燃費グッズ編(いろいろ売られている燃費に良いとされるグッズの実態)
まずはじめに、私の想いを言いますと、燃費に効果があるグッズで実用的で、コスト対効果があるものがあるなら
自動車メーカーがほっときません。
普通に純正部品として装備させていただきます。
ここまで聞くと、燃費グッズは効果がないのか?と思う方もおられるかもしれませんが、そうでもないです。
単にコスト度外視とか、実用的でないとか、法規違反でもいいならとか、さまざまな理由で純正にできない
燃費グッズもあるのです。
@プラグを良いものに変える
ノッキングセンサー付きの車なら効果が微弱ながらなくもないです。
本来はプラグを変えたらECUの点火セッティングも変えないと効果がでないものです。
交換しただけでは、すでにベストにセッティングされている場合が多いのと、効果があまりに微弱(体感は不可能)なので
やめておいたほうがいいと思います。
AECU交換
はっきり言って法規違反となる可能性が高いです。
つけたまま忘れて車検にだしたりすると、排ガス測定でひっかかるかもです。
空燃比をリーン側(薄い側)にセッティングしたECUを付ければ燃費はそれなりにあがります(下がる場合もあります)が、
NOxが大量に発生してしまうため、エコどころか環境破壊しまくりです。
馬力が上がるとか180km/hのリミッター解除とかもありますが、やめていた方が無難です。
B各種の燈火類をLED化する。
電力消費が下がるので効果があるといえばありますが、値段が高いです。価格対効果を考えれば、
交換してよくなった燃費で、LED電灯のお金を取り戻すのは厳しいでしょう。
純正でテールランプがLED化されはじめているので、古い車につける分には良いかもしれません。
Cアーシング
基本的に現在売られている車でアース不足な車は少ないでしょう。
つまり、ほとんどの車で効果はないはずです。
古い車で、アースが劣化している等、電気抵抗が設計時よりも高くなっている車なら効果があるかもしれませんが、
それを判別する手段が一般の人にはないと思いますので手をださないにかぎります。
D電子制御スロットル
交換しないでください。
純正と違う仕様なら非常に危険です。
純正のものをチューニングしたと偽った純正そのものなら、危険はないですが効果もないです。
Eクーラント添加剤
効果の原理があまりに怪しいです。
ためした事はないですが、そんなもので燃費が上がるなら自動車メーカーがほっとかないでしょう。
あと、やけに高いです。
Fヘッドライトを省電力版に交換
電力が少なくてすむライトなら効果がなくもないですが、普通、ライトが暗くなるのでやめましょう。
明るさも良くなると書いてあったら、怪しいと考えたほうがいいです。ライトは明るくなるかもしれませんが電気を多く使って
いるはずです。(HIDは両立しているらしい)
そもそも、この手の部品はやけに高いので、たとえ燃費が良くなっても、燃費で部品代を取り戻すのは不可能でしょう。
Gコンデンサーチューン
効果はあるかもしれませんが、価格対効果が小さすぎます。
ほんとに効果があって価格も安いならメーカー純正で装備されているはずです。
H燃料タンクに投入するような固形の物質
入れないでください。
燃料計が正確に作動しなくなったりする可能性があります。
燃料タンクの容量を下げて、重量UPしてしまい航続距離の低下、車重の上昇などいいことはありません。
Iシガーライターに差し込むタイプの物
G同様で価格対効果があれば標準装備しているはずです。
Jヒューズ
電気抵抗を下げるなどと書いてあるものを見ますが、ヒューズの電気抵抗が多少さがったくらいでは
ほとんど効果は体感できません。
K車高ダウン
効果はそれなりにありますが、最低地上高が下がるのでいろんな凸凹にひっかかるようになります。
入れない立体駐車場や越えられない踏切がでたり、コンビニに入りにくくなったりします。
Lエンジンオイル添加剤
そんなもので良くなるなら、最初から添加しているはずです。
効果もあるものもあるかもしれませんが、純正になってない時点で、コスト対効果が小さいと思われます。
Mタイヤ
エコタイヤと称して有名メーカーがいろいろ出しています。それなりに効果があると思います。
が、ほとんどの場合、燃費が良くなる転がりの良いタイヤは、制動性能が低下する傾向です。(止まりにくい)
付けるなら、それなりの覚悟で付けてください。(急ブレーキはしない。速度超過はしない。などなど・・・)
ちなみに純正タイヤは転がりの良さとブレーキ性能を総合的に判断してつけています。
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