ある日の一言(2003年1月〜)

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内容紹介

ある日に起こった出来事、感じたことを一言書きます。楽しみにしててください。


12月21日
 今回は数枚の写真を紹介します。
新潟の国際会議でプレゼンを行っているところの写真です。少し見づらいけど発表している写真はこれ1枚だけです。学会で撮ってもらった写真です。


 国際会議でイギリスに行ったときの写真です。ブリストルはほとんど毎日が雨で、いつもどんよりした雲がかかってました。


NOVAのレベルアップコンテストの授賞式が赤坂プリンスホテルでありました。そのときの写真です。
 左の写真はパックンマックンのトークショー。昨年から新宿のNOVAを舞台に撮影が行われており、1年間で初心者から海外ライブができるようになるまでマックン(左の日本人)が英語を特訓。今月27日にラスベガスで英語のコントを行うそうである(この模様は来年の2月にテレビ朝日系列で放送らしい)。1年間でレベルが7Bから4に上がったのはすごいよ。ちなみに俺は5だけど。これはNOVAに行っている人しか知らないか。
 パックン(右の外人)はNHKの英語でしゃべらないと、にも出演している有名な外人だ。

右の写真はNOVAの猿渡社長と1枚パチリ。きさくな方でした。

                     
11月31日
 11月16日〜23日まで国際会議で発表するためイギリスに行ってきた。成田を出発し、オランダで飛行機を乗り換えて目的のブリストルまで17時間かかった。かなり長い旅だった。宿泊先に到着した後に分かったことだが、2泊分の予約が取れてなかったのだ。オーナーの話によるとその2泊は国際会議のため満室になっているとのことだった。しかたなく次の日、宿泊先を探すことにした。ブリストルの中心にあるインフォメーションセンターまでバスで行き、スタッフに宿泊施設の名簿を見せてもらって安いところを中心に電話で空いているかどうかを探してもらった。その中で30ポンドという日本ではビジネスホテルなみのB&Bが見つかった。ちなみに日本円だと5800円ぐらいである。また、B&Bというのはホテルよりワンランク下の宿泊施設で「Bed&Breadfast」の略である。いま泊まっているところもB&Bで、毎朝おなか一杯の食事が食べられるのである。しかし風呂はシャワーしかなくバスタブはついていなかった。それでもこのB&Bは48ポンド、日本円で9600円もするのだ。高すぎるぞ〜。イギリスは全体的に物価が高いのだ。

 俺はホテル探しをのんびりしている暇はなかった。発表の原稿が完全にできあがっておらず、当然ながらその内容も覚えてないので、B&Bで修正しなければならなかったのだ。結局、発表の直前まで缶詰になり、前日に原稿ができあがり、その後、半日かけて覚えて、発表に挑むことになった。時差の関係で日本とイギリスでは昼と夜が逆転しており、朝目が覚めるのが決まって明け方の4時ぐらいになっていた。日本では午後1時ぐらいである。だから昼間は他の人の興味のある発表を聞いて、夜と明け方から午前中にかけて原稿の修正を行っていた。発表が終わるまでは睡眠時間は3〜4時間ぐらいだったがそんなのは全く苦ではなかった。それより何より発表が気になって寝るどころではなかった、例え眠くなって寝たとしても、原稿を懸命に覚えている夢や、質問が聞き取れない夢ばかり見た。

 他の人のプレゼンテーションを聞いて英語の聞く力をつけようとしたが、後ろで聞いていると、あまり内容を理解することはできず、また質問の意味もほとんど分からなかった。こんなことで俺は本当に発表ができるのか、例え発表が出来たとしても質問に答えることができるのか、かなり不安であった。NOVAで勉強してきたことが多少は身に付いたと思ったが、まだまで勉強不足であることを実感した。ただ通常の会話はある程度こなすことができ、B&Bの予約、オーナーとの簡単な会話などは問題なかった。俺が昨年海外旅行に行ったときのことを考えるとはるかに進歩していた。発表は9割が大学関係者が占めていて自分のような会社の人は少なかった。しかしよく考えると自分も大学生だから同じか。日本人の発表は下手で大学の先生でも練習不足なのか詰まりながらしゃべったり、原稿の棒読み、また質問の意味が理解できず答えることができないのが目立った。まさに英語の不得意な日本人である。質問者の中にはかなり鋭い突っ込みをいれる先生もいて、もし俺が質問されたら何て答えようなどと考えながらいつくかの発表を聞いていた。

 発表の当日、時間が夕方の5時20分であった為、午前中に少し練習をして、昼過ぎから前の人達の発表を聞いて自分の調子をベストな状態になるように保っていった。俺の発表のとき、念のために原稿を手で持ち前に立った。発表会場は2つあって俺が発表したのはブリストル大学の中の伝統ある教会である。今月2度目の国際会議とあって、前に立つとほとんど緊張することなく、司会者の英語も意外にクリアに耳に入ってきた。やっぱり前に立つと集中力が違うのかな? 司会者より自分の紹介があり、スピーチが始まった。今回は多少余裕があってスクリーンを見て話すだけでなく、聞いている人達の顔を観察しながら発表をすることができた。全ての発表が終わった後、質問が始まった。韓国の大学の先生からである。「You're nice presentater・・・」と、「おまえのプレゼンは良かったぞ・・・」と、誉められたあと質問があった。これも前に立って集中していたことが理由なのか分からないが、意外に聞き取りやすく、簡単な内容であった為、すぐに回答することができた。しばらくの間、この先生とやりとりを行い、つたない英語で説明を行った。次の質問が無かったため発表がそこで終了することになった。終わったぞ〜。11月に3件の発表があったが、その最後の発表を済ませて、ほっとした瞬間であった。

 その日の夜、テレビをつけた俺はブッシュ大統領がロンドンを訪問中であることに初めて気付いた。また、トルコのイギリス大使館がテロのため爆破?されていたことも初めて分かった。街を歩くといたるところに警官が立っていて、あっちこっちでデモをやって大騒ぎしている。今までほとんどB&Bに缶詰になっていたから周りの状態が分からなかったのだ。

 次の日、別の宿泊先に移動した。その部屋を見て驚いた。トイレがないのだ。おまけに風呂がない。いったいどうなってんだ〜。俺はB&Bの人に聞いた。すると共同トイレで共同浴場で、もちろん浴槽はなくシャワーだけということだった。前の宿泊先よりもっと悲惨であった。おまけに朝飯は自分でコーンフレーク、パンを焼いて、コーヒーを入れて食べるのだ。前の方が良かったと、そのとき改めて思った。しかし、もうどうしようもない。これも1つの経験だと思って俺はあきらめた。

 もっといろいろ書きたいけど・・・、最後にイギリスで見たショッキングなことを書きます。予定していた工場見学が中止になり俺は電車で近くの街を見に行くことにした。その途中、駅の構内で俺は人が逮捕されるのを初めて目撃した。女の子が2人の警官にドラッグの不法所持で逮捕されるところであった。俺が気付いたときにはもみ合いになっている最中だった。その子は見た感じ10代で大暴れしながら、「離せ、バカヤロ、このくそったれ・・・」と、警官に対してひどい文句を言いながら逮捕されていた。まさに映画のワンシーンを見ているかのようであった。逮捕されて連れて行かれる間中も、「くそったれ、このヤロ〜」、などとずっと叫び続けていた。

 その後、俺は22日の朝にブリストルを出発し、翌日の朝に無事に成田に到着した。とりあえず11月のハードなスケジュールを終えることができて良かった。帰った後、うれしい封筒が届いていた。NOVAでレベルアップコンテストというのが年に1回あって、先月それに応募していたのだが、受賞したとの返事が送られてきた。このコンテストは、NOVAで勉強した結果、自分にはこんなことが達成できたとか、外国でこんな経験したとか、を原稿用紙に書いて応募するのだ。俺はNOVAのスタッフの薦めもあって2通書いて応募した。1つは国際会議での発表が決定して博士の内定がもらえたこと、もう1つは、学生時代にアメリカでパスポートをなくしたけどアメリカ人の親切により無事にパスポートが戻ってきたこと。どちらが受賞できたか分からないが、また全国からどれぐらいが応募されたのかも分からないが、とりあえず300名の中に選ばれたのだ。来月に赤坂プリンスホテルで授賞式があり、そこで優勝、準優勝、部門賞などが決まるそうだ。優勝すると海外旅行がもらえたりするのだが、とりあえず300名の中に選ばれたことで1万円の旅行券はゲットしたのだ。まぁ、優勝なんてまず無理だろうから、式典でのバンケットを楽しみにして、旨い物でもたくさん食べてこよう。また授賞式のことは終わった後書きます。来月末に新聞紙上でも発表されるらしい。
11月15日
 いや〜、日付を見ると1ヶ月近く更新してなかったな〜。誠にすいません。
まず、5日に新潟で国際会議があった。これは主催しているのは日本機械学会といってかなり大きな団体で発表者が200名近くいてかなり大がかりな国際会議であった。俺も前日まできっちり練習をやっていたが、学位論文の修正や資料の作成にプラスして、俺の記憶力のなさもあって、結局一部発表内容を資料に書き込んで話すこととなった。とりあえず、15分の英語のスピーチはなんとかできた。しかし、その後の質疑応答が大変だった。
 
 一人のインド人が質問してきた。「I'm ・・・slaid・・・」?? 俺には聞き取ることが出来なかった。や、やばい、みなさんもテレビや講演会で見たことがあると思うので、この雰囲気を分かってもらえると思うが、普通、質問があったら発表者は、「はい、そうですね、・・・。これは、・・・こうなります。」など、即答しなければならない。それが、答えに困って黙っているのでは、発表者としては最悪の状態なのだ。俺は、まず何を言ったのか聞き取れないので、とりあえずもう一度言ってもらうことにした。すると、インド人がまた、「I'm ・・・slaid・・・。」ときた。うわぁ、こりゃやばい。本当に、分かんないぞ! どうする。 

 俺の頭がフル回転して、どう対処するか考えた。冷静に考えるとNOVAの中でもよくあるシチュエーションであることに気付いた。外人の先生が俺にしゃべりかけてきたとき、俺は意味が分からないが、部分的な英語は聞き取れる。あるいは早口でしゃべる先生の場合も同様で、聞き取れた単語から推測して話をまとめる。そう、「1つ飛ばし法」と俺が勝手に言っているのだが、集中して全ての単語を理解しようとするのではなく、1つ飛ばしで単語を理解していくのだ。早口の先生の場合は特に効果的だ。1つの単語を言われて頭の中で考えて理解している間に次の単語がくるから俺の頭が間に合わないのだ。だから意識して1つ置きに単語を理解しようとする。そうすると意外に分かるのだ。

 もう一度改めて聞き直すと、いくつかの単語をしゃべっているのが聞き取れた。「slaid」スライド?そうだ、分かったぞ。インド人の言っていることは、このスライドのことを聞きたがっているのか。俺は水を得た魚のように、ぺらぺらと解説を始めた。ところがインド人の反応がにぶい。・・・。おい、俺の言っていることがおかしいのか、それとも俺の英語が意味不明なのか? するとすかさず座長が、「slit」と言ってくれた。スリット?、何?、スライドじゃないのか。俺は大きな勘違いをしていたのだった。インド人が言いたかったのは、「このスリットの役目は何か」、と聞きたがっていたのだ。俺は冷や汗をかきながら、その簡単な質問に回答した。

 発表前、俺は実はひそかに全ての質問に堂々と回答する自信があった。なんにせよ1年以上英会話に習っていて、おまけにできる限り毎日行くように努力しているのだから、相手の言うことはある程度理解でき、きっちり回答する自信があったのだ。それが、見事に崩れ去っていった。「ガタガタガタ」。

 ショックを受けてる暇はなく、座長が直々に次の質問で攻撃をかけてきた。「I don't understand the figure. What did you draw it?」。おや、待てよ、俺は何でこんなに座長の英語を簡単に理解できるんだろう。次の瞬間俺は即答していた。座長はすぐに納得してくれた。そう、そのときに俺はようやく気付いた。そのインド人の発音が異常になまっていることを。非常にくせのある発音で、後から聞いた話。他の発表者も、その人の質問にはかなり苦戦していたそうだ。とりあえず発表が終わり会場から拍手がおこった。「ようし発表が終わったぞ!」 そのとき、俺は心の底からそう思った。

 全ての発表が終わった後、俺はリベンジに行くことにした。そう、もう一度そのインド人としゃべろうと、名刺交換に行った。が、撃沈された。やはり何を言っているか分からないが、「おまえの発表は良かったぞ。」と、言ったのだけは聞き取れた。そうそう、これはまた後の話になるのだが、インド人からメールがやってきたのだ。おいおい、俺とメル友になりたいのか。とりあえず挨拶程度で返したのだが、・・・。このインド人はただ者ではなかった。インドの中でもトップレベルの大学の教授だったのだ。この話は進行中でまた書きます。

 さて、発表も終わったから、のんびりしようか、などと言っている暇はないのだ。12日にもっとも大事な博士の予備審査があるのだ。あと1週間しかないのにまだ原稿が完全には出来てない。おまけに原稿ができてないからスピーチも覚えてない。そうこの審査は45分間のスピーチと30分の質疑応答があって、合格不合格が決定される重要な審査なのだ。もしこれで不合格となったら博士号は取れないのだ。

 以前も書いたけど博士を取るには3つの審査があって、「資格審査」、「予備審査」、「本審査」と全てに合格しなければならない。その2つ目の重要な審査である。俺はこのとき平均睡眠時間が4時間で、徹夜の日もあって半分気力だけで生きていた。会社の人にも顔色が悪いと言われていた。しかしこれだけ重要な目標があると、それどころじゃない。俺は審査の4日前に原稿を完成させて、それから45分間のスピーチ内容の記憶を始めた。先週発表した英語のスピーチはもう頭になかった。発表の前日までに9割ぐらいは覚えた。そして残り1割も適当に話をつなげれば、なんとか原稿なしで話をすることができるようになった。もう、こうなったら、身を天にまかせるしかない。あれ、そういえば質問対策は? まぁ、俺が今までに学会で発表してきた内容だから臨機応変に答えるしかない。

 発表の時、12日午前中、5人の大学教授の前で俺は緊張しながらスピーチをしていた。今までの経験も多少あって滑らかに発表は終えた。その後、恐怖の質問攻撃だ。と思っていたが、するどい質問はなく、俺の書いた博士論文のアドバイス的な意見が多かった。「ここは、こういうふうにしたほうが良い」とか「これを追加したほうがよい」など。あっという間に30分が過ぎていった。その後、審議のために俺は外に出て結果を待つこととなった。もしここで不合格なら俺が2年半やってきたことが無駄になってしまう。しばらく経ち俺はまた部屋の中に戻った。結果は「合格だ」。やった〜。この瞬間、博士の内定が得られた。あとは来年の2月の本審査、すなわち公聴会を残すのみとなった。ただ、ここで受けたアドバイスの中には実験を再度行う必要もあってまだまだ油断はできない。学位を授与するまでは気を引き締めてかからねば。ちなみに学位授与式は来年の3月である。

 さて、発表も終わったから、のんびりしようか、などと言っている暇はないのだ。19日にイギリスのブリストルでまた国際会議があるのだ。明日16日に成田を出発予定なのだ。イギリスでは15分間の発表と5分の質疑応答と新潟と同じパターンだ。今まで予備審査に全力を注いでいたからイギリスの準備が遅れている。スピーチの内容はこれまでにNOVAでチェックしてもらってある程度はできているが、いまいち納得できない。その原稿を覚えようとしているがまだ4割程度だ。やばいぞ。こりゃ、発表日までホテルに缶詰だ。とほほ・・。帰国は23日でほぼ1週間でかけることになる。なんにせよ、これまでやってきた英語の成果を試すときがきたのだ。ようし、本場のイギリスで確かめるぞ。

 これから1週間、家を空けるから子供の世話でまた妻の仕事が増えてしまう。ここまで俺がやってきたのも妻のおかげだと思う。朝は5時30過ぎに家を出て、家に帰ってくるのは22時前。おまけに土日も英会話に撮影にと家を空けることが多い。英会話の費用なんて毎月10万円ぐらいは使っている。妻は文句は言うけど、快く俺の好きなようにやらしてくれている。このことは非常に感謝している。今回国際会議の論文が合格して発表できることになったのはNOVAで細かい原稿のチェックした為だと思う。更にこの2つの国際会議で発表できることが決定したことにより博士号を取得できる論文数が確保でき、内定がもらえたのだ。これより俺がNOVAで英会話を習っていることは間違いでないと思う。

 しかし、土日に出かけるときに、よくマサキが、「パパ、僕と遊ぼうよ。」とやってくる。最近はマサキ、ショウヤを遊ぶ時間が少ない。またマサキは、「マサキはねぇ、パパに保育園に迎えにきてほしいよ〜。」と嬉しいことを言ってくる。この前聞いたら、妻が、「早く学校を卒業して欲しい・・・。」と言っていた。1人で夜、子供の面倒を見るのはかなり疲れることは傍目に見ていて分かる。妻と子供は俺が博士になり、社会で活躍する人間になることを喜んでくれると思うけど、それより家で父親としての役割を望んでいることのほうが大きい。当然だろう。そのバランスが重要だと思う。一段落したら自分のやりたいことは小休止して家族の為に時間を使おう。イギリス出発前に感じた一言でした。
10月19日
 新潟で発表する英語の原稿と発表用シートがようやくでき上がった。さて発表の練習をするか、と思っていたら、大学の先生から、今度の11月に大学である資格審査の原稿を早く作るようにとの指示があった。そう、この資格審査は発表後、合否が出るのだが博士号を取るための重要な審査なのだ。おまけに発表時間は45分で質疑応答が15分もある。今回は学校で練習するので急いで資料を作って、発表の練習をしなくてはならない。今イギリスで発表する原稿も作っているのに・・・。今週もドタバタだ。

 俺の写真を、あるウェブサイトで見つけた。その一部を公開します。やっぱりプロが撮ると違うよな。一番上は銀座4丁目の交差点で撮影しました。他の写真も銀座周辺と新宿駅前で撮影しました。1年ぐらい前に撮影は行われたけど、土曜日の夕方、大勢の人混みの中で緊張しながら撮影したことを覚えている。一緒に写っている女の子は、プロのモデルさんです。一番下は新宿駅前の歩道橋の上で撮影したのだが、俺の周囲にカメラマン、反射板を持つスタッフ、その他数人の撮影クルーに囲まれて撮るから、周りの通行人はいったい誰が撮影されてるんだと、興味津々、ところが俺を見た瞬間、「あんた誰?」。しかし俺にとって初めてのモデル撮影で貴重な経験になりました。

 俺は最初に待ち合わせ場所のある有名ホテルのロビーに行った。そこでスタッフに迎えられてホテルの一室に入った。そこには多くのスタッフが待機しており衣装もずらりと並んでいる。そこでスタッフが俺に会うスーツ、ネクタイを選んでいる間に俺はメークをしてもらった。メークというのは初めての経験で恥ずかしかった。ただすごいことに撮影後、俺の顔を超ドアップで撮ったのを見ても違和感がない。普通だと顔のしみとかが目立つが、それが全く消えてしまうのだ。メークとは怖いもんだ。
 
 その後小型のバスで移動するが、モデルは常にVIPとして扱われるのだ。普段の生活では体験できないことだ。バスに乗るときも、「どうぞ、こちらに座って下さい」とスタッフから丁重に扱われる。そうそう、よくテレビで撮影スタッフが乗っている小型バスを見るけど、銀座、新宿の移動に使うのはあのバスなのだ。窓ガラスにスモークが張ってある、あの小型のバスである。

 撮影するときは周りに人が集まってきてみんな見ているのだ。ちょっと恥ずかしいが、優越感にひたれて気分がいいもんだ。他のモデルさんが撮影している間や、スタッフが準備をしている間は、スタッフからコートをもらって(撮影したときは少し肌寒かった)着て待っているのだ。そして、「撮影始めます」の合図で我々は、コートを脱いで、スタッフの指示でカバンを持ったり、歩いたり、話をしたりしているショットを撮影していく。

 モデル撮影はけっこうおもしろい。まぁ、撮影のチャンスはそうないかもしれないが、またあったらやりたいもんだ。

 もしかすると俺のポスターが駅で見られるかも! また、どこかで見つけたら教えてください。



            

10月12日
 久しぶりの3連休だ! そう、我々の会社は年に数回しか連休がないのだ! ようしこの3連休は遊ぶぞ〜。・・・と思っているのは俺の心の一部分だけで、今の俺は遊ぶどころか自分のやりたいことをする暇がほとんどないのだ(少しはあるけど)。・・・。
10月9日
 2週間以上パソコンが壊れて全然更新できませんでした。すいません。この間いろんなことがありました。富山で学会発表があり、質問ぜめにあって大変だった。あと、博士論文を一通り書き終えて先生に送付したのだ。しかし、まだまだ修正が必要だろう。あと、英語の発表の準備で今は英文を作っている途中でもあるのだ。それと、あるある大辞典の撮影が入って血液を抜かれた(まだロケがあるらしい)、それと、俺の写真が、とあるウェブサイトに、すげぇ〜かっこよく掲載されているのを発見したのだ(本当にこれが俺か?)。あとは・・・我が家のカブト虫はまだ生きているのだ。もう10月なのに・・・。すごいだろう。おまけに幼虫が20匹ぐらいいるのだ。す、すごすぎる。さすが、脱普通の家だ。そうそう大切なことを忘れていた。今日は俺の誕生日なのだ!
9月21日
 先々週ようやく1つの学会発表が終わった。来月に富山で1つ行われて・・・、え〜と、あと11月まで残り4つの発表がある。1つ1つ着実にこなしていかないと駄目なのだが、大学の先生からは、博士論文を早く書け〜、と催促がくるし、学会に投稿している論文の回答書も期限付きだから早めに作らねばならない。おまけに11月にある英語の学会発表の原稿を2つ平行して作らねば(先週は会社が終わった後、高田馬場まで外人の英文チェックを受けに行ったのだ。しかしまだまだ作らねばならない)。更に自分の仕事もしなければ当然周囲から文句を言われ・・・、と今が一番忙しい時期だ。今の最優先は博士論文で、あと残り40ページを今月中に仕上げなくてはならない。とりあえず80ページまでは書いたがこうなると休みどころではない。かといって英会話をさぼるわけには行かないから、夜の7時30〜9時まではNOVAの時間となる。おまけに休みの日はマサキ、ショウヤと遊ばねば。これも大切な仕事だ。そうそう、最近またモデルの撮影があったのだが、これも俺にとっては貴重な体験だから断れないし(もしかすると来年JRで俺が見れるかも!)。もっともっと時間をくれ〜。今だけでいいから。

 

 

 駅のポスターや広告などに掲載されているモデルさん達と一緒に撮影しました

 我が家のカブト虫がとうとう13匹に減ってしまった。やっぱり夏の終わりとともに死んでいくのか・・・。しかし、先週連日連夜、メスかぶとが卵を産んでいって、なんと70個を越えてしまった。おい、おい、どうすんだよ〜、全部産まれたら。昨日卵をチェックしたら2匹幼虫になっていた。すげ〜な。これも俺の大切な仕事なのだが・・・、最近はかぶとの世話で寝るのがどうしても午前様だ。おまけに朝起きるのは6時だ。まぁ、5時間以上寝ていたら問題ないんだろうけど。俺はどうしても睡眠に弱いのだ。眠いよ〜。
9月6日
 カブト虫が卵を産んだ! おまけに1匹幼虫が生まれた! すごい。俺ははじめて本物の卵を見たよ。またはじめて、産まれたばかりの幼虫を見たよ。感動だ〜!卵はピンポン玉を小さくしたようで真っ白ですごくきれいだぞ(画像だとあまりきれいに写ってないけど)。



8月31日
 お盆に実家の三重県に帰ったときに大量のカブトムシを捕まえたりもらったりした。クワガタムシを入れると全部で30匹はいるのだ。すごいだろ〜。マサキもショウヤも大喜びだ。けど家の中に変な虫が発生して妻は大騒ぎだ。


8月27日
 パソコンが動かなくなってしまい今まで更新できませんでした。すいません。ようやく古いパソコンを引っ張り出して動かすことができました。メールサーバーの容量がオーバーしていたらしくメールを送っていただいた方は申し訳ございません。いろいろネタがたまってますのでまた書いていきます。そうそう、あるある大辞典、ほんの一瞬2コマぐらい出ていたぞ!
8月2日
 昨年の12月に学会に投稿していた論文がチェックされて返ってきた。よく考えると論文を出してからまる7ヶ月経って戻ってきたことになる。俺はもうダメかと思ってあきらめていたんだけど・・・。だいたい長くても3ヶ月ぐらいで返ってくるのだ。実はこの論文は以前、別の学会に出してダメだったのだ。それをアレンジして出したわけだが、なんにせよ良かった。もしこの論文がパスして学会誌に掲載されると5本目の論文が合格することになる。しかし今回は質問が24問もあって驚いたよ。これまでの中で多かったものでも12問程度だったんだが。

 ちょっと待てよ。俺は今まで論文が学会誌(専門雑誌)に掲載されるまでの手順を書いたことがあったかな?書いてないと、「おい、何のことか、さっぱり分からないぞ!」、とHPを見てる方にお叱りを受けることになる。う〜ん、以前の内容をチェック。チェック。チェック。書いてないな〜。

 簡単に説明しよう。普通の雑誌に掲載されるのと少し違う(実はあまり詳しくない)。まずは論文をA4で6枚ぐらいに仕上げる。書き方は学会によって違うが、文字の大きさは9pで、種類はMSP明朝で、数式は・・・、とかなり細かく規定されているのだ。基本的に論文は、オリジナリティ(他の人が誰もやってないこと)が必要で理論的な考察がなされてないとダメなのだ。

 とにかく論文を仕上げたら、学会というところに送る。学会はいろんな種類があって機械学会、電気学会、物理学会など100種類以上あると思う。俺が所属しているのは機械学会、精密工学会、砥粒加工学会というところだ。それぞれが学会誌なる専門雑誌を発行している。そうこれらの雑誌は会員にならないと手に入らないのだ。ただHPでタイトルと著者名ぐらいはチェックできるが。

 学会には校閲委員という先生達がいて、我々が送った論文を細かくチェックしてくれるのだ。その先生方の本職は大学の教授、助教授や企業の研究者達なのだ。つまりこのチェックは同業者同士がやってお互いに勉強しあうのだ。もしチェックの結果、あなたの論文は優れていて訂正の必要がありません、ということなら即学会誌に掲載が決定するのだ。そうこれであなたは著書を持つことになるのだ。おめでとう。ところが1発でOKなのは大学の教授でもまれ?(だと思う)。俺なんて前回の論文は4回チェックが入って校閲委員の先生とやりとりした。

 校閲委員から、質問状(論文の照会)が送られてくるから、それに答える(回答書を作る)のだ。4回もやりとりすると論文を投函してから8ヶ月ぐらいは経ってしまう。おまけに装置の製作、実験を考えると論文を書こうと思ってから1年半ぐらいは必要になるのだ。校閲委員からの質問内容はけっこう鋭いところをついてくるのがあり、考えて、考えて、考えても俺には妙案が浮かばないことがよくある。前回は結局、再度実験を行って新しいデーターを張り付けた。

 それで苦しんで、苦しんで論文の修正を繰り返して、ようやく校閲委員先生が、「まぁ、これぐらいでいいだろう」とOKを出してくれる。そうそう、ちなみに1つの論文のチェックは2〜3人ぐらいの先生が同時に行うのだ。そこで全員の先生が、「この論文は全然ダメです」となると、不合格となってしまうのだ。しかし1人の先生が不合格程度なら、学会が別の校閲委員の先生に論文のチェックを依頼する。おそらく今回7ヶ月かかった理由は、俺の論文のできがあまりにも悪すぎたために数人もの校閲委員の先生を経由したからだと思う。しかし今回戻ってきた質問状は1人だけだった。はて?もしかするともう1人は質問なしで合格したのか?

 全員の先生からOKがもらえると論文は合格となり学会誌に掲載されることが決定する。この後は学会からフォーマットの細かいチェックが入り、数ヶ月後に学会誌に掲載される。論文掲載後、学会に掲載料を支払わなければならない。これが安くはないのだ。1ページあたり約1万円ぐらいでこれは学会によって異なる。通常の一般雑誌は原稿を書くと出版社からお金(原稿料)がもらえるのだが、学会誌の場合は勉強をさせてもらうという意味もあってお金を払うのだ。わざわざお金を払ってまで学会誌に掲載してもらわなくていいよ、とはならない! というのは、博士号取得の為に学会誌に論文を掲載しなくてはならないし、大学の先生の場合は助教授になるのに学会誌に何本掲載が必要とか、教授になるには何本・・・、とうまく出来ているから投稿する人がいなくなるとは考えにくい。おまけに学会誌は多くの企業が賛助会員となって購入しているのだ。企業にとっては新しい技術のネタ探しに学会誌はうってつけの材料なのだ。

 どうですか。だいたい分かりましたか。一つ言えることは、学会誌に投函すると非常に細かい日本語のチェックを受けるから文章を作成する練習になる。それも自分の言いたいことを簡潔に要領よく書かなければいけないからレポート作成の役に立つのは間違いない。また筋書き(ストーリー)が重要で、読者が違和感無く読めるようにしなければならない。
7月26日
 先日外人と飲む機会があった。俺にとっては絶好の英会話の練習であった。彼は元NOVAの先生で俺の論文をチェックしてくれた人でもあるのだ。NOVAの規定では先生は生徒とプライベートで付き合うのは禁止しているらしく飲みにいくことは一切できなかったが、彼がNOVAをやめて他の英会話学校に変わった為にOKになったのだ。俺達が行ったのは高田馬場のイングリッシュバーで彼のおすすめの店である。なかなか雰囲気のいい店で、バーテンダーはイギリス人。日本語は達者なのだ。ようしまた暇を見つけて行ってみるか。
7月20日
 昨日は、フジテレビ「あるある大辞典」の実験に協力する為、東海大学付属病院に行って来た。久しぶりの人体実験だ。俺は張り切って病院まででかけた。ところがそこまで遠いのなんのって。神奈川県の伊勢原まで行くのだが、電車とバスを乗りついで2時間以上もかかった。それに輪をかけて待ち時間が非常に長かった。参加者は全員で5人だが俺の撮影は最後から2人目で結局そこでも4時間待つことになった。まぁ、TVの撮影は待ち時間が長いのは分かっていたが、ここまで長いと腹がたってくる。結局俺の撮影がスタートしたときは外が暗くなりはじめていた。

 今回の実験は肝臓と腎臓の血流のチェックで、この血流ををよくするために、足裏マッサージが効果があるらしく、まずは超音波を使ってお腹の上から肝臓と腎臓の血流をチェックした。そして次にマッサージをしているときの血流をチェックして比較するのだ。足裏マッサージはすごく気持ちがいい。俺のイメージでは痛い→怖いであったのが、この英国式マッサージは気持ちがいい→リラックスできる、とイメージを刷新してくれた。最後に、マッサージの後リラックスしている状態で血流をチェックするのだ。血流がよくなったかどうかは数値測定で判断するらしくその場では分からなかった。
 そういえばこの英国式マッサージは川崎の地下街にも系列店があるのだ。ようし今度絶対に行ってみよう。

 番組の内容はというとあまりよく分からないのだが、足裏マッサージの効果はいろいろなところに効くらしい、ということを実験で検証してくみたいだ。詳細は番組を見て下さい。いつ放送されるかはよく分からない。何にせよ今回のロケは移動時間、待ち時間が長かった。結局家にたどり着いたのは22時前だった。何だ、普段の生活と変わらないじゃねぇか。本当は、早く帰ってきて家の近くの祭りに行く予定だったのに!
7月12日
 新潟で発表する国際会議の論文が予定より1ヶ月遅れで結果が出てきた。合格だった。なんだよ〜、合格ならもっと早く連絡くれよ。これで学会誌に掲載される論文は4本となった。こうなると、11月はスケジュールがぎっしりになってくる。11月2〜4日に新潟の発表、12〜?日(まだ未定)に博士号の予備審査、16〜22日にイギリスでの発表と続くのだ。おまけに国際会議は2本とも内容が違うから英語の原稿をそれぞれ作り、何度も練習して頭に入れる必要がある。きついな〜。しかし俺が選んだ道だから、しょうがない。
 英語論文が2本合格すると1年以上かけてNOVAに投資してきたことがムダでないことが分かった。おそらく外人講師に文法チェックを徹底的にやってもらったからだろう。感謝。感謝だ。ある国立の研究機関の人は、イギリスの論文のチェックが厳しいと嘆いていたそうだ。かなり修正が入ったらしい。けど、俺の場合は全く修正が入らなかった。
 しかし将来的には、外人の力を借りずに正確な英語論文をやっぱ作成しないといけねぇな〜。
7月5日
 国際会議で発表する論文の1つが審査の結果、合格となった。これで11月にイギリスで発表できることが決定した。やったぜ〜。この論文は同時に学会誌にも掲載されるので、学会誌に掲載される論文は合計3本となり、博士号をほぼ取得できるラインまで到達した。ただもう一つの新潟での国際会議の結果がいまだに出てこないから、もしかするとこっちは不合格かも。くそっ、残念だ。
 今後は、博士論文を120ページほど書き上げなければいけないし、あと国内の学会発表が9月と10月にあるからその準備に追われて忙しくなる。あと、NOVAもビジネスコースを平行で受講することにした。このコースはビジネスに必要な英語を勉強できるのだが、プレゼンのやり方も教えてくれるそうだ。こうなったら何が何でもイギリスでの英語発表を成功させなくては!
6月28日
 先週英語のビジネストークショーというのが大手町の日経ホールで開催されたので聞きに行った。うまくいけば、実はそこで英語でスピーチができていたのだった。それも600名の大衆の前で・・・。今考えると俺程度の英語レベルでスピーチをするのは、無謀なチャレンジだったかもしれない。運良く?俺は選ばれなかったけど、もしも選ばれていたら大騒ぎだったかも。だってたったの10名しか選ばれないのだから。う〜ん、残念だ。スピーチの時間はたったの3分だけど、みんな表現力、迫力があってうまい。俺も英語論文がパスすれば国際会議で発表するわけだが、その予行練習にと考えて応募したのだが俺の今のレベル程度では全く歯が立たないように改めて感じた。ちなみに優勝した人の職業は翻訳家だった。副賞は成田ーニューヨーク間のビジネスクラス往復航空券。実は俺はこれを狙っていたのだが・・・。
 
 そうそう、残念と言えば、先日あるポスターモデルの一次選考がパスしたと連絡が入ってきた。もし二次選考がパスしたら表参道でオーディションがあったのだが残念ながらダメだった。そこで気付いたのだが、ポスターモデルとなっていたのがTVCMに変更されていた。絶句。

 ついでにもう一つ、英語の話題を。太田区産業プラザで留学生交流会に参加してきた。これは日本に来ている留学生と区の職人さんとの交流会で、題して、「職人さんたちの英会話」。これを主催する団体は将来的にNPOに発展させたいとかで、NHKの取材アポもあったそうだ。しかし今回は参加者の中に取材を拒否された人がいてなくなった。留学生との会話は普段の英語の力を試す良い機会で、NOVAパワーを十分に発揮することができた。
6月21日
 先日両親が遊びに来てくれた。いつも車で来るのだが、小さな軽自動車で三重県から高速でぶっとばしてくるのはすごい。近くのイトーヨーカ堂にマサキと一緒に買い物に行ったときに、カブトムシを見つけて買ってもらった。しかし、2匹(雄と雌)で800円とは高いな!昨年、実家に帰ったときカブトムシとクワガタムシを合わせて10匹ぐらい捕まえたことを考えると、やっぱりこっちは違うなと思ってしまう。子供の頃、父親に連れられてカブトムシを捕りによく行ったけど、確かそのときはもっといたような気がする。
 さて、また夏に実家に帰ったらおじいちゃんに連れて行ってもらうか、マサキ。


6月15日
 英会話のレベルが上がって2週間ぐらいたつけど、だいぶ慣れてきた。レッスンでは何度か同じ人(生徒)に当たって顔見知りにもなったし、彼らがどれぐらい話せるのかも大体分かってきた。慣れてきたらこっちのものである。何にせよほとんど毎日行っているから相手がこのレベルを1年続けていようが、とにかく俺は関係なく話をするのだ。そう恥ずかしがらずに話すことが大切だ。俺は2週間前にこのレベルに上がったばかりだ、どうだと、堂々としゃべるのだ。ここのレベルの人はみんなよく話す。これに負けないためには、人が話す前にしゃべるのだ。この前長い間このクラスで勉強しているベテランの人にも、「慣れてますね」、と言われてしまった。習うより慣れろなのだ! 俺は文法がいまいちだがそんなことは関係ない。前回、レベルが上がったときもそうだった。上がってすぐは、「俺は本当にこのレベルなのかな」と、思ったが結局すぐにクラスに慣れてあっという間に今のクラスに上がった。このクラスでも頑張るぞ。
6月14日
 我が家の新しい仲間はいつも大暴れ。おっとこれは内緒だけど少しだけ披露しよう。サファリパークで見つけた新しい仲間だ・・・。ガオッ〜。


6月8日
 この前富士サファリパークに行って来た。朝早くから出かけたので開園前に着くことができた。ちょうどサファリパークではライオンの赤ちゃんとの撮影会をやっていたので俺達は時間を調べて1時間前からそこで並んで待つことにした(よく並ぶよ)。もちろん俺達がトップだ。

 ライオンの赤ちゃんは近くで見るとすごいかわいい。みなさんどうですか?かわいいでしょう。ようしこうなったら記念撮影の時にどさくさにまぎれて1匹もらっていくか!


5月31日
 NOVAのレベルアップテストに無事に合格した。けど、授業がきつい! みんなよくしゃべるよ。止まることなくしゃべり続けるから、俺は話すことができない。ときどき先生が俺のほうにふってくれるけど俺の場合は少ししゃべったら終了。ネタがなくなるわけじゃなく、単に他の生徒のようにしゃべり続けることができないのだ。他のやつは思ったことを瞬時に英語にして話すことができるみたいだ。すごい。本当に俺はこのレベルなのかな? なんにせよ他のやつに負けないように今日も英会話に行かなくては。
5月17日
 先日、NOVAでレベルアップの推薦状をもらった。それで今日の日曜日は筆記試験を受けに行くのだ。これに受かるとレベルがワンランクアップするのだが・・・。(NOVAのシステムはまた書きます)。ただ、毎日通っているだけあってなかなかいいペースでレベルが上がっているように思う。昨年の4月に入会したが、同時に入った後輩と2段階の差がついたのだ(自慢するな!もしも今日の試験に受かったらの話だろう〜)。NOVAで一緒のクラスの人にも言われた。「え〜、もう上にアップするの? 早いな〜」。こういうときには必ず謙遜しなければならない。「上で待ってますので。」 「・・・。」 どこが謙遜なんだよ!

 まぁ、いろいろと話はするけど、他の生徒に、「毎日来てますから」、なんておこがましいことは絶対に言えない。たいていの人は週に2〜4回(1回40分の授業)ぐらいだ。へたしたら2週間に1回程度しか来てない人もいるだろう。それに対して俺は週に8〜10回ぐらい行っている。多いときは15回ぐらい。そう、けた外れに多い、いや、多すぎる。英語のクラスで、「いや〜、偶然ですね。いつもお会いしますね。」と、ある人が言ってきた。俺は、「そうですね。」と軽く受け流すが、これは偶然会うのではないのだ。そう俺は毎日通ってるから。

 少し前までは会社の中で朝から終業まで、ず〜と英語の論文を書いたり眺めたりしていた。そりゃ、お前がレベルアップするのは当然だろう。それだけ英語に接する時間が多いんだから。あとお前はNOVAに、いくらお金をつぎこんでいるんだよ。ふ〜う、これを考えると自己嫌悪に陥ってしまう。

 しかし例え今度レベルが上がったにせよ国際会議で発表するにはまだまだ駄目なのだ。あと1〜2ランクは必要なのだ。さて、これからも過酷な英語漬けの日が続く。俺は夢の中で、一生懸命に英語で何か説明している場面をよく見る。この難しい意味をどうやって英語で説明しようかなって考えて、考えて、考え抜いている。次の日、朝起きると頭が痛い。なんて充実した夢なんだろう。夢の中まで英語を勉強するなんて。俺を気分よく寝かせてくれ! そうそう、昨日の夜は久しぶりに金縛りにあった。体が疲れていて、脳が興奮しているときに俺はよく起こる。昨日はテスト勉強の為に英語を朝からできるかぎり見ていたからだと思う。

ここまで読んで、あんたこんなに無理してやってバカじゃねぇの、と思う人がいるかも。けど、俺の目標は脱普通の人だからしょうがないのだ。以前も書いたけど、世の中すごい人がいっぱいて、俺なんてとうていまだまだあまい。努力が全然足りない。

今日はこのあたりで終わりということに。

5月17日

 研究論文がようやく学会誌に掲載された。2本同時だ。とりあえず博士号取得のための1つの大きな目標が達成できた。大学院入学をスタートと考えると2年と少しかかったことになる。長かったな。来年の3月の学位授与(博士号を大学からもらう)を目標に、国際会議の発表、国内の学会発表、博士論文の作成とラストスパートに向かうのだが、油断はできない。
 これから忙しくなるから時間を無駄に使わず集中して何事もやっていかねば、家庭も仕事も遊びもすべて全力で。

今、ショウヤが起きてきて俺のまわりをちょろちょろ動き始めた。今日はこのあたりで終わりということに。さ〜て、ショウヤと遊ぶか。

5月12日 

 1ヶ月ぐらい前の話になるけど、ロンドンブーツのトライアングルに少しだけ出ていた。テレビの中で言っていたけどエキストラを総勢200人使っていたそうだ。すごいよな。

 最近は会社では朝から終業まで、ず〜と英文を眺めていることが多くなってきた。11月に、新潟と、イギリスで発表する国際会議の論文を修正しているのだ。そうそう、両方とも2つある審査のうち、1つ目(概要の審査)はパスしたのだ。2つ目の審査にパスするために、今6ページの論文をそれぞれ書いているのだが、締め切りが先週と今週なのだ。1つの論文(新潟で発表)は念入りにチェックして、もちろんNOVAの外人にも見てもらって投函した。2つ目の論文をチェックするため今日もNOVAに行く予定なのだ。あ〜あ、せっかくの日曜日だというのに。

 先日NOVAのスタッフに、「あれ、もうすぐポイントがなくなりますよ」と、言われてしまった。「え〜、俺、だって昨年の12月にポイント買ったばかりなんだけど・・・」、けどよく考えると、購入してから、ほとんど毎日NOVAに行っている。そりゃ、確かにポイントが減っていくよ。おまけに外人講師とマンツーマン(論文のチェックをしてもらうには生徒1人に対して先生1人じゃないと駄目なのだ)を取ると、通常の3倍のポイントが必要なのだ(3ポイントだ)。こいつはでかい。

 なんだ、そうすると俺は通常3年かかって消化するポイントを5〜6ヶ月で使ったことになるのか。うわっ、行き過ぎだ。しかし英語論文が俺には必要なのだ・・・。まてよ、俺はいったいNOVAにいくら金を使ったんだ! 昨年の4月に給付金コースで払って、次に12月に新たに○十万円払って、そして昨日ポイントをまた、○十万円で買って(実は昨日買ってしまったのだ)。合計すると、目の玉が飛び出るほどの金額になってしまった(へたしたら車の新車が買えてしまうぞ)。しかし博士号取得で英語論文の為に必要なのだ・・・。

 俺の安月給でここまで使ってしまうと妻も怒る怒る怒る。俺は決して高給取りではない。並だ。いやまてよ、大学の友人と比べると愕然に安いのだ(この前、このネタでテレビに出たけど、ハッハッハ)。おい、こら笑い事ではないぞ。俺の給料から家族の生活費、マサキとショウヤの保険代、貯蓄など必要なのだ。しかし現実的には貯金などほとんどできてないのだ。会社の人は、「今の投資は将来必ず、それ以上になって戻ってくるんだから」と、言うが現実は、将来への投資と生活のバランスが問題だ。あたり前だが、あまり投資しすぎると生活できなくなってくる。こりゃ、バイトを考えないと駄目かな!(本格的にテレビ出演を考えるか。無理、無理。)

 結局、妻には11月に国際会議で発表があるから、今が非常に重要な時期ということで説得して、NOVAのポイントを買ったのだが・・・。家族の生活もよく考えなくてはいけない。家庭がきちんとできてないのに会社でうまくできるはずがない!ここは計画的に物事を考えなくてはいけないのだが・・・。

 ただ、毎日外人と話をしているためか、多少は英語にも自信が持てるようになったし、多少英文も書けるようになった。しかし国際会議で発表できるレベルにはまだまだ到達できない。もちろんNOVAだけでなく、会社への行き帰りは必ず英語のテープを聴いているし、家に帰ってからもニュースは英語で、テレビの洋画はできるかぎり英語で聞こうとしている。我が家の壁にはベタベタと英語が貼ってあるのだ。トイレにはよく使う英語の形容詞が貼ってあり、妻にも、「これ以上貼らないで」と、言われるぐらい貼ってある。マサキにもときどに英語で話しかけるが、すると、「パパ、英語で話さないで、よく分かんない」と言われてしまう(ハッハッハ)。本当ならば24時間英語で聞いて、話す環境にいたいのだが、現実的にそれは無理だから、なるべくそういう環境になるように努力しよう。これからHPも英語で書こうかな? けどそうしたら誰も読まなくなってしまうな。ちなみにHP(ホームページ)は英語ではwebsite(ウェブサイト)という。知ってた。

 国際会議の道は厳しいな〜。

 

5月5日

 
 最近HPを全然更新してないぞ。いつも見ている方、申し訳有りません。ここで書くネタは、いろいろあるんだけど、書き出すタイミングがよくない。以前は土曜日に更新しようと思っていたのだが、日中HPを書いていると何かと他の作業が出てくるのだ。おまけにマサキとショウヤが俺の周りをちょろちょろと走り回っていて、ときどきパソコンのキーボードを叩いてくるから、思うように書けない。そこで朝起きて書くのがベターなのだが、ショウヤは早起きで、いつも邪魔?(ショウヤにとっては遊びのつもり)をしてくるのだ。あと、俺自身もなかなか体が動いてくれない。まぁ、言い訳はこれぐらいにして、ネタにうつろう。

 この前、釣り師のYさんからイカを5杯もらった(ありがとうございます)。その日、釣船で11杯もゲットしたらしく、おすそわけをいただいた。



 俺にとってイカの解体は初めて。魚の生体解剖の役目はいつも俺なのだ(小学校のカエルの解体実験を思い出すが)。本を見ながら、内蔵を取って、皮をむいて、おや意外にイカは簡単だ。できたイカは細く切って皿に並べて、次に別のイカの内臓を取って、・・・、あれ、そういえばマサキはどこにいるんだ。いつもなら、「僕もやりたい〜」と、来るのだが、ところが今日は、既にイカをパクリとやっていた。「こら、パパより先に食べるな。」 あぜん。またやられたよ。



 ようし、こうなったら俺も食うぞ、と切ったばかりのイカをパクリ。新鮮なイカは透明で、柔らかいのだ。うまい。釣り師のYさんも言っていたけど取ったばかりの新鮮なイカはあまみがあってうまいのだ。結局3杯をさしみに、残りは焼いておいしくいただいた。食べきれなかったイカは冷凍庫で保存して後から食べることにした。



 話が元に戻るのだが、俺は今日朝の6時前に起きてこれを書いているのだが、早起きのショウヤがすぐに起きてきて俺の周りを歩き始めた。そして俺に抱っこを要求。抱っこするとすぐ目の前にあるパソコンのキーボードに手が伸びていく。「おいおい、今HPを書いている途中だぞ」と、すかさず保存を。しょうがないもっと書きたいけど今日のネタはこのあたりで終了して、さて、ショウヤの相手でもするか。
4月6日
 今度はテレビのネタです。久しぶりにエキストラの話があり撮影に行ってきた。待ち合わせ場所は品川の天王洲アイルでクリスタルヨットクラブというところだ。ここはクルージングしながらディナーが食べれるのだ。そう今回のロケは船の上で行われた。俺の役はディナークルーズに来ているカップルの男役で、女性役の人と食事をするという簡単な内容だ。いちよう食事はフランス料理でコースで出てくるのだ。すげぇな。

 ただ今回の番組では人をだまさななければならず、少し緊張していた。ロケの参加者はかなり多く、俺が見た感じエキストラが約50人でスタッフが20人ぐらいだった。そうそう題名はロンドンハーツというテレビ朝日の番組だ。俺達が出番を待つ間、長椅子に座って待っていると半袖をきた大柄な男がやってきてスタッフの人が丁寧に挨拶をしていた。このくそ寒いのによく半袖で来るなと思っていたが、通り過ぎた後によくよく考えてみると、「あっ、そうだ花田のお兄ちゃんだ」、と気付いた。そう元若ノ花である。彼は今回のゲストである。

 今回はある一人の男を騙すらしく俺達は偽物の客としてそのクルーザーで食事をするのだ。詳細はテレビを見てもらうとして、俺達のテーブルの隣に騙される男とその依頼主の彼女と、男を引っかけるために6ヶ月前から騙し続けているトラップガールが座るのだ。そして、今日の撮影がこの6ヶ月の最後のクライマックスで今まで騙して撮影していたことをばらすのだ。緊張するぜ。更に俺達のテーブルにはCCDカメラが隠されており、彼らを撮り続けているのだ。スタッフからカメラを動かさないように座ったり立つときには十分に気をつけるようにとの説明があった。

 簡単なリハーサルが行われるのだが、スタッフの説明によると、彼がトラップガールを選ばずに本当の彼女を選んだら、俺達は親指を立てて、「ナイスカッポー」と叫ぶそうだ。番組の内容は簡単に説明すると、1人の女(トラップガール)が男を騙してつきあっているのだ。トラップガールは役者である。自分の彼氏が本当に自分のことを好きかどうかトラップガールを使って確認するという非常に過酷な番組なのだ。番組を見た人は知ってるんだろうけど実を言うと俺は内容をよく知らない。

 スタッフが説明のときに、「ご存じだと思いますが、トラップガールの合図でナイスカッポーと言ってください。分からない方、いらっしゃいますか?」と聞いてきたので、俺が、「ハーイ」と勢いよく手を挙げたら、俺だけだった(おい、おい、本当にみんな知ってるのか!)。 スタッフは苦笑いしながら俺に説明をしてくれたのだが・・・、ちょっとかっこわるかった。俺はテレビには出るけど、あまりテレビを見ないんだよ! 結局、夕方の6時に出航して、帰港したのが10時前だった。長い撮影だったよ。

 最後にロンドンブーツ、若ノ花、坂下など出てきて驚いている男にこれまでのいきさつを説明して終了した。今回の撮影はクルーザーの1階では結婚式の披露宴が行われ、2階では我々10人ほどが食事をしていて、たった1人の男を騙すのに大型のクルーザーを借りきった壮大な撮影が行われたのだ。俺はばれないように必死で無理な演技を行っていたが終わってみるとおもしろかった。50人ほどのエキストラの中でもかなりいい場所に座らせてもらったと思う。ちなみにこの番組はいつ放送されるかは聞いてません。

3月30日

 前の続きでモデル撮影の話です。

 その後全員で会議を行っている風景を撮るために配置換えをした。プロデューサーが俺に上司役で進行役をするようにと指示を出したので驚いた。また、コーディネーターにも俺のネクタイとスーツを変えるようにと指示した。ちなみにプロデューサーとスタッフの1人はアメリカ人で、この撮影の依頼元の会社はニューヨークにあるのだ。だから指令は全て英語で、俺にとっては英会話の練習にもなるのだ。つまり一石二鳥なのだ。ガッハッハ。

 カメラマンは日本人だから基本的に俺達には日本語で、「ああしてくれ、こうしてくれと」、言ってくるのだが、プロデューサーは英語オンリーだ。ときどきプロデューサーが俺のことを指さして、「strong face・・・」と言っているのに気が付いた。そうなぜ俺が上司役になったかというと、俺の顔は輪郭的に部品的にキツイ顔をしているらしいから上司役に抜擢されたみたいだ(ちなみにプロデューサーの判断です。お間違いなく。俺はキツイ顔とは思ってない)。

 俺は長テーブルの端に座り、その両側に他のモデルが座り会議の風景を撮るのだが・・・。数時間も話しているとしゃべるネタがなくなってくる。上司役の俺が中心となってしゃべらなくちゃいけないのだが、趣味のこと、博士号のこと、テレビ撮影の話など・・・会議とはかけ離れた内容で、普段あまりしゃべることがない俺が、このときばかりは懸命にしゃべり続けた。ときどきカメラマンが手を大きく振ってとか、相手を指さしてとか指示がある。そのうちに互いに話に熱中し始めて、いつのまにか撮影を忘れて井戸端会議になっていた。

 今朝、みんなと会ったときには初対面で互いに話しもなく、なんとなく緊張していたが、午前中互いに話をしたおかげで、昼には今日初めて会ったとは思えないほどみんなのことが分かったような気がした。それは俺だけではなくみんな同感であった。

 午前中はほとんど俺は撮影を行っていたが、午後は休憩をすることが多くなり俺はリラックスしながらみんなの撮影を見ることができた。撮影は1回ごとにスーツとネクタイを変えるし、カメラマンがあれこれと注文してくるからけっこう大変なのだ。午前中は俺も早く休ませてくれよ、と思いながら撮影をしていたのだが、いざ撮影が少なくなると少しさみしい気がした(なんて勝手なやつだ!)。

 あと、一番大笑いしたのが、オフィスの中に盆栽があって、毎日世話をしてかわいがっているシチュエーションで撮影をしたときだ。チカン専門の彼が抜擢され(?)、にやにや笑いながら盆栽に水をやり、ときどき手で盆栽を、”なぜなぜ”しながら話しかけているのだ。俺達はそれを見ながら笑い転げていた。俺なんて絶対にあんな演技できないよ。みんなも絶対無理だと言いながら大騒ぎしていた。

 その後はパソコンの前で楽しそうにしゃべりながら会話をしている場面や、居眠りしているところなど撮っていった。ちなみに俺はその間、ず〜と待機していた。そういうのはどうも俺のイメージとは合わないみたいだ。そう、俺はストロングフェイス(きつい顔)だからだ。そうそう、待機する丸テーブルにはドリンク類やスナック菓子がいろいろ置いてあって、みんな軽くボリボリしながら待っているのだ。いつも思うのだがテレビの撮影で待っているところも、ドリンク、お菓子が置いてあってみんなボリボリして自分の出番を待つのだ。これは業界では普通なのかも。

 ちょうどボリボリしている間、その事務所のスタッフも座って仕事をしていたのでいろいろモデル業界の話を聞くことができた。ここの事務所は海外からのモデルを中心に呼んで日本でオーディションを受けさせる業務をおこなっているそうだ。俺は気になっていたことがあって、ようやく聞くことができた。ここの事務所に入ると、よく書店などで売っている女性雑誌がズラっと並んでいて(透明ケースに入っていて)、その反対側にセピア色の外人モデルの写真がかかっているのだ。こりゃなんだ?、と思っていろいろと聞くと、ここの事務所はモデル業界ではかなり有名らしく、日本に呼んでくるモデルはみんなスーパーモデルで、ほとんどが雑誌の表紙を飾っているのだ。すげぇな。年齢も若く、女の子は15歳ぐらいからで、モデルの限界は22歳ぐらいだそうだ。身長も175cmぐらいで、男の場合185cmぐらいが平均である。モデルの命は短くわずかの期間に働いて、あとは結婚して完全に身を引くのがアメリカのスタイルだそうだ。そう、アメリカの場合、いろいろ規制があってモデルは役者になることができず、モデルのみしかできないのだ。日本のスタイルだとモデルに役者に歌手にと何でもありだが、向こうは違うそうだ。

 しばらくたつとまた俺の出番がきた。ストロングフェイスの俺はどうも笑ってたり、おどけている場面の撮影はないようだ。今度は窓際に立って外を眺めているところ、カメラの方を向いて真剣な顔をしているところ、カメラマンは「体は外を向いて、顔をこっちを見て・・・」、と要求をしてくる。更に無茶な要求は、今の心の気持ちを体や顔で表せ?、と言ってくるのだ。みなさん分かります?例えば、これから仕事をやるぞ、という気持ちを体と顔で表せとか、外の風景を眺めながら(後ろ姿の撮影で)、俺の背中から闘志を出せとか、俺にとって初めての体験でどうやって表現するのだろうと、カメラマンの言うことをず〜と考えながら撮影していた。あと、ライトを間近であびているのでけっこう熱いのだ。

 ようやく俺の撮影が終わって丸テーブルに戻ると他のモデルはくつろぎモードに入っている。誰かが俺に「お疲れさん、撮影どうだった? (君の)顔つきは二枚目だから撮影内容が・・・」と言ってきた。う〜ん、二枚目なんて言われたことは今までにあまり記憶にないぞ。それよりも、やっぱりストロングフェイスだから俺の場合はこういう撮影になるのだろう。去年、新宿、銀座で撮影したときも、確かに無表情で撮影した。

 夕方撮影が終わり、みんなで話をしながらビルを出たが1人のモデルは途中から競歩でみんなの注目をあびながら人混みの中に消えていった。変なやつだ・・・。役者はオーディションのときに披露するいくつかの特技を持っているらしく彼は競歩(元国体強化選手だったそうだ)とコサックダンスが得意らしい。

 彼らはいつも夢を持っていて、いつかはスターになってやると、常にエネルギーが体から溢れているように感じる。撮影の時に俺が、「発表があるから、最近は毎日英会話に通っていて・・・」、と話をしたときも、他のモデルが、「英語は役に立つよ、だってハリウッドに行ったときとかに・・・」、と言うので俺は思わず、「ハリウッド、ぷっ、ふっ」、と笑ってしまいそうになったが、みんなは真剣で、そこで演技することは彼らにとって1つの大きな夢なのだ。

 撮影は少し大変だったが、いろんな人に出会えて、いろんな話が聞けて俺にとっては貴重な体験ができてよかった。また機会があったら是非やってみよう。
 

 



 

3月9日

 最近はテレビに出演するネタがないのが残念だ。俺はマメに応募しているのだが返事がなかなかこないのだ。そりゃ、応募総数○百人の中から選別されるのだから簡単でないことは分かる。応募するのは素人だけではなくプロもぞろぞろといるからだ。

 また、テレビ出演ではないが写真撮影という話もたまにあるのだ。いわゆるモデル撮影というやつだ。マメに応募していると魚のように引っかかってくるものだ。俺も去年1度経験したことがあり、意外におもしろく簡単である。その時は新宿駅前、銀座4丁目の交差点で行ったのだが、土曜日の午後だったので人混みの中で撮影したのだ。カメラマン、照明、反射板を持つ人など数人に囲まれての撮影だから、通行人が、いったい何をやってんだ、てな感じで、うじゃうじゃ寄ってきて囲まれるのだ。俺にとってはなかなかできる経験じゃないので、優越感が味わえて気分が良かった。

 少し前にもモデルの応募があって、申し込んだら運良くパスすることができた(写真審査とオーディションの2つの審査があったが)。それで昨日、六本木のモデルクラブのオフィスで撮影が行われた。そこはビルの8階で窓から東京タワー、反対側の窓から富士山が眺められるいい場所だ。朝、俺が行くとビルの外にカメラマンがいたので挨拶すると、1人の若者が近寄ってきて、「○○所属の石橋です。今日はよろしくお願いします」、と腰を90度折り曲げて頭を下げて挨拶してきた。俺は、すげぇ、びびってしまって。思わず、「普通のサラリーマンの○○です。よろしくお願いします」、と言ってしまった。そいつは他のモデルが来るたびに同じような挨拶をするのだが、みんな同じようにびしっとしている。そう、この業界は挨拶が厳しいのだ。いや、挨拶だけではないだろう。俺はよく知らないけど、後から撮影の合間に聞かされたのだが、その若者はいつも女社長からどなられているそうだ。ちょうどその日、女社長が来ていて俺も少し会話をしたけど確かに怖そうなおばさんだった。彼はなかなかの好青年で柳葉俊郎に多少似ていて、もしかしたら将来が期待されているのかもしれない。

 撮影するテーマは、オフィスで働くサラリーマン、という設定でモデルは男5人、女1人であった。結局俺以外はみんなプロで所属事務所からきていた。プロと言ってもモデル専門ではなく役者である。1人の男は再現VTRで、ストーカー役をやったそうで、事務所としてはチカン役専門に育てたいらしい。俺達はそれを聞いて大爆笑。今回の撮影で唯一の女の子は最近、土曜ワイド劇場にレポーター役として出演していたそうで、もうすぐ舞台があるため練習をしているそうだ。仕事も毎日あるわけではなく、マネージャーが見つけてくれればラッキーで、常にバイト生活らしい。それは他の役者もみんなそうで、バイトの合間にオーディションを受けて撮影をしてと、役者だけで生活できる人はほんの一握りだそうだ。

 俺達は大きな丸テーブルを囲んで待機していてプロデューサーがモデルを指名してくる。指名されたモデルが撮影を行うのだ。名前を呼ばれない限りはず〜と丸テーブルで待機するのだ。もちろん撮影の様子は狭いオフィスだから見えている。

 俺は真っ先に呼ばれた。イスに座るだけ、鞄を持ったり、手の位置を変えたり、組んだりと、カメラマンの指示に従ってやっていくわけだが、この程度ならば簡単なのだ。次に柳葉似の青年も呼ばれて2人でイスに座っているところを撮影した。次に会議をやっている風景。3人で1つのプロジェクトを決定する過程を撮影したいとのことで、俺達は架空の話を作り実際に会議をやっているように行った。カメラマンは、ペンを使って紙に書けとか、手の動きを大きくとか、目の動きをどうのこうのとか、いろいろ注文してくる。このとき初めて、撮影の大変さに気付いた。そう今回の撮影は、単に止まっているだけではなくて、動いて、しゃべって等、アクティブな状態を撮りたいらしいのだ。

申し訳ございません。ボリュームが多くなりそうなので続きはまた書きます。

2月21日

 先週、知り合いの”釣り師”から太刀魚(たちうお)を5尾もらった。その日に釣れたばかりの新鮮な太刀魚で見ると結構でかいのだ。その日の夜、台所はてんやわんやとなった。いつも料理をしない俺だが魚をさばくときには厨房に立つのだ(へっへっへ)。

 太刀魚という魚は、その名のごとく刀のように細くて長いのだ。まず最初に頭を切ってから内臓を取るのだ。俺がやっているとマサキが寄ってきて、「パパ、何やってるの?」と、興味深そうにくる。確か以前いわしをさばいていたときもそうだった。

 「今、魚を切って内臓を取っているところだよ。」と言うと、やはり、「マサキもやりたい〜、やりたい〜、やりたいよ〜」と、きた。さんまと違って内臓がでかい、気持ち悪い。内蔵を見せて、「おい、マサキ本当にやりたいのか」と、聞くと、「うん、やりたいよ」。ようしそれならばと、1つやらせてみることにした。まさきは、「うわっ、なんだこりゃ、パパこれどうやるの〜」と言いながら、上手い具合に内臓を取り除いた。おっ、なかなかやるな、と思って、「よし、これもやるか」と、もう一つ渡そうとすると、「パパ、もういい」と、1回だけで終了。何だよ〜、もう終わりか!


 よし、まずは刺身からだと、慣れない包丁を片手に3枚におろして皮をはぐ。1尾が細長いので3つに切ってさばくのだが、その1つに10数分ぐらい時間かけて(慣れないもんで)、次2つ目をトライしようとすると、マサキが皿を持ってきて(内蔵取りの次は刺身をテーブルに運ぶ仕事をさせていた)、「パパ刺身ちょうだい」と、見ると俺が一生懸命時間をかけて作った刺身が全部食べられていたのだ。・・・。

 俺が少しづつさばいて皿にのせていた刺身は、のせるたびにマサキは食べていたのだ。「おい、マサキ、パパにも食べさせろよ!」。食べ物のうらみは恐ろしいのだ。それから俺も次にさばいた刺身をようやく口にすることができた。すると、・・・脂がのっていて、うっ、上手い、すごい新鮮だ。これだからマサキはどんどん食っていたのか。俺も遅れてはなるものかと、ばくばく食い始めた。

 確か、釣り師のYさんも、「このうまさは釣った人しか味わうことができませんから」と言っていた。魚をさばいていると手がべとべとになってくるのだが、これは魚の脂であることがわかった。結局2尾目も刺身にして(これだけでゆうに1時間はかかった)、残りは妻が塩焼きを作って、これも美味しく食べることができた。太刀魚がこんなにうまいとは知らなかった。この場を借りて釣り師のYさんにあらためてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

 太刀魚という魚は海の奥深くに住んでおり、釣り船でそのスポットに出かけて電動リールで釣るそうだ。その日は、Yさんは13尾も釣れたそうで、そのおすそわけをもらったのだ。よく釣れたという話を聞くと俺も行きたくなるのだが・・・、今は寒いから少し暖かくなってからにしようかな〜。

2月11日

 先週、会社の近くでひったくり事件があった。しかも驚いたことに被害にあったのは同じ会社の人だった。犯人は後ろからこっそり原付バイクでつけてきたらしく、あと少しで会社に着くというところで被害にあったらしいのだ。他の会社の人も見ていたそうだが、突然の出来事で何も出来なかったそうだ。しばらくはパトカーが来て、物々しい状態となっていた。

 俺はちょうどその数日前にテレビでひったくりの特集をやっていたのを偶然見ていたが、まさかこんな近くで事件が起きるとは夢にも思っていなかった。テレビの中では、ひったくりをよく知っている(?)少年というのが出てきて、1ヶ月で最低80万ぐらいは稼げると堂々と言っていた。そんなのをテレビで流すこと自体俺はおかしいと思うのだが・・・、それこそ犯人を作るようなものだと思う。ひったくりで、そんなにお金が稼げるのかと、犯罪に走る人が出てこないとも限らない。みなさんはどう思います? テレビ局は視聴率のみを追って番組を制作するのではなく、もっともっと考えて作ってほしいと思う。
 
 みなさんもひったくりには気をつけて下さい。かばんは道路側に持って歩かない。人通りの少ないところをなるべく歩かない。

2月2日

学会に投稿していた論文がまた1本掲載されることが決定した。これでようやく国内論文2本がパスしたことになり、博士号取得のぎりぎりラインがパスしたことになる。あとは国際会議での発表を行わなければならず、今年の11月にイギリスと新潟で発表を予定している。ただ、これには2度の審査があって、これら2つにパスしなければならない。1度目の審査は申し込みの時にアブストラクト(概要)を書き、これで判断される。また、2度目の審査は論文作成でその内容及び英文が問われる。この2つにパスする必要があるが、去年の香港での国際会議は、論文作成で失敗した。今年は、会社にお願いして2つの国際会議に応募させてもらう許可がでた、だから、何が何でもパスしなければならない。去年は俺の英文作成能力があまりにも低かったためにパスしなかったので、今年は徹底的に英語を勉強しようと思っている。NOVAにも出来る限り通って、英会話能力を高めようと思っている。今年1月に更にNOVAに投資して毎日英会話をできる環境を得た。そのためか、英会話のレベルが1ランクアップできた。ただ、国際会議でプレゼンテーションを行い、質疑応答をこなすためには、あと3ランクは上がらないと駄目だ。多少金はかかるけど、この1年が勝負だから何としてでも頑張らねばならない。

1月20日

今日、川崎駅の方にマサキと一緒に出かけたら、地下街で美川憲一がトーク&歌のショーをやっていた。お〜、美川だと、みんな足を止めているが、そんなの気にせずにすぐ横の店で買い物をしている人達もいた。しかしベテランでも街頭で営業活動をやってるんだな。なかなか大変だ。

1月15日

いや〜、新年のスタートが遅れてすいません。今日から始まりますので、本年も、普通の家のホームページをよろしくお願いします。

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