ナナはその後、秋が深まるとともに、また弱っていきました。
もう再び、奇跡の回復を望めない事は歴然です。
11月31日夕方、今晩がヤマだ感じた私は、実家に知らせてナナに会っておいて欲しいと言いました。
やってきた私の母に抱っこしてもらいました。
母も帰り、数時間後。ゆっくりになっていく呼吸が大きく長く一息ついた後、待っても待っても、ナナの呼吸は戻ってきませんでした。
私はナナの手をずっと握り続け、「ナナチャンもう息しないの?おわり?」と聞きました。
夜10時58分。小6の息子は塾。旦那さんと長女はお風呂に入っていました。
私一人がナナの最期をみとりました。
ナナちゃん。16年もの長い間、私に喜びや励ましを与えてくれて本当にありがとう。
ナナが弱ったころ、思い出に写真やVTRを残したいと思いました。
でも、見えなくなったナナの目は以前のグリーンの瞳ではなく、光をそのまま通してしまうガラス球のように映ってしまうし、写真をとったりすると、早くいなくなっちゃう気がして、取れませんでした。
なので、ハム子との2ショットがナナの最後の写真です。
ナナは、オカメインコのアーちゃん(小鳥の11歳は長生きでしょ!)と同じうちの庭に埋まっています。
今(2003年1月)は、ハム子も、ハムタも、プーちゃんも、チビ子も、トトロも、マメタも、土の中。
生き物を飼うのが大好きな私ですから、お☆さまになっていく子たちの数も多いです。
お別れは悲しいです。でも
うちにいた子たちから、私はいっぱい幸せを貰ったし、一緒に生きてきっと彼らも幸せでいてくれたと信じています。だから、いつも、最後に贈る言葉は「ありがとう」です。
ナナがうちで暮らせた最後の半年、奇跡的な回復は、神様が私とナナに送ってくれたプレゼントだったのかな?
END 2003年1月
お雛様飾りの段の中。
散らばってるのはナナがちょっとホックリかえしちゃった雛あられ。
カーテン登りは得意なんだけど、降りられなくって、ニャオーンと助けを呼ぶのです。
追記
息子は今春、高1になります。(多分成れると思いますが。。。)
喘息は、2年程前から、薬を常飲しなくてもOKなくらいになりました。
季節の変わり目、風邪などで時々出ます。でも入院が必要なひどい発作はなくなりました。
ジャンガリアン達と共存できています。大変難しいお年ごろですが、
彼にとっても、ハムちゃんたちの、愛くるしいしぐさや、ぽってりしたおしりは、
かけがえのない癒しになってくれているはずです。
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