新幹線N700車両の輸送

 友人の仲間と話題で新幹線車両の輸送が、話題となり、深夜に運ばれている事を話をした。

 工場に新幹線の線路が入っていないことには、工場で作られた車両を道路輸送なので線路に乗せる所まで輸送する。
 数年前になるが、その輸送がある事を聞きつけ、初冬の深夜に撮影した。搬送日程は、公表されていないそうだがなぜか知っているいる人がいて誘われた。実際に同じ穴のムジナが、10数人いて撮影していた。

 先頭車両、中間車両とあるが、この輸送では必ず16号車から始まり、1号車が最後に運ばれて行く。全車両を連結したならば、その列車の向きを変えることは不可能!。スイッチバックと言って進む方向を変えて急勾配の線路を登るが、決して列車の向きが変わる事は無い。

 北海道新幹線乗車記にある函館北斗駅での先頭車両の画像を参照してもらえばわかるが、先頭車両の灯火が「赤」であれば後尾灯であり、終着駅に到着した列車を示している。この灯火が、「白」であれば、そう、前照灯でこれから出発していく列車なのだ。
 数打ちゃ当たるとばかりにシャッターを切ったので、運ばれて来た順番とはいかないが、交差点に入ってくる様子を並べた。この日は、4号車から最後の1号車だった。

 トラクターには、セミトレーラーの形式で車両の台車位置に相当する所で搭載されている。そして、後部の台車部分にも運搬用の台車が、あってトラクターに引っ張られてくる。

  
 こんな具合にトレーラーで運ばれてくる。(けっこうな速さで来る)     交差点にはいる。トラクター部分は、既に交差点を曲がっている


   
  更に交差点に進入する。                          曲がりきった!

  
  後部台車の様子。交差点で旋回するときは、この台車には、自走用のエンジンがあり、トラクターに引っ張られるのではなく、自走で方向転換をして交差点を曲がることが出来る。(

  模試式化するとこんな具合に後部の台車が動き、見事に曲がって行く。 台車の向きに注目


 通常の直進走行では、後部台車の車輪を自由回転させているが、交差点で方向転換する時にはエンジンでの自走に切り換える。
 中間車両の長さは、25メートル+トラクター(約6メートル)=全長31メートルととんでもない長さのトレーラ形式になっている。トラクターの牽引でそのまま曲がれる回転半径では、一般道で曲がる事の出来ない長さ。こんな方式ならば、かなりの小回りが出来る。

 
 走ってくる姿は、こんな具合で、セミトレーラーの2連結となっている。

     
  直進で交差点に入る         トラクターが、交差点内で方向転換    後部台車が、自走して車体を旋回させる

     
 後部台車の向きを定位置に戻す        実際の旋回中の台車向き(車体方向ではない)

 


   
 大名行列の始まり、始まり・・・・・・ 

 画像データにあったので編集してみた。クリスマスの真夜中の撮影で寒かった。

 これは、製作した工場から実際に運転する為の組み立て工場に送られる道中。



                                

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