こんなロケーションで運用しています

 画面中央の赤い点

 素朴な疑問

            

 QSOをワッチしているとアンテナの方向は、「日本地図を考えてアンテナエレメントを北北西から南南東の向きに張って日本中をカバーできるようにと考えて張っています」との声をよく聞く。

 確かに水平に張ったダイポール系のアンテナのビームパターンは、8字パターンと教科書にも電波法にも書いてある。
 当局の地図上の位置は、赤丸で示した付近である。3・5Mhz帯を基本に約38mの間隔の柱の間にダイポール系のアンテナを張っている。そして、エレメントの方向は、北北東から南南西の方向になっている。おおよそ、上記画像の豊橋の下にある白丸とR42のマークの方向になる。となると、四日市方向は、好条件となり、エレメント方向の新潟方面は、悪いとなる。

 考えてみよう。アンテナエレメントの水平部の長さは、僅か約40mで画像の赤丸では4〜5Kmになる。8字パターンを当てはめてみるとどんな8字なのか想像もできない。理論空間ならばいざ知らず、3.5Mhz帯でタカダカ高さ20m程で地上の影響を受けないはずは無く、どんな水平パターンになっているか想像も出来ない。

 現実のQSOは、北海道でも九州南部でもQSO出来ている。確かに8字パターンの影響はあるだろうが、アンテナ系の調整を吟味し、整合をしっかりとる事に尽きると言えると思うこの頃となった。









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  遥かな幼かりし日に過ごした我が母校である。予鈴の鐘が、鳴り出してから走っていても間に合った。校舎の中央付近が真北で、中部山岳地帯を超えて日本海にがある


 真東に進むと浜松市付近を通り、駿河湾を経て伊豆半島に突き当たる。2m帯での電波も聞こえる事がある。画面を少し左(北)方向に富士山があるはずだが、夕張山系の影になっていてぎりぎりのところで見えない。
西

 真西は、三河湾、伊勢湾を越えて津市がある。画面右方向にたどれば、肉眼で確認してはいないが大阪の生駒山が望まれるはずである。これは、VHF帯のTV放送がアンテナを向ければ、見られる事からも確認できる.。勿論、名古屋のTVも見えるが画面を外れた北西方向になる


 太平洋まで数キロメートルなので水平線が見えないかと思うが、海岸線は40m位の崖になっているので、この高さでは残念ながら見えない。その代わりと言っては何なのだが、太平洋を越えてオーストラリア 迄、山は無い!
給電点から四方の眺め

 当局は、海抜17mの丘の頂上付近にある。アンテナの高さは、地上16mなので給電点は、海抜32m位でと思われる。しかし、無線局のロケーションという観点からは抜群である。豊川の流域の南の丘陵地帯なので、360度見渡せる。アンテナが、完成に近づいたある朝コンクリート柱に登って撮影した.
 余談ではあるが、我が家にある井戸の水面の深さは14mと海面より高い。
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