■MZ-700/1500 内蔵アップスキャンコンバータ
MZ-700/1500のカラーエンコーダユニットと交換することで、元の8ピンデジタルRGB/コンポジット/RF出力の代わりに31kHzのアナログRGB出力を行う内蔵型アップスキャンコンバータユニットです。また、15kHzのアナログRGB出力(CSYNC)を備えており、マイコンソフトのXRGB-mini FRAMEMEISTERのRGB入力に直結できます。
■取り付け方法
- 背面のネジを外し、MZ-700はデータレコーダとプロッタプリンタを、MZ-1500はQDドライブと拡張スロットユニットを外します。上面と底面のネジを外して、前面パネルを取り外します。
(※データレコーダまたはQDドライブだけを外した状態でも取り付け作業は可能ですが、前面パネルまで外してしまったほうが作業が楽です)
- MZのマザーボード上の右上に見える、金属の箱がカラーエンコーダユニットです。本体と3箇所でねじ止めされていますので、ネジを外し、マザーボードから茶色のコネクタを外します。やや固めにはまっているので慎重に。外したネジはアップスキャンコンバータユニットを取り付けるのに使用します。

カラーエンコーダユニットがねじ止めされていた3箇所に、付属の六角金属スペーサを、スプリングワッシャー・平ワッシャーを通してねじ止めします。
- アップスキャンコンバータユニットの茶色コネクタをマザーボードのカラーエンコーダユニット用コネクタに接続します。

本体背面のRF/ビデオ出力端子用の窓にアップスキャンコンバータユニットのVGAコネクタを通し、アップスキャンコンバータユニットの3箇所のねじ穴を金属スペーサの位置に合わせます。
このとき、アップスキャンコンバータユニットの基板の表面の高さがRF/ビデオ出力端子用の窓の下端の高さと一致するようになっています。もしもずれがある場合は、ワッシャーを増減するなどして金属スペーサの高さを調整してください。
問題なければ、アップスキャンコンバータユニットを金属スペーサにねじ止めします。

- 前面パネルを取り付け、データレコーダなどを元通りに取り付けます。
■VGAコネクタ(31kHz アナログRGB出力)使用方法
VGA入力のある一般的なモニタに接続します。
MZ-700/1500のディスプレイ出力タイミングのちょうど2倍のタイミングで、31kHz・60HzのアナログVGA信号を出力します。いわゆるラインダブラです。MZ内部のピクセルクロックを使ってアップスキャンコンバート処理を行っているため、細かい調整の可能なモニタであればドットバイドットの表示が可能です。
※VESA規格の一般的なアナログVGA信号タイミングとは異なるため、モニタによってはジッタなどが見える場合があります
表示サンプル
モニタ | 表示サンプル | 備考 |
EIZO FlexScan L997 | 1 2 | UXGA クロック912・横解像度800でDot-by-dot表示可 |
Century LCD-8000V | 1 2 | SVGA 自動調整で特に問題なし |
SONY SDM-N51AV | 1 2 | XGA フェーズ25・ピッチ-2でジッタ解消 |
■8ピンミニDINコネクタ(15kHz アナログRGB出力)使用方法
MZ-700/1500のデジタルRGBのディスプレイ信号をアナログRGBに変換した信号を出力します。
8ピンミニDINのストレートケーブル(サンワサプライのKB-M882Kなど)でマイコンソフトのXRGB-mini FRAMEMEISTERのRGB入力に直結できます。
戻る