遂にお待ちかねWiRES-Xが発売されました!
平成13年の11月に出るぞと言ってたものの全然音沙汰がなかったのですが、5月の八重洲無線の試聴会やJARL神奈川のイベントなどで5月下旬か遅くとも6月上旬にはWiRES−XインターフェースであるHRI−200を出荷したいとの情報がもたらされていました。
そこで早速FTM400DHを購入、移動しない局ですからとっとと電子申請で届けを出して八重洲無線のキャンペーンに応募ししばらくしたらHRI−200が送られてきましたのでID申請をして待ちます。
当会でも8月を目処に早速3502ノードをデジタル化するべく準備を開始しましたが、まずは7月中旬より3475ノードでの試験を実施しております。
WIRES−Uとの違い。
まず従来のWIRES−Uは中継としてインターネットを使用するのは同じですが、ほとんどの人が難しいと考えるのは「PCのIP固定」とかポート空け(会社によって用語が違っていたりするので又ややこしい)後は音量の調整などでした。
PCでいろいろやっている人でしたら八重洲無線の説明書を読めば理解出来ると思うのですが、WIRES−UはPCのソフトウェアが英語で有ったり、あまり親切な説明であったとは言い難かったです。
まぁ東京WiRESハムクラブさんのHPを見れば結構詳しく説明されているので設定は出来ますけれど・・・・・。
今回3475ノードではWiRES用のPCも交換しました。
ここでいち早くWiRES−Xノードを開設されたJE3MXU局からの朗報がありまして「WiRES−Xは従来のWIRES−Uは同居出来、エコーリンクも同時に動作出来る」との情報がもたらされました。
ですから予めWIRES−U用のPCをwindows7機へ入替して、HRI200(WiRES−X用インターフェース)を繋ぐばっかりにしてIDの到着を待ちました。
今までWIRES−Uのノードを開設している人は、IDとQSOルームナンバーを引き継げますからID申請の際にその旨記入しておきます。
WiRES−Xのノード番号になるとき一桁増え、ノード番号には先頭に1が、ルーム番号には先頭に2が附いて付与されます。
わかりにくいのですが以下のようにまとめておきます。
1.従来のWiRESUとは別サーバー別システムです。
2.WiRES−XにはC4FMを使ったデジタルノードとFMなどアナログ方式のアナログノードがあります。
3.エコーリンクや従来のWiRESUとのゲートウェイを組んて居るルームも存在します。
WiRES−Xノードが到着しましたので早速インストールします。
まず八重洲無線のWiRES−Xノードオーナー用の所から各ソフトをダウンロードしてPCにインストールします。
使用ポート空けられるスキルのある人はWIRES−Uと同じく空けておくと良いでしょう、IP固定もです。
ただ此については今回はポート越えが簡単に出来るようにされていますのでどちらがよいか判断してください。
今回はWIRES−Uのインストールされている所に追加なのでソフトウェアだけインストールしました。
HRI−200をPCに接続します。(無線機との接続やその他の設定はすんでいるものとします)
今度はソフトウェアが日本語で比較的簡単に設定出来ました。
ソフトウェアから無線機も制御出来て結構此は結構便利です。
WiRES−Xのノード開設はC4FM形式でなくても今までと同じFM方式でも開設出来ます。
利用者が八重洲のデジタル持ってない場合が多いと思われるときはアナログでの開設が良いかもしれません。
今のところ謎なのは以下の通り。
電波形式などはどうなるのか?
C4FMは帯域が12.5KHzだったはずなのですがみんな10KHzステップ出ています、被りとか問題起きないのかな?
サーチ機能があるのですが、誰か音頭取りしているの?
WIRES−Uのサーバーはいつまで動いているの? 八重洲は当面動いてますよとおっしゃってますけど・・・。
JK1ZAO 旧WiRESUノードをWiRES−X13502に更新しました!
周波数は同じく430.74MHzでDSQは123ですが、FT−1DやFTM400Dなどでアクセスする場合、ユーザー側でのDSQの設定は必要有りません。
ユーザーの人はただWiRES−Xアクセスボタンを押すだけです。
現在13502ノードは藤沢鎌倉方面にQRMを発生させているとの申告がありましたので、10月2日より20949ルームへの接続を解除してあります。
現在FTM400DHで5Wでの運用ですが、3dBの減衰器を挿入することを検討しております。
11月上旬に常時接続を再開したいと思います。
C4FMはFMでは音にならない状態でも復調してしまうので結構飛びます!
13502ノードに3dBの減衰器を挿入しました。
結果QRMが解消したのですが、副産物としてテレビ送信塔からの抑圧が解消されかえって感度が良くなったような効果が見られました。
これを受け平成26年11月1日より20949ルームの常時接続を復活いたしました。
以前交信が成立した場所で同じように交信を試みました。
ノードからの距離約2Kmで間に丘が2個はいる場所見通しは出来ない。
※試験した場所は横須賀線・東海道線・京浜線・京急線・貨物線の上を通る大黒ふ頭から国道1号線へ行く陸橋で、かつては日本ビクターの本社のあったあたりです。
FT8800 5W送信→FT-1D S7程度
FTM400DH 5W送信+3dB減衰器挿入 S7程度
空中線はともにX50+5D-FB10mです。
現在此の状態で他局ユーザーへの障害も対処できたようです。
先日日曜日にみなとみらいや桜木町付近でもハンディでS5程度でしたので、FM時代よりC4FMではエリアが広がっているかもしれません。
実質シンプレックスでも41〜51程度でもC4FMではきれいな音声になりますし、逆に近くではマルチパス障害で音が荒れる事が確認されています。
安定させるにはモービルでもアンテナを2本あげるなど実験をしてみたいと思います。