サーボ機構の詳細
ローカル局からのリクエストにより重複するが、追記した。
改めて確認しますが、サーボモーターと言う単独のモーターは、有りません。 サーボコントローラ(指示装置)、制御部、駆動部+検出部の全体をまとめたサーボモーターシステムが、一般的にサーボモーターと言われています。従って、駆動部は、電動モーターだけでは有りません。
出典 富士電機ホームページ https://www.fujielectric.co.jp/about/column/detail/servo_01.html
DCサーボ基本回路の例
コントローラ側の VR-1 回転位置指示 を回して指示値に設定する。モータは、サーボ回路の2つのOPアンプの非反転入力の電位差が、「ゼロボルト」になる方向にモーターが回転して、モーターに連動するVR-2、バリコンも回転する。そして、VR-2 回転位置検出 の電位と等しくなり停止する。
従って、VR-1、VR-2の2つのVRの回転方向が、同じ方向に回転しなくてはならない。
もし、反対方向に回転するば、バランスする点が無いので、永久に回転を続けて、壊れる迄回転する。
組み立て時にVR-2を空転させて、回転方向をしっかり確認してから最終組み立てをしないと壊わす。サーボ回路から解る様にこのサーボ回路は、ブリッジ回路なのでバランス点で停止する。従って、手動でバランス点を見つける事は出来るけれど、それぞれのVRの回転方向が、逆になっているとバランス点は、存在しないので壊れるまで回転する。
仮組み立て時にモーターの回転方向が逆になっていた場合、単純にモーターの極性の接続変更するだけだ無く、VR-1、およびVR-2の接続も確認して変更する必要があることを忘れない。
他の用途で使用する時には、最大値又は最小値が、どちらになっているかを必ず確認して回転方向を決定する。
具体的な各部品の例
これは、お馴染みの糸掛け、ベルト掛けのプーリーの例。歯車ならより精度の高い加工が必要になる。
真空バリコン、バリエル等の多回転の場合は、下記ページを参照
maroon.dti.ne.jp/~ja2eib/VacuumVCHP/VacuumVC.html
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