chomoぶろぐ


2008年3月25日(火)
笑・・・?
最近、「おバカキャラ」が流行ってる。
ま、確かにおもしろいけど、違和感も感じる。
勉強はできないけど、こんなことが得意です、って感じの取り上げ方ならいいけど、
メディアは勉強ができないってとこだけクローズアップして笑いにする。
これって、できない奴を馬鹿にして笑っているだけじゃないか?
これって、小学生のいじめの構図と一緒じゃないか?
ビートたけしさんは、芸人についてこんな意味のことを話していた。
「芸人の仕事は笑われることではなく、笑わすことだ」。
まったくその通りだ。
が、おバカキャラは、馬鹿にされて笑われることが仕事として成り立っているわけだから、
このあたりに違和感を感じてしまうのだろう。
ま、もしかしたら、おバカキャラを演じているのかもしれないけどね。
私も笑われるような仕事はしたくないものよ。
とか考えながら、今日もおバカキャラで大爆笑




2008年3月1日(土)
家の前に浮上防止マンホール蓋が登場
マンホールの蓋って、本体に留められていないって知っていますか?
乗っかっているだけなんですよ。
だから、大雨などで下水道管を流れる水の量が急激に増えた時、
水圧でマンホール蓋が浮上してはずれ、どこかに流されてしまうこともあります。
そうなると道路の真ん中にポッカリと穴があいてしまうわけですから、
危険極まりないですよね。
実際、人の墜落事故も時々発生しています。
ですから、最近は本体と蓋が留められる浮上防止タイプが採用されるようになり、
旧型マンホール蓋の取り替え工事も徐々に進められています。
先日、我が家の前でも取り替え工事が行われました。
日本全国にある1100万個を超えるマンホール蓋のうち、
4割近くがまだ旧型とのこと(日本グラウンドマンホール工業会)。
最近は気候変動の影響なのか、ゲリラ的な豪雨が各地で頻発していますから、
浮上防止タイプの必要性が高まっていると言えそうです。

ところで。マンホールって何かご存知ですか。
地上で目にするあれは、
マンホールの蓋
本当のマンホールは地中に埋まっているんですよ。
蓋を開けて、中に人が入り、下水道管路の維持管理をしているんです。
日本語で書くと「
人孔」。”じんこう”と読みます。
マンホールの蓋は、言ってみれば「
地中世界への入口」ですね。
最近は蓋のデザインも趣向を凝らしたものになっています。
写真上のマンホール蓋は、中央に川崎市の花であるつつじを、
その周りに7つの区を表すツバキがあしらわれています。
写真下は奈良県の法隆寺駅から法隆寺にむかう歩道で見つけました。
その土地ならではのマンホール蓋を探してみるのも楽しいかもしれません。
でも、デザイン化がすぎるとスリップしやすいなどの課題もありますけど・・・。


浮上防止タイプのマンホール蓋。
真ん中に川崎市花のつつじ、
周りに7つの区を象徴するつばき




法隆寺の近くで見つけました
いかにも、それっぽい
2008年2月24日(日)
技術は現場に育てられる〜非開削技術って知ってますか?〜
2月7日、古くなった地下埋設管を入れ替えるという工事の現場見学会を取材しました。
場所は茨城県つくば市内の産業技術総合研究所内。
敷地内に敷設してある排水管が古くなってしまったので、
それを新しい管に入れ替えるための工事です。
この工事を取材したのは、
環境負荷の低い工事手法を採用していたからです。
多くの方は、地面を掘り返して古い管を取り出し、
そこに新管を埋める工事を考えると思いますが、
ここでは古い管の破砕、破砕ガラの回収、新管の敷設の一連の作業の、
ほとんどすべてを地中で機械的に行っています。
地面を掘り返す面積は最小限ですむので、掘削残土の発生量を抑制できます。
また、仮に工事が一般の幹線道路で行われていたとすれば、
路上工事面積が少なくてすむ分、工事による渋滞も緩和され、
結果的に自動車排ガス量、CO2を削減する効果があります。
また、現場付近にある木の根を傷つけずにすみます。
環境面ではありませんが、さらに利点を追加すると、
この現場では排水管の近くに通信や電気、ガスなどの管があったので、
地上からの排水管の掘り出しは実質的に不可能。
でも非開削技術なら地中で排水管だけを狙い撃ちで破砕、回収して、
新管に入れ替えられるのです。
地面を掘る(開削)ことがない(非)技術ということで、
「非開削技術」と呼ばれています。
今回は、非開削技術の一つ
「リバースエースシステム」が採用されました。
もともとは、何もないところに新しい下水道管や通信管を敷設するための技術でしたが、
新設の需要が減ってきたこと、既設の管が古くなってきたことから、
古い管をリニューアルするニーズが高まり、リニューアル用に技術改良されました。
今回の現場が実績第2号ということで、これからの技術ですから、
様々な”新”にチャレンジされていました(専門的な話なのでここでは触れませんが)
こうして現場で使われることで、技術に新たなニーズが突きつけられ、
それを満足させようとして技術にさらに改良が加えられる・・・。
技術は現場で育てられる、と改めて感じた取材でした。

見学会には80名近い人が集まりました。緑色の円柱の物体が地中を掘り進む掘削機です




掘削機の先端部分。銀色の部分が刃で、回転しながら地盤を掘削します