いとうわんぱくクリニック

小児用肺炎球菌ワクチンの接種について

B)接種開始が7ヶ月以上12ヶ月未満:3回接種

2024/03/27 更新

 肺炎球菌髄膜炎は,Hib(b型インフルエンザ菌)よりも死亡率や後遺症の可能性が高く
なっています。世界中でこの菌で命を落とす小児は,年間100万人以上と言われています。

 このワクチンは肺炎球菌のうち,乳幼児で重症になりやすい菌13種を集めて作っています。これ
で60-70%の肺炎球菌を予防できると言われていますが,あとの30-40%には無効です。また
この菌で起こる中耳炎や肺炎の予防効果ははっきりしていません。

令和6年4月1日から使用するワクチンが15価ワクチンになります

(1)接種年齢と回数

A)標準的な接種方法 (生後2ヶ月〜6ヶ月開始):4回接種

@27日以上の感覚で1歳までに3回接種(必ず1歳までに終了してください)

2回目が生後12ヶ月を超えたときは,3回目は接種せず追加接種にすすみます。

2回目が生後24ヶ月を超えたときは,2回目は追加接種として扱います。

3回目が生後24ヶ月を超えたときは,3回目は追加接種として扱います。

C)接種開始が12ヶ月以上24ヶ月未満:接種回数2回

2ヶ月の間隔をおいて 2回接種

2回目接種が生後24ヶ月を超えたときは,追加接種として扱い,2回接種で終了します

D)接種開始が24ヶ月以上6歳未満:接種回数1回

(3)予防接種の副反応

(1)他の予防接種と同様,まれに急激な血圧低下,意識消失,けいれんが見られること
があります。必ず接種後30分は院内で待機してください。

(2)比較的よく見られるのは接種部の発赤や硬結(80-90%)です。軽度のものであれば
数日で消失します。発熱は2割程度に見られますので,接種後1週間は健康状態に注意
をお願いします。

A1歳以上で追加接種(1歳以上で実施・前回接種から2ヶ月以上)

(4)予約方法

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1回のみ接種

ネットで予約してください。電話ではご相談のみお受けしています。

(2)接種料金

高松市・香川県内では,現在指定の年齢(5歳未満)であれば無料で接種が受けられます。

1ヶ月ごとに2回接種(1歳の誕生日前日までに終了)し,その後2ヶ月以上
あけた後,1歳以上になってから3回目(追加接種)を接種します。