1.「アレルギー性の疾患」

1−1.愁訴の種別
1)アトピー性皮膚炎  2)喘息  3)鼻炎(花粉症) 4)目のトラブル(ドライアイ)(花粉症)  
5)食物アレルギー 6)シックハウス症候群  7)化学物質過敏症 8)蓄膿症 9)中耳炎

1−2.はじめに
以下の項目の「アレルギー性の疾患」に関する記述や、「アトピー」に関する記述は何度も重複致します。逆に言えば重要な事柄ですので、読者の皆様に正しくご理解していただく為に重複せざるを得ない事をご理解ください。

これ等の「疾患」は、ある特定の物質による「アレルギー反応」によって起きるものではありません。では、私が何故「アレルギー性の疾患」と言っているのかと言いますと、皆さんに対して、このほうが通りが良いからです。

「アレルギー性の疾患」と言うのは、医療関係者の方々が付けた「病名」のはずです。もし、貴方が本当に原因物質(アレルゲン)によって、これ等の疾患が「発症」しているとしたら、私の「施術法」では治す事が出来ません。

1-3.「根本的な原因」について
詳細については、ここでは割愛させていただきますが、上記の「愁訴」根本的な原因は皆、共通していて「呼吸の異常」です。特定の物質原因物質アレルゲン)に対するアレルギー反応ではありません。呼吸は横隔膜肋骨の動きによって行われておりますが、この動きが脊髄神経の異常(違和)によって上手く動作しない事が原因です。この事は、私の過去の拙い施術体験により既に、特定(解明)が出来ております

ただし、これ等の愁訴でお悩みの方々は、普段ご自分の呼吸に異常(違和)があるとは全く自覚しておりません。つまり、日常生活には全く何等、支障がありません。

「呼吸の異常」とは「吸気量」に対して「呼気量」が僅かに少ないと言う事です。しかも、これも僅かな差であるために、貴方は殆ど自覚が出来ません。

この事がこれ等の愁訴の「根本的な原因」になっている事が見過ごされている理由になっているものと思われます。

私はこれを「呼吸の異常」と命名しております。


1−4.全てが同時に治ります
「アレルギー性の疾患」は何種類かの疾患が併発している事が多いです。何故かと言いますと原因が全て同じだからです。例えば、アトピーと鼻炎(花粉症)、食物アレルギーが併発しているが如くです。

原因が全て同じですから、それを「排除又は改善」する事が出来れば、全ての疾患が「同時に治る」のは当然の事です。

以下に、さわり程度に解説いたしますが、これを貴方が正しくご理解いただく事は大変に難しい事です。ここでは貴方は、ご自分の呼吸が異常なのだと思ってください。これさえ改善出来れば、全ての「アレルギー性の疾患」は治るのだとだけ思ってください。


2.肺の機能と役割
1)肺胞(検索)
この疾患が何故、発症して皆さんをこれ程までに、苦しめるのかを知るためには、「呼吸器系」の事を良く知る必要があります。ここでは、「肺」の役割について述べてみます。

あまり詳細に解説しますと、相当なボリュームになってしまいますので概略といたします。それ以上の事は、(検索)してご理解ください。

肺は気管支が1本が2本、2本が4本と言うように、どんどん分岐していって、もうこれ以上、分岐出来ないと言うところでは、その先端は直径が0.2mmほどの小さな袋状になります。例えると、「ブドウの房状」のようになっております。ブドウの粒に相当する物を「肺胞」(検索)と呼びます、「肺」はこの肺胞が、約3億個も集まった臓器です。

この「肺胞」表面積を全部広げると、テニスコートの1/3程の広さになります。面積を大きくして、後述する「ガス交換」の効率を良くしている訳です。

2)肺の構造
「肺胞の表面に動脈と静脈の毛細血管が、網の目状に張りめぐされています。肺胞と血管の壁は、気体は通すが液体は通さないと言う性質があります。つまり、血液は通さないが血液中の気体である、O2とCO2は通すと言う特殊な性質があります。

3)呼吸(ガス交換)
呼吸には肺で行われる外呼吸(ガス交換)と、各組織(細胞)で行われる内呼吸(ガス交換)があります。外呼吸(ガス交換)と内呼吸(ガス交換)については(検索)してください。


3)−1.肺は大事な排泄器官でもある
肺は「O2を摂取」して「CO2を排泄」しています。消化器が食物を摂取して不要なものを排泄している事と、全く同じ事です。CO2は細胞が活動する事によって、出来た「老廃物」です。このCO2を正常に排泄する事が出来なければ、人体に悪影響を及ぼすのは当然の事です。

極論を言いますと「アレルギー性の疾患」は、この老廃物であるCO2正常に排泄する事が出来ないために発症してしまう「疾患」なのです。しかも、その排泄出来ないCO2の量は、ごくわずかな量です。

つまり、私が提唱する「呼吸の異常」は、「呼気量」僅かに少ないと言う事ですが、貴方はたった、こんな事で辛い、苦しいと言う思いをされていると言う事です

3)−1−1.「呼気」は大事です
「呼吸」において「呼気」つまり、息を吐きだすと言う事は「吸気」とともに大事な人体の生命活動の役割の一つです。・・・と、言ってしまえば、このように仰々しい説明になってしまいます。

しかし、医学的にもこの「呼気」はあまり、重要視されていないように思います。「酸素」吸入器はあっても「二酸化炭素」排泄器は無いからです。後述になりますが、CO2を正常な量、排泄しないと、O2が正常な量を摂取する事が出来ないからです。

もしかしたら「肺」の病気の重篤な患者さんは、CO2を正常な量、排泄する事で助かる可能性は否めないのではないかと考えます。


3)−2.外呼吸(ガス交換)
肺で行われる呼吸の事で、「吸気」によってO2を摂取します。これを肺胞の動脈に取り込み、この動脈によって、全身の隅々の組織(細胞)に供給します。

人体が活動する事により、各組織(細胞)からCO2が発生します。このCO2は老廃物です。これを各組織(細胞)の静脈によって、除去し(集め)肺までこの静脈によって運び、これを肺胞内へ放出し、それを呼気によって体外へ排出します。

以上の肺の吸気と呼気によって行われているのが「外呼吸」で、O2とCO2が交換されているので肺で行われる「ガス交換」と言われております。


3)−3.内呼吸(ガス交換) 
人体の各部位の細胞に、肺で取り入れられたO2動脈によって供給されます。同時に細胞から発生したCO2を静脈によって除去して、それを肺まで運びます。

上記のように二酸化炭素と酸素が、と各部位の組織(細胞)で交換される事を「ガス交換」と称しております。
つまり、正常な「ガス交換」によって身体の各部位の細胞間の酸素二酸化炭素の量を正常な値に保つ作用を行っているのが「呼吸の役割」です。


3. 呼吸の異常とは
1)呼吸筋
呼吸は主に「呼吸筋」と言われる「横隔膜」と、肋骨を拡張と収縮をさせる「肋間筋」によって行われております。この呼吸筋によって「吸気」と「呼気」が行われております。この「呼吸筋」は手足を動かすのと同じ、運動神経によってコントロールをしております。

通常は全く無意識に呼吸を行っておりますが、この「運動神経」「自律神経」によってコントロールして呼吸を行っております。また、深呼吸や意識的に息を止めるのは、意識的に「運動神経」によって行われております。つまり、呼吸をコントロールする方法は2系統あると言う事です。

2)「呼気」が悪くなる
「横隔膜」と「肋間筋」は、緩める事によって「呼気」となりますが、これが上手く緩まないと言う事が起きてしまいます。つまり、「横隔膜」「肋間筋」をコントロールしている「運動神経の異常」によって、上手く緩める事が出来ないと言う異常が起きてしまいます。

肺を「押しつぶす」事で呼気を行いますが、正常な「呼気量」になるように「横隔膜」と「肋間筋」が緩まないと言う異常が起きてしまいます。

人体の一つの特徴(特性)として、「緊張」(力を入れる)させる事は簡単に出来るが、「弛緩」(緩める)事が苦手なのは、何方の場合も普通にある事です。つまり、呼吸が悪いと言う事は、筋肉(横隔膜や肋間筋)「弛緩」(緩める)させる事が苦手(下手)だと言う事です。

これを、端的に言いますと「吸気」は上手く出来るが、「呼気」が上手く出来ないと言う事です。

3)CO2を排出出来ない
「肺胞」は前述した通り直径が0.2mm程の袋状のものです。O2とCO2を同じ大きさの粒子で表すとします。この袋にどちらも、10個しか入らないと仮定します。各組織(細胞)から戻って来たCO2が静脈から「肺胞」に放出されます。この時、「肺胞」は10個のCO2で満たされたと仮定します。

上記の状態で「呼気」を行い、10個のCO2を排出しようとしますが、前述の「呼吸筋」の異常により、肺からCO2を正常な量を排出する事が出来なくなる事は、充分、想定の出来る事です。

4)正常な量のO2を摂取出来ない
上記の3)の状態では、CO2が「肺胞」残留してしまいます。正常な場合は「8」個排出し、異常な場合は「5」個しか排出出来ないと仮定します。

上記の状態で、「吸気」によって得られるO2は、異常な場合では「肺胞」に「5」個しか取り込めません。

 正常な場合は・・・O2が「8」でCO2が「2」です。
 異常な場合は・・・O2が「5」でCO2が「5」です。


4.「炎症」や「湿疹」が出来続ける

1)質の悪い血液(酸素不足)
上記の「3.呼吸の異常とは」から、結果として、O2不足の「質の悪い血液」になってしまう事が、ご理解いただけると思います。

これが、身体の各部位の各組織(細胞)に供給されてしまうのが、「アレルギー性の疾患」の原因です。細胞は栄養と酸素を摂取して一種の「燃焼」を行い熱エネルギーを作って「生命活動」を行っております。この時に「酸素不足」が起きてしまうと、細胞は「死滅」(破壊)され続けてしまうのは当然の事です。

         
1)−1.一酸化炭素(CO)の発生???
上記のようなO2不足の燃焼状態が起きるとすれば、「不完全燃焼」が起きても、何ら不思議な事では無く、充分に想定のされる事です。事実、ある研究機関では「喘息」に限ってですが、「生体ガス」として「一酸化炭素」が検出されたと言う報告があります。残念ですがその他の「疾患」については調査されていないようですが、おそらく「アトピー等」でも同じ結果になるものと想定致しております。

「不完全燃焼」となれば、当然の事ですが「一酸化炭素」(CO)の発生は、当然のように想定がされます。これは「猛毒」ですから、「皮膚」や「粘膜」が、侵される事があるのは、充分に想定がされる事です。


5.人体は筒状
1)体表面に「炎症」や「湿疹」が出来続ける
何故こんな事を言うのかと言いますと、後述と関連する事だからです。「アレルギー性の疾患」とは関連していませんが医学的に「人体は筒状」と言う説は昔から言われている事です。しかし、私はこの疾患と重要な関連があるとして注目しております。

トイレットペーパーを連想してください。これの中心部の穴の部分も体外と言う事です。「消化器系」で言えば、口腔から食道、胃、小腸、大腸、を通って肛門までの、内側が体外です。「呼吸器系」も同様で口腔や鼻、喉、気管を通って肺までの気管支の内側が体外と言う事です。

つまり、「アレルギー性の疾患」体表面の壁「炎症」や「湿疹」が出来続ける疾患である、と言う事に注目していただきたいのです。

5-1. 人体の改善
1)アトピー、喘息、鼻炎、目のトラブル
これ等の疾患は、上記から言えば体表面に「炎症」や「湿疹」が出来続ける疾患です。

2)「食物アレルギー」「化学物質過敏症」
「消化器」や「呼吸器」の粘膜(壁)に炎症が出来続け、そこから体内に原因物質(アレルゲン)が体内に侵入してアレルギー反応を起こす事が原因です。

人体は元々、体内に有害な物質を取り込まないと言う構造になっております。


つまり、身体の各部位の壁に、「炎症」や「湿疹」が出来ないように、人体を改善すれば、全ての「アレルギー性の疾患」は解消されます。それが私が提唱するところの「呼吸の異常」です。


2)壁のごく浅い部位に「炎症」や「湿疹」が出来続ける
「アレルギー性の疾患」は体表面のごく浅い部位に「炎症」や「湿疹」が出来ます。確認が出来ないところでは「食物アレルギー」や「化学物質過敏症」がありますが、これ等も同様と考えてよいでしょう。

「アトピー」で見ますと、皮膚は上から「表皮」(厚さ0.1mm)、「真皮」(厚さ2mm)のごく浅い部位に「湿疹」が出来ますが、それ以上の深い部位には出ないようです。

その他の疾患も同じで各部位の「粘膜」「炎症」が出来る場合もごく浅い部位になるようです。    


3) 「CO2」は出口を求めている
各部位の静脈から肺に運ばれたCO2は、上記の理由により「肺胞」に出る事が出来ません。そこで、また「肺胞」から動脈に入り「再循環」してしまいます。どこか出やすい所を探して、体外へ出ようとします。

この時に、出来るだけ「皮膚」や「粘膜」の浅い「部位」「弱い部位」から出ようと、出口を求めます。そうするとその部位はCO2が多くO2が少ない状態になります。これに よってO2不足になり、その部位の「細胞」が「破壊」される事になります。

逆に言うと、深い部位からは出る事が出来ませんから、当然のように出来るだけ浅い部位から出ようとします。

「アトピー」の場合で見ますと、「湿疹」が出来ている部位と、そうでない部位があります。例えば、足の裏は比較的、丈夫な事からCO2は出難い事が想定されます。しかし、人によっては出る場合もありますが、その部位が、他の部位と比較して弱いと言う事が想定されます。医学的には「掌蹠膿疱症」と呼ばれ一種の「皮膚病」として扱われております。


4) CO2が出る部位に発症する
上記のようにCO2が出る部位が限定される事はご理解がいただけたものと思われます。このCO2が出る部位によって、上記の夫々の「疾患」となって発症してしまいます。

各部位の「粘膜」は一見して弱いように思えますが、そうではありません。「皮膚」の方が弱ければ「アトピー」を発症する事になります。反対に「気管支の粘膜」が最も弱い場合には、「喘息」になります。


6.各愁訴の解説

1)アトピー性皮膚炎
前述致しましたように、質の悪い血液によって主に各部位の「皮膚」の細胞を破壊し続けます。これによって「炎症」や「湿疹」が出来続ける愁訴です。この愁訴の特有の「痒み」は細胞が盛んに破壊されている時に感じるものです。

1)−1.アトピーは何故痒い
人間の「皮膚感覚」には「痒み」を感じるものはどこをどう探してもありません。これは細胞が破壊される時の「痛み」です。細胞レベルの、ごく小さいの痛み「痒い」と捉えているのです。

例えば、皮膚を強く擦った時と、優しく撫でた時では、まるで自覚する感覚が違います。これと全く同じ現象です。

掻けば掻くほど痒いのは壊れかけている細胞の破壊が促進されるからです。

1)−2.皮膚と粘膜の感覚点
それでは他の疾患の粘膜に出来る「炎症」にも、痒さがあってもよいはずですが、これは全く「痒く」ありません。何故かと言いますと、「皮膚」と「粘膜」では、各種の刺激を感じる「感覚点」の数が全く違うからです。粘膜はこの感覚点が、圧倒的に少ないからです。端的に言いますと感覚が鈍いと言う事です。

それでも過去の例から言いますと、食物アレルギーの人が、特定の食物が食道を通る時に、軽度ではあるが食道に「痒さ」を感じると言う例がありました。

       
2)喘息
同様に質の悪い血液によって、気管支の粘膜に炎症が出来続けてしまい、これによって、気管支は敏感になり自分のする呼吸によっても刺激され、激しいセキ(発作)を起こす愁訴です。セキをすればするほど気管支の炎症が出来て敏感になった粘膜を刺激する事によってセキがなかなか治まりません。

これには、多くの痰に悩まされますが、気管支に出来た炎症を保護する為に、血液中の成分である粘液が多く分泌され続けますが、その量が異常に多い事からそれが「痰」となります。

発作を起こした時に、気管支に与えるその刺激によっては、気管支が異常に収縮を起こして、気道が閉塞状態になって、呼吸困難を伴う危険な症状を起こす事があります。


3)鼻炎、目のトラブル(花粉症)
同様に鼻の粘膜目の粘膜に炎症が出来続ける事で、鼻水、鼻づまり、涙目、ドライアイ等を自覚し、杉の花粉の時期には各粘膜に花粉が付着して、その各部位の粘膜が刺激されて、花粉症と言われる症状を惹き起こす愁訴です。花粉はアレルゲンではなくて、「刺激物質」です。

炎症が出来て敏感になった部位の粘膜が、花粉等の「刺激物質」によって刺激され、発症します。

鼻水や涙がよく出るのは、各粘膜に炎症が出来ている為に、それを保護する目的で、血液中の成分である粘液が多量(異常)に分泌される事によるものです。

貴方の場合は、身体の部位の内でも、鼻や目の粘膜が最も脆弱なために、ここにCO2が集中する事からこの「愁訴」が発症してしまいます。


4)蓄膿症(副鼻腔炎)
鼻炎が長期化した事により、鼻の粘膜の炎症の程度が顕著になった事によって起きる愁訴です。


5)中耳炎
やはり鼻炎が長期化する事が原因ですが、鼻腔の炎症が内耳まで延びてしまう愁訴で、内耳や外耳の部位に炎症が出来る事によって発症します。


6)食物アレルギー
「消化器系」の口腔や食道等に炎症が出来続ける事により、この炎症から食物等の有害な成分が侵入し、血液中で反応を起こす愁訴であるものと思われます。また、私では確認の出来ない事ですが、小腸にも炎症が出来ている場合がある事も想定されます。

特定の物質に対するアレルギーではなくて、炎症から人体に悪さを与える有害な成分が侵入する事で、惹き起きる愁訴です。この所謂、アレルゲンと思われる化学的(有害)な物質が侵入する炎症を出来なくする事で、改善(治る)される愁訴です。

嫌な物は誰でも嫌です。それを体内に入れなようにすれば解消されます。つまり「炎症」を出来なくすれば解消される「愁訴」です。

有害と思われる食物を食べた時に、比較的反応が早く表れる場合と遅い場合があります。早い場合は炎症が口腔や食道等にあるのではないかと思われます。一方、遅い場合は小腸に炎症がある事が推測されます。一般的に「遅延型」と言われる「食物アレルギー」です。


7)シックハウス症候群、化学物質過敏症
これ等の愁訴は特別に区別する必要のないもので、上記の「食物アレルギー」と全く同様で、「呼吸器系」の鼻や口腔、気管支等の粘膜に炎症が出来ている事によって空気中の化学的な成分がそこから体内に侵入する事によって、惹き起きる愁訴です。同様にこの炎症が出来ないようにすれば改善(治る)される愁訴です。



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7. 施術の指針
アトピーに対する施術指針)

1)はじめに
私の手技療法に「呼吸の改善」を行うと言う操法があります。呼吸の改善を行う事は私にとってはそれ程、難しい事ではありません。主に横隔膜と肋骨の動きをコントロールしている運動神経の働きが異常になっております。これは主によく言われる脊椎骨(背骨)の歪みによって神経の働きが異常を起こしております。私の手技療法によってこれを正す事が出来ます。手技療法の内容については複雑すぎる為、ここでは割愛させていただきます。

1)−1.先ず事前のチェック
貴方が治るか否かのチェックを行います。治らない場合がある」(クリック、参照)「悪用因」を持っている人は、今のところは「治りません」。この「悪用因」の項目は、殆どが、貴方の自助努力では「改善や排除」が出来ないものです。しいて言えば「うつぶせ寝」ぐらいですが、これとても改善する事は大変に難しい事です。

予約の電話の段階でこの「悪用因」が、明確に貴方にあると判定された場合は、この段階でお断りしている事が多くあります。

勿論、どのような「悪用因」の場合でも、確実に治せる施術技術を開発するべく、鋭意、努力中ですが、今のところはそう簡単にこれに対する施術技術を開発する事は至難の業と言わざるを得ないところです。

1)−2.出来るだけ早く・・・
それよりも決して皆さんを煽って、私の所に勧誘するものではありませんが、今、現在「アトピー」でお悩みの方々は一日でも早くと言ったところです。と言うのは特に、「アトピー」の場合は「帯状疱疹」「円形脱毛症」になりやすいと言う特徴があるからです。

2)事前と事後の深呼吸の違い呼吸の改善)
貴方の「呼吸の異常」をチェックいたします。「アレルギー性の疾患」のある人は必ず「呼吸が異常」になっております。これを、貴方に自覚していただくためにチェックを行います。

施術の「事前に深呼吸」をしていただきます。施術の「事後に深呼吸」していただき、事前と事後の比較をしていただきます。この時点で、「深呼吸」「軽くなった」「沢山吸える」等の明らかな差を自覚する事が出来ます。「アレルギー性の疾患」のどの疾患の場合でも必ず、この「呼吸の差」がある事が自覚出来ます。

因みに、「健常者」の場合には、全くこの「差」を感じる事はありません。

注)―1.何故、呼吸が楽になるのか
「肺胞」(肺)に入っている空気を呼気によって排出しますが、これ等の疾患のある人は「呼気が悪い」と言いました。私の施術の効果により「呼気」が改善されて、今まで「吐き出せなかった」量が、より多くの量を吐き出せるようになります。この分、「吸気量」が多くなる事によって、呼吸が楽だと自覚されます。

4〜5日間の間隔で数回、施術を行います。過去の実績では5〜6回目位「深呼吸の差」を感じなくなります。つまり、この時点で貴方の「呼吸は正常」になった事になります。この時点で「アトピー」に対して「好転反応」が自覚出来ます。具体的に言いますと「痒さ」が消失された事が明確に自覚出来ます。

2)―1.個人差があり過ぎる
「アトピー」「アレルギー性の疾患」の内でも、最も治り難い「不定愁訴」です。これについては、上記の「悪用因」をクリアされた場合にもあります。「悪用因」をクリアされた人、全体に対して「2〜3%」の人が該当されています。

これについては、私にもよく分からない事ですが、個人差が大きくある事は何例も確認が出来ている事です。こんな事を言うのは、おこがましい事ですが、私の「施術法」によって治っている人は確かに何人もおります。

私の「施術法」は何方に対しましても、皆、同じ事をやります。もし、貴方が治らないとすれば、貴方のお身体に問題があると言う事に他なりません。つまり、私の「施術法」には問題が無いと言う事になります。

この「2〜3%」の人に対して、最近(2016年9月)になって「新技術の開発」が出来つつあります。これにより治り難い人が減少しつつあります。これからも、「新技術の開発」に向けて鋭意、努力して行く事は当然の事です。

しかし、「悪用因」のある人に対しては今のところは、全く歯が立たないと言う状態ですが、今後も鋭意、努力して行く事は勿論の事です。

3)「好転反応」(兎も角、痒さが消失する事
貴方の呼吸が改善」されたか否かは、上記の事前と事後の「深呼吸の差」を感じなくなった時点で判断する事が出来ます。「呼吸が改善」されたと思われる時点で、アトピーに対する「好転反応」を、必ず自覚する事が出来ます。

アトピー特有の「痒さ」「消失又は軽減」された事が、ハッキリと自覚する事が出来ます。今現在、損傷されている皮膚の状態が、日に日に改善されて行く事が、顕著に自覚されます。

3)−1.痒さが「消失」する
逆に言えば、「痒さ」が消失しなければ、貴方の「アトピー」は絶対に「治りません」

その他の「アレルギー性の疾患」も同様で、例えば「喘息」では咳が出るのが少なくなった、或いは軽くなった。痰が出るのが少なくなった等の「好転反応」を自覚出来ます。

「食物アレルギー」では、私の指示により、その食物を少しずつ食べて見ると、反応が出難い等が自覚されます。徐々に量を増やしてゆく事によって、反応が感じられなくなります


4) 呼吸の改善率(治らない)
アトピーに限らず、私が扱っているTOPページの【適応症】全てに適用される事ですが、貴方の身体の「悪用因」によって残念ながら、私の施術法に限ってですが、その「愁訴」「治らない」と言う現象があります。
治らない場合がある」(クリック、参照)

アトピーに限って言えば、他の「アレルギー性の疾患」に対しても同様ですが、「呼吸の改善」は、その人が事前と事後の「呼吸の差」を感じなくなった時点で、改善されています。

4)−1.改善されない
事前と事後の「呼吸の差」を感じなくる現象は、「悪用因」がある無しに関わらず、何方の場合でも、私の一定の施術回数によって必ず自覚する事が出来ます。

しかし、この時に「呼吸の改善率」100%か否かが問題になります。つまり、「改善率が80%以下」と言う人もおります。この事は上記の「悪用因」を持っている人に限り、「改善率が80%以下」と言う現象があります。このような場合には「治りません」。この事は過去の施術例で何例も確認されている事です。

つまり、100%の「改善率」でなければ「アトピー」に限らず他の「アレルギー性の疾患」も、私の施術法に限ってですが治りません「悪用因」を持っている人の場合は「改善率が80%以下」と、想定される場合が多くあります。この事は同様に、過去の施術例において何例も確認されている事です。



5) 治るか否かの判断(アトピー)
貴方の「アトピー」を含む「アレルギー性の疾患」に限り、通常は、今のところはどうしても「5回位の施術終了後」でなければ、貴方が治るか否かの判断が出来ません。

全ての「不定愁訴」に対して言える事ですが、治らない場合がある」(クリック)の内の「悪用因」によって「治らない場合があります。

これについては非常に「重要な事項」になりますので、以下をご熟読の上、シッカリとご理解ください。

5)-1.治らないかもしれない
つまり、5回の施術完了後に結論として、残念ながら「貴方は治らない」と判定(判断)される場合があると言う事です。

これを何とか「1回目」「判定(判断)」する事が出来ないかを模索しておりましたが、この程、出来るようになりました。端的に言いますと、「1回目」で、貴方は「治る」・「治らない」を的確にお告げ出来るようになって来たと言う事です。

貴方に「治らない」とお告げする事は簡単な事です。しかし、それは私にとっては非常に悲しい事です。どのような悪条件の下でも確実に「治る」とお告げ出来るように、「新技術の開発」に向けて鋭意、努力中ですが、現時点(2016年9月)で少しだけ明かりが見えてきたと言う状態です。

他の項目でも何度も重複されている事ですが、私が扱っているTOPページの全ての【適応症】(不定愁訴)に言える事ですが、その「不定愁訴」が治るか否かの判断は、施術後の「好転反応」が表れるか否かによります。

5)−2.1回目で判断(判定)出来る
「アトピー」を含む「アレルギー性の疾患」に限定して1回目で貴方が「治るか否か」の判断(判定)をする方法は、貴方に他の「不定愁訴」がある場合、それに対する「好転反応」によって判断が出来る可能性があります。

例えば、貴方に「生理痛」「睡眠障害」「ひん尿」等が併発している場合、この場合は1回目の施術の直後に、これに対する「好転反応」が表れやすいと言う特徴があります。こうなりますと貴方の「アトピー」を含む「アレルギー性の疾患」は1回目の「施術」終了後に治る可能性が高いと判断(判定)できます。

逆に言いますと、1回目の「施術」後に、「アトピー」を含む「アレルギー性の疾患」以外の「不定愁訴」に対して「好転反応」が表れない場合は、私の「施術法」によって、全ての「不定愁訴」を治す事が出来ません。

他の「不定愁訴」に対する「好転反応」を確認できた場合、この情報を基にして、「アレルギー性の疾患」に対する施術を行って行きます。その後に5回位の施術終了後に、これに対する「好転反応」が表れ、明らかな改善傾向を自覚出来る可能性が高いと言う事です。

尚、「アトピー」を含む「アレルギー性の疾患」については、「治ると判断できる」事と、「治った」が殆ど同時に表れると言う特徴いがあります。


6)「アトピー」が治ったか否かの「必須条件」
前述と重複しますが、「アトピー」が私の施術法で治ったか否かを判定する「必須条件」として、必ず「痒さ」が「消失」した事が「必須条件」となります。「痒さ」をいつまでも常に感じている内は治っていない事になります。

「痒さ」が「消失」した事がハッキリと自覚されたら、今までに損傷されてしまった皮膚は、時間の経過とともに、必ず元のキレイな状態になります。




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1.「食物アレルギー」と「化学物質過敏症」について


1.はじめに
私は確かにこれ等の疾患も「アレルギー」ではないと提唱しております。それでも現実には「アレルギー反応」を起こしている疾患である事は間違ありません。

この疾患は「原因物質」(アレルゲン)が体内に侵入してしまう事によって「反応」を起こしてしまう「疾患」である事は間違いありません。では体内に入れないようにすればよい事になります。


1.原因は
やはりこの「疾患」も人体の各部位に「炎症」や「湿疹」と言われるものが出来てしまう事であり、前述の「アレルギー性の疾患」一種の疾患です。つまり、「根本的な原因」「呼吸の異常」になります。

各部位の主に「粘膜」に「炎症」が出来る事によって、そこから原因物質(アレルゲン)が体内に侵入して「アレルギー反応」を起こしてしまう疾患です。

この「炎症」が出来てしまうメカニズムは前述の「アレルギー性の疾患」と全く同様ですから、「呼吸の改善」さえ行う事が出来れば解消される疾患です。


2.「炎症」が出来る部位
「食物アレルギー」「消化器系」の口腔や喉、食道、胃、小腸の粘膜に「炎症」が出来て、そこから各種の食材の「原因物質」(アレルゲン)が体内に侵入してしまいます。

「化学物質過敏症」も同様で、「呼吸器系」の口腔や鼻、気管、の粘膜に「炎症」が出来て、そこから空気中の原因物質(アレルゲン)が体内に侵入してしまいます。(肺にまでは及んでいない)

2−1.嫌な物質(物)は誰でも嫌
嫌な臭いは誰でも嫌なように、当然の如く身体にとって「悪い物質」は誰でも嫌です。原因物質(アレルゲン)が、各部位の「炎症」から体内に入ると言う事が明らかになっているとすれば、この「炎症」を出来なくすれば、この「疾患」が解消されるのは当然の事です。

貴方の身体だけがある特定の「原因物質」(アレルゲン)に対してだけ原因不明の特殊な反応を示すものではありません。

乱暴な話ですが、「健常者」の場合でも、注射器等で体内(血液中)に注入すれば、必ず「反応」を示すはずです。


2−2. 原因物質(アレルゲン)を体内に取り込まない
何度も重複している事ですが、要するに上記の如く原因物質(アレルゲン)を体内に取り込まない侵入させない)身体に改善すれば、解消される「不定愁訴」です。

これは、私の「施術法」によって可能な事です。


3.「炎症」は「網の目状」???
人によって「原因物質」(アレルゲン)が違う事があります。これについても、私の推測の域を出ませんが「炎症」の程度が違う事が原因ではないかと推測しております。具体的には、その「炎症」の程度によって「卵」は通すが「小麦」は通さないと言う現象があるのではないかと推測しております。

その人によって「炎症」の程度が違うと言う事は充分に想定のされる事です。これを「網の目」に例える事が出来るのではないかと思います。つまり、網の目の大きさに個人差があるのではないかと想定出来ます。

また、もう一つ考えられる事は、粘膜の下組織自体の「強弱性」も人によって違う事も想定のされる事です。

これにより人によって「原因物質」(アレルゲン)が違う、また、同一人においても「原因物質」(アレルゲン)が違うのはこのためではないかと言う事が想定出来ます。

また、「反応」の程度が軽度と重度に分かれるのは、網の目の大きさによって、当然「原因物質(アレルゲン)が違う事も想定されます。


4.「即時型」と「遅延型」
「食物アレルギー」に限って、反応の仕方にこの二種類があります。これについても、私の推測の域を出ませんが、食物が即、接触する口腔や喉、食道、胃等の場合は、「即時型」になるようです。

しかし、この「炎症」「小腸」にも出来てしまう事は、否定が出来ない事です。この場合は、小腸に食物が届くまでにタイムラグ(遅れる)があります。この時に反応するものですから、遅れると言う現象となって自覚されるものと思われます。

過去の施術例で米がアレルゲンと言っていた人は、夕食に食べると翌朝に反応が表れると言われておりました。

過去の施術例においては、このような方々を何人も確認が出来ている事で、決して珍しい症状ではありません。過去の施術実績においては、どちらの型の場合でも、対象となる全員の方々が解消(治って)されております。


5.「根本的な原因」
何度も同じ事を言いますが、「アレルギー性の疾患」「根本的な原因」である「呼吸の改善」さえする事が出来れば解消(治る)される疾患です。お悩みの方々は是非、一度お問い合わせください。



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「人体は筒状」である???

1.はじめに
「人体は筒状」である、・・・と言うのは「アレルギー性の疾患」に関わる事です。何時頃の事かは今となっては、定かな事ではありませんが、NHKの健康番組で、お医者さんが言われていた事です。この時には、アレルギーに関する事ではありませんでしたが、昔からあった「説」らしいです。

2.トイレットペーパ―
人体をトイレットペーパーとして連想してください。中心部の空洞の部分は「体外」なのだそうです。つまり、「消化器」で言えば、口腔から喉を通って、食道、胃、小腸、大腸、肛門までは、空洞に相当します。同様に、「呼吸器」では口腔や鼻腔から続く、気管支や肺も空洞になっています。


3.「アレルギー性の疾患」は「炎症」が出来る「疾患」です。

例えば、トイレットペーパーの外側の壁(皮膚)「炎症」や「湿疹」が出来るのは「アトピー」です。「消化器」の壁(粘膜)に「炎症」が出来るのが、「食物アレルギー」です。同様に、「呼吸器」の壁(粘膜)炎症が出来ると「喘息」「化学物質過敏症」になります。


3−1.「体内」とは?

トイレットペーパーの厚みのある部分が、「体内」になります。


4.「呼吸の異常説」

「アレルギー性の疾患」に関する他の項目で、何故、「炎症」が出来続けてしまうのかについては、何度も繰り返し、解説致しております。私の「呼吸の異常説」によって「炎症」が出来続けてしまうのは、明らかな事になっております。


つまり、「アレルギー性の疾患」の「根本的な原因」は、既に、特定がされております。


これ等の詳細については、「アレルギー性の疾患」の他の項目をご参照ください。



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「呼吸の異常説」とは(アトピー)

1.「根本的な原因」

何度も繰り返し述べている事ですが、「アトピー」をはじめとする「アレルギー性の疾患」の「根本的な原因」は、

「呼吸の異常」です。


「呼吸の異常」について、以下に簡潔に記述いたします。これを、正しくご理解する事と、私の提唱する事を信じる事が、貴方が治るための第一歩の「必須条件」となりになります。


1−1.愁訴の種別
1)「アトピー性皮膚炎」  2)「喘息」  3)「鼻炎(花粉症)」  4)「目のトラブル(ドライアイ)(花粉症)」  

5)「食物アレルギー」 6)「シックハウス症候群」  7)「化学物質過敏症」 8)「蓄膿症」 9)「中耳炎」

上記の全ての、「根本的な原因」が、皆共通していて、「呼吸の異常」です。この疾患が何種類か併発している場合があります。「呼吸が改善」されると、全てが同時に治ります


2.肺

肺は以下の「肺胞」(検索)が沢山、集まったもので、スポンジ状になっている臓器です。「肺胞」は直径が0.2mm程の大きさの袋状ですが、以下にこれについて述べます。


2.「肺胞内」のO2CO2の割合

O2とCO2のどちらも同じ大きさの粒子と仮定いたします。また「肺胞」と言う袋には、どちらも10個しか入らないと仮定いたします。


@ 「呼気」の直前

    O2

    CO2

正常

    0

    10

異常

    0

   10  

どちらの場合もCO2が「10」なのは「静脈」に

よって運ばれたCO2が「肺胞」内に捨てられからです。

どちらの場合もO2が0なのは「動脈」に取り込まれからです。

 A 「呼気」

     O2

      CO2

正常

    0

     2 

異常

     0

     5

正常な場合は「8個」吐き出す事が出来るので

CO2が「2個」残っている。

異常な場合は「5個」しか吐き出せないので、

CO2が「5個」残っている

注.決定的な違い

「アレルギー性の疾患」が「発症」するか否かは、

「呼気」の時点でCO2を「8個」以上吐き出せるの

と「5個」以下しか吐きだす事が出来ない違いだけです。


つまり、「8個」以上吐き出せるように「呼吸の改善」を

行う事が出来れば、全ての「アレルギー性の疾患」

が解消(治る)されます。



  B 「吸気」

  O2

     CO2

正常

    8

      2 

異常

    5

      5

正常な場合は「肺胞」に「8個」の空きがある

ので吸気でO2を「8個」取り込む事が出来る。

異常な場合は「肺胞」に「5個」の空しかない

のでO2を「5個」しか取り込む事が出来ない。



*注.「呼気が異常」

上記のO2とCO2の割合で言える事は、結果的にO2不足になってしまう事です。これは「呼吸」において「呼気」(息を吐き出す)が異常だと言う事です。


繰り返しますが、貴方は「8個以上、息を吐き出せない」事で、苦しい思いや、辛い思いをしていると言う事です。

これが「呼吸の異常説」です。