プチコン4用MZ-700エミュレータ "MZ700SB4"

 Nintendo Switch上で動くBASIC「プチコン4」で書かれたMZ-700エミュレータです。
 エミュレーションの精度はあまり高くありませんが、Nintendo Switchの上でMZ-700のソフトがまあまあの速度で動作します。

 公開キー: 4N34K3J1M

 MZTイメージをプチコン4に転送するには、Petit4Send が必要です。


キー割り当ての注意事項

 プチコン4では、[F5]キーが実行の中断に割り当てられており、変更できません。MZの[F5]キーは[F8]キーに割り当てています。

 MZの[=]キーは[F9]キーに割り当てています。


IPL ROM

 MZ-NEW MONITORを互換IPL ROMとして同梱しています。ファイル名は "IPL.ROM" です。実機のIPL ROMを転送できる場合は、"1Z009A.ROM" のファイル名で置いておくとそちらを組み込むようになります。


コンフィグファイル

 起動するテープイメージを選択できるようにしたり、パッドのボタンにMZのキーを割り当てるには、コンフィグファイルを編集します。ファイル名は "CONFIG.TXT" です。

 ダイレクトモードから

LOAD "CONFIG.TXT",1 
としてロードした後、[F4]を押してエディットモードに入り、Ctrl + 2 でロードしたスロットに切り替え、編集します。セーブは Ctrl + S です。

コンフィグファイルの書き方

 各キーワードは行頭から記述します。各項目間は1個以上のスペースで区切ります。一番右の項目(表示名)はスペースを含んでもOKです。

TITLE <タイトル表示名>
起動メニューに表示するタイトル名を記述します。次のTITLEまで、またはファイル末尾までがこのタイトルに対応する情報になります。

FILE <MZTファイル名> [<MZTイメージ表示名>]
起動するMZTイメージのファイル名を記述します。
実行中にテープの入れ替えが必要なプログラムでは、FILEを複数記述します。<MZTイメージ表示名>を指定したFILEが2個以上ある場合は、ZL+ZRでMZTイメージの入れ替えメニューが出るようになります。

SAVE <MZTファイル名> [<MZTイメージ表示名>]
セーブ時に使用するMZTイメージのファイル名を記述します。
セーブは必ずこのイメージに対して行われ、常に上書きされます。<MZTイメージ表示名>を指定した場合、FILEでの指定と合わせて2個以上になる場合は、ZL+ZRでMZTイメージの入れ替えメニューが出るようになります。

<ボタン名> <MZのキー名> [<表示文字列>]
Switchのパッドのボタンに割り当てるMZのキーを記述します。
ボタン名は A B X Y L R UP DOWN LEFT RIGHT のいずれかを指定します。記述順は自由です。
デフォルトでは、UP/DOWN/LEFT/RIGHT(左スティックおよび左D-Pad)にカーソルキーが、A/B/X/Yボタンにスペースキーが割り当てられています。
MZのキー名は以下の通りです。
	A B C D E F G H I J K L M N
	O P Q R S T U V W X Y Z
	0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
	( ) * + - = @ ; : , . ? /
	SPACE	CR	CTRL	SHIFT	BREAK
	KANA	GRAPH	EISU	INS	DEL
	F1	F2	F3	F4	F5
<表示文字列> を指定すると、画面下部にボタンのアイコンと共に表示します。
ボタン名の直後に!を付加すると、簡易連射モードになります。(Ver1.02)

KBD
画面下部にキーボードアイコンと「キーボードを使用します」のメッセージを表示します。

例1: ビルディングホッパーの記述例

TITLE ビルディングホッパー   
FILE  BDHOPPER.MZT
B     1  左ジャンプ
A     3  右ジャンプ
X     S  ゲームスタート

例2: タイムトンネルの記述例

TITLE タイムトンネル
FILE  TTUNNEL_PROG.MZT
FILE  TTUNNEL_A.MZT    TAPE 2 (A面) 宇宙データ
FILE  TTUNNEL_B.MZT    TAPE 2 (B面) 地球データ
SAVE  TTUNNEL_SAVE.MZT セーブデータ
KBD

既知の問題

 速度を確保するため、かなり端折った実装になっている部分が多々あります。


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