幸村

 勝平に並んでKey最初の男性攻略キャラである幸村先生。「ゆきむら」とか読まないでくださいよ。
 …萌えとか属性とか省略。ついでに印象も省略。
 渚シナリオ、春原シナリオ、風子シナリオの縁の下で働いていた幸村先生。それがどのような存在だったのか明かされるのがこのシナリオですね。
 春原と公子の引き立て役としてしか存在意義がないといってしまってはそれまでですが、このシナリオがあるからこそ、あの春原のエンディングが引き立つというものです。北川に似ているキャラと思わせる春原が、北川と決定的に違うのは主人公とのくっつき方です。前者はご存知の通り香里とくっつけられることが多く、祐一とは決して深い仲とはいえません。対して後者は、それに比べて最初から異様なほど朋也とくっついています。初日は渚を除いて春原としか会話がありません。二人とも友人が少ないのにコテコテにくっついているのは、そして二人が完全にくっついてしまうシナリオさえ用意されている関係なのは、全て幸村先生の謀だったと春原シナリオで明かされますが、どうして二人を引き合わせたのかについてはこのシナリオの方で明かされています。二人が親友たり得る状況、そしてCLANNADの最も下層を成す基盤となるこの関係は、幸村先生いてこそなのです。いわば、CLANNADの最も下の力持ち…?

 幸村シナリオのCLANNADは、変則的に「恩師」ですね。

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