無線機からの同軸配線

 カプラのリンクコイルを凝ってファラディーシールドとしていることからこの同軸も同様な配線に仕様と「凝って」みた。どうせ、倉庫からシャックまでは同軸ケーブルを引っ張るのだが、幸いな事にこのカプラの位置からシャックまでは一直線上にある。したがって、コンジットパイプを置いて其の中を通せば難しいことではないと思いついた。難しいのは無線機とコンジットパイプをシールド状態で接続することであった。しかし、事は意外にも簡単だった。温水配管用の銅ソケットをコンジットパイプのねじソケットにハンダ付けして更に編線をこの銅ソケットにハンダ付けすることでそれなりに出来上がった。同軸コネクタ部分に編み線を付けてしまうと回転させるのが困難になるので、ここはホースバンドで締め付けて置いた。
 勿論、この同軸の長さは、2分の1波長に同軸の短縮率を乗じた長さ40M×0.67=28Mを使ってあり、長さの余裕の部分はとぐろを巻かないようにアンテナカプラ側ですだれ状にしてある

古来伝統の土壁なので「エイ・ヤット」貫通させた
無線機側は、編線を固定するとコネクタを回転させるのが困難になるのでバンドで締め付けている
編線を銅ソケット側にハンダ付け
銅ソケットを鉄ソケットにハンダ付け








 シャック内には、壁を貫通させてコンジットパイプを通し、同軸ケーブルと将来、監視や制御に使えればと8芯のネットワークケーブルを沿えて通して置いた。現在は、カプラの調整のためのPTT配線に使っているのみである。
 コンジットパイプは、ネジソケットで継ぎ足すようにして管の接触を保てるようにしている。
 平成20年10月31日より本格使用のカプラにリモートコントローラ化に伴い、ネットワークケーブルもう一本増設している。また、家庭内LANにて無線機のコントロールできるようになったので将来の予備線として置いてある
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