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かのなな!・澪けっと2レポート

珍しく写真多めです。

 先々週2006/06/04に大田区PiO1Fで開催されたかのなな!と秋葉原メッセサンオーX2Fで開催された澪けっと2双方に私がサークル参加したときのレポートです。加えて、かのなな!前夜祭のことも書いておきます。あくまで個人的な視点です。

 …まず、かのなな!は遅刻参加になります。
 参加者の皆様には申し訳ありませんでした……編集方法がいつもと異なるレイアウトにしてしまったため、出力に思わぬ手間がかかってしまい、こんな結果になってしまいました。
 私の周りの人間も軒並み遅刻到着になってしまっていたせいもあって、開場前後の様子は不明です。到着は開場30分遅れの1130時頃でした。開始時に、おそらく7年ぶりとなることで何かコメントがあったのではないかと予想していますが、やはり詳しいことは不明に…。

 さて、気を取り直して。
 「かのなな!」は文字通りKanon7周年記念となるこの日、残念ながら守口市ではないものの、運命的に休日となったために行うことができたイベントです。主催グループはKTXやあゆけっとと同じ所になります。ちなみに主催者である配島さんが主催を決定したのは、7年前のKanonクリア当時だったそうです。
 昨今のイベントは(私自身浅い時期の鍵っ子なので何とも言えないのですが)ジャンルの縮小と人口流出・高齢化に伴い奮った物は多くありません。7年目という節目のKanonなればもちろん――、と言いたい所ですが、決してそのようなことが言える状態ではなくなってしまっています。ですが、今回に限れば、あたかも「もちろん」であったかのような三桁のサークル参加数(109スペース105サークル)を達成し、最近のKeyオンリーあり得るとは思えないほどの来場者を確保しました。あゆけっと3(レポート(別窓))と同じ主催、同じスタッフのイベントとはとても思えないところです。大成功の部類と言っても過言ではないと思います。PiO1F全面というKeyオンリーには初めて参加しました。
 一般参加者も普段のKeyオンリー(CLANNAD中心がほとんどなので当然といえば当然ですが)とは一線を画する方々で構成されていた感がありました。人数自体も多く、中身も具体的には「Kanon」を探しに来たような不思議な感じでした。普段オンリーに参加されない方々を上手く招集できたのではないかと思います。
 また、私は今回ぎりぎりになって「ハチマキ」を入手し使用していた一人ですが、実際に付けていたのは前夜祭でご一緒した方(主催側の方になります)と私と一緒に付けていた2人のみというものでした。「Kanon」と「ハチマキ」の関係については色々噂を聞いていたものの、もちろん生の当時を知るわけもないものです。期待していたのですが、少々残念に思います。来場者がKanon離れをして久しかったためなのか、はたまた当時の鍵っ子とは異なる層が集まったのか、ハチマキについての告知が弱かったのか。私は告知が一番の原因と読んでいます。結果論ですが、ここまでのイベントをやるのならある程度の数を当日販売するという手もあったのではないかと思います。なにしろ6つも特別企画のあるイベントだったのですから。
 さて、では当日のスケジュールを。
  • 0930 サークル入場開始
  • 1100 即売会開始
  • 1430 即売会終了
  • 1500 アフターイベント開始
  •  閉会時間は不明でした。
 企画の話は後述するとして、先にカタログについて述べましょう。これを入手されていない方は入手すべきです、と言い切れるほど出来の良いものだと思います。B5・64Pオフセット(印刷:ねこのしっぽ)600円で、PP加工カラー表紙は表をRenga Worksのあゆが、裏を低気圧でいこうの佐祐理が彩ります。巻頭には8P(!)のカラーページが設けられ、順にPATOTOの真琴、わつき屋のあゆ、SNOW TOWNのちびあゆ、しうまいを継ぐものの舞、ちびたん。の佐祐理、見開きでれみちゃんといっしょのちびなゆ+名雪、LADY◆NAVIGATIONの栞が収録されています。注意漫画はくぉ〜ね(「くお〜ね」の誤字か?)。また、ぎやまん亭のかのなな!オフィシャルグラス販売が告知されています。サークル参加者から募った巻末アンケート「あなたの『最後のお願い』を教えてください」も充実し読み応えのあるものです。「『京都アニメーションで再アニメ化!』だったのですが・・・・・・かなってしまいました(嬉)」というものもありました。次に訪れるのはいつだかわからないこのKanon年を大切にしていきたいものです。
 今回、イベント内の企画は6つ+αありました。毎回「ただの」オンリーで終わらせないスタッフの方々ですが、今回は空回りすることもなく、大変良いものだったと思います。順に、Minase Speed Factoryの巨大ステッカーオークション、GP-KIDS(ちなみにアフターでの話によればGrand PrixではなくGame Playerだそうです)のKanonカー展示が2台、Miotecの「全国指名手配 無銭飲食常習犯 月宮あゆ」、川舞堂の「佐祐理のハーブティー工房」、鈴音の響くものみの丘TRPGナイト・ウィザード(シナリオタイトルは『冬の花火』)、まじかる☆さゆりん杯実行委員会のまじかる☆さゆりん杯展示、と並びます。ほとんどスペースに張り付いていたので残念ながら目を通せた企画はほとんどないのですが、会場内を歩き回る「月宮あゆ」を捕まえるというのはなかなか面白かったです。ちなみに、捕まったあとは場内屋台のたい焼き屋の手伝いをさせられていました。ナイトウィザードについては前夜祭でいろいろ話を聞きました。制作者がギャルゲー好きな作品で、様々なところにKanonのネタを含むとのことです。夜が来る等他のゲームも色々含まれているそうなので、TRPGに興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。
 また、主催側の企画では関連イベントのカタログやポスターの展示が行われていました。それらはアフターでジャンケン大会の景品になり散っていきましたが、ちょっとした関連資料館のようで楽しいものでした。BBSの過去ログや風化した日記にのみ見られるようなイベントの生身が見えるかのようでした。個人的に大変興味のあるもので、いずれかのカタログが欲しいものではありましたが結局カタログは入手できず、Cherry Pearlのしおけっとポスターをありがたく頂いて帰ってきました。その絵はCGページに置いてあるようです。
 しおけっとはリアルタイムでHPが消滅するのを見たので、手元に確かな資料があるというのは心強く思います。
   参照:Keyオンリーのリンク集
 ちなみに、かのなな!カタログで忘れてならないのが「Kanonにまつわる年表」です。本の後ろの方にちょろっと載せられているだけの1Pコンテンツですが、このイベントで公開された資料を綺麗にまとめてあり、かなり完成度の高いものです。どうやら当サイトのリンク集も参照しているようですが、手元にひとつ欲しいところです。
 あと、全体の頒布物に関してですね。Kanonオンリーだけあって全てのスペースにKanonが並ぶこの即売会、多くの人が満足して帰って行かれたのではないでしょうか。私にとっても買い物が楽しめたイベントは久しぶりでした。Kanonオンリーだからこそ参加されたというサークルも少なくないようで、未だに続く人気を思わせます。
 アフターはアフターでジャンケン大会の景品が多く、盛り上がりのあるイベントでした。残念ながらジャンケン大会の途中で撤退してしまったために他に何があったのかはわからないのですが。最後にとんでもないことをやる、と前夜祭で聞いていたので残念です。私はメッコールを、かのななにちなんで7本提出したのですが少々受けが良くなかったように感じられたのが残念です。とりあえずは主催が喜んでくれたので良しとします。司会はあゆと舞のコスプレをした女性2人が務めました。ジャンケン担当は舞の方だったのですが、これがジャンケンの大変強い方でした。パターンが全く予測できず、心なしか座る人もほぼ毎回2/3を超えていたように感じます。
 ちなみにしおけっとのポスター以外に、資料室でお茶会2のサークル参加権を勝ち取って参りました。
 ここまでで、澪けっと2に参加すべくアフターを途中退場し、秋葉原に向かいました。到着予定時刻は17時頃でした。

 時間を戻し、前夜祭の話に移りましょう。
 前夜祭は去る2006/06/03の夕方6時集合で、横浜駅は西口そばの味惑創作 かのんにて行われました。もちろん名前と、元町近くであることでチョイスされた店です。カタログやサイトにも募集ページがありますので要項は割愛します。


 参加者数はスタッフ側が3名、私を含む他の参加者が4名の計7名でした。少々寂しい感じもする人数ですが、こちらの店は大変少人数向けな雰囲気で寧ろ良かったのではないかとも思えます。世間的には男ばかりの集団が利用する店ではなような気がしますけれど、一度と言わず何度でも行ってみる価値はあると思います。
 食べ物やお酒の類も多様でおいしかったです。特にカクテルの「かのん」。度数は高めなんでしょうが、甘さが強くフルーティでつい飲み過ぎてしまいそうな感じでした。

料理の写真 カクテル「かのん」

 個人的には「『イベントのメイキング話』やこぼれ話などいろいろ聞けるかも知れません.....。」というのを期待して行った前夜祭でしたが、見事に期待通りの話が聞けました。年表にも書かれているDAY S KEY Tacticsの頃の逸話や、Kanonのキャラオンリーの生話など大変興味深いものでした。
 主催者やスタッフたちの間にはいろいろな繋がりがあるということや、イベント主催をどうやって行うのかという話も聞けていろいろ勉強になりました。
 そんな感じで、参加して良かった前夜祭でした。

 さて、話を翌日に戻し、澪けっと2に移りましょう。残念ながらKanonの発売日と被ってしまった澪オンリーイベント、開催されたのは2000/10/24以来6年ぶりとなります。これだけ間の開いたオンリーがあったでしょうか。注意にも「当日カレーうどんをひっくり返すのは禁止」とあり、大変興味をそそります。半年前に告知されて以来、かのなな!と被るこの日、かのなな!が人を集めつつある流れの中、実施するのかどうか危惧しておりましたが、会場は異なれど時間をずらす開催方法で無事開催が決定しました。私同様同日参加を果たすサークルも40%(4サークル)となりました。
 かのなな!のアフターを途中で抜け出します。かのなな!の新刊がそのまま澪けっとの新刊でしたので、特に用意するものもなく。秋葉原駅到着は17時過ぎでした。
 では、当日のスケジュールを。
  • 1500 サークル入場開始
  • 1600 即売会開始
  • 1700 即売会終了
  • 1710 アフターイベント開始
  • 1740 閉会(予定)

































 …………………………。
 ……………。





 時間間違えたよ!





 一般参加の皆様、サークル参加の皆様、スタッフの皆様、そして、主催の前川様……申し訳ありませんでした。欠席サークルはウチだけだったようで、何を言われても返す言葉もありません……。カタログを1部だけでも頂けたのには感謝してもしきれません……。ありがとうございました。
 また、かのなな!で間違えたスケジュールを話してしまった一般参加の方、隣の道楽弐式の方、あとこの人も……。平に謝らせて頂きます……。
 自分のしたことなのでどうしようもないのですが、この日以降数日はテンションが最低値を更新しようかという位置を浮遊していました……。レポートが遅れたことも併せてお詫び申し上げます。


 えっと、気を取り直して。
 到着時はすでにアフターに入っており、イベント本体には参加していないので、主にアフターの話になります。
 サークル参加数は欠席1を含む10サークル、一般参加者数は不明ですがカタログ(B5コピー本平綴じ6P)は100円?で完売していました。メッセのVほか2店舗での販売だったようです。サークル参加費が500円で、イラスト寄稿で500円割引の割引率100%というイベントでした。流石SDFと言うべきでしょうか。寄稿していたのはまじかる☆すてっぷの見開きと夜光亭の2つです。
 ちなみにどこかのサークルが「知っているが――」の構図の澪を描いてくると予想していたのですが、残念ながらそれはありませんでした。
 イベント自体は、アフターだけは眺めて来ました。開始の挨拶を聞けたわけでもないので参加したと言うよりは見ていた、という感じでしたが、ある程度写真だけは撮って参りました。

誕生祝いのケーキ
奥に立つのが前川主催
蝋燭を除いた後のケーキ

 点火消灯とともに、「はっぴば〜すで〜澪〜♪」と一同合唱し、前川さんが代理で蝋燭を吹き消しました。その後、お寿司と飲み物が奮われました。即売会というよりもお祝い会の雰囲気の強い会場でした。イベント自体は間違いなく成功ですね。
 私はこの辺で居たたまれなくなって帰ってしまったので閉会の挨拶を聞くことはできませんでした。
 個人的に少し話を聞いた限りでは、次回開催は6/4が再び休日となる、11年後の2017/06/04とのことです。流石にそんな先のことはわかりませんが…もしこの世界にいるのでしたら、今度こそは…と思います。

 以上で、かのなな!+澪けっと2のレポートを終了します。比較的澪けっと2側が小さいレポートとなってしまいましたが、単純に参加時間の差なので気にはなさらないでください。少々無責任かも知れませんが、どちらも楽しいイベントでした。このようなイベントが、いつまでも失われませんよう。私のお願いです。

2006/06/20公開
2006/06/29リンク追加

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