スタンドオフ碍子の接着


 全長120mにも及ぶの3.5MHz用水平ダイポールアンテナの給電部の真下にある平衡フィーダーを支えていた碍子の片方が、画像の様に破損した。

    参照:素晴らしアンテナの紹介
         maroon.dti.ne.jp/~ja2eib/index1/otherANT/other3/other3.html

 彼からの連絡で手持ちのボンレックス製の碍子を送った。その寸法は、偶然にもほぼ同じで、取り付けネジは同じだった。早速、復旧工事の結果の写真が届いた。

 彼には、今年7月に福山へ行った帰りに名阪国道経由で帰宅するから「アイボールを」と連絡した時、時間が取れないからとの話からこの時は諦め、寄らずに帰宅した

 この時の約束を果たすべく、仕事と天候を考え2023年10月31日(火)に「行くぞ!」と連絡し、往復420Kmのドライブでアイボールに出かけた。

 話しの中から「こんな具合に碍子が割れた」と取り出して見せてくれた。そして「持っていくか?」、これは、「直せ」との仰せと理解し、もらって帰っての作業である


 復旧した平衡フィーダー支持碍子
    
 碍子支持ポール                     碍子部分


 割れる前を想像して、画像合成を試みた
           
  こんな具合だったのだろうか?
   何度も訪問させてもらっているが、じっくりとこのフィーダーの取り回しを見たことは無かった。

破損した碍子
         


     圧着の様子
         
 破損部分をエポキシ系接着剤で圧着する。破損部の位置合わせを行い、接着剤を塗布して合せるだけではダメで圧着させる。

 長さ約16センチもあるこの碍子をしっかり挟む万力の手持ちが無い事から、パンザマストに取り付けるモータ台のバンドを利用してしっかりと力を加えて圧着した。
 接着剤を塗布して画像の様にしっかりと圧着させて一晩置いたのちに、負荷試験を行った。



   
 左は、無傷の碍子 右が接着した碍子    接着部分の拡大(赤点マークのくびれた部分が、接着面



  
  10pブロックを3個ぶら下げて荷重試験中。昼食を挟んで夕方までの数時間行ったが、何ともなかった。


                        これで実用になる


  
                           

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