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肺炎球菌ワクチン 多摩区 土屋医院

院長の独り言

あくまで独り言なので、間違っていたらご容赦を。

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1  大人の予防接種
更新日時:
2009.11.19 Thu.
大人の予防接種というとどんなものがあるでしょうか。毎年秋から冬にかけて大騒ぎしているインフルエンザが有名です。あとは、肺炎球菌ワクチンなどがあります。
 
インフルエンザワクチン これはインフルエンザに罹らない、または罹ったとしても軽症で済むように、とくにどの年齢の人にと言うわけではなく、勧められていますね。特に高齢者がかかると重症化しやすく、命をおとしかねません。でもこれは、風邪に罹らないためのワクチンではありません。勘違いしないでください。
 
肺炎球菌ワクチン 肺炎の中でも肺炎球菌によるものを予防できます。細菌による肺炎の中で、原因菌のうち肺炎球菌が占める割合は半分を超えているわけではありませんが多いです。しかも高齢になってこの肺炎に罹ると重症化します。予防できた方がいいに決まっています。しかし、高額であり、インフルエンザの様に国の補助はありません。有効期間は長く、5年といわれています。今までは、生涯で1度しか接種出来ないとされていましたが、5年経ったら再接種出来るようになりました。70才を超えたら受けたほうがいいと思います。
 
水痘ワクチン 小さいときに水ぼうそうはかかりましたか。そのウイルスが神経根というところにずっと潜んでいて、風邪をひいたり、免疫が落ちたり、日光に当たりすぎたりしたときに帯状疱疹を引き起こします。
1年間当たり、60才以上で1000人中6−7人、75才以上になると1000人中15人以上が罹るといわれています。とすると、60才から80才までに5人に1人が罹るくらいの計算になります。現行の予防接種でも 高抗体価が10年以上続くとされています。最近は、高齢の人にもう一度水痘ワクチンを接種して免疫を高めて、帯状疱疹に罹らない、かかっても軽症化させる研究がされ、実証されています。 現在、もっと高濃度のワクチンが開発中とのこと

2  最近の小児の予防接種
更新日時:
2010.04.28 Wed.
新しいワクチンがいくつか出ています。
ヒブワクチン
 乳幼児のインフルエンザ菌による髄膜炎を予防します。
肺炎球菌ワクチン(プレベナー) 
(大人用とはちがいます)肺炎球菌による髄膜炎、肺炎を予防します。
小児の髄膜炎のうち起炎菌としては、ヒブ菌が60%、肺炎球菌が30%とされています。両方うつとほぼ90%予防できます。
 
子宮頸ガンワクチン(サーバリックス,ガーダシル)
 中学生以上にうつ予防ワクチンです。ガーダシルを主に扱っています。4価ワクチンです。
当院で扱っています。おたずね下さい。2013年7月より、希望者のみに注射しています。取り寄せとなります。ご予約下さい。

3  足がつるというお年寄りが多い
更新日時:
2006.08.04 Fri.
アミノバイタル 足がつって困るという患者さんがたくさんおられます。特に夜間多く、寝られないと訴えるひともいます。原因はいろいろ考えられます。脱水、薬剤による、乳酸がたまった、などですが、アミノバイタルをご存知ですか。スポーツ飲料で、BCAAが多く含まれています。といっても何のことか分からないでしょうが、これを100CCほど飲んでください。夜寝る前に飲むといいでしょう。500ccで140円くらいです。きっと足のつりが減りますから。アミノ酸飲料は各社でていますが、アミノバイタルです。味の素がだしていましたが、今は子会社のカルピス(株)が出しています。もし効いたら連絡下さいね。メールはトップページの下にあります。
最近、

4  禿の薬を使ってみて 
更新日時:
2008.07.17 Thu.
AGAの薬
 2005年の12月に市場に出てきた禿げ予防の薬を使ってみて、感じたことです。 約7.8例に処方しました。3ヶ月を過ぎると、効果が実感できます。
 確かに効いています。リアップとは全く比較になりません。毛が太くなって、ふさふさしてくる感じです。シャンプーしても抜け毛が減ります。1年間で約10万円かかると思ってください。髪の毛が心配な人は一度試して見るといいでしょう。副作用も特にないので、長期処方しています。

5  ピロリー菌のこと
更新日時:
2011.12.25 Wed.
ピロリー菌って聞いたことがありますか。胃潰瘍、十二指腸潰瘍になった人から、培養して発見された菌です。PHが2−3と胃酸は強い酸なのにその中に菌が生きているとは誰も思っていませんでした。菌がアルカリ性のアンモニアを産生して、胃酸を中和してしぶとく生きていたんです。ノーベル賞を取ったオーストラリアの学者さんはこの菌を自分の胃に入れて胃潰瘍になってピロリー菌を実証しました。今までで分かっていることを少しずつ書いていきます。
 このピロリー菌は、若い人はあまり持っていません。都市部の若者は20%以下でしょう。しかし、地方の60.70代の人は70−80%の人がピロリー菌を持っています。もともとどこにいたかって?実はよく分かっていません。土壌?井戸水?衛生状態と密接に関係があるというのは分かっています。井戸水とか母親の口から子供に感染すると言われています。井戸水はほぼ否定されています。5歳以下で感染すると、胃粘膜の免疫が発達していないため、排除できなくて感染が成立するそうです。その根拠となる研究もあります。スプーンなどの口移しによる食事を制限した群としなかった群に分けて差が出たそうです。また、おばあちゃん子だっ場合、おばあちゃんと同じDNAのピロリー菌が検出されたとか。成人以降の感染は非常に少ないそうです。私が個人的に疑っているのは、肥だめです。肥だめって若い人は見たことはないでしょうね。昭和30年代はありました。40年代もあったでしょう。ピロリー菌はうんちから外に出ます。これを肥料としてまいて人の口から入るんです。当時は下水の衛生事情が悪いったってそんなに悪くないはずです。寄生虫と同じ感染経路です。とすると、今でも有機野菜にこっている人などは、若くても危ないかもしれない。
  ある時点でピロリー菌を持っている人、持っていない人の群に分け、約8年間フォローした論文があります。ピロリー菌保菌者からは胃癌が何例かでたのに、非保菌者からは胃癌の人は出なかったのです。じゃあ保菌者は全員除菌しちゃえばいいじゃないかと思うでしょう。そんなに簡単でないのです。まじめに薬を飲んで除菌しようと思っても8割しか成功しないのです。2割は失敗するのです。それに問題はいくつかあります。ピロリー菌がいなくなったからといって胃癌にならないとは言いきれないのです。実は、ピロリー菌はいなくなっても、萎縮性胃炎が完成してしまっていると、発生する確率は高いのです。しかし、ピロリ菌自体がもつ毒素が胃ガン発生と関係あるという説もあります。とすると、除菌が成功すれば、癌の発生率はだいぶ下がるはずです。最近では胃ガンの発生率が1/3になるという発表が有りました。若いときに除菌したほうが、発生率はもっと低く抑えられるでしょう。ピロリー菌除菌が成功した方も1年に1回は胃の検査を受けて下さい。実際に当院でも2年前に除菌が成功しているにもかかわらず、早期の胃癌が見つかった方がいます。幸い、内視鏡の手術で摘出して腹腔鏡等、お腹にきずをつけることもなく退院し、元気に過ごされている方もいらっしゃいます。
今までの除菌療法でうまくいかなかった人に対して、違う除菌療法を試みることが保険で認可されました。ご相談下さい。(2008年秋)2次除菌についても相談を受け付けています。
 2013年3月、ピロリー菌陽性の胃炎患者さんに除菌治療が保険で認められるようになりました。親族で若い時期に胃癌になった人がいるときなどは、特に積極的に除菌を勧めています。70才を超えていても元気な人は積極的に除菌をお勧めしています。 当然、感染しているかどうかの検査も保険で出来ます。今まで保険診療で予防的治療というのはどの分野でも認められていませんでした。胃癌の発生を未然に予防しようという画期的な政策が実現しました。内視鏡検査(健康診断でも可能)をして胃炎を確認し、血液検査等で感染をしていることが確認されていることが条件です。内視鏡6ヶ月以内の除菌が保険がきくこととなりました。他院での施行でも可能です。しかし、医療機関側としては、胃の内視鏡の詳細を知り、報告しなければいけませんので実施医療機関で除菌してもらって下さい。
 ピロリー菌の検査 除菌前の検査は当院では血液検査をお勧めしています。ピロリー菌の抗体を検査します。抗体を持っていると言うことは、ピロリー菌がいると言うことです。尿検査も簡便でしょう。判定が怪しいときは、もう一つ呼気テストをお勧めします。除菌治療した後、約2−3か月たってからピロリー菌がいなくなったか検査をします。これは呼気テストと言って放射性同位元素を使う検査を勧めています。または、便中のピロリー菌抗原検査もお勧めします。除菌しても血液検査だと抗体は消失するのに半年以上かかると言われています。よって血液検査は向いていないのです。呼気テストは薬を飲んで10分間横になっていてもらって呼気を採取するだけで簡単です。こちらの方が正確です。
 除菌療法の実際
胃潰瘍の薬1種類と、抗生剤を2種類を朝と晩、抗生剤に殺されないような抗生剤耐性乳酸菌を1種類朝、昼、晩と飲んでいただきます。
期間は1週間です。その間禁酒禁煙です。また、1回でも飲むのを忘れると除菌率が下がってきます。まじめに忘れずに飲んで頂いて成功率(除菌率)は8割です。ご自分でチェックシートを作るといいでしょう。副作用としては、下痢が一番多いのですが、今まで中断になった人はいません。血便になったら中止します。その他いろいろありますが、だいたいは短期間の問題です。2次除菌も薬が変わるだけで、飲み方等は変わりません。やはり一週間薬をのみます。二次除菌についても積極的にしています。現在副作用は非常に少なく、積極的に除菌しています。ご相談下さい。
ペニシリンアレルギーの方も他の方法で除菌します。ご相談下さい。

6  早朝高血圧
更新日時:
2011.12.25 Wed.
早朝には血圧のホルモンが思いの外たくさん出てきて、血圧が上がりやすい状態になります。早朝に、脳卒中、心筋梗塞が多いのはご存知ですか。高血圧の患者さんには、毎朝血圧を測ってもらいます。はかり方のポイントとしては、起床後20−30分以内、排尿後、いすに座って1,2分してから測ります。正座では駄目ですよ。朝食前です。駆血帯を巻いて、テレビでもゆっくりみていてください。そのあと、3回測ってその平均を記録します。
よく、最初は高くてだんだん低くなると言う患者さんがいます。座ってからすぐ測っていませんか。だけど、はかりはじめて、1回目の血圧も活動中の血圧も反映されて大事だとされています。5.6回はかるのは下がってきてうれしいかもしれませんが、あまり意味がありません。
 24時間血圧を測る器械があります。ご相談下さい。もちろんお風呂も入れます。  高血圧の人が健康な人よりも、高いリスクで狭心症、心筋梗塞を起こしやすいのは知っていますよね。最近の研究では、そのなかでも夜間の血圧の高い人を集めてグループを作って経過観察しますと、診察室の高血圧のグループの人(いわゆる高血圧)よりも3倍以上心筋梗塞などを起こしやすいとわかってきました。
冬になって血圧が高くなったと訴える人が多いようです。起床一時間前からタイマーを使って暖房するようにアドバイスしています。血圧がスーッと下がってきたと喜んでくれる人が多いです。是非健康には十気を使ってください。しかし、ここで重大なことを見落としてはいけません。部屋を暖かくして血圧がさがってきたということは、普段過ごす部屋も十分暖めておかないといけないということになりますね。一人暮らしの方はとかく勿体ないからと暖房もしない人がいます。靴下をはきましょう。、ズホン下もいいでしょう。外出の際は、暖かい帽子と、マフラーに耳当ても用意しましょう。


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