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院長の独り言

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7  糖尿病の薬
更新日時:
2011.12.23 Wed.
画期的な薬が出来ましたね。教科書を全面的に書き換えなくてはいけないくらい。ためしてガッテンなどでもしきりに取り上げられていますが、薬の選択が幅広くできるようになりました。糖尿病を発症しHbA1cが6.1を超えた時点で膵臓のインシュリンを分泌するべータ細胞の数は半分ぐらいになっています。放っておくとどんどんβ細胞の数は減って、さらに機能も落ちていきます。このβ細胞は若い人は再生するのですが、中年以降は再生出来ないのです。DPP4阻害薬と呼ばれる新薬はこのβ細胞の活性(活き)を取り戻す薬と思ってください。生き残っているβ細胞の活性をあげてインシュリン分泌能を高めます。非常に役に立つ薬で第一選択としてもいい薬でしょう。したがって、糖尿病を発症したら、なるべく早く治療を始めた方がいいとわかっています。β細胞が少なくなってからでは遅いのです。
8 新しい睡眠薬

最近新しいグループの睡眠薬が出てきました。2種類あります。今までの睡眠薬は、どちらかというと、無理矢理寝てもらっているというか、健忘症、運動失調など副作用には目をつぶって処方されてきました。夜中にトイレに起きてもふらふらしていて記憶がないとか、転倒して骨折を起こしてしまう様な薬が多かったようです。このたび出てきた薬は、どんな薬でしょう。睡眠のリズムは脳の中心にある松果体から出てくるメラトニンというホルモンが司っています。そのメラトニンと同様の働きをする薬が開発されました。体内時計の正常化を期待出来る薬です。
もう一つの薬は、オレキシン受容体拮抗薬と呼ばれるものです。オレキシンは覚醒と非常に関係が深く、オレキシンがないと、ナルコレプシーのようになります。オレキシンの受容体拮抗薬は、オレキシンの効きを弱くして睡眠を促すとされます。良質の睡眠が期待出来ます。ロゼレムなどと併用することも推奨されるかもしれません。まだ新しい薬なので、これからだんだん効果がはっきりしてくるでしょう。


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