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独 り 言 (2024年5月分)
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2024年5月31日(木)
雨。 家を出た時には小雨だったが、職場に着く頃には大雨。 靴が濡れて気持ちが悪い。 仕事は通常通り。 途中で作業台を移動するちょっとした力作業をしたら、額から汗が流れ落ちて来た。 湿度が高いのだろう。 定時で退社。 バイトリーダーと一緒に「ビアプラスプラス」というビアバーに飲みに行く。 1階に醸造所があって、作りたてのビールが飲める店。 コクのある味わいのビールが美味しくて、久しぶりに少し飲み過ぎたかな? 帰りに醸造所を見学させて貰った辺りから記憶が途切れ、気がつけば池袋の地下でみたらし団子を買っていて、目が覚めたら午前2時 で、服を着たまま寝ていた。 (口の周りになんかついていたので、団子はちゃんと食べたようだ) 歯を磨いて着替え、もう1度、寝る。
2024年5月30日(木)
朝。 良い天気。 職場が現在工事中なのだが、これまで工事の都合で通れなかった通路が通れるようになり、8分程度の時間短縮ができた。 始業時刻までゆっくり本を読んで過ごす。 午後。 本棚の本の1冊を開いたら強烈なカビの臭いがして咳とくしゃみが止まらなくなり、慌ててアレグラを服用する。 見た目は綺麗な本だったので不意を突かれた。 マスクはしていたのだが、目からも涙が出て来た。 今日も定時で退社。 空を見たら雲が出て来ていた。 明日はひょっとして、雨か? 帰宅。 ネットで台風情報を確認したら、台風1号がこっちに来ているっぽい。 埼京線が遅れることも想定した方が良いかな? 寝る。
2024年5月29日(水)
朝。 雨で鉄道ダイヤが乱れるのに備えて早起き。 ……もう降っていなかった。 電車も普通に走っている。 駅に着いて職場までの道を歩き出し、しばらくしたら後ろからガチャッ、ガチャッという規則的な音が聞こえて来た。 振り向くと両足に補助装具を付けた女の子が歩いて来るのが見えた。 まもなく彼女は私の横に並び、前を歩くようになり、やがて遥か前方に見えなくなった。 足はやっ! (それとも私の足のほうが遅いのか?) そんなことをしているうちに、職場に到着。 念のため早めに家を出たのだが、結果的に職場に30分早くに着いただけだった。 暇なので本を読んで時間を潰す。 9時から仕事、5時に退社、隣の席の人は休み。 何事もない1日。 帰り道は青空が広がり、陽が照って暑い。 筋肉痛で両脚が痛い。 家に帰り着いて、燗酒の代わりに缶の甘酒。 佐藤編集長から電話、市ヶ谷でやきとり弁当を買ったので持って来てくれる由。 ありがたく晩飯にさせて貰う。 夜。 風呂で軽くマッサージしたら筋肉痛は少し良くなった。 SF大会関連の仕事を片付けてから、寝る。
2024年5月28日(火)
朝。 雨が降っているので埼京線が遅れるのではないかと早めに家を出たら30分ほど早く職場に着いてしまった。 勤務時間までラウンジで時間を潰す。 午後。 熱中症を起こしかけた人が出たので図書館内での水分補給が解禁となる。 風通しの悪い書棚の間で本を出したり戻したりをしていると、ハンパなく汗が出るのだ。 夕方。 天候の心配があったので定時よりやや早く退社。 帰り道で雨に降られた。 帰宅。 SF大会関係のメールを送信。 1号くんと2号くんは、今夜もうちに晩飯を食いに来た。 1号くんに『ちいかわ(6巻)』を借りて読む。 こんなストーリーだった。 基本的に日雇い労働しか許されていない「ちいかわ族」がラーメン屋の店員などの定職に着くためには「スーパーアルバイター」とい う難関試験を突破しなければならない。(まあ定職と言っても名称から分かる通り所詮アルバイトなわけだが) 「ちいかわ族」は一般に大人しい種族だが、何かのきっかけ(強いストレス等?)で「キメラ化」し危険な存在となってしまう。 そして「キメラ化」したものを討伐するのも「ちいかわ族」の仕事なのである。 さて、難関試験を突破して念願のラーメン屋の店員として働くことになった「ちいかわ族」のひとりシーサー。 彼は客として喫茶店に入った時に店員が「キメラ化」して暴れ出すという事件に遭遇する。 その場では難を逃れたシーサだが、この事件をきっかけに「スーパーアルバイター」の制度が廃止されるという噂が流れるのだった。 つまり、せっかく難関試験を突破してラーメン屋の店員として働いているシーサーも仕事を失う可能性が出て来たのだ。 シーサーはショックのあまり高熱を出して倒れてしまい……と、そんな話だった。 (相変わらず、どこかディストピア感の漂う世界観なんだよな) ニュース。 その1) 北朝鮮がまたミサイルだかロケットだかを飛ばしたそうだが、これは空中で爆発したそうだ。 空中で爆破したということは、衛星打ち上げのためのロケットで、不具合が起きたので遠隔操作で自爆させたということかな? 軍事人工衛星だったならば、単純なミサイルよりも脅威で、それを遠隔で自爆させられる技術があるということはかなり怖いことだと 思うのだが、日本人はロケット技術に関しては「大成功か失敗」しか認めない人が多くて「北朝鮮が失敗した!」と喜んでいるみたい なのだが、なんか違うと思う。 その2) 新宿の「ラーメン二郎」で火災。 店員が客に避難を呼びかけるのが遅れ、客は店員に声をかけられるまで静かにラーメンを食べ続けていたのだそうだ。 この店は、いろいろと「作法」がうるさいことで知られる店。 だから火事になっても店員に言われるまで逃げちゃダメだと思ったのか? 北朝鮮のミサイルとは別の意味で怖い事件だと思った。 明日も仕事なので、風呂に入って寝る。
2024年5月27日(月)
朝。 起きてすぐにSF大会関係の仕事。 朝食を食べてから、今日からの新しいバイト先へ行くために、埼京線で十条駅まで行く。 朝の通勤ラッシュ時間帯だが多くの通勤客と逆方向に向かうので、車内は意外と空いていた。 十条駅。 埼京線は、渋谷、新宿、池袋を結ぶ路線だが、十条駅は緑の豊かな静かな町だった。 北口へ出て、さっそく道が分からなくなって交番へ駆け込む。 目的地の東京家政大学正門へは、どうやら駅前の自転車置き場の脇の道を通って行くらしい。 思ったより少し遠かったが1本道だったので、どうにかさほど迷わずに目的地に着いた。 今回のバイトの人数は11人。 思ったより多かった。 午前中は業務の説明。 昼休みに「食堂の場所を教えるね」という次長に着いて行ったら、道に迷う。 どうやら次長が道をうろ覚えであったらしい。 次長と11人の迷子たち。 どうにか食堂の建物に辿り着いて2階への階段を上がる。 ホールに入る。 ホールを直進する。 ホールから出る。 階段を降りる。 (3次元迷子) 結局、建物の1階に食堂を発見したので食事を摂って、昼休み終了。 定時まで仕事をして帰宅して、SF大会関係の仕事の続き……。 魚の煮付けを食べて、寝る。
2024年5月26日(日)
たっぷり眠れた気はしないのに、結構早くに目が覚めた。 昨日の件のストレスのせいか、胃腸に不快感がある。 鏡で舌を見たら真っ白。 これは胃腸で起きた炎症を修復するために新しい細胞が作られる際に舌の細胞まで活性化して表面の乳頭が成長するため、長く伸びた 乳頭の間に舌苔が溜まるからなのだとか。 朝食は、胃を労わっておじやで済ませる。 午後。 メンサ・テスト合格者の会の月例会。 行楽シーズンにはどうしても参加者が減る。 参加してもZoom参加。 ちょっとさみしい例会となってしまった。 懇親会参加者も4人だけなので居酒屋の個室が取れた。 (これは良かった?) 胃を労わって焼酎や日本酒はやめ、度数の低いサワー系を飲む。 6時半ごろに切り上げて外に出たら、まだ明るかった。 明日が仕事でなければカラオケにでも行きたいところだ。 帰宅。 SF大会のことでまたトラブルが発生。 なぜか申込書の連絡先に他人のメールアドレスを書いて送って来た人がいたのだそうだ。 もう寝よう!
2024年5月25日(土)
今日は昼過ぎからSF大会のスタッフ会議。 私の企画のゲストにゲストの資格があるのかどうかが議論される。 書籍を著していない「専門家」というSF大会のゲスト的には微妙な線だったが、なんとかクリア。 そして、私が担当している別のゲスト2名は、なんと申請書を出していなかった! 夕方。 Zoomをハシゴして空想小説ワークショップを受講するのだが、授業が始まる前にとりあえず講師の先生をとっ捕まえて「ゲスト申請 を出してください」と言う。 どうやら、申請は6月ぐらいまでに出せば良いと思っていた模様。 (本番は7月の6日なんだけど……) PCのUSB出力ポートからHDMIの入力ポートに接続するためのアダプタを「100均で売ってるやろ?」と言われたのでので、 「分かりました。必要な機材はこちらで全て用意します」と答える。 作家の先生にこの程度の機械オンチは珍しくない。(^^; ワークショップ終了後、もう1人のゲストの方から連絡、こちらからの連絡が届いていなかったっぽいことを言われる。 招待状が届いているかの確認メールを送って就寝。 深夜に揺れを感じて目を覚ます。 時刻:午前1時55分頃 震源:茨城県南部(北緯36.2度 東経140.1度) 深さ:約70km 規模:マグニチュード4.6 最大震度:震度3 茨城県:水戸市 土浦市 石岡市 下妻市 常総市 取手市 筑西市 坂東市 桜川市 つくばみらい市 境町 栃木県:宇都宮市 栃木市 佐野市 鹿沼市 小山市 真岡市 下野市 益子町 壬生町 群馬県:板倉町 邑楽町 埼玉県:熊谷市 行田市 加須市 鴻巣市 久喜市 川口市 春日部市 宮代町 さいたま市:中央区 桜区 南区 千葉県:松戸市 野田市 柏市 鎌ケ谷市 印西市 東京都:板橋区 足立区 豊島区は震度1の揺れだった。 隣の板橋が震度3で、豊島が震度1か……。 地震で目が覚めてしまったのでメールをチェック。 やはり招待状は届いていなかった様子。 さらに企画紹介文を書く余裕もなさそうな雰囲気なので、代筆してメールで確認をお願いする。 1日中、PCに向かってただ座っていただけのはずなのに、なんだかものすごく疲れている。 明日はメンサ・テスト合格者の会の月例会なので寝ないとな……寝る。
2024年5月24日(金)
午前中。 ノパソのメールボックスの整理。 相変わらずスパムがどっちゃり! 私のAmazonのアカウントは停止され、身に覚えのないカードの使用が何度もあって、税務署は税制改革のために個人情報を求めてい るのだそうだ。 以上、全てメールにあるURLをクリックして手続きをするようにとのこと。 (たぶん騙される人がいるから、やる奴がいるのだろうな……) 午後。 部屋を片付けたりいろいろ。 「虎に翼」を1週間分まとめ視聴。 ヒロインは妊娠した上、他の女性弁護士が相次いで仕事を辞めたことで重責を担う羽目になり、身体的に限界を迎えて自分も退職。 それならばと、妻として幸せな生活を送ろうとしていたら夫に召集令状が来てしまう……という話。 NHKの朝の連続テレビ小説は「妊娠が女性が社会で活躍するための障害となる」というパターンの話が好きだなあ。 現実には、出産する女性は減り続けているので「妊娠という障害」に悩む女性も減っている。 この問題の結論は「少子化」になってしまうのだろうか? 夜ドラマの方の「VRおじさんの初恋」も最終話まで一気に視聴。 末期がんの老人が抱えていた娘との確執の問題が、えらく簡単に解決してしまった。 (まあ、これはこのドラマの中心ではなかったからね) 長年の問題が解決され、老人は穏やかに息を引き取る。 そして現実世界において主人公の周囲にいた他の人間たちも(主人公自身を含めて)先の見えない未来にチャレンジするために安定を 捨てていく。 現実世界は「終焉」あるいは「転換」を迎え、続いていくのはむしろ不安定に見えたVR世界の方……という終わり方だった。 (私は原作は読んだことがないのだが、原作者がネットに書いていたものを読む限り、どうやら違う展開の話だったっぽい) 夜。 佐藤編集長から電話があって「やきとり弁当持って行く」とのこと。 夕食にありがたく頂く。 「とえいろ」という店で買ったのだそうで「540円の弁当が30%引きで売っていた」のだとか。 この「とえいろ」というのは、都営交通(地下鉄とかバスとか路面電車とか)沿線の店の商品を1箇所に集めて売っている店らしく、 店舗は市ヶ谷にあるのだとか。 佐藤編集長の印象では、商品は総じて「おしゃれで高い」のだそうだ。 まあ確かに私が財布から金を出すとしたら、30%引のこういう弁当ぐらいかな? 30%引になっているぐらいなので飯は冷え切って固くなっていたが、味は悪くなかった。 明日はSF大会の会議だが、Zoomで参加する予定。 そしてワークショップ。 ちょっと忙しいな。 寝る。
2024年5月23日(木)
どうも本調子ではないな。 変な眠気がある。 作業が捗らず、気がつけば午後の1時半。 シャキッと体が動かないのだ。 そんなわけで、午後ものろのろとルーティンワークをこなす。 夕食は煮魚。 2号くんと食事をしながら、なんとなく『B.B.Joker』(にざ:原作 かな:漫画 白泉社)の話をする。 「あのコンビは、原作担当のにざ(一條マサヒデ)と漫画担当のかな(まさやようこ)との不仲をネタにしていたが、にざが、あまり にも締切を守らなかったので、実はネタではなく本当に仲が悪かったのだ」 と、2号くん。 (ホントか?) 夜。 ネットで話題になっていたドラマ「イシナガキクエを探しています」を第1話〜3話までTverで視聴。 ミステリーらしい。 3話までが「問題編」で「解決編」である第4話はネットのみで公開される予定らしい。 ストーリーとしては、テレビ番組の企画で、ある老人が50年以上も探し続けているイシナガキクエという女性の公開捜索を行うこと になるのだが……という話っぽい。 とりあえず、観てみた。 第1話: 米原実次という老人の依頼により番組がイシナガキクエの捜索を開始。 しかし米原は2024年2月に番組の放映を待たずに死亡してしまう。 残されたのは米原から渡されたイシナガキクエだという不鮮明な写真。 そして番組公開後、視聴者から「米原が死亡したのち、夜中に彼の自宅に出入りしている謎の人たち」の動画が送られて来る。 第2話: 心霊系YouTuberのキラフという人物から、2024年2月9日に廃屋の撮影を行った際にその家の中でイシナガキクエに似た人物が 写った不鮮明な写真を発見したという情報が寄せられる。 写真は40枚程度あり、そのうち35枚には番号が振られていた。 また、上田怜歩那という中学生からは、2024年5月6日に池で拾ったビデオカメラに残されていたという映像が送られて来る。 その映像には水底に沈んでいる人型の物体にイシナガキクエに似た人物の写真が縛り付けられている様子が映っていた。 第3話: 視聴者からの情報により、米原実次は1987年にもローカル局の生放送番組にイシナガキクエの捜索を依頼していたことが分かる。 その番組中、米原は「何体も処理している35体も」「見つからないのが一番良い」「キクエがこの世にいない事を確認して欲しくて ここに来た」と、謎の発言をしていた。 また「キクエを見つけたらここに連絡してくれ」とカメラに向けて住所と電話番号を提示していた。 番組スタッフが、2024年5月12日にその住所を訪ねてみると、そこには稲垣一義という男性が住んでいた。 稲垣の母親である乙はすでに死亡していたが、彼女は生前は占いやお祓いの仕事をしており、残された留守番電話の録音テープを調べ ると1990年に米原から「1体見つけたので処置をお願いしたい」「今回も代理人をこちらで用意する」というメッセージが入って いたことが分かる。 番組は「米原実次が2024年2月12日に自宅近くの畑で焼死体で見つかった」というニュース映像で幕を閉じる。 「さて、事件の真相は?」というわけで、誰かが嘘をついているのだろうが……。 まず、番組スタッフは「米原実次が2024年2月12日に自宅近くの畑で焼死体で見つかった」という事実を最後まで隠していた。 米原実次は「何体も処理している35体も」「見つからないのが一番良い」「キクエがこの世にいない事を確認して欲しくてここに来 た」「1体見つけたので処置をお願いしたい」「今回も代理人をこちらで用意する」と、怪しい発言が多過ぎ。 YouTuberのキラフが見つけた写真のうち「35枚だけ番号が振られていた」というのも気になる。 上田怜歩那が見つけたビデオカメラの映像に映った人型の物体は、どなたかのご遺体かな? ちょっと面白い趣向だなと思った。 解答変が出る前に、ちょっと「真相」を考えてみようか。 米原から渡されたイシナガキクエの写真が、あまりにも不鮮明過ぎたので、実はこれは心霊写真だったとか? 米原が依頼の電話をかけた稲垣乙は、お祓いの仕事をしていたわけだしね。 そうなると水底に沈んでいる人型の物体はご遺体ではなく霊を封じる何かか? こういうの、結構、好きだったりする。 ……寝よう。
2024年5月22日(水)
朝。 なんとなくだるい。 先週の金曜日からどうも本調子じゃないのは、たぶん食事を少しセーブしているから。(憩室炎をやっちゃったので) ヨーグルトやおじやばかりだと、やっぱり調子は出ないよな。 (でも体重が減らないのはなぜだ?) そんなわけで、たらたらとルーティンワーク。 午後。 時間が空いたので「RoOT/ルート」視聴。 前回で行方不明だった女子高生の死亡が確認されて殺人と判明し、今回はヒロインの過去話。 【以下ネタバレ】 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 家庭の事情でスポーツ推薦を取れないと大学進学が難しい状態だったヒロイン。 しかし最後のインターハイで、得意種目の枠を仲が良かった後輩の1年生に取られてしまう。 思わずその1年生を階段から突き落とし学校を停学になってしまったヒロインだったが、後輩との友情はその後も続いて……。 後輩(つまり今回の事件の被害者)が、あまりにも「いい子」過ぎて不自然さを感じた。 これってもしかして伏線なのか? 夕方。 2号くんが来る。 X(旧Twitter)で連載している「ちいかわ」に新しい展開があったというので見てみる。 デビュー曲が大ヒットを飛ばしたグループ「パジャマパーティーズ」。 しかし2曲目の人気はイマイチ。 コピーバンドが自分たちのヒット曲を歌ってウケているのを見て複雑な気分になった作曲担当は、思い切ってこれまでのイメージとは 違う曲を発表してみるが、客をドン引きさせてしまい……という話だった。 (どう考えても子供向けの内容ではないな) 夜。 21時前にちょっと横になり、23時過ぎに目を覚ました。 いつのタイミングで眠りに落ちたのか、まったく記憶がない。 やっぱり少し体が弱っているな。 明日以降、普通の食事に戻そう。 寝る。
2024年5月21日(火)
朝。 都立大塚病院へ。 朝の丸の内線は混雑を避けるため駅員が乗車列の整理を行なっている。 それでも最後は人を押し込むように乗ろうとする人で、なかなかドアが閉まらなかったりする。 まあ、利用者が多い路線だからしょうがない。 病院到着。 入り口の守衛に聞いて機械で受診を申し込み、また別の人に聞いて検査室へ向かい、そこでも人に聞いて整理番号を手に入れる。 これ、システムに慣れていない人だと受診まで辿り着けない危険性があるんじゃ……? 採血して、今度は別の階の診察室へ。 これも廊下を歩く職員らしき人に道を聞いて、整理番号を貰って……という形。 呼び出しの番号順も仕組みがわからなくて(私は整理番号1番だったが、先に受診したのは2番の人だった)どのぐらい待てば良いの かが分からない。 待合室でKindleを広げようとしたらバッテリー切れ。 そして予備のバッテリーは持っていたのに接続ケーブルを忘れて来たというポカをやってしまっていた。 30分以上、やることもなく待ってようやく受診。 まったく異常が見られなかったので、即終了。 「念の為、2週間ぐらいしたら近所の病院を受診してくれ」 と言われて紹介状を渡された。 帰宅。 午後。 1号くんと近所で昼食。 さすがにお腹を労って、うどん屋に入る。 「イランの大統領と外務大臣が同じ飛行機に乗っていて墜落事故で両方とも死亡したそうだが、別々の飛行機に乗るべきだった」 という話をしたら、 「シン・ゴジラ」 と答えられた。 (フィクションと同じことをリアルでやっちゃったか……) 夜。 今日はずっと待合室で座って待っていただけなのに、妙な疲労感がある。 そして疲れているはずなのに眠れない。 とりあえず布団に入ってみる。
2024年5月20日(月)
朝。 海外からの大ニュース。 イランのライシ大統領が搭乗していたヘリコプターが墜落。 (うわあ……!) 昼。 いろいろと一段落したので昨日の大河ドラマ「光る君へ」を視聴。 今回はいよいよ長徳の変の本番。 長徳の変を簡単に言うと「長徳2年(996)」に起きた、藤原道長が権力を掌握するきっかけとなった事件」。 そもそもは、である。 もともと結構お好きな方であられたのに19歳の若さで騙し討ちのように出家させられてしまった花山上皇。 しかしまだまだ何かとお元気な20代、坊さんのくせについ女の子のところへ通うようになってしまう。 まずかったのは、この女の子には同居している姉がいて、彼女の元には藤原伊周(ふじわらのこれちか)という別の男が通っていたと いうこと。 そそっかしい伊周は、門の前に停まる牛車を見て自分の彼女が誰か他の男と浮気をしていると勘違い。 そして伊周の弟である藤原隆家がまた無駄に血気盛んなあんちゃんだった。 「アニキ、その浮気相手をびびらしてやりましょうぜ」というわけで、牛車に向かって矢を射かけてしまう。 直後に牛車に乗ろうとしていたのが花山上皇(皇族である)だと分かって、さあ大変……というところまでが前回の話。 たぶん視聴者に分かりやすくするためだろう、史実ではその場にいなかったはずの藤原斉信(ふじわらのただのぶ)が花山院のことを 「いーん、いーん」と呼んで大騒ぎするというシーンになっていた。 注目ポイントは、この時、花山上皇が「朕はここへ来てはおらぬ」と言って事件を無かったことにしようとしたところ。 坊さんだもんね、女の子とのアレな関係は、世間に知られるとちょっとまずいよな。 ところがそうは行かせなかったのが、出世大好き斉信くん。 さっそく藤原道長の元へと御注進に走った。 ここで一旦、人間関係の整理。 藤原伊周は関白であった藤原道隆の長男。 道隆が亡くなった時、普通だったら長男である彼が後を継いだはずだったのだが、まだ年が若すぎるという理由で次の関白は道隆の弟 である藤原道兼になった。 そしてこの道兼が関白になってわずか10日で死ぬと、そのまま流れでさらに弟の道長が「内覧」という役職ながら、実質関白と同じ レベルの権力者になってしまった。 当然、これが気に入らないのが伊周くん、何かと道長と衝突していたわけである。 で、もちろんそれを知らないわけがない斉信くんが大喜びで伊周の「やらかし」を道長に知らせに行ったというのが今回のドラマでの 展開である。 ちなみに、文書に残された記録では、検非違使別当(いまの警視総監みたいな立場の人)であった藤原実資(ふじわらのさねすけ)が 事件の第一報を知らされたのが道長からであったということしか分かっておらず、なんで道長が事件を知ったのかについては書かれた ものが見つかっていないのであるが「事件を真っ先に知ることのできる立場にあってかつ道長に御注進に行きそうな奴」と言ったら、 そりゃ斉信だよね、というところで大方の意見が一致しているようである。 ところで主役である紫式部、今回は木の枝を両手に持って清少納言と一緒に植え込みに隠れたまま、屋敷に上がり込む検非違使の姿に 我を失い髪を切り落とす中宮定子を眺めていた (時代考証の倉本一宏先生、もしかして大爆笑中か?) ここ「定子落飾」と言って、結構シリアスな場面のはずなんだけどなあ。 午後。 海外からのニュース。 イランの飛行機墜落事故に関する続報。 大統領を含む全員が死亡とのことで、一緒に乗っていた外務大臣も亡くなってしまったらしい。 合掌。 夜。 明日は午前中に予定があるので0時前に寝ることにする。
2024年5月19日(日)
朝食。 玉子入りおじや。 かなり調子はいい。 今日は流通センターで文学フリマがあるので出かける。 山手線で浜松町へ。 会場は駅前なのでさすがに道に迷うことはないだろうと思っていたのだが、浜松町駅で山手線から東京モノレールに乗り換えるときに 迷った。 突然、自分の進んでいる方向に自信を失って引き返そうとして迷う。 方向音痴あるある。 10時半に会場に到着して11時の受付開始と同時に一般入場の当日券を買い、近くにいたスタッフにそれを提示しながら会場の場所 を聞いたら「建物の裏側です」と教えられ、言われた通りに歩いて行くと入り口が普通に開いていて、受付の列を探しつつ進んでいる うちにそのまま場内に入ってしまった。 (一般入場は12時からだと思っていたのだが、私の記憶違いかなあ???) などと思いつつ、サークル入場したはるこんスタッフと合流して販売ブースの設営を手伝う。 そのうち、ひとりが気がついて、 「なんで崎田さんのストラップ(入場の際に腕につけられるもの)の色は青(一般入場)なんですか?」 と尋ねられた。 「やっぱり一般入場は12時からですよねえ?」 と確認したらそうだと言われるが、時計はすでに12時直前。 (こういう場合はどうすれば良いのだろう?) と、考えているうちに一般入場が開始され、青いストラップの参加者が大勢入って来たので、なんとなく紛れる。 一般入場で入ったとは言え、基本的に売り子。 手に入れたのは隣のブースで頒布していた『三十年後』(星一:著 星新一:要約・解説 星マリナ:監修)と『泡沫(みなわ)の歌 森鴎外と星新一をつなぐひと』(小金井喜美子:著 星マリナ:編)の2冊のみ。 終了後、浜松町の「じぶんどき」で打ち上げ。 とは言え、私は本来、憩室炎から腹膜炎を発症して点滴に繋がれて入院しているはずの病人なので、酒はほとんど飲めない。 お猪口に2〜3杯舐めた他は、もっぱら烏龍茶を飲みつつ、つまみの刺身も数切れ、あとはきつねうどんと茶碗蒸し、里芋なんかを食 べていた。 帰りの電車で本日の戦利品を取り出して読む。 『三十年後』 大正7年(1918年)に発表された作品だが舞台となっているのは「大正37年」つまり1948年で、物語は無人島で30年間暮 らしていた男が東京に帰って来るところから始まる。 1918年の人間が描いた「30年後の未来」の世界の話だと思えばいい。 その「未来世界」で主人公が目にするのは、何十人もの人間が一度に乗れる飛行機、ビルの上から垂直に飛び立つ小型飛行機、筋肉を 増強させる筋肉薬……。 旅客機やヘリコプター、筋肉増強剤のことだと考えれば、予測はそこそこ合っている気がする。 何より普通にSF小説として面白く、帰りの一気に読み終わってしまった。 作者の星一氏は、星製薬という製薬会社の社長だった人。 「30年後の未来」では、怒りを抱くのは「病気」とみなされ、薬によって治療されるという描写が出て来る。 こうした薬によって反社会的な思想を持つ人間たちが全て「治療」されてしまう未来。 作者が製薬会社の社長で、しかもこうした治療を戦争や犯罪を防ぐ有効な手段として肯定的に描いているところが、かなり怖かった。 星一氏は1951年に急死、経営を引き継いだ星新一氏は、翌年には経営難から後にホテルニューオータニ創業者となる大谷米太郎氏 に会社を譲渡している。 経営から退いた星新一氏が、その後SF作家として活躍したのはご存知の通りである。 少し疲れたので、そろそろ寝よう。
2024年5月18日(土)
朝。 特に腹痛などはないのだが、差し当たって朝食は抜く。(一応、腸に穴が開きかけているっぽいからね) 空腹はあまりないが、食べていないのでエネルギー不足。 ゆっくりといつものルーティンワークを片付けていたら部屋が揺れ出した。 時刻:9時55分頃 震源:茨城県沖(北緯35.9度 東経141.0度) 深さ:約10km 規模:マグニチュード4.8 最大震度:震度3 茨城県:鹿嶋市 潮来市 行方市 千葉県:香取市 多古町 豊島区は震度1だった。 午前中。 休憩がてらネットで映画「大河への道」を視聴。 観に行きたかったのだがコロナで行きそびれた映画。 「大日本沿海輿地全図」を作った人物として有名な伊能忠敬ゆかりの地である千葉県香取市の市役所で、町おこし事業として伊能忠敬 を主人公に据えた大河ドラマの企画をテレビ局に売り込もうとするコメディなのだが、劇中劇としてシナリオを頼まれた脚本家が語る 江戸時代の物語が挟まる。 計画では伊能忠敬の生涯を描くドラマにするはずだったのだが、脚本家が史実を調べたところ伊能忠敬は1818年に死亡しており、 「大日本沿海輿地全図」が完成したのは1821年。 困惑する市役所の職員を前に脚本家は、伊能忠敬の死後にその事実を隠して地図の製作を続行した彼の弟子たちのドラマを語り出すの だった……。 映画のストーリー的には脚本家が語る伊能忠敬の弟子たちの物語がメインで、要するに時代劇なのである。 そしてその時代劇が、時代劇として実によく出来ている。 立ち居振る舞いがきちんとしていて「どうせフィクションなんだからいいじゃん!」みたいな最近の下手な大河ドラマを観させられて いる身としては、久しぶりに安心して楽しめた時代劇だった。 ドラマとしてフィクションなのはいいけれど時代劇で登場人物の所作までがいい加減なのは嫌なのだ。 この辺がさすがは中井貴一、和服の所作がちゃんと出来ていてほっとする。 昼。 缶詰の桃とめんつゆで遅めの昼食。 桃は小さく切って口の中ですり潰すようにして飲み込む。 特に問題はないようだ。 午後。 軽く横になるつもりが眠っしまい、目を覚ましたら夕方。 SNSを見て本日がSF大会のスタッフ会議だったのに気づく。 最後の30分だけZoom参加。 汗びっしょりになっていたので風呂に入る。 夜。 頭がぼーっとするので、たまご入りのおじやを作って口に入れる。 これで見事に復活してしまったのが恐ろしい。 物を食べないというのはつくづく体に良くないのだな。 ニュース。 昨日、JAXAが「月面天文台」なるものを月の裏側に設置して宇宙観測を行う方針であることを発表したそうだ。 機器を搭載したアンテナ付きの槍みたいなのを月の上空から落として月面にぶっ刺すらしい。 これはぜひ実現して欲しい。 ……寝よう。
2024年5月17日(金)
朝。 花粉症の薬を処方してもらいに病院へ。 受付で、 「どの先生に診て貰います?」 と、希望を聞かれ、ついでに慢性的な胃腸不良も診てもらおうかと思って「じゃあ胃腸の専門の人に」と言ったら大事になった。 腹部のCTを撮られ、憩室炎を発見したと言われて他の病院に紹介状を書くと言う。 この憩室は、5年以上前から私の腸内に存在するもの。 腸壁にできた窪みのことで、凹んだ分だけ皮が薄くなっている箇所のこと。 さらに窪んだところに内容物が入り込んで炎症を起こし、最悪、穴が開いたりすると腹膜炎を起こしてやばいことになる。 ただ、だとすると相当な腹痛があるはずなんだよね。 (自覚症状、何もなし) 「水以外のものは口にしないでください。死亡率は30%です」 とか言われたのだが、医者に「このままでは死にます」を言われるのはもう何回目だろう? とりあえず、午後、紹介状を持って別の病院へ。 さっきの病院で採血と点滴をやったのだが、この病院でも同じことをされる。 こっちの方が院内で検査ができるから結果が早く分かるというので、まあ、それは道理だと納得する。 血液検査の結果は「炎症を起こしているのが見つかった」だというのだが、私の体は目下、花粉症で炎症だらけなんだよな。 「入院して絶食で点滴を」とか言われたのだが、日曜日は文フリ。 「命か文フリかなら、文フリですね」 と言ったら「こいつはダメだ」と思われたのか「痛みもないようだし炎症も大したことはなさそうだし」で、そのまま帰ることに。 「何か食べ物で気をつけるものは?」 と聞いたら、 「刺激性のあるものを避けたらなんでもいいです」 とのこと。 「酒はやめておいた方がいいですよね?」 と、聞いたら、 「まあ、やめた方がいいですね」 と言われたので、しばらくは断酒。。°(°´o`°)°。 あと「激しい運動」も止められたが、これは最初からやる気もないことなので問題ない。 帰宅。 どうもふらつくなと思ってよく考えたら、朝からまったく食事をしていなかった。 ヨーグルトドリンクとキュウリサンドで夕食を摂って、寝る。
2024年5月16日(木)
どうも体調がイマイチ。 熱があるとかそういうことではないのだが、ともかく眠い。 午前中。 予約していたKindleの漫画が届いたので読む。 『いつか死ぬなら絵を売ってから 第3巻』 (ぱらり 秋田書店ボニータ・コミックス Kindle版) 絵の才能を見出されて画家になった主人公。 ギャラリーに絵が展示されることになり、買い手もついたと思ったのだが……。 そろそろアートの世界の嫌な感じが出て来たかな? 午後。 ……眠ってしまった! 夕方。 『赤ッ毛のいとこ』(萩尾望都 小学館文庫)。 表題作は、すでに何度も読んでいるのだが収録されている「デクノボウ」という短編が読みたくて購入した本。 創作を仕事にしている人間のあるある。 中でも頭の中に浮かんだ不安定なネーム(作品の元となるアイデアを萩尾先生はこう呼んでいる)を失わない苦労が大変。 創作をしていない人間の善意でのアドバイス「朝起きたら15分間なわとびをすると健康に良い」は、正しいのかもしれないが、顔を 洗っただけで消えてしまうようなおぼろげなアイデアが重要である漫画家には不向き。 また、これも善意で鍋にシチューを作っておいてくれる人もいるのだが、そんなものを温めたり皿に入れたりしていたら、できかけて いたネームは崩れ去ってしまう。 かくてまともな生活が送れなくなる自分自身のことを、萩尾先生は「デクノボウ」と呼んでおられるわけだが、そんな苦労をしながら 珠玉の作品を生み出してくださる先生方には敬意しか感じない。 夕食。 カレーをソースだけ食す。 要はカレー味のシチュー。 結構、美味だった。 寝る。
2024年5月15日(水)
朝。 体は疲れていないが精神的な疲労感がある。 いつものルーティンワークを済ませて昼にネットフリックスで「RoOT/ルート」を視聴。 タクシードライバー小戸川を主人公にしたアニメ「オッドタクシー」のスピンオフのミステリードラマ。 前回の終わりでついに遺体が発見され、今回はその身元が判明する話。 一方、柿花(小戸川の友人)を助けに行ったドブ(小戸川に自分の仕事の手伝いをさせようとしているやくざ)は、銃で撃たれて重傷を負う。 自分が懇意にしているモグリの医者に連れて行ってくれと頼むドブに向かって小戸川は、 「普通の病院に行って、まっとうな治療を受けろよ」と断り「お前とはここでお別れだ」と立ち去る。 「オッドタクシー」で花江夏樹がやった役を今回は篠原篤が演じているのだが、どうも貫禄が足りない。 花江夏樹の小戸川には「格上」の雰囲気があったので、 (小戸川は最初からドブのようなクズに手を貸してやるつもりはなかったんだな) と、すんなり納得できたのだが、篠原篤だとどうにも「小物感」があって、 (このお兄ちゃん、やくざにそんな口を利いちゃって大丈夫なの?) と、見ている側が落ち着かない気分になってしまうのだ。 花江夏樹の小戸川ならやくざに脅されても落ち着いた笑みを浮かべそうだが、篠原篤の小戸川だとびびって泣きべそをかきそう。 なんか早口で喋るのでアタフタした感じになっちゃうんだよね、篠原篤。 せっかく花江夏樹が小戸川の一筋縄ではいかない人物像を作り上げてくれているのだから、セリフまわしとか真似すればいいのに。 午後。 メールの返信とか、細々した仕事をしているうちに日が暮れてしまった。 夜。 アマプラで「名探偵ポワロ」視聴。 第1シーズン第3話「ジョニー・ウェイバリー誘拐事件」。 このドラマはイギリス英語のリスニング教材として良い。 Could be some band of foreigners, you know, some gang. (外国の連中かも知れない、例のあの、ギャングとか。 誘拐の予告状が届いたという話を聞いたヘイスティングス大尉のセリフがコレ。 誘拐なんて犯罪を犯す人間は自国人ではないはずだというイギリス人の思い込み? 笑えるのは、これをベルギー人であるポワロの前で話しているというところ。 「おいおい、モナミ!」と、突っ込みたくなった。(笑) ドラマの中に「神父の抜け穴」というものが出て来たが、これはイギリスでカトリックが迫害されていた(イギリス国教会はプロテス タント系のキリスト教)16世紀後半から17世紀の初頭頃にカトリック教徒が、カトリックの神父を守る目的で自分の屋敷に密かに 作ったものであるらしい。 これは知らなかった。 (イギリスでは常識なのかな?) ちょっと勉強になった。 寝る。
2024年5月14日(火)
昨夜午前3時に目が覚めてそれから眠れなくなり、軽く寝不足。 いつものルーティンワークに無駄に時間がかかって、普段なら午前中に終えているはずの作業が終わったのが午後の2時。 今日は夕方に東京芸術劇の地下で待ち合わせの予定。 午後6時の待ち合わせなので5時過ぎに着いたら、休館日だった。 (東京芸術劇場の休館日は不規則なので、私以外にも劇場の前までやって来て驚いている人が4〜5人いた) 仕方がないので待ち合わせ場所を「Patio de METRO(パティオ ドゥ メトロ)」(東京芸術劇場地下入り口前のカフェ)に変更。 店の前で待機して、やって来た人を店内に誘導する。 (コーヒー代は仕方ないので奢った) 全員が集合したところで「はなの舞」に移動して親睦会。 メンサ・テスト合格者の会のシニア会みたいなもの。 私以外は全員が70歳以上なので、61歳の私はここでは若手なのである。 ちょっと神経を使ったので疲れた。 軽めのアルコールドリンクから始めてボトルワインと日本酒を空けたところで解散。 帰宅してSF大会関連の事務作業を済ませてから、寝る。
2024年5月13日(月)
NHKの「あさイチ」で池袋の特集をやっていたのでネットで視聴。 「ガチ中華」というものを扱っていて、日本人向けに味を変えていない本格中華や、中国のいま流行りの料理を扱っていて、メニュー までがみんな中国語という中華料理店のことをそう言うのだと説明していた。 そういう店なのでお客も中国人がほとんどで、中国からの留学生に喜ばれているらしい。 グルメ関係以外の池袋名物として紹介されていたのがコスプレ事情。 ビデオで色とりどりのカツラや衣装用の特殊な生地を売る店が映ったのだが、スタジオの出演者はアナウンサー以外はお笑い芸人3人 と俳優1人というメンツ。 派手に驚きまくるアナウンサーの隣で、残りの4人は揃って「ああ知ってる」みたいな反応。 俳優に至っては「池袋は演劇の街でもあるんです」と補足説明を入れていた。(ちなみに芸人の街でもある) 舞台で仕事をしている彼らにとっては、たぶん紹介されたような店舗は日常的によく利用している場所で、こんなありふれたものを見 せられてどうリアクションしていいのかさっぱりわからなかったのだろう。 住む世界が違うと常識も違うのだということが見事に映像化されていて興味深かった。 午後。 SF大会関係のあれやこれや。 夜。 昨日放送された「光る君へ」をネットで視聴。 ヒロインの紫式部は相変わらず「友達の清少納言に誘われて中宮定子のところに遊びに行って、たまたまやって来た帝に政治について の意見を述べる」などという、さすがにちょっとそれは有り得ないだろうというご活躍を披露してくれた。 (もう、この人が出て来るシーンについてあれこれ考えるのはやめよう) ドラマでは紫式部の父親である藤原為時が従五位下に出世できたのは紫式部のお陰……みたいなことになっていたが、この人は非常に 優秀な学者で、東宮・師貞親王(後の花山天皇)の御読書始では副侍読を務め、その花山天皇の時代には式部丞・六位蔵人として宮中 にも出入りしていた人なわけだから、藤原道長やその周辺の人が彼を覚えていたとしてもおかしくない。 ただ、そんな脚色もしたくなるほどの事件がこのときに起きたのは事実。 一条天皇が、すでに越前守に決まっていた源国盛に無理やり辞退させて為時を越前守に就けるという異例の人事を行ったのである。 『小右記』では、その理由を当時日本と宋との間に交わされていた合意に反して宋の商人が日本にやって来てしまったので、その処理 に当たらせるのに漢学に優れた為時の能力が必要とされたからだと説明している。 余談だが、せっかくの越前守の役職を為時に取られた格好になった源国盛は、ショックで寝込んでそのまま亡くなったそうだ。 まとめると、もともと有能だった藤原為時だが家柄等が重視される当時の任官の仕組みにおいてはなかなか出世できなかった。 ところがそこにハプニングが起きて家柄より能力(この場合は語学力)を基準に越前守を選ぶことになり、為時に白羽の矢が立った。 そんな感じかな? そしてそれとは関係ないが、長徳の変が勃発する。 さて、上記にもちょっと名前が出て来た花山天皇。 この人は、もともと藤原斉信の妹であるよし子(「よし」の字は「小氏」)を妻としており、彼女の死に落ち込んでいるところをつけ 込まれて藤原道兼(道長の兄)に騙され、19歳の若さで出家する羽目になった人。 でも、19歳の若さで出家しても、煩悩がいろいろしてしまうのが男の子。 そこでこっそりよし子の妹である儼子(たけこ)の元に通うようになる。 ややこしかったのは、斉信には他にも妹(儼子から見たら姉である光子←ドラマ内での名前)がいて、儼子が姉と同居していたという こと。 この光子の元に通っていたのが、藤原伊周(ふじわらの・これちか)。 伊周は光子の屋敷の前に停まる牛車を見て、彼女が浮気をしているものと勘違い。 で、伊周から話を聞いた弟の隆家が「浮気相手を脅かしてやろう」とその牛車に向けて矢を射かけた……。 ここでドラマは「つづく」となったが、念のため登場人物を整理しておくと、 ・花山上皇(出家した元天皇、言うまでもなく皇族、儼子の恋人) ・藤原伊周(藤原道長の兄の息子で、道長のライバル、光子の夫) ・藤原隆家(伊周の弟で、上皇の牛車に矢を射かけた犯人) ・藤原斉信(藤原道長の友人で、光子と儼子の兄、世渡り上手の出世第一主義者) さあ、何が起こるか? まあ、だいたい予想通りのことが起きたわけだが、それは来週のお楽しみ。 寝る。
2024年5月12日(日)
午前中。 SF大会関係の事務作業。 午後。 SF大会関係の機材チェック。 以前これを怠ってえらい目に遭ったことがある。 現場で「機材が動きません」は、マジ恐怖。 一段落したので、ネットフリックスで、映画「ゴジラー1.0」視聴。 怪獣映画というより、元特攻兵のトラウマとの対峙を描いたドラマだった。 1945年から物語が始まっているので、ゴジラに町が破壊されるシーンが心に来る。 何しろ「焼け跡からせっかく復興しかけたところを壊される」のである。 ゴジラによる放射能汚染が強調されていて、ゴジラが核兵器を暗示しているのはよく分かったが、だとするとゴジラが出現するタイミ ングにちょっと引っ掛かるものを感じたな。 こちらはマニアックな興味で「誰が片目を失うか?」と考えながら見ていたのだが、なるほどね。 主演の神木隆之介は、相変わらず「下手というほどではない」演技。 安藤サクラが出ていた。 私の好きな女優さんのひとりで、とりあえず外国で賞を獲りたかったら、この人を出しておけば良いんじゃないかなという人。 「みんなが思い描く日本人女性」という感じの人なんだよね。 夕方。 1号くんが、あんみつと小エビとマッシュルームを持ってやって来た。 あんみつはおやつに食し、小エビとマッシュルームはアヒージョにしてフランスパンと一緒に夕食にする。 その後、2号くんも合流。 遅れた理由は「スプラトゥーン」をやっていたからだそうだ。 さあ、糖分と油をたっぷりと摂取したぞ! 寝る。
2024年5月11日(土)
今日は昼からZoomでSF大会のスタッフ会議で、夕方からZoomでワークショップの受講。 リモートでいろいろとできるようになったのは良いのだが、以前だったらどちらかを諦めていたようなスケジュールでも、両方に出席 可能になり、その分忙しくなってしまった。 そして夜は夜で、やっぱりZoomで打ち合わせ。 謎なのはZoomの打ち合わせに30分近く遅刻する人。 交通機関の遅れとかないはずなのだが、一体どういう理由なんだろう? そんなこんなで、1日ヘトヘト。 ニュースによると、太陽フレアのせいで北海道でもオーロラを見ることができたのだとか。 つまり、磁場が乱れているということだよね。 宇宙ステーションにいる人なんかに影響は出ないのだろうか? そして地球上の通信機器も大丈夫か? 夜。 ちょっと最近、不眠気味。 気がつけば今夜も午前2時を過ぎていた。 頑張って寝よう。
2024年5月10日(金)
午前中。 SF大会の打ち合わせ。 午後。 ワークショップの課題。(完成せず) 気がついたら日が暮れていて、眠いと思ったら夜中だった。 (1日が、消えた……?) とりあえず、寝る。
2024年5月9日(木)
週末はワークショップなので、さすがになんとかしないといけない。 午前中に雑用を済ませて、午後はずっと課題。 ……行き詰まる。 (ちなみに課題は「駐輪場に落ちているキュウリ」である) 行き詰まったまま、夕方。 2号くんが来たので少し駄弁る。 夜。 夕飯後も行き詰まった先の解決策が思い浮かばないので、とりあえず今夜は寝ることにする。
2024年5月8日(水)
朝。 寝坊した! 8時15分に家を出る予定だったのに、目が覚めたのが8時10分。 慌ただしく服を着替えて家を飛び出す。 通りを歩きながら、明らかにまだ寝ぼけている自覚があった。 (危険なので良い子はマネしないようにしようね) 用事は普通に滞りなく済ませて(ギリ間に合った)帰り道に近道するために東京芸術劇場の地下通路を通ったら「未来少年コナン」の ポスターが貼ってあった。 (アレを舞台化するのか? まあ「ナウシカ」を歌舞伎でやったそうだから、可能かも……) 午後。 雑用を片付けつつ、ワークショップの課題のアイデア出し。(今ごろ!) 夕方。 SNSをチェックしていたら「アップルの広告動画が炎上している」という話が流れて来た。 (どんな動画なのだろう?) と、好奇心を起こして見てみたら、楽器やレコード、カメラなどをプレス機で潰す映像を映し「これらの代わりにiPadを!」みたいな 動画だった。 最近ネットで流行りの「プレス機動画(いろいろなものをプレス機で潰してみせる動画)」を取り入れたつもりなのだろうが、こうし たレトロな道具類には思い入れを持つ人も多いので、これは確かに炎上するだろうなあ。 夜。 ちょっと気になっていたドラマ「ブラッシュアップライフ」のダイジェスト版をYouTubeで見つけたので視聴。 不慮の事故で死んだ平凡な女性が、自分が来世でオオアリクイに生まれ変わると聞き、人生をやり直すべく生まれ直すという話。 こんなに簡単に人生がやり直せるのなら、何度も「やり直し」をやっている人ばかりになって、それぞれが「己の徳を高める人生」を 目指して生きるので世の中がもっと良くなっている気もするのだが。(^^; それはそうと、これも一種の過去改変ものだと見ることができる。 若い人に流行りの「悪役令嬢もの」も異世界における過去改変だし、こういう「やり直し系」が今のトレンドなのだろうか? 寝る。
2024年5月7日(火)
朝から頭痛がする。 季節の変わり目は毎年こんな感じなので今さら驚かないが、ただ不便。 ぐったりしているうちに夕方という時間の無駄が嫌だ。 動けないので寝たまま、ドラマ「RoOT/ルート」を視聴。 「オッドタクシー」のスピンオフなので、当然、登場人物が重なる。 例えば「オッドタクシー」では花江夏樹が演じていた小戸川宏の役は篠原篤が演じている。 この篠原篤という俳優さん、小戸川を演じるには、ちょっと貫禄不足。 花江夏樹の小戸川が持っていた「こいつ、絶対に何かある」という雰囲気を上手く出せていないので「ちょっと愛想はないけれど気の いい普通のタクシー運転手さん」になってしまっている。 今回は、悪人に誘拐された友人を助け出すために、小戸川がタクシーの車内でヤクザ(ドブ)と渡り合うというシーンがあったのだが こんな小戸川が相手だったらヤクザは彼の提示した条件を飲んだりしなかったんじゃなかろうか? おまけにその後のヤクザ同志の殴り合いのシーンが無駄に長かったので、「こんな面倒なことになるのが分かっていて小戸川の条件を 飲むほどドブが小戸川に一目置いている理由」が、さらに分からなくなる。 (なんか、惜しいんだよなあ……) 決して声を荒げるわけでもないのに、ヤクザに「こいつの言うことは聞いておいた方がよさそうだ」と思わせる静かな迫力を、もっと 出して欲しかった。 2号くんが来て「世界まる見えテレビ特捜部」で工学系の先端技術の特集をやっていたと言うのでTverで視聴する。 番組スタッフが、ロボット工学に詳しくない(つまりどの辺が話のキモか分かっていない)感じがしたなあ。 バラエティの限界か。 明日は午前中に出かけなくてはならないので、風呂に入ってさっさと寝よう……と思っていたのだが、気がつけば午前2時。 これはさすがに寝ないとな……。
2024年5月6日(月)
昨夜は結局、午前3時過ぎまで眠れなかった。 原因はたぶん夕方に飲んだモンスターエナジー。 カフェイン入ドリンクがこんなに効くとは思わなかった。 そんなわけで、朝は大幅に寝坊。 午前中をほぼ寝飛ばしてしまった。 午後。 昨夜の大河ドラマ「光る君へ」視聴。 藤原道兼の七日関白の話だった。 兄である藤原道隆が病死し、やっと関白になったと思ったら7日間で自分も病死してしまった可哀想な人。 この時は都に疫病が流行り公卿だけでも8人が病没したと伝えられているが、この時の「疫病」はどうやら「はしか」のことであった らしい。 道兼が疫病で急死したことで弟である藤原道長に関白の席が回って来たわけで、道長の娘である彰子が中宮となり紫式部が彰子の女房 として仕えながら『源氏物語』を発表する歴史を生んだ。 山本弘先生の『去年はよい年になるだろう』の未来から来たアンドロイドなら疫病の流行をストップさせてしまいそうだが、そうなる と『源氏物語』が歴史から消えてしまうことになる。 過去改変ものって深く考えるといろいろと面倒臭いな。 夜。 なんだか今夜も眠れない。 考えたら、おやつにコーヒーゼリーを食べたのだった。 カフェインには気をつけよう。 ……などと言いつつ、もう午前3時。 後悔は先に立たないが、ここで過去を改変してしまうと……。
2024年5月5日(日)
明け方に変な夢を見た何かのイベントを仕切っていて、参加者を会場まで連れて行こうとしている。 あっちこっちに散らばっている人たちを探し出して、来てくれるようにお願いして、全員を集め、さあ会場であるすぐそこのよく知っ ているはずの店に行こうとしたらなぜか道に迷ってしまい……というところで目を覚ました。 妙にリアルな感覚だけが残る変な夢だった。 今日は夕方からSF乱学講座の読書会。 行きの電車の中で読み、会場のロビーで最後まで。 ロビーに自販機が置いてあったのでモンスターエナジーを買って飲む。 生まれて初めて飲んだモンスターエナジーは、あまり美味しくはなく、 (これなら同じ自販機にあったオロナミンCの方がよかったかも……) と、少し後悔。 読書会が始まる前に知人から預かった同人誌を頒布する。 『古白抄』、正岡子規の従兄弟である藤野古白という人の生涯を描いた伝記漫画。 マイナーな人物の伝記だが、そういうのが好きな乱学講座メンバーには人気があるようだ。 さて、読書会。 課題図書は『去年はよい年になるだろう』(山本弘 PHP研究所)。 これは山本弘先生が「自伝」のつもりで書いたSF小説なのだそうだ。 そう言われてみると、いじめに遭っていたという子供時代、妻との出会い、結婚、子供の誕生という山本先生の人生の話が物語の中に 散りばめられるような形で記述されている。 もうひとつ注目すべき点はこの作品がジャック・ウィリアムスンの『ヒューマノイド』を参考に書かれているということ。 あの作品のどうにも釈然としない結末への、山本先生なりの解答ということか? そして興味深いのは、当時の山本先生自身が心に抱いていた「恐怖」。 「未来人がやって来て歴史を改変する」というストーリー上で生じる、さまざまなパラレルワールド。 それらのワールドにおいて、統合失調症を発症する山本先生、トンデモさんと成り果てる山本先生、力を持ったアンドロイドの言いな りになるばかりかそいつらを心の底から称賛するようになる山本先生、そして浮気によって妻を裏切り家庭を崩壊させる山本先生……。 山本先生自身が自分が「絶対になりたくない自分」になってしまうという恐怖が描かれているのである。 作者である山本弘先生の人となりについての考察が興味深かった。 山本先生は「と学会」をはじめとする「知的SFオタク」に囲まれて生活していた。 こうした集団では、例えば「この作品のこの部分は理屈の上では間違っている」を追求すると同時に「作品として面白い」も肯定する という姿勢が当たり前のように共有されている。 「間違った部分がある」と「作品として面白い」は両立するのである。 これは人間に関しても言えていて「この人はこういう問題がある」と「自分たちにとってはこのように有益な面を持っている」が両立 するわけである。 ところが、こうした集団の外の人、特に「ネット民」は単純な二極化が好きなので「この作品には問題がある」は、「作品の否定」で あり「問題のある人物だが有益な面も持っている」は「問題行動の肯定」だと捉えられてしまい、その結果「山本弘は、他人の作品の アラ探しをして否定しまくるクセに相手が身内だと問題行動すら肯定するダブルスタンダードな奴」という誤解を受けてしまう……。 これは興味深い考察だなと思った。 私の目から見た山本先生は「真面目で理性的であろうとしつつ内面はウエットでトラブルが起こるとまず自分を責めるタイプ」という 気の毒なぐらい生きづらそうな人だったなあ。 改めてご冥福をお祈りしたい。 帰り道。 新宿の松屋で同じ読書会の参加者と食事をして帰宅。 寝る。
2024年5月4日(土)
今日は「みどりの日」。 2007年に、それまで「みどりの日」だった4月29日を「昭和の日」にしたために5月4日に移動した記念日。 2006年までは、5月3日の「憲法記念日」と5月5日の「こどもの日」の間を埋めて連休にするために存在した「国民の休日」と いう謎の祝日だったんだよな。 あんまり意味のなさそうな祝日なので、この日にちなんで何かをしようとか考えようみたいな意欲が湧かない。 明日は山本弘先生追悼読書会なので課題図書である『去年はいい年になるだろう』(山本弘 PHP研究所)を読み返し始めたのだが 作中の「(作者である)山本弘」が61歳で統合失調症を発症し、小説が書けなくなったことに苦悩した末に2021年に自殺したと いう記述(62ページ)に、なんだか先が読めなくなる。 もちろんこれは小説で、書かれていることはフィクションなのだが、現実世界での山本先生は2018年に62歳で脳梗塞を発症して 小説が書けなくなり、2020年に自殺未遂事件を起こしている。 『去年はいい年になるだろう』は、月刊文庫『文蔵』の2008年8月号〜2009年9月号に連載された作品で、加筆・修正された 単行本は2010年4月発行。 この作品を書いていた時、山本先生はそんな自分の「未来」を知る由もなかったのだ。 (本文417ページによると、物語中での「今」は、2004年6月10日) 2010年の私はこの本を初版で買って、すぐに読み、 「現実には本に書かれているような大災害が起きなくてよかったなあ」 などと、悲惨なフィクションならではの「現実の幸せを再認識するという幸せな読後感」を楽しんだものだったのだが……。 2011年の東日本大震災とか、2019年から本格化したコロナ禍とか、2022年から続くウクライナの戦争とか、2023年に 起きたハマス・イスラエル戦争とか、作品が発表されたのちに起こったひっちゃかめっちゃかな状況に、現実に戻って来てもぜんぜん 心が安まらないのだ。 「フィクションという心の薬」について、改めて深く考えてしまった。 寝る。
2024年5月3日(金)
明け方、寒くて目が覚める。 起きて朝食。 今日は病院に行こうと思っていたのだが、よく考えたら祝日だった。 憲法記念日。 NHKの朝の連続テレビ小説「虎に翼」は、人権を蹂躙するような取り調べでやってもいない罪を自白させられたヒロインの父親が、 無事に無罪を勝ち取る話。 記念日に合わせたか? 午前中。 花粉症の薬は、幸いまだ残りがあるので飲む。 アレルギー体質じゃない人が羨ましい。 午後。 ワークショップの課題をやろうとするも、進まず。 3時。 コンビニで買ったケーキを食す。 動かずに、カロリーの高いものだけ食べる生活。 明らかに健康に良くない。 夕方。 ネットで見かけたニュース。 大阪市にある北野病院などの研究チームが「歯生え薬」の治験を今年9月から開始すると発表。 人間の歯の根元には「次の歯を作る芽」というものがある。 にも関わらず永久歯以降は歯が生えて来ないのは、「USAG-1」というタンパク質がこの「次の歯を作る芽」の成長を阻害する仕組み があるから。 従って「USAG-1」の働きをブロックすれば、例えば先天性無歯症の患者でも歯が生えてくる。 さらに将来的には虫歯やケガなどで永久歯を失った人でも、同じ理屈で「第3の歯」を生やすことも可能かも知れない。 ……という話。 実現したら、歯科治療を根本的に変えてしまう技術じゃなかろうか? 夜。 花粉のせいで体の中で炎症が起きているのか、微熱があって全身がだるい。 (連休明けに医者に行こう) 寝る。
2024年5月2日(木)
病み上がり。 熱はないのだが本調子ではない。 午後。 ワークショップの課題に手をつける……。 夕方。 半日かけた挙句に話の方向性を見失ってしまった。 (続きはまた今度) 夜。 「終末トレインどこへ行く?」第4話視聴。 文明が崩壊し、地上にモンスターがはびこっている世界でどうやらまだ文明が残っているらしい池袋を目指して西武線の線路を東へと 向かう少女たちの話。 今回は、奇怪なキノコの影響で脳に異常をきたした仲間を救うために稲荷山公園駅に辿り着いた少女たちが軍隊の攻撃を受けて捕えら れるという話だった。 西武線も練馬から先だとよく知らない場所が多いのだが、稲荷山公園駅が航空自衛隊入間基地の最寄駅だということぐらいは知ってい る。 (つまりアレは、入間基地の自衛隊か?) 次回の展開を楽しみにしつつ、寝る。
2024年5月1日(水)
昨日に引き続き、頭痛がして体がだるい。 季節の変わり目。 毎年のことだからしょうがない。 午後。 「RoOT/ルート」(第5話)視聴。 今井(宝くじで10億円を当てたキャバクラのボーイ)は、このドラマの主人公である私立探偵の力を借りて恩人(?)である小戸川 を見つけて彼が運転するタクシーに乗車、お礼にと彼を自分の務めるキャバクラに連れて行って奢りでサービスしようとする。 原作である「オッドタクシー」をすでに見た者なら、今井が都内を走る無数のタクシーの中からピンポイントで小戸川の車を見つける ことができた理由を知ることができるという仕掛けになっているわけだ。 (これ、原作と並行して見た方が楽しめるのかな?) 夕方。 自分の作品を書かないとな……とワープロソフトを立ち上げるが、場面を繋ぎ合わせるうちに、主人公の感情の流れがギクシャクして しまって気持ちが上手く流れなくなったので、中断。 夜。 脳みそを空っぽにしたくて、異世界転生ものアニメを一気見。 タイトルは「外科医エリーゼ」。 天才外科医が異世界に転生する話なのだが、転生先の異世界の医療技術が主人公に都合の良い形で遅れていたり現代の日本と同じだっ たりする。 (うーむ???) 寝る。2024年4月分へ 目次へ
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