2011年7月、eBayで海外発送可能な業者からMZ-800が出品されているのをたまたま発見して、落札してみました。
電源は国内版MZ-700/1500のものに入れ替えてしまうのが一番簡単です。外付けプロッタプリンタMZ-1P16用の電源ジャックが無い以外は完璧に置き換え可能です。
映像出力の問題は、PALのコンポジット出力を受け付けるモニタを使うか、PALの垂直周波数50Hzに対応している機器の組み合わせでアップスキャンコンバートする(マイコンソフトXRGB-2とEIZO L997など)なら無改造のまま使用可能です。
そうでない場合は、出力をNTSCに変更して使うことになります。
(2012/4/24 追記: マイコンソフトXRGB-mini FRAMEMEISTERがPALに対応したので、これを使ってDVIやHDMIを受け付けるモニタやテレビに無改造で出せるようになりました)
手持ちのMZ-800では簡単にPALに戻せるようにしておきたかったので、通常は使用しない外付けデータレコーダの極性反転用のディップスイッチから線を引っ張ってきて、14M/17Mのクロックを選択する回路を載せました。
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NTSC化することでRGB出力は国内版MZ-700と同様に使えるようになりますが、カラーエンコーダがPAL仕様のままのため、コンポジットビデオ出力は正しく発色されません。MZ-700/1500のカラーエンコーダとの交換は、コネクタのピン配置が一部異なる(C-VIDEO→GNDなど)ためやめておいたほうがよさそうです。
MZ-800は700/1500と違い複合同期信号(CSYNC)を出力していないため、21ピンRGBコネクタを経由して出力するなど複合同期信号を必要とする場合は水平同期信号と垂直同期信号から作ってやらねばなりません。
というわけで、カラーエンコーダを置き換える形でRGBI→アナログRGBコンバータを作ってみました。アップスキャンコンバート機能はないので15kHzの映るモニタが必要ですが、VGAコネクタからLCD-8000Vなどに・ミニDIN8ピンコネクタからFRAMEMEISTERに接続し、16色表示ができるようになりました。
パレットの正確な仕様はわからなかったので、I=0のカラーはRGB成分をだいたい50%・グレーは33%と66%ぐらいに適当に設定しています。
(以下工事中…)