Mac 等日記
未
読・晴購雨読・つん読 を読む。
「き
まぐれ聴低盤」 を読む。
別冊「腎移
植後」 を読む。
掲示板(短歌、 お祭りその他) を見る。
25.04.21
・
「あなたの名前の読み方、これで間違いないですか?…『戸籍の読み仮名確認』全国民に通知」(『読売オンライン』)ださうです。「改正戸籍法が5月26日
に施行されることを受け、施行日以降、全ての国民に対し、戸籍に新たに記載される読み仮名が通知される。住民基本台帳と同じ
読み仮名とするため、新たな手続きは原則不要だが云々」といふことで、万が一戸籍に間違ひあらば訂正せよといふことです。私
の名前の読みはまちがつてはゐません。だから問題ないのですが、ただし日常的にまちがへられてゐます。まちがひに対してなぜ
さう読むかを私も説明できます。当然所謂キラキラネームではありません。かういふのも何とかしてくれと言つても無理ですね。
戸籍のないところで正しく読む、名前で普通にはなかなか難しいことです。まちがひはどのぐらゐあるのでせうか。
25.04.20
・
「文化庁がサイトの『縄文土偶』削除 番組が判定した偽物に類似と指摘」(『毎日jp』)ださうです。「文化庁が運営する文化財などのポータルサイト『文
化遺産オンライン』で縄文時代の土偶などと紹介されていた3点が、外部から『偽物ではないか』との指摘を受けて削除されたこと
が、同庁への取材で判明した。(原文改行)文化庁は真贋(しんがん)について『調査中』とし」てゐるとか。偽物と似てゐるだけで
それもまた偽物と言へるかどうかは分かりません。だから、収蔵する「愛知県内の博物館は『偽物ではない』と否定している。」さう
です。これも例へば、「弥生土器の広がり、数学的に裏付け 南山大学や名古屋大学など3次元データ解析」(『中日新聞
CHUNICHI Web』)のやうに統計的に処理をすれば偽物は、うまくできてゐればゐるほど、問題にならなくなるでせう。と
ころが単品ではさうはいきません。かういふことはなくならないでせう。やはり徹底的に調査しなほす以外に手はないでせう。その段
階で、本物ならば出せば良いし、偽物ならば改めて説明のうへで削除すれば良い。しかし、かういふ指摘はありがたいのかもしれませ
ん。本物かどうかしばらく待つてゐませう。
25.04.19
・
「北設楽郡の学校給食に麺類メニューが初登場」(『東愛知新聞』)ださうです。私も食べたことはありますが、このソフト麺、「県内での麺類提供は1966
年度からだった。」
さうですから、既に50年以上が経ちます。「これまで県内では唯一、給食メニューになかった北設楽郡の学校で18日、初めて
登場した。設楽町田口地区の小中学生がミートソースのソフトスパゲティ式めん『ソフトめん』を味わった。」なかつた理由は、
「北設楽郡の学校は加工工場から遠く、配送が困難という理由」だつたとか。実際、時間がかかりすぎて食品に影響が出るとなれ
ば問題です。現在ならばそれもクリアできるといふこのなのでせう。しかし、北設楽にソフト麺がなかつたのは驚きました。まだ
さういふ料理等はあるのでせうか。
25.04.18
・
「愛されキャラのオールラウンドプレイヤーは師・猿翁と澤瀉屋を思う 歌舞伎俳優・市川猿弥」(『産経web』)ださうですが、これはもちろん猿弥評とで
も言ふべき記事です。長いのでごく簡単にいへば、「この人が一座にいると、舞台はがぜん盛り上が
る。悪逆非道な敵(かたき)役から飄逸な三枚目、豪快な武将や老け役、ときに愛らしい女形まで。ど
んな役どころも見事に演じるオールラウンドプレーヤーは、持ち前の愛嬌に迫力たっぷりの演技で存在
感を発揮する。」といふことが書いてあります。例へば先月の伊勢音頭のお鹿、「このお役はだいたい
立役(たちやく=男性の役)が勤めるし、顔も不細工に作る方が多いけど、当時、團十郎さんは『お鹿
はかわいらしくていいと思う』とおっしゃったんです。」といふことで、特に不細工には作つてゐない
さうです。実際、「どうしたって勝てないんだから」その方が良ささうです。この時、妹背山の蘇我入
鹿も演じてゐたさうです。両方立ち役が務めると言へばさうですが、まるで違ふ役です。これを見事に
演じ分けるのが猿弥です。5月には「千夜一夜譚 荒神之巻(せんやいちやものがたり・あらじんのま
き)」の「洋燈(ランプ)の魔神」を演じるとか。これはいかにも猿弥らしい。とはいふものの、猿弥
は何でもできるから重宝されるのですね。それが分かる記事でした。
25.04.17
・
「肝臓機能備えた『ミニ臓器』の作製成功、創薬研究に活用へ…慶応大チーム発表」(『読売オンライン』)ださうです。「慶応大の研究チームが、肝臓が持つ
主要な機能を備えた細胞の塊『肝細胞オルガノイド』の作製に成功したと発表した。本物の肝臓に近いミニ臓器として創
薬の研究などに役立つ成果」だとか。「肝臓は栄養素をためたり有害物質を分解したりする多彩な機能があるが、機能を
完全に保ったまま肝細胞を増やし、肝機能を再現することは難しかった。」ところがそれを慶応大チームが実現しまし
た。「従来の細胞培養法に特定のたんぱく質を加えることで一つの肝細胞を100万倍以上に増やし、100日以上安定
的に培養することに成功し」たさうですが、これが「肝不全治療に肝細胞オルガノイドを使う再生医療の足がかりにもな
る成果」になるとか。要するに、これがブタの肝臓移植、あるいは幹細胞移植の第一歩になる成果なのでせう。日本もや
つとここまでといふことでせうか。いくつかの国では既にできてゐることかもしれません。しかしここに到達しなければ
次へは進めません。次の一歩は何なのでせうか。
25.04.16
・
「『100日足らずで破壊』 バイデン氏、トランプ氏を厳しく批判」(『毎日jp』)ださうです。「バイデン前米大統領は15日、中西部イリノイ州シカゴ
で開催された障害者団体の集会に出席し、退任後初めて公の場で演説した。トランプ現政権が社会保障関連の人員や公共サービス
の削減を進めていることに触れ、『(発足から)100日足らずで信じがたいほどの損害と破壊をもたらした』と厳しく批判し
た。」のですが、これは「今回は『(米社会が)こんなに分断されたことはなかった』と指摘した。」といふ認識によるものでせ
う。実際その通りだと思ふのはバイデン側のみ、トランプ本人はトランプには関係のないことか、あるいはそのどこが悪いとこか
とでも言ふところでせう。いろいろな意見がありますが、米国はかうして少しづつ壊れて行くのかどうか。トランプが米国の終は
りの始まりだとも言ひます。果たして如何。
25.04.15
・
訃報です。「和歌山県の岸本周平知事が死去、68歳 敗血症性ショックで」(『asahi.com』)、万博には出てゐたさうですから、それ以降に急変し
たのでせうか。「14日午前に、秘書が公舎内で意識のない状態で
倒れているのを見つけ、搬送先の病院の集中治療室(ICU)で治
療を受けていた。」とあります。関連記事に「敗血症とは 世界で 5人に1人の死因、細菌やウイルス感染が原因」
(『asahi.com』)といふのがあります。「この機能が壊
れて、感染への過剰な生体反応が、さまざまな組織や臓器に障害を
引き起こし、命が脅かされるような状態になる場合があります。こ
れが敗血症です。ショック症状や、多くの臓器が障害される『多臓
器不全』から死に至ることもあります。」私は去年8月2度目の入
院の時にたぶんこれで救急搬送されました。何しろ意識不明ですか ら詳細は知りません。ただし、日本だけに限つても年間10万人
ぐらゐは亡くなつてゐるさうです。死亡原因の上の方の何番目かでせう
か。しかし身近に人がゐて早く救急搬送されてゐれば助かつたので はと思ひます。祈冥福。
25.04.14
・
「日本の総人口14年連続で減少、1億2380万2000人…75歳以上は16・8%」(『読売オンライン』)ださうです。「総務省は14日、2024年
10月1日時点の日本の総人口推計(外国人含む)を発表した。前
年比55万人(0・44%)減の1億2380万2000人で、
14年連続で減少した。(原文改行)出生者数が死亡者数を下回る
『自然減』は18年連続で、減少幅は過去最大の89万人だっ
た。」といふことで、日本人もますます減つて行きます。自然減で
す。釣り鐘形からその釣り鐘の下の方がへこみ出しで既に20年以
上、まだ1億人を切るには間がありさうですが、意外に早いかもし
れません。「75歳以上の人口は2077万7000人で、全体に
占める割合は16・8%と過去最高を更新した。一方、15歳未満
は1383万人で11・2%と過去最低だった。」年寄り多くして 若者少なしですね。
25.04.13
・
「大阪万博、くら寿司は入店に8時間待ち【速報中】」(『日経新聞』)ださうです。これは速報ゆゑに、短い内容で1日の動きを追つてゐる、つまり「タイム
ライン開式でまとめた」記事です。くら寿司が最新なのでせうけれど、これに対する記事はありませ
ん。最初は「【13日午前6時半ごろ】最前列の夫婦『火星の石を見たい』」です。次は「【午前7時
30分ごろ】さあ会場へ、大阪駅からシャトルバスで出発」です。順当に追ひかけてゐます。「【午前
10時ごろ】人気パビリオン前、早くも長い列」となるあたりから、意外にも込んでゐるらしいと知れ
ます。「【午前10時30分ごろ】会場空撮、入場ゲート前になお長蛇の列」といふわけで、私の無関
心とは違つて、世の中、意外にも万博見たい派が多さうだと思へます。その流れの中のはま寿司、これ
は万博構内の店ですよね。さうだとすれば、私はやはりわざわざ行かうとは思ひません。明日以降はど
うなるのでせうか。ちなみにくら寿司、「【正午すぎ】寿司入店500分待ち、午前中に受け付け終 了」とありました。
25.04.12
・
「『負けヒロインが多すぎる!』続編制作決定 マケイン効果実感の聖地・豊橋、歓迎ムード高まる」(『中日新聞 CHUNICHI Web』)ださうで
す。「2024年に放映されたテレビアニメ『負けヒロインが多すぎる!』(マケイン)の続編制作が決まった。主舞台
として描かれる豊橋市では、ファンが訪れる『聖地巡礼』効果への期待感とともに歓迎ムードが高まっている。
」とか。また続きを作るのですね。さうして聖地巡礼のファンに来てもらはうと……ジブリのやうな大物ではありませんから、忘れられないやうに少しづつ小出
しにしていかうといふのでせう。現時点で放送時期未定ださうですが、実際に始まる前がむしろ楽しいのでせう。豊橋も
かういふもので少しでも売つていかないと完全に忘れられてしまひます。さうならないやうにしようといふこの試みがう
まくいくかどうか。「放映終了後も豊橋に来るファンが絶えないため、大半の展示物について掲出の延長を決めてい
た。」市内某書店、「原作やキーホルダーなど関連グッズの販売が今なお好調といい」といふわけで、これがこのまま続
くのでせうね。
25.04.11
・
「ユリ・ゲラー氏に直撃取材 MRI検査で判明した『超能力』の秘密 スプーン曲げは健在」(『産経web』)ださうです。今頃ユリ・ゲラーが出てくると
は珍しい。記事の要点は、ユリ・ゲラー博物館に行つたら「記者に代名詞であるスプーン曲げを披露した上で、近年明らかになったという自身の
〝超能力〟の秘密を口にした。」といふものです。それは、「ゲラー氏の脳のMRIに医師たちは卒倒したという。医師たちの話では、
病気の危険性はないが、この黒い影が何かは不明だという。ゲラー氏はこの黒い影こそが、自身の超能力の源泉に違いな
いと確信した。」とか。普通にMRIが撮れたのではなく、専門家も驚くやうな画像だつたやうです。これが本当のこと
かは分かりませんが、本人が言ふのだからたぶん正しいのでせう。しかも黒いままにしておけば何も分からなくて都合が
良い。これが正しいかもしれません。正しくないのかもしれません。かういふ人にはミステリーの部分がないとまづいの
ですね。
25.04.09
・ 「トランプ政権『相互関税』第 2弾発動、日本は税率24%…
報道官『大統領は最善の提案な ら耳傾ける』」(『読売オンラ イン』)ださうです。「米国の トランプ政権は9日午前0時1
分(日本時間午後1時1分)、 『相互関税』の第2弾を発動し た。米国の貿易赤字額が多い約 60か国・地域からの輸入品の
追加関税の税率を、現在の一律 10%に上乗せするもので、今 回の措置で相互関税は全面適用 となった。」といふことです。
どの記事を見ても影響甚大、特 に米国がひどいのではともあり ました。米国がひどいのはしか たありません。トランプのせゐ
です。他の国は「70か国近く がすでに大統領に接触し、交渉 を始めている。大統領は最善の 提案を示せば耳を傾ける」と報
道官が言ってゐますので、この 影響を最小限に留めようとして ゐるのでせう。ただし中国は、 その面子ゆゑに、習某の顔は潰
せません。最後まで抵抗するの でせう。ただしどちらが最後に 笑ふのかは分かりません。これ は他の国も同じ、日本も同じ。
最終的にはトランプの思ひ通り にはいかないとの見立てが多さ うです。さてどうなりますか、 と、暢気に構へてゐても良いの
でせうか。
25.04.08
・ 「負けそうになると『ズルす る』AI、戦略ゲームでは『最
初から裏切るつもり』…専門家 『AIの暴走を食い止める決め 手はない』」(『読売オンライ ン』)、いささか長い見出しゆ
ゑに、これだけで何かかるやう な、分からないような。「チェ スで負けそうになると『ズル』 をする人工知能(AI)がある
――。米非営利研究機関パリ セード・リサーチのチームは2 月、査読前論文をオンラインで 公開し、注目を集めた。」さう
です。機械たるもの嘘はつかな い、と思つてゐました。AIと ても同じだらうと思つていまし た。ところがさうではありませ
んでした。「チームは、米オー プンAIや中国の新興企業 ディープシークの生成AIと、 チェスに特化したAIを対戦さ
せた。通常は特化型AIが圧倒 的に強い。しかし生成AIは特 別に指示を受けたわけでもない のに、ルールに反して相手や自
分の駒の位置を変えたり、試合 結果に関するチェスのプログラ ムを書き換えたりする不正行為 をし始めた。」問題は「特別に
指示を受けたわけでもないの に」いかさまをやつたといふこ とです。ゲームならこれですみ ますが、現実の世界でAIがこ
の類のことをしたらどうなる か。最後にかうあります、 「AIを搭載したロボット兵器 は、既にウクライナなどの戦場
に投入されている。目的を完遂 するために人間を欺くように なったAIがもし暴走を始めた ら……。」さうならないことを
祈るのみです。
25.04.07
・
「ご飯盛り付けロボ、保育所で時短に貢献 お味は『ふわふわ』」(『asahi.com』)ださうです。「外食業界で活躍する『ご飯盛り付けロボット』
が、埼玉県鶴ケ島市の公立保育所に導入された。市内に新工場を建
設中の『鈴茂(すずも)器工』(本社・東京)が自社製品を寄付し
たもの」だとか。このロボットはオリジナルではありません。「す
しロボットを手掛けていた同社は2003年、ご飯を盛り付けるロ
ボットを開発。」したものといひますから、寿司ロボットの応用で
せうか。それが保育所に入ります。子供の数が増えると大変です。
それが「ボタンを押して4秒。」でできるさうです。これが早いの
か遅いのか分かりません。「作業時間が短縮される」と栄養士の言
があります。時短、あるいは合理化につながるのでせう。中国は新
しいさまざまな物を作りますが、かういふ既成の品の改良で間にあ
はないことはなく、使へないこともないはずです。しかし保育園に ロボットですか。いづれどこもかうなるのでせうか。
25.04.06
・
「嵩山の白土社の廻り舞台前で『蛇連祭』|鶴と松の書割も公開」(『東愛知新聞』)ださうです。「『嵩山 蛇連祭(じゃれんさい)』が5日、豊橋市嵩山町
の白土社の廻り舞台前で開かれた。半世紀以上閉まっていた大扉が開き、多くの人がパフォーマンスを
楽しんだ。また、昭和初期に作られた小道具の書き込みから、不明だった舞台の名前が『蛇穴座』だっ
たことが発表された。」とか。ここは嵩山大念仏を現在行ふ嵩山小学校の近くです。以前は豊橋市内に
も所謂農村舞台はありました。記事にはかうあります、「豊橋市には牟呂八幡宮にもあったが倉庫代わ
りに使われ、2017年2月に焼失した。」これ以外にめぼしいい舞台はなかつたのでせうか。しかし
嵩山が生き返りました。まだ完全復活ではなささうです。とりあへずのお披露目でせうか。従つて舞台
は使はなかつたやうです。実際に芝居で追やることになればいきたいと思ひますが、これには時間がか
かるかもしれません。気長に待ちませう。
25.04.05
・
「捨てる八丁味噌を紙に、香りと色合いほんのり『味噌』 名刺に加工、特産品PR」(『中日新聞 CHUNICHI Web』)ださうです。「大豆、水、
塩を仕込んだ木おけに丸い石を積み上げ、2年以上じっくりと熟成させる愛知県岡崎市特産の八丁味噌(みそ)。その過
程で、おけの上層部分のみそは空気に触れて固まり、食用には適さなくなる。そんな『蓋(ふた)みそ』を紙に生まれ変
わらせようと」する試みです。まさか味噌から紙ができるとは思ひませんでした。「市内の老舗みそ蔵と印刷会社がタッグを組んだ。みその香りと色合いをほんのり感じ
られるような紙作りを目指し、試行錯誤」中とのこと、紙は「市内の老舗みそ蔵と印刷会社がタッグを組んだ。みその香
りと色合いをほんのり感じられるような紙作りを目指し、試行錯誤色は琥珀(こはく)色で、みそのかけらが繊維に残る
のがアクセントだ。刷りたての段階では、みそ特有のほんのり甘い香りがする。」するさうです。塩分が不純物のためこ
れをどのぐらゐ残すのかに苦労したやうです。いづれにせよ近い将来、味噌紙ができるはずです。私としては使ひやうが
ありませんが、どこかで1度見てみたいものです。
25.04.04
・
「米粉を練って『からすみ』に? 昭和期に途絶えた子どもたちの集まり『はなはなごろじょ』再現 平谷村」(『信濃毎日新聞デジタル』)ださうです。今年
の旧の雛祭
りは4月19日です。まだ少し早いのですが、「村長は『はなはなごろじょは4月になると花が咲く頃でしょ』という意味」と説
明。山中の少し開けた日だまりに子どもたちが集まり、米粉を練った『からすみ』などの菓子と土びなを並べ、雑談する機会だっ
た―と紹介した。」さうですから、3日でなくとも良いのでせう。実際、4月に入つてから、つまり旧暦3月3日頃に奥三河あた
りを通ると実に多くの花が咲いてゐます。正に「はなはなごろじょ」です。これも「昭和40年代にはテレビの普及などで別の娯
楽や集まり方になり、途絶えたという。」ことです。かうしてつぶれていつた行事もいくつかは復活しました。地域おこし協力隊
員も関はつてゐます。「地域おこし隊7910人に、過去最多を更新 任期終了隊員の68%が定住」(『産経web』)によれば、その7割近くは最終的に
その地域に定住してゐるとか。これもその1例でせうか。今後もこのやうな行事が行はれ、地域おこし協力隊の活躍の場が広が
り、定住につながることを期待します。
25.04.02
・
「『中国発信SNSで解答が投稿』日本語試験で同解答集中問題 立民小熊氏『中国は中止を』」(『産経web』)ださうです。「昨年12月に実施された日
本語能力試験で、日本と海外数カ国で同じ解答が不自然に集中するなど『判定不能』が相次いだ問題を巡って、海外で試験を運営
する『国際交流基金』の下山雅也理事は2日の衆院外務委員会で『中国を発信源とするSNSで、試験の解答に関する複数の投稿
がなされた』と明らかにした。中国は時差の関係で他国より早く試験が実施されている。」といふことですが、これはもう中国で
の時間を変へるしかないと思ひます。私見、テストは結果がすべてです。できれば通るしできなければ通らない。これだけです。
その実施する国が最も「他国より早」いならばその問題の国を遅くする。これでうまくいくかどうかは分かりませんが、少なくと
もこれくらゐはやらねばなりません。ただし、このインターネット等の発達した時代にそのやうな手段が通用するかどうか、これ
は分かりません。「小熊氏は『中国のテストは改善策が取らなければ中止すべきだ。全世界に影響してしまう』と指摘し、『氷山
の一角で、中国で起きたことも昨年12月だけとは思えない。問題の根は深い』と訴えた。」と言ひますが、少なくともこれは正
しいことです。最低限の改善策を、です。はたして如何。
25.03.31
・
「古文書が消失のピンチ 文化財抱える奈良県、廃棄が進む独特の理由」(『毎日jp』)ださうです。「旧家の蔵などに保管されている古文書が近年、かつて
ない速度で失われている。集落に多くの古文書が保管されている奈良県内でも、過疎や世代交代で屋敷や蔵が取り壊されるたびに
大量の古文書が消えていくと」か。これには、「膨大な埋蔵文化財や全国最多の国宝仏像など数多くの文化財を抱える県内だから
こそ、こうした文書(もんじょ)に重きが置かれなかった」といふ根本的な事情があります。小見出しを見ると、「個人保管は限
界」「全国で唯一、公式『県史』なく」「足りない収蔵庫」とあります。公式県史がないのは知りませんでした。非公式はありま
す。民間で出しました。それでも商売になるのはさすが奈良県です。しかしこれは「県史がない分、系統立てて収集・調査できて
いないのは確か。」といふことになります。収蔵庫がないのはどこでも同じことで、同時に古文書の専門家も不足してゐます。他
県等はそこを何とかやりくりしてゐます。最後に「デジタル画像残せれば」とあります。相談する前に蔵とともに古文書も廃棄さ
れます。これもどこにでもありさうですが、奈良県は多いのでせうか。相談窓口が分からない等の事情でもあるのでせうか。とま
れ、奈良県で古文書の整理が進まずに廃棄されてゐる現状は憂慮すべきものです。これも金です。県史も収蔵庫も皆金です。やは
り金がないのでせうか、奈良県も。
25.03.30
・
「トランプ氏、関税で車価格上昇「気にしない」 米報道」(『日経新聞』)ださうです。「米NBCテレビは29日、トランプ米大統領が4月3日に発動する
輸入自動車への追加関税を巡り、自動車価格が上昇することは『全く気にしていない。外国車の価格が
上がれば米国車が売れるからだ』と述べたと報じた。」とか。米国車は値上がりをしないのでせうか。
以前トランプは、値上げをしたら目にもの見せてやるといふやなことを言つたやうな。「トランプ氏はNBCに『そんなことは
言っていない』と述べた。」さうですが、これもさんざん目にもの見せた後で「そんなことは言つてゐな
い」といふのかも知れません。トランプ自身は金がありますが、米国民の皆が金持ちではなく、米国車以
外が値上がりすれば米国車が売れるのかどうかも分かりません。これもまた、フェイクといふには早い
ので、トランプの口から出た出任せと言ふべきでせうか。
25.03.29
・
「ミャンマー地震、死者1000人超える 30人行方不明、2376人けが」(『毎日jp』)ださうです。私はミャンマーでの地震を知りません。これは、
起きるはずのないところで起きた、といふことではなく、「現地は200年近く地震が起きていなかった空白域にあた
り、専門家は『起こりうるところで起こってしまった」と指摘する。』」(『asahi.com』)さうです。それゆ
ゑに予想されてゐたのでせうか。現在内戦中のミャンマーですから、それは難しいことかもしれません。「軍事政権は
29日、各地の死者が1000人を超えたと明らかにした。けが人は2376人で、行方不明者が30人としている。」
さうですが、これはミャンマーだけでは処理しきれないでせう。どのぐらゐの国が支援するかです。既に支援を申し出て
ゐる国もあるやうです。軍事政権ゆゑに支持しないなどといふ国が出ないことを祈りますが、さすがに人道支援は別かも
です。被災した皆さんの無事を祈ります。
25.03.28
・
「米博物館も『多様性』排除へ、トランプ氏が大統領令に署名 『分断を阻止し真実取り戻す』」(『産経web』)ださうです。「トランプ米大統領は27
日、 スミソニアン協会が運営する博物館などから『反米主義』を排除するよう命じる大統領令に署名した。人種差別に関する
展示などを例示し『分断を招くイデオロギー拡散を阻止し、米国史に真実と健全性を取り戻す』とした。」とか。「スミ
ソニアン協会が運営する博物館など」とありますが、これで限定的な措置になるかどうかは分かりません。これまでのトランプの流れです。多様性や包括性排除
の取り組みの一環」といふことです。本当にこの人は大統領は何
でもできると思つてゐるのでせう。反米主義がいかなるものかははつきりしませんが、トランプにはすべてその気ありと
見えれば敵となります。王様になつた気分でせうか。プーチンに憧れてゐるかに見えますが、こちらも多様性は認めない。
反ロシア主義撲滅でせう。あと4年間で世界はどうなつてゐるのか、ほんとに先が思ひやられます。
25.03.27
・
「愛知県内ソメイヨシノ開花 名古屋地方気象台が発表」(『東日新聞』)ださうで、やつと豊橋もお花見シーズン近しです。この記事、例の如く途中から読め
なくなつてをり、どこで咲いたのかが分かりません。「平年(3月24日)より2日遅く、昨年(3月28日)よりも2日早い開
花となった。」といふことゆゑ、東京とほぼ同じくらゐなのでせうか。それにしてもこの先、明後日あたりから寒くなります。雨
も降るやうです。満開の前の雨だから大丈夫でせうか。とまれ、やつとこちらにも春がやつてきます。
25.03.26
・
「吉田花祭りの勝花作り最盛期 鮮やかな桃色の美濃和紙使い一つ一つ手作りで仕上げる/豊橋」(『東日新聞』)ださうです。「華やかな勝花を背負って豊橋
のまちなかを練り歩く伝統の『吉田花祭り』が5月4、5日に開かれる。祭りの準備が最盛期を迎えており、氏子たちが勝花作りに追
われている。(原文改行)勝花は、鮮やかな桃色で、美濃和紙3枚を使って一つ一つ手作りされる。長さ約180㌢の竹に50房つ
け、背負子(しょいこ)に6本刺して背負い、行列する。全部で1万8000個が必要だ。」とか。復活して何年になるのでせうか。
現在は五月の連休中の大道芸の一環としても(?)行ひます。花祭とはいふものの奥三河のとは全く関係なし。ここらの祭花に似たも
のを背追ひます。それが18,000個も必要だつたのですね。「このため、氏子たちは2月から作業を進めてきた。中には家で作り
ためる人もおり、隣近所の人たちが力を合わせて祭りを支えている。」といひます。どこのおまつりも氏子は大変です。それがあるか
らこそまた楽しみカツ頑張ることもできるのでせう。今年は駱駝とこれ、などとうまくいくかどうか。5月が楽しみです。
25.03.25
・
「旧統一教会の解散を決定 高額献金の勧誘めぐり 東京地裁」(『asahi.com』)ださうです。「高額献金の勧誘などをめぐり、文部科学省が求めた
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への解散命令請求について、東京地裁(鈴木謙也裁判長)は25日、教団を解散す
るという決定を出し」ましたが、これは当然のことでせう。宗教法人でなくなるとどうなるかと言へば、信仰に関しては
どうにもなりません。そのまま(?)です。しかし、「宗教活動による所得であれば、法人税を支払わなくてよいなどの
税制優遇がなくなる」といふことがありますので、金集めをしなければこれも関係ないのですが、ここで金集めをやめる
のは考へられません。これは大きいでせう。実際にはこれは最
高裁まで続くでせうから、それまで教団は教
団として生きていきます。つまり金をせびりとるのをやめないといふことです。「主な争点は、高額献金の勧誘などにつ
いて、教団の『組織性、悪質性、継続性』が認められるか」どうかです。普通の人の常識からすればこれは明らかです。
まだどのぐらゐ続くのでせうか。
25.03.24
・
「東京都心で桜が開花 平年並み、2024年より5日早く」(『日経新聞』)ださうです。「気象庁は24日、東京都心部で桜(ソメイヨシノ)が開花したと
発表した。昨年より5日早く、平年並み。」ださうですから、決して遅くはなかつたとといふことです。寒い日が続いた後に妙に
暖かい日が続いたからでせう。これで平年並みです。「開花から1週間程度で満開となり見ごろを迎える見通し。」ださうです
が、その頃にはまた寒くなりさうです。東京だけは例外的に暖かいとか。いづれにしてもこれで三県目、こちらはいつ咲くのでせ
うか。
25.03.23
・
「インスリン分泌細胞、早大が増殖因子発見 糖尿病薬向け」(『日経新聞』)ださうです。「早稲田大学の合田亘人教授らの研究チームは、血糖値を抑えるイ
ンスリンを分泌する膵臓(すいぞう)の細胞を増殖させるたんぱく質を発見した。肥満によって糖尿病を発症したマウスに投与し
たところ、インスリンの分泌量が増え血糖値の上昇を抑えられた。」といふことですが、ここから薬や治療法につながるかどう
か。つながれば患者さんには大きな恩恵となりさうです。「研究チームは肥満によって発症する2型糖尿病をマウスで再現し、β
細胞が増殖する現象が起きる前後で遺伝子の働きなどを調べた。その結果、肝臓から血中に分泌されるたんぱく質の「ニューレグ
リン1」が膵臓に作用し、細胞を増殖させる作用があることが分かった。(中略)研究者らは肥満による肝臓への脂肪蓄積が
ニューレグリン1の分泌に重要だと考え、脂肪肝を発症する代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)の患者の血液を解析し
た。その結果、体格指数(BMI)が高い患者ほどニューレグリン1の濃度が高まる傾向があった。一方で、糖尿病を発症した患
者では低い濃度だった。」この理由が分かればといふところです。これが薬につながります。かうしてさまざまな病気の原因らし
きものが分かつていきます。次は何か、そしてその薬や治療法につながるかどうか。このうのネコの腎臓もさうですが、かういふ
のにも期待されます。
25.03.22
・
「タンパク質『AIM』を使った腎臓病のネコ用新薬が完成、令和9年春にも実用化へ」(『産経web』)ださうです。「ネコの『宿命の病』ともいわれる腎
臓病に侵されたネコのための新薬が完成し、来月にも臨床試験が始まる。来春には農林水産省に承認申請する計画で、早
ければ令和9年春ごろの実用化を目指す意向だ。」この薬についてはかなり以前から報道されてゐます。期待されてゐる
のでせう。ネコは「宿命の病」の腎臓病を持ちます。生理的な理由といふのでせうか。一般社団法人「AIM医学研究
所」(略称IAM、東京都)の宮﨑徹所長は、「スイス・バーゼル免疫学研究所(当時)の主任研究員だった1999
年、多くの動物の血液中に存在し、体内の老廃物(ごみ)を掃除するタンパク質『AIM』を発見し、論文で発表。東京
大大学院医学系研究科教授だった平成28年、ネコはAIMが先天的に機能しないため、腎臓内にごみが蓄積し、腎臓病
になりやすいことを明らかにした。」その成果を利用したものです。治験開始は来月、結果は年内、来春申請ださうで
す。私は猫ではありませんが、同じく腎臓が悪く、最後の手段として移植しました。「AIMはヒトでも腎臓などの疾患
に関わっている可能性があるといい、宮﨑所長はヒト薬の開発も進めている。」とか。ヒトにはこれが働かない人がゐる
のだとかが分かれば次につながります。まづはネコの腎臓病です。
25.03.21
・
「これが女性弥生人の本当の姿です…鳥取・青谷上寺地遺跡で出土した骨とDNA分析をもとに『復顔像』」(『読売オンライン』)ださうです。「鳥取市青谷
町の青谷上寺地遺跡で見つかった人骨と骨のDNA分析から、鳥取県は20日、弥生人の女性の顔を復元した『復顔像』をお披露
目した。男性、少年に続く3体目。2体目で女性の復顔を試みたが実現できず、紆余曲折を経て完成させた。」といふものです
が、これもまた普通の日本人といふ感じにできてゐます。「3体の顔の復元を担当したのは、県立青谷かみじち史跡公園の浜田竜
彦課長補佐(55)。今回の女性の像は1800年前に青谷で暮らしていた弥生人の骨をもとにした。30~40歳代とみられ、
面長で、肌はやや明るい。髪は太く、直毛で眉は濃い。二重のまぶたが特徴だ。」といふことです。DNA分析等でここまででき
ることに驚きます。ただし、「鼻から下の骨がなく(中略)今回、『本当に作れるのか』という不安もあったが、鼻から下の部分
を補うため、5000以上保存されている骨の中から接合する骨を探した。鼻から下にあたる骨片をはめ込んで確認する作業を続
け」て完成したといふことがあります。これがこれまでのとは少々違ふところ、しかしたぶんこんな顔だつたのでせう。他の人達
の復元像もできると良いのですが、これはやはり難しいのかもしれません。
25.03.20
・
「感染症リスクもある体外式の補助人工心臓で3年間待った…10代男児、心臓移植に成功」(『読売オンライン』)ださうです。「筑波大付属病院(茨城県つ
くば市)は19日、同病院で約3年にわたり体外式補助人工心臓(体外式VAD)を装着し、心臓移植を待っていた10歳代の男
児が昨年、移植に成功したと発表した。体外式VADには合併症を起こすリスクがあり、これを装着した子供が無事に移植に至っ
たのは県内初という。」とか。おめでたうです。海外での移植ではなく、国内での脳死心移植なのでせう。国内ゆゑに書く必要は
ないとされたのだと思ひます。腎臓の場合は透析で永らへることができます。心臓には透析のやうなものはなく、人工腎臓がそれ
に近いのかも知れません。ただし、心臓の方がはるかに重篤です。埋め込み型でも同じです。なかなか移植までは待てません。そ
れができたのです。合併症にも負けずに無事に移植できました。後はこの先、感染症にも負けずに長期の生着をしてほしいと思ふ
のみです。
25.03.19
・
「血液からiPS細胞を全自動作製する施設を整備、近く国の許可取得見込み」(『読売オンライン』)ださうです。「患者本人のiPS細胞(人工多能性幹細
胞)を全自動装置で作製する『my iPSプロジェクト』を進める京都大iPS細胞研究財団(山中伸弥理事長)は18日、4
月にオープンする細胞製造施設を報道陣に公開した。細胞製造に関する国の許可を近く取得する見込み」だとか。これで「患者一
人ひとりの血液からオーダーメイドのiPS細胞を約3週間で作製可能とい」ふことゆえに、いよいよ本格的なオーダーメイド医
療が始まります。私はiPS細胞が「全自動作成」できることを知りませんでした。既にそこまで進んでゐるのです
ね。これを待つてゐた人がゐるかもしれません。ちなみに、この施設は「ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長か
らの寄付を基に整備され、『Yanai my iPS製作所』と命名された。」さうです。
25.03.18
・
「ピアニストの限界突破法を開発 ロボットで高速指使い、30分で上達」(『asahi.com』)ださうです。「高度な技術を身につけようと練習を続け
てもなかなか上達しない。熟練したピアニストが抱える悩みを解決するロボットが開発された。筋トレならぬ『感覚トレ』
で、自身のスキルの限界を超えるという。」これを簡単に言へば、指に「ロボット」をつけてそれを早く動かして「スキルの
限界を超え」ようといふことです。「膨大な練習により体を痛めて、演奏できなくなることを防ぎたい――。そんな思いで、
ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)の古屋晋一さん(演奏科学)らのチームがロボットを開発した。」の
ですが、その効果は動画に見えます。確かに指が速くなつてゐます。かういふのを使へば人間の指に速さを超えることができ
るのか。私はかういふことが気になるのですが、物理的に指の動く速さには上限があるのでせうか。いづれにしてもこの記
事、例の如くの有料記事です。この先は分かりません。
25.03.17
・
「黄金色のキャビアで中津川の名を世界に アルビノのチョウザメ養殖成功、事業化は国内初」(『中日新聞 CHUNICHI Web』)ださうです。キャ
ビアは、近くでは豊根村にもありますが、アルビノのチョウザメからといふのが珍しい。これは中津川です。
「黄金色のキャビアが採れる、遺伝子変異で色素を持たないアルビノのチョウザメの養殖に成功した。黄金色の
キャビアは海外で高値で取引されており、全国の養殖場などでつくる『日本チョウザメ振興会』(同県高山市)
によると国内での生産・事業化は初とみられる。」アルビノゆゑに色素無し、キャビアも色素なしの黄金色にな
るといふことです。これは確かに珍しい。それゆゑに、「数十グラムの小瓶で10万円ほどの値段が付く」さう
です。豊根は、といふより他のチョウザメは皆色素あり、キャビアは黄金色ではありません。これを真似すると
ころが出てくるのでせうか。量産効果で値下げなどといふ事態が来れば良いのですが、それはやはり無理ですよ ね。
25.03.16
・
「〝茶の都〟静岡 荒茶生産量首位陥落の衝撃 巻き返しのカギは『碾茶』『輸出』『有機』」(『産経web』)ださうです。「お茶といったら静岡県。そん
な〝茶の都〟が令和6年の荒茶生産量で鹿児島県に抜かれて2位となっ
た。農林水産省が今年2月に発表したもので、静岡の〝首位陥落〟は統
計が残る昭和34年以降初めてだ。お茶の消費は全国的に減少傾向にあ
り、静岡の荒茶生産量も前年比5・1%減の2万5800トンと落ち込
んだ。そうした中で鹿児島は同3・4%増やして2万7000トンとし
た。」とか。最近、確かに鹿児島のお茶のやうな言ひ方が増えてゐると
思ひます。かういふことがあつたのですね。静岡2位、鹿児島1位、こ
んなことは考へもしませんでした。相変はらず静岡1位だと思つてゐま
した。さういふ時代は終はつたのでせうか。記事はそんな静岡が再び
トップを奪還するにはといふ内容です。第一はやぶきた茶だけでは無理
だといふこと、輸出には甜茶がが必要だとか。そして有機栽培も必要ら
しい。更に静岡独自のものとして、「全国的な荒茶の価格下落に伴う生
産調整や栽培地の地形的な特徴といった要因が」あるやうです。これ
は、要するに、「多くの生産者が〝八十八夜〟に代表される初夏の一番
茶に傾斜して勝負した、ということらしい。」それで生産量が減りまし
た。この一番茶への傾斜は静岡茶にしみこんでいるかの如くゆゑ、静岡
がトップを奪還するにはさう簡単にはいかないやうです。「静岡といえ
ば富士山とお茶なのだ。茶業の活性化や〝首位奪還〟は、突如静岡の悲
願となった格好だ。」とは最後の一文、正にかういふことですね。
25.03.15
・
「『インバウンド多すぎ』で京都からの撤退迫られる修学旅行 混雑を敬遠してシフトチェンジ」(『産経web』)ださうです。「インバウンド(訪日外国
人)の急増や旅行費の高騰などを受けて、修学旅行の行き先を変更する学校が出始めている。修学
旅行の定番といえば京都というイメージもあるが、インバウンド増に伴う混雑が激しく、予定通り
のプランで旅行が進まないトラブルも少なくないという。」では、どこに行くか。「首都圏では北
陸方面などに行き先変更を検討する学校も出ている。」さうですが、これもまた変更に迫られるか
もです。「関西は今や年間を通じて混雑しない日はない」と業者に言はれたさうです。そして費用
も高くなつた。無理に京、奈良へ行く必要もないでせう。昔はスキーが流行りました。今後はどう なるのでせうか。
25.03.14
・
「ロシアの作曲家、ソフィア・グバイドゥーリナさん死去 93歳 世界文化賞受賞」(『読売オンライン』)、現代のロシアを代表する作曲家ですが、たぶん
ロシア政府からは良く思はれてはゐなかつたでせう。「旧ソ連・タタール共和国生まれ。5歳の時に音楽に目覚
め、モスクワ音楽院で作曲を学んだ。自由な表現ができない共産主義政権下で、卒業試験でショスタコービッチ
が『あなたが(当局の言う)間違った道を進むことを望む』と励ましたエピソードは有名」といふ人です。CD
はマイナーレーベルの方が多かつたのでせうか。この人の音楽が「宗教的な要素を核にしながらも、特定の作風
によらず、現代音楽や民族音楽など古今東西の様式を柔軟に採り入れた作品」だつたからでせうか。所謂現代音
楽風な作品は多くなかつたやうに覚えてゐます。この人の死がプーチンに何らかの衝撃を与へてくれるとおもし
ろいのですが、これはあり得ないことですね。祈冥福。
25.03.12
・
「『あまり意味ない』『面接の感覚ない』… 筆記式“紙上面接”に受験生から疑問の声 長野県の公立高校入試で初実施」(『信濃毎日新聞デジタル』)ださ
うです。「県内公立高校で11日にあった後期選抜(一般入試)は、全校で面接が導入された。県教育委員
会は受験生を多面的に評価する趣旨を説明するが、半数以上の高校が実施した筆記式の『紙上面接』はその
狙いをかすめさせている。事前に質問項目を公表しているため、あらかじめ用意した回答を試験時間内に書
き起こすことにもなりかねず云々」といふわけです。「事前に質問事項を公表している」といふのが分かり
ません。ならばそれにふさはしい答を覚えてくれば良いだけのこと、全く緊張感がありません。それとも同じやう
な模範解答を出せといふのでせうか。県教委としては、「新たに面接を取り入れることで『主体的に学習に
取り組む態度』を加えた『学力の3要素』を評価できる制度に見直したとする。」さうですが、紙上面接で
「主体的に学習に取り組む態度」を評価できるのかどうか。「全日制78校のうち32校が対面の面接を行
うのに対し、半数以上の48校(一部重複を含む)が紙上面接を実施。」したさうです。無理に面接をする
こともないのにと思ひます。この紙上面接、来年はどうなつてゐるのでせうか。
25.03.11
・
「帰国のフィリピン前大統領を逮捕 『麻薬戦争』でICCが令状」(『中日新聞 CHUNICHI Web』)ださうです。「フィリピン大統領府は11
日、香港からマニラの空港に同日到着したドゥテルテ前大統領(79)に対し、国際刑事裁判所(ICC)の逮
捕状を執行したと発表した。」とか。当然でせうか。本人は麻薬戦争は「自分のためではなく、国家と子どもの
ためにやった」と言つてゐたさうですが、あれは行き過ぎです。殺しすぎです。ならばと当然、次の人物がゐま
す。プーチンはどうなのだ……当然、同様に処すべきです。しかしロシアはICCに入つてゐません。未加入国
を選べば海外にも出られます。そして、加入してゐても見逃す手はあります。かくして本当の悪者は捕まらな
い。毎度のことです。これはよくありません。さうならないやうになつてほしいものです。
25.03.09
・
「中国で『新たなコロナウイルス』発見 武漢の研究所調査 『ヒトへの感染は未確認』も疑
念」(『産経web』)ださうです。「中国湖北省武漢の武漢ウイルス研究所の研究者らが2
月、ヒトに感染する可能性がある新たなコロナウイルスがコウモリから検出されたとする論文
を学術誌に発表した。論文では『現時点でヒトへの感染は確認されていない』として平静を呼
びかけている。」とか。実際に感染してゐなくとも、将来的には感染するかもしれません。そ
こから更に大きく広がるかもしれません。中国は先のコロナがあります。この情報をきちんと
正確にすべて出したのか、これが分からないからには、この論文も信用されるかどうかは分か
りません。米国はどうするのでせうか。トランプ以前の米国ならば直ちに検証するのでせう
が、トランプ以後はどうなのでせう。いづれにせよ、このウィルスにも注意せねばならぬやう
です。とりあへずは研究室体制でですが、それ以上に広がらないことを祈ります。
25.03.08
・
「【連載】52年越しの悲願成る 名豊道路完成【⑥道路網発展】御津金野ICから豊川蒲郡線の進捗に期待」(『東日新聞』)ださうです。既に供用されてゐ
ます。作つてゐたのは知つてゐますが、できた実際の はまだ知りません。期待大、豊川が一歩先を行
き、豊橋蒲郡が続く構図だとか。これで内陸部の工業 団地などは流行りさうです。蒲郡では道の駅を作らう
としてゐるとか。中身次第ではこれも大きな期待が持 てます。豊橋はどうなのでせうか。三遠南信道がここ
につながるのを待つのでせうか。さうすれば海から山 まで一気にとなります。いづれにしてもかういふのは
一気にはできません。長い間の準備期間を経てできま す。最後に「名豊道路開通で、この地域への来訪者が
増え、相乗効果で都市計画道路の進展が期待されてい る。」とあります。さうなると良いですね。
25.03.06
・
「『オシラサマ。山火事を鎮めて』鎮圧の願い込めたSNSに多くの反響」 (『asahi.com』)ださうです。「長期化し
ている岩手県大船渡市の山林火災 で、隣接する同県陸前高田市の市立博物館が、火災発生直後から鎮圧の願いを地域の民間
信仰『オシラサマ』に重ね合わせた内容をX(旧ツ イッター)に投稿し、多くの共感を集
めている。」とか。あの山火事、19日からですが、昨日の雨では鎮火せず、延焼は止ま
つたとか。まだ先は見通せないのでせう。そこで神頼 みならぬオシラサマ頼み、民間信仰
で有名なオシラサマです。柳田国男でも有名ですから、地元では現在も信仰されているの
でせう。オシラサマは「陸前高田市が全国で最多とさ れ、同館では現在、特別展『陸前高
田のオシラサマはいま』を開催中だ。」と言ひます。そこで学芸員が「火事を避けるオシ
ラサマ。どうぞ大船渡の山火事から人の子たちを避け て下さい」と投稿したとか。これに
共感が集まります。そこがオシラサマの強いところです。かういふ民間信仰はばかにでき
ません。火事の消火頼みにもなります。一刻も早く消 火してほしいものです。イタコの口
寄せが必要なのでせうか。博物館の仕事です。一刻も早く鎮火せんことを。
・昨日、退院しました。1か月は家にゐたのですが……。
25.02.17
・
「和楽器の弦、生産がピーク 職人走りながら糊付け 滋賀・長浜」(『毎日jp』)ださうです。「滋賀県長浜市にある明治期創業の和楽器弦製造会社『丸三
ハシモト』では、三味線や琴などに使用される弦の生産がピークを迎え ている。(原文改行)工房では、約
15メートル離れた柱に幾重にもウコンで黄色く染めた糸を張り、職人が走って糸の表面に糊(のり)付け
する作業を行い、その後、乾燥させる。」といふわけで、これも冬の風 物詩です。現状では邦楽器の絃を作
る業者はほとんどありません。所謂純邦楽自体の人気がないからです。それでも作らないわけにはいかな
い。代替がきくのは素人まで、プロの演奏家は無理です。いつまでも続 くのかどうか、これは気になります が……如何。
25.02.16
・
「豊作祈る小正月行事「『竹うち』 南軍勝利、米の値上がり反映 秋田」(『毎日jp』)ださうです。これは「国の重要無形民俗文化財で、鎌倉時代から伝
わる豊作を祈願する祭りの一つ。南軍が勝つと米の値段が上がり、北軍が勝つと 豊作になると言い伝えられる。」と
いふ行事で年占となります。こちらだと干地と福地になることが多い、といふより私はそれしか知らないのですが、
こちらは南軍、北軍、何やら南北戦争を思はせます。「ヘルメットとはんてん姿 の町民ら約220人が北軍と南軍に
分かれ、長さ約8メートルの竹ざおで激しく打ち合った。」といふ行事です。南北戦争の方がふさはしいかもです。
しかし占ひは「南軍が勝つと米の値段が上がり」といふことですから、単純に豊 凶を占ふのではありません。それも
3回戦ですから、引き分けがない限りは必ずどちらかが勝ちます。今年は南軍の勝ち、道理で米の値が上がるといふ
ことです。しかし、この占ひ、悪い結果にはならないやうにできてゐるのです ね。これも鎌倉時代からの決まりなの でせうか。
25.02.15
・
「べらぼう蔦重の『吉原細見』手に取れる 月利用者30人の博物館に2日で200人超殺到」(『産経web』)ださうです。「『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺
(つたじゅうえいがのゆめばなし)~』の放送が1月に始まると、江戸時代に出版さ れた本を手に取れる博物館『西尾市
岩瀬文庫』(愛知県)では来館者が急増。美術館が江戸時代の出版文化関連の企画展を開催する動きも相次いでいる。」
さうですから、ここでは「べらぼう」様々といふところでせう。愛知県では蓬左文庫 に次ぐ規模でせうか。たくさんの本
を持つてゐます。蔦重の本もまた80冊ほどあるやうです。充実してゐます。これだけあれば見ない手はない。ただし、
黄表紙がいくら現代の漫画本に当たると言つても昔の変体仮名で書かれてゐることに 違ひはありません。かういうふのを
乗り越えて蔦重人気の続かんことを。それにしても現代の蔦重本、たくさん出ます。これだけで食傷気味かもです。
25.02.14
・
「遺伝子治療薬で失明患者の視覚再生、早ければ1か月で効果…慶大など網膜色素変性症の治験開始」(『読売オンライン』)ださうです。「慶応大などの研究
グ ループは13日、目の難病『網膜色素変性症』で失明した患者の視覚を再生させる遺伝子治療薬の治験を開始し、1例目の投
与を終了したと発表した。成功すれば、失明した患者の視覚を回復させる新しい治療法になる可能性がある。」とか。加齢黄
斑変性は知つてゐますが、私の知る眼病といふのはそれくらゐ、これは知りません。「網膜色素変性症は、網膜で光を感知す
る『視細胞』が働かなくなる遺伝性の病気で、進行すると失明する恐れがある。4000~8000人に1人が発症し、確立
した治療法はない。」といふことですから、これがうまくいけば多くの人が助かります。「1例目の治験は6日に慶大病院
(東京)で実施し、患者の失明している片方の眼球に注射した。治験は6~15例実施し、経過を約半年間観察して安全性や
有効性を確かめる計画だ。」さうです。必ずしもうまくいくとは限りませんが、一条の光が見えるかもしれない治療は期待で
きるものなのでせう。うまくいかんことを。
25.02.13
・
「ウクライナのNATO加盟、トランプ氏『現実的ではない』…終結交渉開始に合意も領土一部放棄を示唆
」(『読売オンライン』)ださうです。やつと出てきたトランプのウクライナ停戦案、最終的にどうなるかは分かりませんが、現状ではNATO加盟認めず、領
土一部割譲案、ロシアも一部を割譲するやうになつてゐるのかどうか。一方的にロシアの肩を持ってウクライナに譲歩を強ひるの
ではまともな案とは言へません。「バイデン前政権の政策を転換させ、ロシアに譲歩する姿勢を見せた。」といふことです。これ
でトランプがいかに専制主義と馬が会合ふかと知れました。米国第一でやるには専制主義と対等につき合ふしかないといふことで
せうか。それ以上に専制主義的な思考がはるかに強いと思はれます。ゼレンスキーは、「米国にはロシアとプーチンに圧力をか け、平和を
実現させる力があると信じている」と言つてゐます。本当にプーチンに圧力をかけられるのかどうか。ここにも例の商売人根性が
のぞいてゐるのかどうか。
25.02.12
・
「トランプ政権、AP通信の執務室の取材禁止 『アメリカ湾』表記求め」(『毎日jp』)ださうです。「米国の国際的な通信
社『AP通信』は11日、ト
ランプ政権から『メキシコ湾の表記を『アメリカ湾』と改めなければ、大統領執務室での取材は禁止する』と通告を
受けたと発表した。」とか。本気です。しかし、これは地図のこと、現在の日本のグーグル地図のやうに、併記する
ことも可能です。例の日本海方式です。このマスコミ出入り禁止処分は大問題ですが、地図自体は米国周辺以外は問
題にならないでせう。ところが、パレスチナとなるとどうにもなりません。トランプは商売熱心ですから、今も本気
でパレスチナ国家は作らずに米国主導で、といふことは、つまり不動産屋としてリゾート地開発の夢を見てゐます。
アラブ諸国の思惑はいざ知らず、本気でさうしようと思つてゐるやうです。「トランプ氏とアラブ諸国、『ガザ所
有』で駆け引き激化 ヨルダンは子供の一部受け入れ表明」(『産経web』)といふのは、アラバもこればかりは
承服できないと思つてゐる証拠でせう。どうなるのでせうか。パレスチナ、今後もずつとパレスチナのものであり続
けてほしいと思ひます。声が大きければ勝てるというのが現状でせうか。所謂専制君主が多すぎます。
25.02.11
・
「諏訪湖は7季連続で『明けの海』 “御神渡り”出現せず 室町時代の8季連続に次ぐ」(『信濃毎日新聞デジタル』)ださう
です。鎌倉時代にも8期連続で
開けの海になつたとか、意外です。昔は寒かつたものと思つてゐました。さうでもなかつたのですね。「『御神渡り』
の観察を続けてきた八剣神社(諏訪市)の宮坂清宮司(74)は11日、『残念ながら湖が明けている』と述べ、7
季連続で御神渡りが出現しない『明けの海』になったと判断した。」これが正式な今年の判断結果なのでせう。これまでも明けの海ではと言はれて来ましたが、
やつとここで確定のやうです。冷えなければしかたありません。「10
日は湖面の9割が結氷したが、11日は沖の方が解氷。」ださうですから、やはり無理でせう。これで『毎日jp』も『信濃
毎日新聞デジタル』も追つかけをやめるでせう。残念ながらしかたありません。
25.02.10
・
「諏訪湖に戦車が乗った 『氷がミシミシミシと』 80余年前の記憶」(『毎日jp』)ださうです。またもや諏訪湖の話、今
日は全面結氷、御神渡りの卵の
如き筋も見えるやうな状況ださうです。後一歩といふところでせうか。この寒波も今日で終はりだとか。ここまで来たの
だから久しぶりの御神渡りが出てほしいものです。それにしてもこの記事にある「諏訪湖に戦車が乗った」とあるのは昭和15
年、このことを知つてゐるのは「長野県諏訪市のJR上諏訪駅にほど近い末広商店街を訪ねた。アキヤマ時計店を営む秋山英明さ
ん(94)。」のみ、なぜかこの日、先生が諏訪湖に連れて行つてくれ、そこで小型の戦車を見たさうです。この戦車が諏訪湖の
氷上に乗りました。「岸から20~30メートルくらいのところで止まりましたね。氷がミシミシミシと大きな音を立てまし
た」。」といふことでも、最後は無事にもどりました。「担任の先生は当時、『樺太の国境警備に備えるための訓練だ』と言って
いたが詳細は分からない。」さうです。しかし、この記事で諏訪湖が戦車に耐へるだけの厚さの氷を持つてゐたことが分かりま
す。それに比べると、今年は御神渡りが出かどうかといふところ、出現してほしいものです。
25.02.09
・
「切り裂きジャック 語り継がれる連続殺人鬼の伝説 19世紀の英国震撼 犯人捜し今も活発」(『産経web』)ださうで
す。異国の日本でもこのやうに新
聞記事になるのですから、「犯人捜し今も活発」といふのも分からうといふものです。長い記事です。ポイントの一 部
のみです。「冒頭の切り裂きジャックの手紙は、文面や書体が不自然なほど格調が高いことなどから、現在では記者が読
者を引き付けるために捏造(ねつぞう)した疑いが濃厚だ。(原文改行)切り裂きジャックはその後、被害者から摘
出したとされる腎臓を同封した『フロム・ヘル(地獄より)』との書き出しの手紙を含む複数の手紙を送りつけ
ているが、その筆跡はいずれも異なっているという。」従つて「これらの手紙も記者や愉快犯がでっち上げたものだったとの見方が強い。」といふことです。そ
れゆゑに、「記者を含む複数の人間が手紙を偽造していたのだとすれば、切り裂きジャックは扇情主義に流されたメ
ディアと世論、科学的捜査手法を持たない警察が結果として作り上げた『虚像』が独り歩きしたとみる方が適当かも
しれない。」といふことになります。犯人が見つからないのもこのあたありが問題かもしれません。いづれにせよ謎
多き事件です。謎解きはまだまだ続きます。
25.02.08
・
「うっすらと氷が張っていくが…「このまま春を迎えてしまうのは寂しい』〈諏訪湖・御神渡りウオッチング〉(2月8日)
」(『信濃毎日新聞デジタル』)ださうです。「諏訪湖畔の8日午前6時半すぎの天気は雪、気温は氷点下5.2度、水温は
1.6度で、湖岸に波しぶきが枯れ枝などについて凍る『しびき氷』がついていたり雪のかたまりが湖面に浮いていたりした
が、7日連続で湖面に氷は確認されなかった。」といふことですから、宮司の「風も穏やかで水温も低いが、氷点下10度近
くまでいかないとなかなか湖は凍らない。このまま春を迎えてしまうのかと思うと寂しい気がしてならない」といふ言葉にも
なります。今年も明けの海でせうか。温暖化進行中に現在、諏訪湖全面結氷、御神渡り出現はなかなか難しいですね。
25.02.07
・
「3月からファミマとローソン計1万店で雑誌販売終了 書店ない地域で〝難民〟発生か」(『産経web』)ださうです。
「大手コンビニエンスストアの一部 で3月から雑誌の販売が終了する。」理由は、「トラック運転
手の残業規制を強化する2024年問題や燃料高騰などの影響 で」す。このため慢性赤字となり、ここに至つたといふことで
す。完全終了ではありません。一部です。それでも雑誌難民、 書籍難民が発生しさうです。ただしこれはファミマとローソン
のこと、セブンイレブンは「「出版物を買える場が年々減少し ている今、コンビニ店舗で出版物を取り扱う意義は大きいと考
えている」(広報)といふことで、現状維持のやうです。私は 書店には行きますが、コンビニはほとんど行きません。その意
味ではどうでもよいことですが、さうも言つてをれない人もゐ ます。さういふ人が難民にならないことを祈ります。ちなみ
に、「書店振興策に賛同の声、林官房長官『省庁連携して活性化を推進」[読売新聞社・講談社提言]」(『読売オンライ
ン』)といふ記事もありました。
25.02.06
・
「国重文の民家、保護したいけれど…過疎の村では維持困難 空き家化して劣化止まらず」(『中日新聞 CHUNICHI Web』)ださうです。「文化財
の保護か、村民の暮らしか―。村内にある国重要文化財「熊谷家住宅」を巡り、人口千人に満たな
い愛知県豊根村が揺れている。昨年8~9月に降り続いた大雨で壊れ、保存修理費は9億2千万円
と見込まれる。」つまり、この修復をして後、それ和田レが面倒見るかといふことです。「村は所
有者との話し合いの結果、国と県からの補助を除く5500万円余りのほぼ全額を負担したい考
え。しかし、村議会では今回修復をしても維持管理費が長期に及ぶことを危惧する声が根強く、見
通しは不透明だ。」といふことで、この先どうなるかは分かりません。かういふ住宅等の文化財、
きちんと住んでゐればともかく、住まなくなつたら大変です。文化財ですから持ち主は分かつてゐ
ますが、管理をどうするか。個人任せか自治体任せか。それ以外の方法があるのかもしれません。
この「熊谷家住宅は18世紀初頭の建造と推定。代官を迎える『上段の間』もあり、三河山間部の
豪農の暮らしぶりを伝える民家建築として1974年2月、主屋と倉2棟が重文指定を受けた。」
といふものですが、これからどうなるのでせうか。物が物だけに維持管理が大変です。活用できれ
ばそれが一番劣化を防げるのでせう。さいうふことができるかどうか。これからの知恵の絞りどこ ろ です。
25.02.04
・
「本州西端の『イタリア』、町おこしでオリーブオイル試作…『「口当たりまろやか」調味料としてもOK』」(『読売オンライン』)ださうです。「山口県平
生町でオリーブを栽培する地域おこし協力隊員、山根佑介さん(47)と菅野久美子さん(47)が新たな特産 品づ
くりを目指して試作したオリーブオイルを発表した。手始めに町内の飲食店などで使ってもらい、感想を参考にして
来年度の商品化を目指す。」といふことですが、オリーブオイルを特産品にしてゐる自治体が他にあるのでせう か。
記事になるぐらゐだから、もしかしたら他にはないものかもしれません。「町がある室津半島とイタリア半島の形が
似ていることに着目し、町は2018年から地域おこし「イタリアーノひらお」を展開している。」さうですか ら、
その一環としてのオリーブオイルです。物は「平生の地魚にかけるとおいしそう」で、「まろやかな口当たりに仕
上がり、そのままでも調味料としても楽しめる」さうです。私の目の届く範囲にくる前になくならないことを祈 りま せうか。
25.02.03
・
「全盲の広沢里枝子さん、瞽女唄を唄い継ぐ『過酷な世を生きたパワー伝えたい』」(『中日新聞 CHUNICHI Web』)ださうです。「かつて、盲目
の女性旅芸人が三味線を片手に全国を唄(うた)い歩く『瞽女(ごぜ)』の文化があった。担い手は最盛期の近世を境に 減り
続け、最後の一人とされる小林ハルさんが105歳で亡くなってから、今年で20年。独特の文化を受け継ごうと、やはり全
盲のラジオパーソナリティー広沢里枝子さん(66)=長野県東御(とうみ)市=が『瞽女唄うたい』を名乗って各地で 唄を
披露している。」といふことで、瞽女唄が現在もまだ細々と生きてゐるらしいことを知りました。小林ハルさんは最後の瞽女
として有名です。その流れを汲みます。この方も全盲です。さういふ人でないと瞽女唄を継がうなどとは考へないでせ う。動
画では外で歌つてゐます。村に入つてもすぐにはが場所はなかつたでせう。もつと聞き取りにくいかと思つたのですが、案外
聞き取り易い。それにしても、これだけのものを作つてきた瞽女には驚嘆します。この後にも続く人のあらんことを。
25.02.02
・
「犬と猫、どちらと暮らせばよ り健康に? 追跡調査で見えた 傾向」(『毎日jp』)ださう
です。具体的には、「結論から 言うと、犬と暮らしている人 は、犬がいない人と比べて体が 弱くなりにくく、認知症にもな
りにくいことが研究で分かっ た」といふことですが、猫とは 「認知症やフレイルのリスク低 下は、統計的には見られなかっ
た。」といふことです。この調 査だけからすれば犬を飼った方 が良いといふことでせうか。 「この違いをもたらす要因とし
て、谷口さんは運動習慣と社会 参加を挙げる。」といふこと は、例へば散歩や途中の立ち話 があるのでせう。ただしそれゆ
ゑに、「犬を飼っていても運動 習慣のない人は認知症リスクに ばらつきがあり、効果があると
は言い切れなかった。」さうで す。犬を飼ふからに散歩も含め て、きちんと世話をしろといふ
ことでせう。ちなみに、私は何 も飼つてゐません。かういふの はやはり認知症になりやすいの でせうか。
25.02.01
・「御神渡り観 察、一晩で
凍る『一夜氷』を8ミリ確認も…宮司『こんなので喜んじゃいけない」 (『信濃毎日新聞デジタル』)
ださうです。「凍った湖面が割れてせり上がる『御神渡(おみわた)り』の観察が続く諏訪市豊田の諏訪湖畔で1日朝、1月27日以来の結氷が確認できた。氷
は厚い所で8ミリほど。観察を担う八剣神社(諏訪市)の宮坂 清宮司
(74)は『こんなので喜んでいちゃいけない』と気を引き締めつつ、
今後の寒波に期待を寄せた。」とか。今年の諏訪湖、一月は暖 かくてほ
とんど氷りませんでした。二月は寒くなりさうですが、そのためにこれ
から氷るかも入れません。現状では厚くて8ミリださうですか ら、まだ
問題外です。これからどうなるかです。「振り出しに戻ったという感じ もするが」といふのは正直なところ、今後に期待です。しか
し、今日か ら寒くなるのですね。
25.01.31
・「国重要無形文化財『豊橋鬼祭』の『黒鬼面』完成 を報告す
る神事『報告祭』」(『東愛知新聞』)ださうです。「豊橋市八町通3の安久美神戸神明社で30日、国重
要無形文化財『豊橋鬼祭』で使われる『黒鬼面』の完成を報告する神事『報告祭』があった。(中 略)黒鬼
は11日にある最大の見せ場『赤鬼と天狗のからかい』を見守る役目を担う。な
でてもらうと夏病みをしないとされ、子どもらが列を作る。」といふことですが、今回最後の黒には、「社に残るオリジナルの古面(製造年代不詳)をより忠実
に再現するため制作を1年延期して考証を重ね、奈良時代に発達した「乾漆造『乾漆造』」で面作 り」をし
たさうです。記事からは分かりません。古面はどこかに写真が出てゐたかどうか。いづれにせよ、これを見
るためだけでも鬼祭には行くべきですね。といふより、これで赤鬼、天狗以下の面が一新されまし た。
25.01.28
・「グーグルマップ、メキシコ湾を『アメリカ湾』へ トランプ氏決定 受け」
(『asahi.com』)ださうです。「トランプ米政権が米南部沖のメキシコ湾を『アメリカ湾』に改称する方針を決め
たことを受け、米グーグルは27日、グーグルマップ上の名称もアメリカ湾に変更する方針を明らかにした。」さう ですが、
いくらトランプの言があつても、本当にさうなるかと思つてゐたところです。「米政府の地理情報システムに正式に反映され
次第、変更するとしている。」といふからには、間もなく正式にメキシコ湾がアメリカ湾になるのでせう。これをト ランプの
かつての帝国主義的主張と言ふべきでせうか。米国は東のごく小さなところから買い足しをしてあのやうにりました。まづは
名前だけでといふことで、これでせうか。次はカナダかグリーンランドか。いづれにしてもそんなことを言ひ出す国 があると
は、ほとんどの他の国々は予想してゐなかつたでせう。この先に何かあるとは、私には思へないのですが、それでもトランプ
のこと、強引にやりきつてしまふかもしれません。かくて世界は拡張主義に時代に……などとなつてほしくないもの です。さ て如何。
25.01.27
・「ローマ字、基本はヘボン式 『ん』は統一的に『n』用いる 文化審が答申 に向け議
論」(『産経web』)ださうです。「ローマ字表記の在り方を検討する文化審議会の小委員会は27日、英語の発音に近い『ヘボン
式』をつづり方の基本とし、はねる音『発音』や伸ばす音『長音』の表記
方法を示した改定案を議論した。パブリックコメント(意見公募)では長音の表し方への反対意見も多く」といふことゆゑ、このまま
でいけるかどうかは分かりませんが、とりあへずの方向性は出たやうです。「改定案では、『発音』の『ん』は「n」を統一 的に用い
『kanpai(乾杯)』『anman(あ んまん)』とし、つまる音『促音』は最初の子音字を重ねて『nicchoku(日
直)』などとする。」さうですが『ん』の後に母音がくる 時はどうするのでせうか。かういふのも見直し項目の一つでせうね、たぶん。
25.01.26
・「インフルエンザ感染者数 「ピークを越えた可能性」…2
週ぶりに減少」(『読売オンライン』)ださうです。「厚生労 働省は24日、全国約5000 か所の定点医療機関から
13~19日の1週間に報告さ れたインフルエンザの感染者数 が、1医療機関あたり18・ 38人で、2週ぶりに減少に転
じたと発表した。前週(35・ 02人)の0・52倍と半減 し、厚労省の担当者は「ピーク を越えた可能性はあるが、引き
続き感染対策が必要だ」として いる。」とか。これが正しいの ならばありがたいことですが、 1週だけでさう判断して良いも
のかどうか。これは分かりませ ん。コロナも「1医療機関あた り5・62人だった。前週 (7・08人)の0・79倍
で、2週ぶりに減少に転じ た。」といひますから、こちら も同様でせうか。まだ寒い時期 が続きます。インフルエンザも
コロナもピーク越えといきたい ものですが、さて如何。
25.01.25
・
「【豊橋】吉田城跡の武家屋敷で三河初の池の遺構も 見えてくる武家の暮らし」(『東愛知新聞』)ださうです。「2024年4月1日に調査を開始。『吉田
藩士屋敷図』(1847年)などの資料を元に、吉田城内の武家屋敷約150軒が並ぶ 屋敷地を調べている。球場マウ
ンド下にあったとされている『奥村曽部衛門邸』(120石)など中級から上級藩士の5邸と、それぞれの屋敷に面する裏
袋小路を含む5300平方㍍。 屋敷地のこの規模の調査は珍し いという。」といふわけで、出 できた成果は、「武家屋敷の遺
構は幅約3㍍の裏袋小路の側溝 を中心に、井戸や地下室、貯水 槽などが多く見つかった。特に
『斉藤太郎左衛門邸』では池の遺構があった。三河地方では初めての確認で、全国的にも同時期 の同様の遺構に関する調査例は
少なく、貴重な例という。」も のなどです。吉田城内は絵図が 残つてゐます。これをもとに調 べればかなり正確に分かるはず
です。実際に分かったやうで す。ただし、不確定要素があり ます。「新アリーナ計画の契約 解除手続きに伴う工事の中止で
現範囲以外の調査は未定となっ ている。記録保存後は埋め戻さ れる可能性が高い。」現時点で はアリーナがどうなるかは分か
りません。市長もアリーナ作ら ずとは言つても遺跡を残すとは 言つてゐません。どうなるので せうか。せつかく見つけたのだ
から、更に広げて発掘をすると いふことはできないのでせう か。中途半端はいけません。
25.01.24
・「平安時代の阿弥陀如来から銘札4枚 江戸から100年ごとの修復記録 富士
市・宗清寺」(『