図工か。図工の中の、”発想や構想の能力”と”鑑賞の能力”、それと生活の”関心、意欲、態度”が優れているとなっている。
やっぱりそうか、算数も、国語もどうみても得意とは思えないが、図工だけは確かに親から見ても”こいつもしかしたらすごいんじゃないか”と思うときがときどきある。紙を切り抜いて立体的な迷路を作り、小さなボールを転がすと、うまくその迷路のコースを複雑に転がり落ちるのだ。俺はそれを見たとき、おっ、小学校2年生にしてはやるな、と感心した。俺が驚いたのは1枚のペラペラの紙を自分で考えて切り抜いて立体的に仕上げていくところだ。おもちゃにブロックやプラモデルなどがあるが、それらは簡単に組み合わせることで立体的なものを作りあげることはできるが、1枚の紙から立体的なものを作るにはかなりの発想力がいると思う。
まぁ、親ばかの言うことだから、あまりあてにならないと思っているかもしれないが、つうしんぼの中の先生のコメントに、
「後期は詩、版画の2つで賞状をもらいました。独特の感性の持ち主です。これからもいろいろな表現方法でマサキさんの思いを表してください」、
となっている。
やっぱり他人の目から見てもそう見えるんだろう。俺も子供の頃、夏休みの宿題でロボットを作ったり、カブトムシの標本を作ったりして地区の展示会に出品してもらって賞状をもらった経験があるが、父親に手伝ってもらったりしていた。しかしマサキの場合は学校で自分で作ったのだから、正直言って俺はすごいと思う。もしかすると先生が助言してくれているのかもしれないが、ものを作る感性や発想力はもしかすると大人以上のものを持っているかもしれない。あるいは子供だからこのような発想ができるのかもしれない。大人になると無くなっていくものかもしれない。
前にも書いたかもしれないが、マサキは色の識別が多少できないところがある。俗にいう色盲だ。信号の青色(うすい青色が特に分かりづらいらしい)と赤色の区別が判断しづらいときがあった。今でも「これ何色」、と聞いてくるときもあるが、自分は色の判別がつきにくいので、自分なりに理解して、この色はピンクに見えるが、世の中の人は薄い青色と言っているから、自分もこの色は薄い青色ということにしようと、考えているはずだ。1年ほど前は、マサキとショウヤで色のことでけんかをしていたのを見た。
この色は何色だということで言いあいしており、ショウヤの言う色があっているのだ。だがマサキは自分がその色に見えないから、自分の意見を譲らないのである。俺はそれを見ていて、マサキに言い聞かせた。「マサキ、いいか、お前はその色を見た時に、本当はある色に見えるかもしれないが、他の人にはその色に見えないときがあるから、話をするときはこの色だね、と言えばいいよ」。それ以来特に色のことで問題にはなってない。少し前にマサキの書いたポスターが入賞したが、マサキの色に対する感性が他と違うから選ばれたのかもしれない。う〜ん、これは才能か?マサキは2年生で3つの賞をもらったことになる。
最初がポスターで、次が詩だ。これは少し前に書いた「ままのおこるところ」である。これは大笑いさせてもらった。あと版画で、これはまだ俺は作品を見てないが、大きなとんぼを描いたらしく、どこかに出展して入賞したそうだ。クラスの中では2人が受賞して、あとクラス全体の作品も受賞したそうだ。おそらく先生もかなり子供の力を伸ばそうと努力しているんだと思う。少し前にはクラス全員の短歌(575)が読売新聞に掲載された。
俺は才能というのは実はあまり好きではない。才能というのは魅力的な言葉だが、才能に溺れるというのが嫌だからだ。自分は才能があるから他の人より優れていると考えてしまい、努力を怠ることがあると思う。これがよくない。持って生まれた才能や素質は人によって違うのかもしれないが、結局その後の努力が大きな要素を占めていると考えたい。そうでないと才能のない人はある分野を極めることができなくなってしまうからだ。才能や素質がなくても努力次第で、ある分野を極めることができると考えて努力する人が本当にすばらしい人だと思う。そうでないと怠け心が出てきて努力する心意気が失うからだ。
よしマサキ、このホームページにふさわしい功績だ。これからも脱普通の家を目指して頑張ってくれ。
3月18日
大学から連絡があり、入学式、オリエンテーション等の授業説明会の日程が決まった。4月2日だ。何、月曜日じゃないか、確か金曜日と土曜日のみの授業で大丈夫という話だったが・・・。おまけに4月3日に統計、簿記、会計の試験があるそうで、テキストを事前に購入して勉強するようにとなっている。もしその試験に不合格の場合は、4月4、5、6日にそれぞれの講義があり最終日に試験を受けて合格しなければならない。それでも不合格の場合は、今年の9月入学者と一緒に試験を受けるか、来年の4月と9月に試験を受けて卒業までに必ず合格しなければならないと、書かれている。必修科目だから卒業までに単位が必要とのことだ。
俺はすぐにその内容を会社に説明して了承を得たが、大学側に確認すると、春、夏、秋?に集中授業がありその間は平日に行われるとのことだった。ただ通常の授業は金曜と土曜である。はっきりいってまだ入学前で詳しいことは分からないが、2日に説明会があるからそこではっきりとするだろう。これから会社と学校の調整で苦労しそうだ。
俺は試験対策用のテキストを急いで手配して1冊は手にいれた。エッセンシャルズ・オブ・アカウンティング英文会計の基礎という簿記、会計の本だ。中身を見ると会計の英単語がうようよと出てくる。何だこりゃ、わけが分からないぞ。その前にもっと簡単な本を読まなくては、と2冊の簿記の基礎の本を買った。さてもう1冊の統計学の本は紀伊国屋のネットで購入しようと先週の土曜日に頼んだが、結局先日木曜日に売り切れで入手不可との連絡があった。本当かよ。それならもっと早く連絡くれよ。
この統計学の本はなかなか入手することが難しく、毎年試験前のぎりぎりで問い合わせが殺到すると書かれてあった。確か出版元の連絡先が大学から送られてきた資料に書かれていた。俺は急いで電話をして、土曜日に取りに行くから1冊取りおきしてもらうことにした。出版元の本屋というのは、大学の横にあって、大学で使うテキストを中心に扱っている。
そして昨日(3/17)本屋に行き、ついでに大学内も散策した。最近大学のある部でトラブルがおきていて先週から新聞やテレビをにぎわしていたが、特にその騒ぎの気配は見られなかった。はっきりいって大学は広い。春休みだが多くの学生や、今春入学すると思われる人達や、大学を見学する人達が歩いていた。歩きまわっていると銅像がたっていてどうも創設者らしい(また写真を撮ります)。大学内には大きな庭園もある。記念会館もある。どこをどうやって歩いたのかよく分からないが、入学試験を受けたビジネススクールのある建物にやって来た。中に入るとほとんど人の気配はない。掲示板を見ながら歩いていると、成績表が張り出されていた。全員の名前が書かれていて、点数が一目で分かるようになっていた。すごいな。全員の成績評価表を張り出すのか。そして優秀学生として数人の名前が張り出されていた。へぇ、ビジネススクールというのはこういうこともするのか。ここの大学は他の学部でもやってるのかな?
大学の帰り道、いつも駅までバスで行くのだが、路面電車が走っていることに気づいた。都内で唯一の路面電車が周辺を走っているのだ。へぇ、すごいな。この都電は共通バスカードが使えるのか、とくだらないことで感心して近くの駅まで移動した。この都電はどれだけのっても大人160円、小人80円である。始発駅から終点駅まで1時間ぐらいかかるけどどれだけのっても160円というのはすごいな。ようし今度マサキとショウヤを都電にのせてやろう。
そうそう話は全然違うが、マサキもショウヤもインフルエンザにかかっているのだ。マサキは先週1週間学校を休んで、ショウヤも保育園を4日間休んだ。マサキはようやく熱が下がって通学許可証をもらったが、ショウヤは今日の朝でも38.7度あって明日も保育園に行けそうにない。妻もすでに1週間会社を休んでいる。さすがに1週間休むと会社側も同僚もいろいろと言いたいことが出てくるだろう。直接は言わないと思うが・・・。早くインフルエンザよ直ってくれ〜。俺も妻もうつらないように気をつけなくては。
3月10日
先週は家族みんなで箱根に行ってきた。久しぶりの国内1泊旅行である。俺は箱根に行くのが初めてだった。初日はユネッサンという温水プールのような温泉に行った。水着着用エリアと裸エリアがあり、我々はみんなで水着着用エリアに行った。そこには、コーヒー風呂、ワイン風呂、酒風呂、緑茶風呂などおもしろい温泉がある。なかでも死海からもってきた海水温泉は体が浮いて面白かった。ほとんど体半分浮遊するからバランスをとるのが難しい。けどそこは塩分が多く体がひりひりした。かき傷の多いマサキは足を入れた瞬間、「痛い、イタタタタ」と、飛び出していった。
他におもしろいイベントとして、体の表皮を食べる魚がいた。小さなプールに足をつけると、めだかより一回り大きい小魚がよってきて足の表皮を食べるのだ。汚い足ほど魚が寄ってくるらしく、俺の足にはたくさんの魚がきた。おいおいそれはどういうことだ。魚に足を突かれるとくすぐったいけど気持ちがいいのだ。このスペシャルイベントは体験希望の人が多くて30分並んで待った。けど、体験できるのはたった5分程度だった。
その後ホテル「水の音」に移動してのんびりとくつろぎ、そこでも温泉に入った。もちろん露天風呂もあるのだ。露天風呂には家族専用で入れる風呂が3つもあり、他の人が利用してなければいつでも温泉に入ることができるのだ。マサキもショウヤも大いに楽しんでいた。風呂上りはビン入りの牛乳かコーヒー牛乳が無料で飲めるように冷やして置いてある。すごいサービスだよな。話は違うけど俺の花粉症がかなりひどくなってきた。鼻水がどんどんでてくる。食べている時、飲んでいる時、温泉に入っているときと出っぱなしだ。俺の鼻水がなくなるんじゃないかってぐらいひどかった。
翌日は箱根登山鉄道、ロープウェイにのって大涌谷に移動した。ロープウェイからの景色はすばらしく、山の斜面にはスギがたくさんある。何、スギ、まてよ、確かにどこを見てもスギだらけだ。俺はスギ花粉症なのだ。だから鼻水が放水するように出てくるのだ。まいったな。
大涌谷の駅付近にくるとあたり一面湯気(水蒸気)が出ており、いつでも噴火する準備の整っている雰囲気が漂っていた。おいおい大丈夫かよ。大きな地震がきたら噴火するんじゃないのか。そこで黒い温泉卵を食べた。うん、うまいぞ、これだったらどんどん食べれるぞ、ということで結局その日は朝飯から晩飯まで含めて卵を5個食べてしまった。うっぷ。もういらないよ。
帰りは芦ノ湖経由で御殿場インターから帰った。帰りに事故渋滞に巻き込まれてくたくただ。ミラー越しにみんなを見るとぐっすり寝ている。俺も眠くなってきたからサービスエリアで休憩しながら帰ろう・・・。いや、今日はつかれたけど、おもしろかったぞ。温泉はいいな。
2月25日
ビジネススクールの結果が出た・・・。大学から大きな封筒が届いた。中を見ると、合格通知書であった。「拝啓 時下益々ご健勝のこととお慶び申しあげます。 さて、貴方は○○大学大学院ビジネス選考の2007年度4月入学選考に最終的に合格されましたので、ここにお知らせいたします。・・・」。よかった。本当によかった。さてこれからが始まりだ。
一緒に入っている資料を見ると、いろいろと短期間で準備しなければならない。写真数枚、健康診断書、保証人の捺印など、入学金と学費前期分も1週間以内に納入しなければならない。健康診断書は会社で受けた病院に相談して急いで書いてもらい、保証人は両親にお願いして、そうだあと住民票も取りに行かなくては、必要書類も書いて、「何、写真が3枚も必要。本当かよ」。昨日、今日とどたばたと準備をしている。
インターネットを見ていて、在学生がプログを書いているのを見つけた。するとどうも入学早々に試験があるらしい。正式にはもちろんまだ連絡がないので分からないが、統計、簿記、会計・・・。本当かよ。統計なんてすっかり忘れているし、簿記や会計なんて勉強したこともないぞ。それらを勉強する為に行くのではないか、いやいや、それらはビジネススクールでは基本中の基本かもしれないぞ。もっと正確な情報を入手しなくては・・・。
2月24日
先日マサキが、学校で書いた詩がなにかの雑誌に掲載されたと、言っていたので俺は、「マサキ、何だそれ。パパにも見せてくれよ」。いろいろ話を聞くと、その雑誌は学校にあるらしく、どうも川崎市関連の雑誌とのこと。「先生に言って借りてきてくれよ」。翌日マサキがその雑誌をもってきた。川崎市内の小学校2年生の作文や詩が掲載されていて、その中にマサキの詩がのっていた。俺はその詩を読んで思わず笑ってしまった。その詩は数ヶ月前にも読んだことがあった。マサキが学校で書いた詩ということで家に持ち帰ってきたときに読んだのだが、そのときも思わず吹き出した。親ばかの俺は、「マサキ、さすがだ、才能があるぞ、ワハハ」と盛り上がった。この詩は何回読んでも吹き出してしまう。あまり言うと妻が怒るが、妻はそれほど背が低いわけでもなく髪の毛は短くない。どちらかというと長いほうだ。けど子供の見方からするとそう感じるのかもしれない。
2月18日
今日ビジネススクールの二次試験であった。少し早めに行こうと思って朝7時に家を出た。大学には8時10分ぐらいに着いた。集合は8時40分だから余裕である。今日は東京マラソンが朝からあり、新宿駅に止まったときに、場内放送で出口が大混雑していると言っていた。「朝から大雨だからマラソンも大変だよな」。いやいや人の心配より自分の心配をしろよ。しっかり試験を受けろよ。最寄の駅に着くと駅構内がごったがえしていた。今日は学部の試験日でもあった。
試験はエッセイ(小論文)と面接で、9時から10時までエッセイの試験、それが終わってから面接である。大学に入るとクラスがMBAとMOTの2つに分かれていた。俺が受けたMOTの受験者は37人であった。MBAもだいたい同じぐらいの人数であった。年齢層は見たところ20代〜50代ぐらいだった。すごいな、年配の人でも向学心があるな。
エッセイの試験時間が近づくと下書き用紙、回答用紙、そして問題用紙が配られた。問題用紙は開始時間がくるまで裏返しにしなければならなかったが、何が書いてあるのかは透けて見えた。俺は問題を見た瞬間、「おいおいまてよ、俺が予想していた問題が1問もないぞ」、とかなりあせり始めた。全ての問題を裏側から見比べて、どれにするか迷った。2つほど書けそうな内容があった。どちらにするか迷った。そして試験がスタートした。
1時間で1200字以内という制限があったが、とうていそんなに書くことはできそうにない。いつもの練習でかなりのハイペースで書くとだいたい1200字ぐらい書けたのだが、1時間で1200字、つまり60分で1200字だから、1分当たり20字のペースで書かないとダメなのだ。それを論理的に文章を組み立てて書かなくてはならず俺は悩んだ。ボールペンで書くから慎重に書かなくはならない。それでも書いた後に見直す時間が必要だから、できる限り早いペースで書かないといけない。
結局俺の予想通り、1200字どころか1000字にも満たなかった。数えると、だいたい850字ぐらいだった(ショック)。それでも内容を再度チェックすることはでき、いくつか文章の修正(修正テープ)もして、とりあえず自分の言いたいことを論理的に書くことはできた。内容の充実度は???
さて次は面接だ。俺はEグループの11人目であった。MOTはE、D、Fグループでそれぞれ12〜13人ぐらいであった。面接時間は10〜15分で、特に問題になるような質問はなかった。自分がビジネススクールで実施したいことを最初に話して、その後いくつか質問が続いた。その中で、少しつらい質問は、「君は○○大学を卒業した後、2年間大学院に行くまであいていたけど、放浪でもしてたのかね」、俺は少しとまどったが、「いえ、○○大学の研究生をして後輩の指導をしておりました」。ここまでは良かったが、「正直に申し上げますと、大学院を受験しましたが失敗しました」と苦笑いしながら答えた。「その後○○大学院に○○先生という有名な先生がいらっしゃって、そこに行くことに決めました」。すると、一人の先生が「あ〜、有名な先生だよね」。その他とりあえず10分ぐらい話をして穏やかに終わった。自分がビジネススクールでやりたいことはとりあえずしっかりと話をすることができた。さてどういう結果になるか。
2月11日
ビジネススクールの第一次試験結果が2月6日に出るので、俺は大学まで確認に行きたかったが会議や出張が重なりとてもそんな気力も時間もなかった。良くても悪くても結果は郵送もしくは宅急便で送られてくるから俺は結果を待っていた。大学の受験結果を待つのは久しぶりで、前日の夜から気になっていた。ところが6日になり、7日になったが結果は大学から送られて来なかった。おかしいな。何で送られてこないんだ?結果が良くても悪くても必ず送られてくるはずなんだが・・・。こうなると受験結果が気になってしょうがない。何でこないんだろう、ようし一度大学に電話するか、いや電話では取り合ってくれないと書いてあったからな、それなら会社が終わってから見に行くかと、いろいろと考えたが、仕事がけっこう詰まっていてそんな時間も取れそうになかった。
まてよ、結果発表日の日程は合ってるのか? 俺は確か”ある日の一言(1/20)”に2月6日に結果が出ると書いたのでその記憶が残っていたのだが、結果発表日の日程は本当に6日だったか? もう一度資料を確認すると発表日は8日になっていた。何だよ。俺の思い違いだったのかよ。くだらないことで考え込んでしまったな。
そして8日になり、9日になった。家に帰ると1枚の封筒が大学から届いていた。合格でも不合格でも必ず届くはずだよな。急いで中身を見ると2枚の紙が入っていた。1枚は大学の地図である。もう1枚に書いてあったのは、
「拝啓 ○○大学大学院ビジネス選考の2007年度4月入学選考に出願いただき有難うございました。貴方は、第一次選考(書類審査)に合格しましたので、ここにご通知申し上げます。つきましては、第二次選考(エッセイ、面接)を実施しますので、以下のとおりご案内いたします」。
とりあえず一次試験は合格したという結果であった。良かった。いろいろなところからのプレッシャと受験の申請にここまでいろいろ苦労したが、とりあえず一次の結果は良かった。さて次は二次試験だ。
送付された書類には、次の二次試験の注意事項が書いてある。日程、集合場所、それと・・・、やっぱりそうか。エッセイ(小論文?)は1時間で書き上げないといけないのか。それに辞書等の持ち込みは禁止で、ボールペンと修正液もしくは修正テープのみ使用を認めるとなっている。次の試験の準備をしなければならないけど、かなり不安である。過去の問題は公開されてないから分からない。1時間かけて手書きで論文を書くのはかなりやっかいだ。パソコンだとすぐに修正ができるけど、手書きだと簡単には修正できないから、よく考えて文章を作らないといけない。試験まで残り少ないがしっかりやろう。
2月4日
今週も天気のいい日が続いたな。太平洋側の地域は冬は特に天気のいい日が続くから気持ちいい。けど今年は気温の低い日が少ないのが気になる。雪も1回降っただけで全然積もってないからな。
最近俺は優れものの電子辞書を手に入れたのだ。今まで持っていたのはセイコーの電子辞書で、広辞苑、英語、日常英会話などが入っていたのだが、これに中国語とドイツ語を入れたいと考えていた。けど今の辞書には新しい機能を付け足すことができなかった。
NOVAで中国語、ドイツ語の授業を受けているとき分からない単語が続々とでてくるのだが、うまく質問することができないので、結局意味が分からずに授業が終わってしまう。後から調べればもちろん分かるのだが、授業の中では、その分からない単語を想像しながら俺は話をするから、会話がかみ合わない場合が出てくるのだ。そんなときに辞書があればすぐに調べて、理解した上で意見を言うことができるから、ほしいと思っていた。だけど本の辞書だと重くて持ち歩くのが大変である(何、重いだと、そんなこと言ってたら上達しないぞ!)。
ドイツ語と中国語の辞書を2冊買うよりも電子辞書1つで、英語、中国語、ドイツ語が入っているのがあれば軽くて便利がいいから是非欲しいと思っていた。けど俺の中国語、ドイツ語の能力ではまだまだでそこまで必要ないだろうというのが今までの俺の考えだったが、最近NOVAの授業でついていけないことを考えると、俺としてはどうしても欲しかった。
とりあえずヨドバシ、さくらや、山田電機で3ヶ国語が入った辞書があるのかどうか調べた。すると、7ヶ国語会話が入っている辞書を見つけた。けど触ってみると7ヶ国語は基本の会話だけしか入っていなかった。日中、中日、独日、日独の辞書は入ってないのである。他を探すと、セイコー、カシオ、シャープの一部の機種に新しい辞書を付け足すことができる機能のあることがわかった。パソコンを使って電子辞書にデータを送り込むことができるもの、カードを差し込むことで追加できるものであった。俺はその中でシャープの中国語、英語ベースの機種を選んだ。その電子辞書にドイツ語の辞書カードを入れることで3ヶ国語が対応できるのだ。これは優れものだ。そのカードを他の言語に変えることもできるのだ。金額は本体が2万円でドイツ語辞書カードが5千円だ。
俺は早速NOVAの授業で使った。テレビ画面での授業なので手元は映らない。中国語でわけのわからない単語が出てきた。他の生徒も分からない。先生は懸命に説明しているが俺にはちんぷんかんぷんである。他の生徒もおそらく理解できてない。俺はすかさずピンインを打ち込んで意味を調べた(アルファベットで単語を打ち込む)。ああ、そういう意味か。いつもだと先生の説明から意味を推測して、会話していたが今回は意味がばっちり分かった。だから明確に文章が作れた。やはりこの電子辞書はすぐれものだ。よかったぞ。
1月27日
最近天気のいい日が続くな。
以前お世話になった先生から連絡があり思いもよらない依頼があった。学会誌の編集委員の話である。博士課程の頃お世話になった先生から、今度ある学会誌の編集委員の幹事になるので、自分に是非編集委員をやってほしいという依頼だった。内容を聞くと、学会誌の特集記事の担当で、年に数回の会議への出席と、特集記事の企画や、執筆者への依頼などである。任期は2年とのことであった。
2年間といったら、ビジネススクールに通う期間と同じである。自分の能力でそんな仕事ができるのか?これから忙しくなるのにできるのか? 普段の仕事もこなして、ビジネスの勉強もして、学会誌の編集委員ができるのか? 俺は悩んだ。会社に報告して上長の意見もきいた。やはり俺と同じ考えで、「できるのか?」という意見であった。
先生からはぜひ編集委員を引き受けてほしいという強い依頼であったが、自分の今の状況、これからビジネスの勉強をする予定であることを伝えて、自分の今の能力では、編集委員の仕事がおろそかになってしまうことを説明した。学会誌はその分野の専門家の方が見ている雑誌だから、いいかげんな仕事はできない。自分もこれまでこの学会誌に論文を掲載してもらったことがあるので、その雑誌の編集のお手伝いができることは非常にありがたいことであるが、中途半端な仕事はしたくない。いろいろと考えた結果、断ることにした。先生にも自分の状況を理解していただき、「残念だけどまた何かのときはお願いします」、ということで納得していただいた。 先生すいません。
1月20日
前回の続きです・・・。
ビジネススクールの受験が可能か不可能かの決定は月曜日(1/15)に持ち越された。午前中に連絡を待ったが、結果はなかった。昼過ぎに突然、規定を作る役員から連絡があり、「許可がおりたぞ。社長にお礼を言いにいけ。誓約書を書いてもらうからな」、と言って電話が切れた。
良かった。本当に良かった。とりあえず第一ステージである会社の許可はおりた。次にすべきことは書類の提出である。願書、履歴書、英語能力の証明書類、自分の担当業務に関する詳細、人物評価書類、大学、大学院の成績書、卒業証明書、エッセイなどがある。この中でやっかいなのは、自分の担当業務に関する詳細とエッセイである。担当業務というのは自分が今仕事でやっていることを書く。エッセイは入学審査の大きな要素の1つになっているらしく、研究計画、テーマ、アプローチ法、なぜ今の時期にビジネススクールに出願するのか、将来の目標に対してビジネススクールがどのような役に立つのか、過去の表彰履歴などを書かなければならない。
申請書類に関しては昨年大学から取り寄せていたので、書く内容は分かっていて漠然と内容は考えていた。そして会社に申請した頃から内容は吟味していて、何度も何度も訂正しては加筆していた。それでも読み返すと内容は不十分である。質問事項に対して的確に回答しているのか。余計なことは書いてないか。更に何度も読んで訂正して、まぁ大丈夫だろうというとこまでいった。それでも翌日になると、やはりここがおかしいなと、なってしまう。結局書類締め切り日の前日17日に、何度見ても書き直したくなる気持ちが起こることに気づき、思い切って書類を提出することにした。
会社の許可を得たので受験料も会社もちとなった。自分にとっては非常にありがたかった。金銭的な心配をしなくてよくなった分、自分に対して会社からの大きなプレッシャがかかってきた。胃のあたりがもやもやしてきて、またきたなという感じがした。以前博士課程で勉強していたときも胃がぼろぼろになった。胃の中が出血していて、ポリープがうようよとできていて、ようやく今年それが完治したところであった。
提出した書類審査の一次結果が2月6日に出る。とりあえず出すものは出した。結果待ちだ。
その次の二次審査は面接と小論文の作成なのでそちらの準備をしなければならない。小論文の課題は分からないが、インターネットで調べるとその大学で通っている学生がいろいろ書いていて、小論文の作成はボールペンと修正液のみ持込が許されて、1時間以内に1200字程度の小論文を書き上げるそうだ。彼らの中には予備校に通って小論文の書き方を勉強している人もいる。そして、私の予備校からはここのビジネススクールには何人受けて何人が合格、何人が不合格と書かれている。
俺はそれを見て、俺自身やばいんじゃないか。小論文の勉強なんてやったことがないぞ。けど小論文っていうのはなんだ、論文ではないのか。俺は今まで論文は何本も書いてきたからある程度は書く自信はあるが、小論文とはどこが違うのか、文字数が制限されていることか? 俺が一番いやなのは、時間以内に仕上げることだ。それも手書きで書かなければならない。いつもワープロばかり使っているから漢字をすっかり忘れている。これはぜったいに練習しないとダメだぞ。俺はかなりあせりはじめた。会社からのプレッシャもある。せっかく会社から許可をもらったのに入学試験に合格できなければ全く意味がないのだ。これが俺にとっての第二のステージだ。今日から特訓だ。ところでどうやって特訓するんだろう。
1月13日
ビジネススクールの受験と研修の為、先月会社に上申書を提出した。そして役員会議で取り上げてもらった。許可を認めるか認めないか。結局詳細な規定がないので、まずは規定を作るということになった。しかしビジネススクールの申請書類提出は今月の18日までに出さなければならず間に合いそうにない。学校には、金曜と、土曜に行かねばならないため会社を休まなければならない。その為には会社の許可が必要である。そして派遣許可書類をビジネススクールに提出しなければならなかった。
最初の書類を提出して1ヶ月たっても正式の決定が会社からなかったので、事情を説明して派遣許可書類の記入をお願いして、許可の可否をたずねた。上長2人と1人の役員には賛成してもらい、あとは規定で決定されるとのことであった。ところが、・・・
俺は別の役員と面接した。その役員は、まず唐突に、「おまえは会社を辞めるわけじゃないだろうな」、「ビジネススクールに行く目的は何だ」、「そこで勉強していったい何の役に立つのだ」、「以前も博士号取得の為に行かせてやったのに今度許可したら2回目だからな」、「博士号の成果は仕事でいかせてるのか」、「今の仕事と平行してできるのか」、「おまえの意気込みをちゃんと書け」といろいろと言われた。話の内容から、自分をスクールに行かせても何の役にも立たないのではないか、自分だけを特別扱いするわけにはいかないんだぞ、と否定的な考えがあることは十分分かった。
それは規定を作る担当の役員であった。そしてその役員からの要望は、「1年待ってくれ」ということであった。それは規定を作るのに時間がかかるという理由であった。会社としての考えは、まず規定を作り、そして社内で公募し勉強したい人を集めて、書類審査、役員面接を行い公平に決定したいというのであった。当然だと自分も思った。しかし今の自分にとって1年も待つことはできない。
俺はその面接で自分の考えを話した。ビジネススクールを受験する目的、どのような内容を勉強するのか、将来的にどうしたいかを自分も興奮して互いに議論しながら話した。また自分は2年前にも申請して(そのときは2年間会社を休んで海外で勉強したいことを申請したが却下された)、それから準備を行っていたこと。申請には英語の能力証明書も必要だ。
自分も会社に上申書を申請をする前に家族のこと、会社のこと、他の社員のことを十分に考えた。ここで許可が得られてビジネススクールに通うとなると確かに2回目の学校である。他の社員の中には、「何であいつだけが2回も行くんだ」という気持ちが起きないわけはない。だから俺は会社の迷惑にならないように、今のNOVAと同じように、休日に自己負担で勉強したいと考えていた。ただ金額はNOVAと比べ物にならないほど高く年間175万円で2年で350万円もかかる。俺は奨学金をベースにあるいはもし可能であれば会社からの借用か補助ができるかのお願いすることは考えていて、上申書類ではお願いした。ただ一番の問題となるのは金曜日を休まなければならないことであった。これがなければ自分で申請して勉強する予定だったのだが、ビジネススクールの教授と話をすると、やはり金曜日、土曜日に授業があるとのことであり、会社の許可が必要とのことであった。
俺がビジネススクールで勉強する必要があると思ったのは会社の中で仕事をしたから気づいたのである。仕事を効率よくするには会社の仕組みを勉強するのが近道だと俺は考えたのである。本を読んで勉強しても結局表面的なことは分かるが本質は分からないと思った。実際に何冊も本を買って読んだがあまり身につかない。英会話も同じで本を何冊買うよりも専門の会話学校で勉強するほうが短時間で効率よく身につくのであり、それは実体験で分かっている。
だからビジネススクールで勉強するのに会社の許可を得られず、会社のバックアップもなしで勉強するのは難しいのである。ビジネススクールで学んだことを会社の中でいかすために実行するのである。
担当役員からの、「1年待ってくれ」の回答で悩みに悩んだ挙句、こう回答した。「会社の決定に従います。ただ自分としては1年待たずにやりたいです」。その役員は「素直じゃないか、よし分かった」。そして多少自分にとってプラスになることも話してくれた。「おまえほど熱心にいってくるやつは他にはいないし、会社としても、その積極的な芽をつぶさずにやっていきたいとは考えている」。結局昨日の会議で決定するはずだったが、そこでは決まらず延期になり月曜日に持ち越しとなった。
ビジネススクールに関してはもちろん会社に上申する前に家族とも話した。ここでもいい反応はなかった。今マサキは土曜日にスイミングに通っていて送り迎えの為にみんなでついていってるが、これも妻の負担となり小さいショウヤも連れていかねばならない。また土曜日に保育園や学校の行事、父兄参観などがあるので、それも出席できない。妻が、「どうしてパパは来てくれないのって言われるよ」、「私たちのことも考えて実行してるのよね」、「こういうことは独身の間にやってほしかった」と言われた。俺が逆の立場だったら多分そう思って、そう言っただろう。気持ちは本当によく分かるが、俺の年齢、会社の俺の立場からいくとビジネススクールでの勉強のタイミングは今しかないと思っている。逆に遅い気もする。これ以上は遅らせることはできないというのが正直な気持ちだ。そしてもちろん周りのこと全てを考えて俺なりに決断したことだ。
申請書類の締め切りは18日である。どのような結果になるか。会社の決定によって決まる。ただ自分の意志は固い。1回しかない人生だから、くいのないようにしたいし、もし今回ダメであってもあきらめずにトライする気持ちはある。
1月4日
明けましておめでとうございます。今年も普通の家をどうかよろしくお願いします。
さて今年は何をしよう。