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独 り 言 (2024年3月分)
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2024年3月31日(日)
午前中。
出かけようとしたら、コートがいらない陽気。
むしろ暑い。

今日はいろいろと忙しい日。
東京芸術劇場に行って支払いを済ませ、1時からZoomでSF大会の会議に出席。
そして3時からはメンサ・テスト合格者の会の月例会(実際にはこっちも1時からなのだが、時間に大らかなひとばかりなので)。

Zoomで診察室から参加している現役の鍼灸師さんに鍼灸による感染症の治療について質問してみた。
「鍼の効果で体をリラックスさせることで免疫力を高めるとか?」
と聞いてみたのだが、西洋医学の関係者は東洋医学の治療に興味を持つ人が少ないようで、私が期待したような研究論文は見当たらな
いとのこと。
残念!

ただ興味深い話も聞けて、鍼灸の「鍼」と言うと、一般に「針」の形をしたものが想像されるが、「鍼」には「医刀」のようなものも
含まれ、鍼灸の流派によってはそっちの「鍼」を主に使うところもあるのだそうだ。
そうなると困るのが日本の医師法との兼ね合い。

現在の日本では「刃物で人体を傷つける行為」が認められているのは西洋医学の医師のみ。
そうなると鍼灸師は「刃物状の鍼」を使用した「鍼治療」は出来ないことになってしまう。
それでは困るということで「刃物状の鍼」の使用を認めてもらおうと、そういう「鍼」による治療を行う流派の人たちが頑張っている
のだそうな。
(なるほど)

終了後、懇親会。
池袋の「西口(北)」つまり昔の「北口」に、また新しく中華食材スーパーが出来て、そこで「竜眼」というちょっと珍しいフルーツ
を売っているというので、帰りに寄る。
場所はなんと、昔の「天狗池袋北口店」だった。

店内は表示がみんな中国語という明らかな中国人向けのスーパーマーケット。
昔はこの辺りも中華の食料品店は個人商店が1軒ぐらいしかなかったのだが、やがてその向かいに1軒スーパーができ、そしてこの店
と、狭い範囲にこれで3軒も出来たことになる。
これでちゃんと商売が成立しているということは、池袋は中国人が多いのだろうね。

「竜眼」を買って帰宅。
初めて食べるフルーツだが、見た目は小粒のジャガイモみたいな地味な外見。
直径2センチぐらいの丸いジャガイモを想像して欲しい。

この地味な皮をライチのようにつるんと剥くと、やっぱりライチのような半透明のやわらかい果肉が現れる。
果肉を通して中心にある黒くて丸い大きな種が見えるところは確かに眼球を連想させる。
「竜眼」という名前の由来が推測できるな。

ちなみに実は酸味のない甘い味。
美味しいかどうかは、好みによると思う。
ネットの情報では、食べると疲労とか不眠とか、産後の肥立ちや健忘症等に効果があるという話もあるそうだが、あくまでフルーツで
あって薬じゃないからね。

風呂に入って、寝る。

2024年3月30日(土)
朝。
熱は無し。
とりあえず、薬は飲む。

咽が変なのはたぶん花粉だと思う。
雨上がりの花粉はかなりやっかい。

午前中。
X(旧Twitter)のトレンドに「ガス爆発」という物騒な言葉が上がっていたので見てみたら、大阪の万博予定地で工事中にガス爆発が
起きたのだそうだ。
幸い怪我人は出なかったそうだが原因は工具の火花からの引火で、問題はその引火したガスというのが地中から発生してそこに溜まっ
ていたものであったらしいということ。

会場予定地は、元々がゴミの埋立地なのでメタンガスが発生しやすいのだそうだ。
そんな場所に大勢の人を集めて安全面は大丈夫なのだろうか?

昼食。
そうめん。
なんか、今日は少し暑いような???

午後。
「ブギウギ」の最終話まで視聴。
年齢的にブギを歌うには肉体がついていかなくなったと感じたヒロインは歌手を引退することに。
最後にお別れコンサートを開いて華々しく舞台を去り、その後も平和な日常を楽しむのだった。
メデタシメデタシという終わり方。
朝の連続テレビ小説らしいラストだった。

夕方。
2号くんが来る。
盛大にくしゃみをしていたので花粉症の薬を服用するように勧めてみる。


夜。
松山に「取材旅行」に行っていた1号くんからLINE。
無事に東京に帰って来られるのか?
(池袋に着くのは日付が変わる頃になるのかなあ……)

寝る。

2024年3月29日(金)
朝。
朝食を食べてから病院へ。
7時頃には小雨だったのだが、家を出た時は大雨。
風も強いので傘を差していても病院に着くまでに少し濡れてしまった。

9時少し前に着いたのだが天気が悪いせいか待合室もガラ空きで、すぐに名前を呼ばれた。
診察と血液検査。
薬を処方して貰って薬局へ。
ドトールでサンドイッチを買って帰宅。

雨の中を歩いて、却って疲れてしまったかな?
薬を飲んで、少し休む。

夜。
1号くんの乗る予定だった飛行機は予定通り飛びそうだということだが、スト中止の理由が「双方が折り合いをつけて」という形では
なかった風なのが気になる。
外野から見ていても経営陣と現場との亀裂がますます広がったような感じがする。

この航空会社、大丈夫かなあ?
いつか何か大きな問題が起きそうで、正直ちょっと乗るのが嫌な気がしてしまう。

夕食後。
体のだるさがピークになって来た。
まだ9時だが寝ることにする。

2024年3月28日(木)
体調不良。
風邪なのか気圧の関係なのか季節の変わり目だからなのか、朝から不調で起きるのがだるい。

昼ぐらいにようやく起き上がって、血行を良くするために風呂に入る。
やや回復?

午後。
本を読んで、あとはYouTubeの歴史解説動画を視聴。
(こういうのって、どこまで信用できるのかなあ???)

夕方。
目下、国内旅行中(取材旅行?)の1号くんよりLINE。
帰りのチケットを予約していた航空会社がストライキを予定しているというニュースが流れているそうな。
(「ジェットスター」か……)

格安航空会社が乗務員の給料をケチッたら一部の社員にストライキを起こされ、会社側がそのストライキの首謀者を解雇処分にしたと
ころ、今度は全社員がストライキを起こす流れになってしまったらしい。
(これは会社側の対応ミスだったと思うな)

さて、1号くんは無事に東京に帰って来られるのだろうか?
(当人は開き直っているのか何だか、それなりに観光も楽しんでいるっぽいが)

夕食はうどん。
明日は病院に行ってみよう。

寝る。

2024年3月27日(水)
朝。
ニュースによると、アメリカのメリーランド州ボルティモアで橋脚に大型コンテナ船が衝突して橋が崩落したことで、ボルティモア港
が使えなくなっているらしい。

事故が起きたのは、日本時間で26日の14時30分。
「橋脚に大型船が衝突して橋が崩落」というニュースは、事故の動画と共にネットに流れて来ていたので知っていたが、アメリカ最大
の自動車輸送拠点であるボルティモア港が閉鎖されたことで、自動車業界は大騒ぎになっているっぽい。

輸出した日本車をアメリカ国内に運び入れるための港が閉鎖されてしまったわけだから、日本の自動車メーカーは真っ青だろう。
ニュースによると、事態が落ち着くまでには2週間ほどかかるだろうということなのだが、たぶんそれなりの損害は出るのだろうな。

ニュースの第一報を目にした時には、
(海外の事故か。死傷者とか出ないといいな)
ぐらいに眺めていたのだが、考えて見ればアメリカの港近くで事故が起きれば、日本も他人事じゃないのだよな。

昼。
昨夜、風呂に入りそびれたので入浴。
体を温める。

午後。
NHKプラスで「NHKスペシャル 古代史ミステリー 第2集 ヤマト王権 空白の世紀」視聴。
「倭の五王」を扱うというので見たのだが、五王のうち最後の王である「倭王武」、つまりワカタケル大王こと雄略天皇の時代に日本
が百済での戦争のために馬を輸入し、軍馬として飼育したという話が出て来た。

【無用の知識】
 倭の五王
 中国南朝の宋の正史『宋書』に記録されている5代に渡る倭国の王「讃」「珍」「済」「興」「武」の5人のこと
 西暦5世紀頃に倭国から宋に使者を送ったとされている。

百済での戦争というのが何なのかと言うと……
5世紀初頭の朝鮮半島で、南下して来た高句麗に攻め込まれた百済が窮地に陥ったらしい。
そこで百済は同盟国である、海の向こうの倭国に援軍を求め、倭国もこれに応じることとなる。

百済は当時、倭国にとって重要であった「鉄」の輸入先。
これを高句麗に取られてしまうと困るという事情があったのである。

しかし倭国は高句麗の騎馬軍団の前にボロ負けしてしまう。
そこで後ろ盾を求めて宋に使者を送り、このことが『宋書』に記録されたのではないかということだ。

当時宋は、自国の北側にある北魏と揉めていて、その北魏の東側にあったのが高句麗。
北魏と高句麗が手を結ぶと宋にとっても具合が悪い。
そんなわけで宋は「倭国が朝鮮半島諸国の中心となって高句麗に攻められている百済を支援する」という提案を了承したのではないか
という話。

このとき、宋に使者を送ったのが『宋書』の記録では「讃」という名の王。
「讃」は、日本の「応神天皇」ではないかとされている。(諸説あり)

余談になるが、百済における倭国と高句麗の戦闘を裏付ける物証のひとつに、韓国で発見された複数の「古墳」がある。
副葬品等から、どうやら埋葬されていたのは倭人であるらしい。
つまり「古墳を作って埋葬するような身分の倭人が朝鮮半島で何人も亡くなっていた」ということになるわけだ。

この戦争の間、倭国から宋には頻繁に使者が送られており、だから5代に渡る日本の「王」(たぶん天皇のこと)の名前が『宋書』に
記録されていたのだろうと思われる。

さて、いよいよ「倭の五王」最後のひとり、「倭王武」登場。
最初に「倭王讃」の軍勢が高句麗にボロ負けしてから70年ぐらい経っていた。

「倭王武」は、軍馬の飼育や調教に成功するとともに、量産型の甲冑の開発に成功するなどして高句麗に一矢報いることに成功。
……と、番組では言っていたが、この戦争、やっぱり全体的には倭国が負けていたと思う。

そして……
僕らの好きな「浦島太郎」のモデルである「水の江の浦嶼子」が竜宮城ならぬ天上仙家に行ったとされるのは、この「倭王武」つまり
雄略天皇の時代(『古事談』によると雄略天皇22年)。
あの物語が、日本が国際戦争をやっている時代の出来事だったというのは興味深いよね。

夜。
体調がイマイチ。
花粉のせいか、くしゃみが酷い。

薬を飲んで早めに寝よう。

2024年3月26日(火)
今朝も雨。
新宿駅から地下道を通って出勤。

今日は最終日。
仕事は主にチェック作業で、午前中に終わってしまったので帰宅して昼食用に買ったコンビニおにぎりを自宅で食べる。

午後。
NHKプラスで今週の「光る君へ」視聴。
姫君の部屋の御簾がちゃんと下されていてほっとしたのも束の間、紫式部と藤原道長がトレンディドラマを始めた。
一旦動画を止めて呼吸を整える。
(何を見せられているんだ、私は?)
ようやくその場面が終わり一息つけるかと思ったら、今度は左大臣源雅信の娘(倫子)が藤原道長を押し倒す……

フィクションなのだから別に時代考証ガチガチのものを作れと言いたいわけじゃないのだが、こっちは大河ドラマを見たいのだ。
フランス料理のレストランに行って「形式にこだわらない新しいフランス料理」だと言われて出されたものがサンマの塩焼きと味噌汁
だったら「違うだろ!」と思うだろう。

『小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 』(藤原実資:著 倉本一宏:編 角川ソフィア文庫 Kindle版)を読んで、心を
沈める。
しかし倉本先生、「光る君へ」の時代考証を担当されておられるのだよな。
なんか、気の毒になって来た。

夜。
1号くんが来る。
明日から取材旅行(?)らしい。
「現地ではフォロワーさんが車を出してくれることになってる」のだそうだ。

ちなみにこの場合の「フォロワーさん」とは「follower(信奉者)」のことで、昔で言う「ファン」みたいなものらしい。
(同ヲタはいいなあ……)

疲れたので、今夜はもう寝る。

2024年3月25日(月)
雨。
傘を差して出勤。
通勤のお供は今日も『小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 』(藤原実資:著 倉本 一宏:編 角川ソフィア文庫 
Kindle版)。
面白いのだが、コレを読んでからNHKの「光る君へ」を観ると、なんかガッカリするのだよね。

通常通り、定時まで仕事をして帰宅する。
帰り道では雨は止んでいた。

日経夕刊。
中国の飲料水メーカー「農夫山泉」のペットボトル入りのお茶のパッケージが中国国内で批判を浴びているという記事。

このお茶の名前、日経の記事では「茶II」と書かれていたが、ネットで調べたら「茶π」とか「茶Π」になっていた。
要するに2本の棒があってその上の方が微妙にくっついているような字。

その2本の棒の間を飛ぶ鳥の絵が描かれているのだが、これが「鳥居」に見えるのだそうだ。
そう言われて見ればまあ、そう見えなくもない、かな?。
でも、それを言ったら「凡」という字だって「神社の鳥居」に見えると言われたら見えてしまう。

そして「茶」の文字の方は「靖国神社の拝殿」に見えるのだとか。
思わず「靖国神社の拝殿」を画像検索してしまったが、
(そうかあ?)
さすがに「茶」という字は「茶」という字にしか見えなかったぞ。

記事によると〈江蘇省のセブンイレブン2店舗は農夫山泉の商品を撤去したとも報じられた〉そうだが〈多くのコンビニやスーパーで
は該当商品を通常通り販売している〉そうである。
(そりゃ、そうだよなあ)

なんかこういう一部の連中だけが騒いで話をネットで拡散した話を大手マスコミが取り上げることで、実際には起きてもいない事件を
起こしてしまうような気がするな。

寝る。

2024年3月24日(日)
昨日パンを食べ過ぎて、朝から胃が重い。

午前中。
1週間遅れで「光る君へ」視聴。
後に中宮となる定子が登場。
藤原道長の兄・道隆の娘で、後に清少納言は彼女に女房として仕えることになる。

それはそうと、今回の紫式部。
花山天皇の出家によって役目を解かれた父に官職を与えてほしいと藤原兼家に直談判に行く。
(時代考証担当者、完全に匙を投げた?)

前回、自分と結婚するために身分を捨てようと言った藤原道長を止めた癖に、今回は「お前を妾(しょう)に迎えよう」という道長に
「北の方(正妻)じゃないと嫌」と駄々を捏ねる。
(どーせーと言うんじゃ?)

ちなみに、史実では紫式部は藤原宣孝の妻となっているが、正妻ではなく妾であったようだ。
宣孝の死後、中宮彰子に仕えるようになった紫式部が藤原道長の妾となったという説も実はあるのだが、その根拠が、道長が紫式部に
対して「すきものと名にし立てれば見る人の折らで過ぐるはあらじとぞ思ふ」というエッチな歌を詠んだりしたから。
意味は「色恋好きと有名な人を前にして手を出さずにはいられないね」。

要は「あなたは源氏物語みたいなエッチな小説を書いているエッチで有名な人だからついエッチなことをしたくなっちゃうね」と言っ
たわけである。
こんなエッチな歌を詠むような関係なら、この2人はデキていたのではないかと言う説なのだが、この歌に対する紫式部の返歌は、
「人にまだ折られぬものを誰かこのすきものぞとは口ならしけむ」
意味は「私はまだ誰ともエッチなことなんてしていないのに誰がそんなことを言っているんですか」
どう見ても、断っているよね。

さらに『紫式部日記』によれば、
〈渡殿に寝たる夜、戸を叩く人ありと聞けど、おそろしさに音もせで明かしたるつとめて、
夜もすがら水鶏よりけになくなくぞ真木の戸口に叩きわびつる
返し、
ただならじとばかり叩く水鶏ゆゑあけてはいかにくやしからまし〉
ということもあったらしい。

「(中宮彰子の里帰りのお供で実家である道長の屋敷の)部屋に寝ていた晩、部屋の戸を叩く人がいたが怖かったので息を殺して朝を
迎えたところ、翌朝に(道長から)届いた歌が、
「私は一晩中(コンコンと鳴くという)水鳥よりもコンコン戸を叩き続けていたのに、君が開けてくれないから泣いちゃったよ」
(この歌に対する紫式部の)返歌、
「あんな尋常じゃなく戸をコンコンされたからと言って戸を開けていたらどんなに後悔したことでしょう」
めちゃくちゃ、警戒されていると思うのだが???

どうしてこれを根拠に「2人はデキていたはず」と解釈する人がいたのかよく分からない。
私には紫式部は藤原道長にセクハラされて嫌がっていたとしか思えないのだが。

午後。
咽が痛くなって来たので風邪薬を飲んだら少しウトウトしてしまった。

夕方。
会社に提出する書類を書いてから夕食。

明日は仕事。
風呂に入って寝よう。

2024年3月23日(土)
朝。
昨夜、風呂にも入らずに眠ったことを思い出して、とりあえず朝風呂。
そしてワークショップ(今日の夕方にある)の課題もまだやっていなかったので、こっちもやっつける。

ネットでドラマ「さよならマエストロ」の最終回、アニメ「葬送のフリーレン」の最終回、さらにNHK連続テレビ小説「ブギウギ」
1週間分のまとめ視聴。

「さよならマエストロ」は、オーケストラの大事なコンサートの日に指揮者の師匠が病気であることを知った楽団員たちが、指揮者の
弟子に指揮を任せることで、彼を師匠のいるドイツに向かわせるという話だった。
ドイツの師匠は別に今日明日の命というわけでもないので、その日のコンサートに出演した後で飛行機に乗っても良かったのではない
だろうか?
……いろいろとツッコミどころの多いドラマだった。

「葬送のフリーレン」は、原作がまだ連載中なので、一応の終わりという感じ。
フリーレンの弟子がめでたく1級試験に合格しての穏やかな日常のスケッチ(1回だけ主人公が命を狙われるシーンがあったが、その
程度はこの連中にとっては「日常」の範囲内)。

「ブギウギ」は、知っている人は知っている笠置シヅ子と美空ひばりの持ち歌を巡る騒動を綺麗な形の物語にしていた。
年末の「歌合戦」で、自分の持ち歌を新人歌手に「歌わせてくれ」と言われた主人公。
難色を示したものの、結局は許可してメデタシメデタシという流れ。
(現実だと発表直後の新曲を美空ひばりに「歌わせてくれ」と言われた笠置シヅ子が「さすがにそれは」と断ったことで2人の関係が
悪化したという事件だったようだ)

どうでもいいことなのだが、ディレクター役の中村倫也が黒板に書いた「ラッパと娘」という文字、あまりにも字がアレ。
(「娘」の字が崩れすぎて「狼」みたいに見えるなあ)
……と思ってみていたら、角度を変えて黒板を大写しにした時に綺麗な文字に書き直してあった。(^^;

昼。
フランスパンを焼いてオリーブ油をつけただけという、オシャレなんだか貧乏なんだか分からないものを食す。

満腹になって少し休んでいたら、1号くんから電話。
「フランスパンをカリカリに焼いたものにオリーブオイルをつけて食べたい」
と言うので、
「それ、たったいま、私が食べた」
と言ったら、夕食を家に食べに来るとか。

夕方。
空想小説ワークショップ。
作品の提出時間があまりにアレだと叱られた。
(そりゃ、そうだな)

夜。
昼と同じメニューで夕食。
話題は昨日モスクワで起きた銃乱射テロ。
犯行声明を出したのはIS(イスラム国)だそうだ。

ロシアは、シリア内戦でシーア派国家のイランと共にアサド政権を支援したことで、スンニ派の反政府勢力やISと対立関係になって
いるのだとか。
あっちこっちで揉めている国なんだなあ。

さてと、パンで腹も膨れたし、寝るか。

2024年3月22日(金)
朝。
メールチェックをしたら明日のワークショップの課題が来ていた。
(あちゃー!)

出勤。
集合場所に早く着いたので、『小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 』(藤原実資:著 倉本 一宏:編集 角川ソフィア
文庫 Kindle版)を読みつつ時間潰し。
実資、もしも現代で出会えたならば、たぶん私は好きになったタイプだろうが、実資は私を好きにはならないだろうという気がする。

仕事は、いつものようにミーティング、通常業務。
定時に退社して山手線で帰ろうとしたら車両点検があったとかでラッシュアワーに電車が遅れ、混雑していた。
久しぶりのややギュウギュウ電車。
周りの人が触れ合う距離にいるので、列車が揺れてもよろけずに済む。(よろけるだけの隙間がない)
こういう距離感、嫌いじゃない。

帰宅。
ニュース。
本日(22日)午前11時過ぎ頃、小田急線の新宿駅構内に煙が立ちこめ、小田急線が一部区間で一時運転を見合わせる騒ぎがあった
そうだ。
原因は小田急百貨店の解体工事で生じた火花が何かに引火したもの。
火はおよそ20分後に消し止められましたが、小田急線の新宿駅と経堂駅間で一時、上下線ともに運転を見合わせると同時に利用客を
一時避難させたという。
ぜんぜん知らなかった。

夜。
部屋で座っていたら意識を失った。(居眠りとも言う)
目が覚めたら午前0時になっていたので、そのまま寝る。

2024年3月21日(木)
朝。
通勤途中で『小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 』(藤原実資:著 倉本 一宏:編集 角川ソフィア文庫 Kindle版)
を読む。

藤原道長と同時期の貴族、藤原実資(ふじわらのさねすけ)が書いた『小右記』のダイジェストの漢文で書かれた原文とその書き下し
に現代語訳、そして解説文をつけたもの。

タイトルの「小右記」というのは「小野宮流である右大臣の日記」というような意味。
小野宮流というのは、朝廷の儀式や制度などの研究を行う流派のひとつなのだそうだ。

だから『小右記』は、個人の日記ではあるが当時の儀式の式次第や参加した人間の装束なども詳しく記録されている。
どうも当時はこうした儀式のやり方などを公式に記録する習慣がなかったようで、儀式を行う場合にはこうした日記などを手掛かりに
式次第や装束などを決めていたらしい。

先祖が日記に儀式の記録を残してくれていると、その日記を持っている子孫は朝廷の儀式の際に頼りにされるので立場が強くなること
になる。
当時の貴族たちがせっせと日記を書いたわけである。

さて、職場に着いて朝のミーティングを済ませ、業務に取り掛かるための準備をしていたら、いきなり警報音が鳴り出した。
非常ベルの音とも違う。
久しぶりに聞く「緊急地震速報」のアラームだった。

 時刻:9時8分頃
 震源:茨城県南部(北緯36.0度 東経139.9度)
 深さ:約50km
 規模:マグニチュード5.3
 最大震度:震度5弱
  栃木県:下野市
  埼玉県:加須市

アラームが鳴った時は、ちょうど階段を上がっている最中だったが、揺れを感じ始めた時にはすでに上の階に着いて近くの棚に捕まる
ことができた。

私がいた新宿区は震度3の揺れ。
豊島区も同じく震度3だったようだ。

その後、特に余震もなく、普通に業務開始。
午後、社員が来て、バイトの終了日が来週の水曜日から火曜日に変更になった旨を知らされた。
まあ、1日程度なのでどうだって良いが。

帰宅。
夕方に2号くんが来たのだが、間もなくなぜか宗教の勧誘が来た。
2号くんによると「最近しつこくアパートに勧誘に来るおばさん」であるらしい。

ちなみに『小右記』にも、夢のお告げがどうのみたいなことを言いにやって来る怪しげな坊主が出て来たが、さすがは藤原実資、さっ
さと追い返している。
彼は平安時代の人間だが、オカルト的なことはあまり信じないタイプだったらしい。
さすが!

夜。
帰宅した2号くんからLINE。
「宗教勧誘に待ち伏せされた」のだとか。
「警察に言った方が良いのではないか?」と返信する。
これはちょっと悪質だよな。

寝る。

2024年3月20日(水)
目は覚めたがやや二日酔い。
だるくて頭がボーッとする。
顔の左側が腫れている。
食欲がなくて朝食はお粥で済ませた。

1日中この調子というのはまずいので、熱い風呂に入って血行を良くしたら回復。
朝からやっておくはずだった雑用をバタバタと片付ける。

昼。
『紫式部と藤原道長』(倉本一宏 講談社現代新書 Kindle版)読了。
あまりにフリーダムなNHK大河ドラマ「光る君へ」の時代考証を担当することとなった筆者の困惑ぶりが行間に滲み出ていた。

勢いで、『小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 』(藤原実資:著 倉本 一宏:編集 角川ソフィア文庫 Kindle版)を
ポチる。
藤原実朝が書いた『小右記』のダイジェスト版みたいなもの。

午後。
「本家藤岡藤巻」というバンドのライブがあるので国分寺へ。
2人組のバンドで、藤岡藤巻のコピーバンド(?)。
(「フランチャイズ」とか言っていた)

新宿から中央線快速で国分寺へ。
車内で4歳ぐらいの男の子と女の子が車内で仲良くしているところを目撃。
やがて駅に着くと、女の子の方の両親が下車した。
仲良くしていた男の子と引き離された女の子の泣き叫ぶ声がホームから聞こえて来て、可愛いというか、これも小さな恋なのか?

列車は国分寺駅に到着。
今夜は夕食を摂る時間がなさそうなので駅前で食事を済ませることに。
デニーズは混んでいたので、隣の大戸屋に入る。
さばの味噌煮定食。
まあまあそこそこの味。

店を出たら雨……かと思ったら霙(みぞれ)が降って来ていた。
腹ごなしに少しぶらぶらするつもりだったのだが、予定を変更して真っ直ぐに会場である「国分寺ラバーソウル」へ。
雷鳴が轟き始めたので開場まで30分あったが、店内に入れて貰う。

17時、開演。
まずは、演歌ギャルという、ギャル風のファッションで演歌を歌うという、たなかかなたという女性歌手。
この人はそれなりに人気があるようで、ファンの男性陣が盛り上がっていた。

続いて千葉剛久という神津島に住んでいるという男性歌手。
神津島は風の強いところなのだそうで、しきりに強風の歌を歌っていた。

そして「本家藤岡藤巻」の登場。
最初の演歌ギャルの人が大幅に持ち時間をオーバーしてしまったため、全体に約30分遅れ。
「本家藤岡藤巻」は、歌詞を忘れるところまで「藤岡藤巻」そっくり(笑)
(あっちのおじさんたちは70歳を超えているからなのだが「本家」の方は、まだ50代でコレは大丈夫か?)

今回は「本家藤岡藤巻」のひとりが故郷の青森に帰るというので、その送別会っぽいイベントだった。
(まあたぶん、夏休みとかになればまた東京で歌うのだろうが)

彼はこれまで東京都で学校の先生をやっていたのだとかで、故郷に帰るために青森県の教員採用試験を受け直して合格したらしい。
つまり、一旦、東京都教育委員会を辞めて新たに青森県教育委員会に就職することになり、せっかく主幹にまでなっていたのが、また
ヒラ教員に戻ることになるのだが、当人曰く「このままだと間もなく副校長になるので、それが嫌だった」のだとかで、出世して立場
がややこしくなるのが嫌いだったようだ。

その彼が、開演前に歌詞の一部を新しくすると言っていて「言われて嫌なセクハラのセリフ」なるもののアイデアを求められたので、
「お前と同じものを食べて同じウンコをしてやる」という私が思いつく限り一番下品なセリフを言ったら、なぜか採用になって本番で
歌われた。
これは喜んでいいのか?(^^;

ライブ終了後2次会があったようだが、私は明日も仕事なので参加せずに帰る。
山手線が遅れていて、ホームで電車を待つ時間が寒かった。

帰宅。
風呂で体を温めてから、寝る。

2024年3月19日(火)
火曜日である。
だからどうというわけでないが。

朝の時間に読んでいる『紫式部と藤原道長』(倉本一宏 講談社現代新書 Kindle版)は、道長が死ぬところまで辿り着いた。
藤原道長は当時の最高権力者であったため、その健康状態にも注目が集まり、かなり詳しい観察が記録されており、現代の医学で彼に
現れていた症状を分析すると、どうやら道長は糖尿病に罹っていたらしい。

帰宅後にネットで調べたら、藤原道長は「日本において記録の残る最古の糖尿病患者」なのだとかで、「第15回国際糖尿病会議」の
記念切手には、道長の肖像画が使用されているのだそうだ。
(嬉しくないだろうな……)

記録によると、道長は最後は下痢が止まらなくなって垂れ流し状態のまま衰弱して死亡したらしいが、何度も死んだと思われては息を
吹き返し……を繰り返し、藤原実資(ふじわらのさねすけ)の元には「道長死亡」の知らせが複数回届いたそうで、実資が報告のいい
加減さに腹を立てたことが彼の日記『小右記』(しょうゆうき)に記録されているそうだ。

さて、仕事の時間になった。
今日も定時に退社。
寒いので地下道を使ったら山手線に1電車乗り遅れ、お陰で池袋まで座れた。

帰宅。
夕方に1号くんが来て、なんとなく酒盛り。
李白と高力士の話とか、明治期の文豪の話とか、まとめると「歴史を学ぶのに物語は大事だね」というような話をする。

夜。
1号くんが帰ったので、そのまま寝る。

2024年3月18日(月)
明け方。
地震で目を覚ました。

 時刻:3時50分頃
 震源:千葉県北西部(35.7度 140.3度)
 深さ:約60km
 規模:マグニチュード4.1
 最大震度:震度2
  千葉県 東金市 山武市 長南町 成田市 市原市 八千代市 鎌ケ谷市 印西市 白井市 栄町
       千葉市:花見川区、稲毛区、若葉区、緑区     
  東京都:江東区 板橋区
  神奈川県:横浜市神奈川区

豊島区は震度1だった。
寝直す。

朝。
変な時刻に一旦起きてしまったせいか、寝坊する。
急いで朝食、普通に出勤。

昨日がむしろ暑かった上、窓から見た日差しも明るかったので油断して外に出たら風が冷たい。
冬のコートを着て出て良かった。

新宿駅。
駅から出ようとポケットを探って手袋を片方落としたことに気づく。
予備の手袋は作業用なので薄手。

駅構内の店に行ったが「もう手袋は置いていない」との返事だった。
(3月も後半だからなあ)

北風の吹く中を薄手の手袋をして悲しい気持ちで歩いて職場へ到着。
9時5分前になっても誰も来ないので不思議に思っていたら、
「電車が遅れて」と、同じことを言いながら次々にバイトが集まって来た。
池袋駅で架線にビニール袋が引っかかるトラブルがあったらしい。

いつものように我々に割り当てられた部屋に行ったら、使用後の紙コップが4つとブランケットが1枚残っていた。
紙コップにはジュースの飲み残しが入っていたので、どうやらお客が週末にこの部屋を利用したらしい。
カウンターに確認に行ったが「え?」みたいな反応だったようだ。
無断で部屋を使う人はいないと思うし、使用後の部屋は通常ならすぐに係員が清掃に入るはずなので、何らかの連絡ミスかな?

今日も定時まで仕事。
天井の工事は終わっていたが、工事で出たホコリが本の上に降ったようだ。
パタパタはたきながらの作業になる。

帰りに報告書を書きながら、
「そう言えば、今朝の地震はどうでしたか?」
と聞いたら、私以外の誰も地震に気づいた人はいなかったそうな。
安普請、露呈。

帰り道で念の為、今朝立ち寄ったコンビニと駅とに手袋の落とし物はなかったかと聞いたが、見つからなかった。
かなりガッカリ。

帰宅。
部屋でゆっくりしていたら、また地震。

 時刻:18時49分頃
 震源:千葉県北西部(北緯35.6度 東経140.1度)
 深さ:約70km
 規模:マグニチュード3.9
 最大震度:震度2
  東京都:練馬区
  神奈川県:横浜市鶴見区、神奈川区

豊島区は震度が出なかったが、周辺の新宿区、文京区、北区で震度1だった。

なんだか体がだるいので風邪薬を飲んで、寝る。

2024年3月17日(日)
今日は休養日。
ゆっくり起きて、ゆっくり風呂に入り、ネットを確認したら朝方に地震が起きていた。

 時刻6時17分頃
 震源:福島県沖(北緯37.2度 東経141.5度)
 深さ:約50km
 規模:マグニチュード5.4
 最大震度:震度4
  福島県:楢葉町 富岡町 大熊町 双葉町

豊島区も震度1。
揺れたのか。
気づかなかった。

午前中。
1週間遅れで「光る君へ」視聴。

今回は、花山天皇が藤原道兼らの策謀により出家することとなった寛和の変(かんなのへん)の話。
『栄花物語』によれば、花山天皇は寵愛した女御藤原よし[小氏]子の死による心痛の最中に僧・厳久の説教を聴いて出家を思い立っ
たとされて
いるが「光る君へ」では、花山天皇を説得したのは安倍晴明ということになっている。

『大鏡』によれば、天によって帝の退位を知らされた安倍晴明が式神を内裏に向かわせて様子を探らせようとしたところ、その式神が
「いま帝の乗った牛車がこの館の門の前を通った」と知らせたということになっているが「光る君へ」では安倍晴明は帝を退位させた
張本人ということになっているので、従者が門の前を確認して牛車が通って行ったことを知らせるという流れになっていた。

花山天皇の出家に際して「私も一緒に出家します」と言って最後のトドメを刺したのは藤原道兼(道長の兄)。
なので今回は道兼回と言って良い。
こういう「わるもの」って、役者さん的には演じていて楽しいものなのだろうなと思う。

さて、紫式部パート。
脚本家が「紫式部と藤原道長は幼馴染で初恋の仲」という自由奔放過ぎる物語を作ってくれてしまっているせいで、時代考証の担当者
がスプーン投げ選手権かと思うほどにポーンと匙を投げている雰囲気のこっちのパート。

平安時代の貴族の娘である紫式部が、夜中にひとりで館を抜け出して、町外れのあばら小屋で藤原道長と逢引きしようが性交しようが
もうどうだっていい感じで、まさにフリーダムの世界。
平安時代の町外れの道が、灯りも持たずに歩けるほどに明るかったりするのもご愛嬌。

ちなみに、花山天皇が出家のために内裏を抜け出すシーンは、一応史実で「月夜だった」とされている上、お供の道兼が「私は夜目が
利きます」と、突如、特殊能力(?)をカミングアウトするという話になっていた。

物語的には、愛する女性(紫式部)のために立場も身分も捨てようとする藤原道長を紫式部が説得して思いとどまらせ、その道長は、
愛する女性(藤原よし[小氏]子)のために立場も身分も捨てようとする花山天皇を唆して本当に出家させるという陰謀に加担する。
対比の構成になっているのだね。

午後。
西池袋に新しく出来たスーパーマーケットヘ。
……期待したほど品揃えは良くなかった、
帰宅。

夕方。
「ブギウギ」を1週間分まとめて視聴。

ネタバレ注意!!!!!!
↓
↓
↓
↓
↓
↓
ヒロインの「自宅に娘を誘拐する」という内容の脅迫状が届く。
ヒロインは娘に学校を休ませ、犯人からの電話の指示に従って、マネージャーに金を持たせ、指定の場所に向かわせるのだが……。

ちょっと待て、娘は誘拐されていないんだよね?
だったら何で身代金が必要なんだ?

たぶん、この話、最初が娘は誘拐される話だったのじゃないかなあ。
犯人の正体が娘の友達の父親というややこしい話になっているが、友達の父親が「誘拐犯人」ではさすがにちょっとまずいので、誘拐
するところを削って単なる脅迫だけだったということにしたせいで、訳がわからない話になってしまったのでは???

夜。
全身が凝った感じで疲れが取れないので、もう1度風呂に入って体をほぐしてから寝ることにする。

2024年3月16日(土)
休日なので、朝寝坊。

今夜は藤岡藤巻のライブ。
帰宅が遅くなると思うので先に入浴し、昼食を済ませてから家を出る。
新小岩のSAKURAという店で開場は4時半だが、4時前に行ったらすでに会場前に人が来ていた。

5時開演。
前座に藤岡藤巻のマネージメント的なことをやっている若い女性が歌ったのだが、なかなかの人気。
アンコールもあって(想定内)結構盛り上がった。

で、藤岡藤巻。
今回はハイテク技術を使って歌詞カードをiPadに入れて来た藤巻氏。
なぜか同じ歌詞を繰り返し歌っているので、隣にいた静炉巌(せいろがん)氏が気がついて、
「藤巻さん、スクロールしないと次の歌詞が出ません」
と、相変わらずのグダグダ。
(そうそう、これを見に行っているのだ)

7時に終演。
会場がカラオケ屋だったので、そのあとはカラオケ大会。

午前0時前に帰宅して、寝る。

2024年3月15日(金)
地震で部屋が揺れる夢を見た。
朝起きて地震情報を確認したら、夜中に本当に地震があったようだ。

 時刻:0時14分頃
 震源:福島県沖(北緯37.1度 東経141.2度)
 深さ:約50km
 規模:マグニチュード5.8
 最大震度:震度5弱
  福島県:川俣町 楢葉町

ちょうど寝ついた頃だね。(ちなみに豊島区は震度1)

普通に出勤。
集合時間よりやや早めに着いたので『紫式部と藤原道長』(倉本一宏 講談社現代新書 Kindle版)の続きを読む。

貧乏貴族の娘だった紫式部がなぜ当時は高価だった「紙」を長編小説が書けるだけの分量、手に入れることが出来たのか?
これは考えたことがなかった。

この用紙の調達に手を貸したのが、どうやら藤原道長であったようなのだ。
ことによると『源氏物語』そのものが道長の依頼で書かれた作品であったかも……。

藤原道長の娘、彰子は、数え年で12歳(満11歳)で一条天皇の元に入内したが、今で言う小学生の年齢である。
いくらなんでも若すぎる。
そして一条天皇には、当時、定子という愛妻がいた。

当然、一条天皇としては、子供の相手をしているより普通に大人の女である定子の方へ通うわけである。
定子の女房には彼の『枕草子』の作者、清少納言がいたりして、定子の部屋は賑やかで楽しそうな雰囲気である。
そりゃ、一条天皇もそっちの方へ行くだろう。
しかしこれは、我が子・彰子に世継ぎを産ませて外戚として権力を握りたい道長にとっては大いに不都合。

そこで道長は当時、文才があると噂の紫式部に目をつけた。
彼女に面白そうな物語を執筆させて一条天皇に読ませる。
そうしておいて「続きはうちの娘の部屋にあります。作者はうちの娘の女房ですからね」と誘った?

考えてみると『源氏物語』は、主人公の光源氏が遥かに年下の女の子(紫の上)と結婚するセクシーな話である。
一条天皇が年下の妻である彰子の部屋に行って小説の続きを読むと「うんと年下の女の子とセクシーはことになるのは良いよ」という内容になっているという仕組み。
なかなかやばい話ではないか。

さて、仕事。
今日は職場の建物で電気工事があったので、部屋の天井が大きく取り壊されドリルの音が鳴り響く中での仕事となった。
たまらないのはお客様で「うるさくて眠れない」と苦情が来たらしい。
起きて仕事をしている私だってうるさかったからね。

定時で退社。
なぜか山手線が遅延していて、やや混雑。
車内の電光掲示板を見たが東北新幹線やまびこの遅延情報ばかり。

池袋で降りたら改札脇にポスターが貼ってあった。
北陸新幹線の金沢ー敦賀間が16日に開業するそうだ。
(ふーん、16日か……)
と思ったが、よく考えたら「明日」だった。

(敦賀って、確か福井県だよな?)
と、私の知識はその程度。

帰宅。
「さよならマエストロ」視聴。
主人公と長女の確執の原因がようやく明かされる。

才能ある音楽家の娘として生まれた長女は、成長するに従って自分が音楽の才能に恵まれていないことに気づく。
才能のない分を努力で補おうと練習をしまくった長女は、あるコンクールでファイナルに残るほどの演奏に成功する。

その演奏を聴いていた才能ある父は、ファイナルに出る直前の娘に彼女の演奏の欠点を指摘して「そこだけちょっと直せばファイナル
もいけるよ」と軽くアドバイスする。
才能のある父にとっては「そこだけちょっと直す」程度のことは簡単なはずだったのだ。

しかしギリギリまで練習した果てに、ようやく父親が「ちょっと欠点がある」と感じるレベルの演奏に辿り着くことが出来ていた娘の
心は、ここで折れてしまった……。
脚本家が描きたかったのは、たぶんここの部分だったのだと思うのだが、それにしてもそれ以外の部分が雑すぎた。

これが「重大な問題」であるのに「顔出しNGで配信していたYouTuberの顔をうっかり全国に晒してしまった」とか「甲子園大会の
予選の当日にエースが試合をすっぽかした」が「大したことがない問題」とされているので、バランスが悪すぎて共感ができない。
「重大なのは主人公にとって重大なことだけ」という世界観は、ちょっとなあ。

夜。
なんだか急に眠くなって来た。
気が付かないうちに疲れが溜まっていたのかな?

寝る。

2024年3月14日(木)
朝。
いつものように山手線で新宿駅に降りる。
外に出ると駅前にドラキュラのコスプレみたいな格好をした人が立っているのに気がついた。
その視線の先に、なぜかチアガールが数名。

彼女たちの自己紹介によると、なんでも日本中を回って出勤する人たちを応援しているのだそうだ。
チアガールたちに応援されながら会社へ向かう。

職場着。
バイトリーダーに、今日から午前と午後の休憩時間が5分増えると教えられたので、増えた休憩時間は、ありがたく昼寝の時間に当て
させて頂く。

定時まで仕事をして帰宅。
夕食後に2号くんがたこ焼きを買ってやって来たのでデザート代わりに食す。
(また太るな……)

夜。
18時54分頃に東海道線(川崎と品川の間らしい)で人身事故が発生したというニュース。
時間帯が時間帯だったからか、品川駅の混雑がすごいことになっているようだ。

……風呂に入って温まったら急に眠くなってきたので、寝る。

2024年3月13日(水)
昨日とは打って変わって好い天気。

今日もラッシュアワーの山手線で職場へ。
中へ入ったら壁に張り紙がしてあって「金曜日に電気工事」と書いてある。
(また書棚にホコリよけのカバーがかけられるのかなあ?)

カバーをかけられてしますうと、その書棚の本に関わる作業が出来なくなるのでいろいろと予定を変更。
お陰でいらない仕事が増えてしまって精神的に疲れた。

定時で退社。
帰り道もラッシュアワー。
通勤で疲れてしまうな。

ところで最近、よく池袋駅のホームで天井のスピーカーに自撮り棒(?)でスマホを押し当てている人を見かけるようになったのだが
(今日は3人見かけた)あれはたぶん発車サイン音の録音をしているのだろうね。
3月からJR池袋駅の発車サイン音が変わったので「録り鉄」の人が音を録りに来ているのだろう。
世の中、いろいろな収集家というものがいるものだ。

帰宅。
夕食後、部屋で休んでいたら微妙に揺れを感じた。

 時刻:20時24分頃
 震源:福島県沖(北緯37.1度 東経141.1度)
 深さ:約50km
 規模:マグニチュード4.7
 最大震度:震度4
  福島県:楢葉町

例によって豊島区は震度が出ず、都内では千代田区と杉並区が震度1だった。
ちょっと地震に神経質になっている今日この頃。
(職場の書棚の間にいる時に揺れが来たら怖いな……)

寝る。

2024年3月12日(火)
朝。
通勤電車で座れないのには慣れて来た。

職場に着いて定時まで仕事。
最近、書棚の1番下の棚から本を取ろうとすると膝が痛い。
職業柄、必要な動作なのでちょっと困る。

帰りに外に出ようとしたら大雨。
少し遠回りになるが近間の入り口から地下道へ飛び込んで通路を駅まで歩く。

帰宅。
堺三保さんの長編映画のプロットを見せてもらおうとしたら機密保持契約書というのにサインしなくてはならないのだそうだ。
まあ、これから撮る映画の内容をペラペラ喋られたら困るからね。
ネットで送られて来た書類に電子的にサインするところまではなんとか出来たのだが電子押印のやり方が分からない。

プリントアウトして記入、押印したものをスキャナーで取り込んで送っても良いというのでやろうとしたら、プリントアウトがなぜか
上手く出来ない。
そして何度も同じ手順を繰り返しているうちに、なぜか急に成功するといういつものパターン。

署名してハンコを押して、スキャナーで取り込もうとしたら、またダメ。
2号くんがやって来て、アパートにあるスキャナーを借してくれるというので、そっちでスキャンをお願いして画像ファイルを送って
もらい、それをメールに添付して、なんとか送信成功。
これって、普通に郵送した方が楽だったかも???

ニュース。
〈自民党の政党支持率は28.6%で、2012年の自民党の政権復帰後では、2023年12月調査以来の20%台となりました〉
[NHK NEWS WEB 2024年3月11日 19時35分]

全体を見ると、こんな感じ。
 無党派:42.4%
  自民:28.6%
  立民: 6.8%
  維新: 3.8%
  公明: 3.1%
  共産: 2.8%
 れいわ: 2.5%
  国民: 1.2%
  社民: 0.6%
  参政: 0.4%
やっぱり無党派(特に支持している政党はない)が多いね。

明るいニュース。
〈宇宙飛行士 古川聡さん 国際宇宙ステーションから地球に帰還〉
[NHK NEWS WEB 2024年3月12日 20時55分]

日本時間午後6時50分頃に、古川さんら4人の宇宙飛行士を乗せたアメリカの民間宇宙船「クルードラゴン」が、フロリダ州の沖合
への着水に成功したそうだ。
無事帰還、おめでとうございます!

さて、明日も仕事なので、そろそろ寝る。

2024年3月11日(月)
昨夜はなぜか1時間おきに目が覚めてしまい、よく眠れなかった。
やや体調が良くない。
とは言え出勤日なので普通に起床。

今日は東日本大震災から13年目なのだそうだ。
(もうそんなに経つか……)

出勤。
KindleBookは持って出たものの朝の山手線はなかなか座れない。
結局、職場に着いてから始業時刻までの間に少しだけページに目を通しただけ。
『紫式部と藤原道長』(倉本一宏 講談社現代新書 Kindle版)。
昨年(2023年)の9月に出版された本で、著者の倉本一宏氏は、今年のNHKの大河ドラマ「光る君へ」の時代考証担当者。

わざわざ、
〈五男とはいえ摂関家の子息である道長と無官の貧乏学者の女である紫式部が幼少時に顔を合わせた可能性は、ほぼゼロといったとこ
ろであるが〉
と書いてあるところに、思わず笑ってしまった。
(ですよねー)

「紫式部と藤原道長が幼馴染で初恋の間柄」という設定を軸に書かれた脚本を持って来られて時代考証をしてくれと頼まれた歴史学者
の倉本さんが、頭を抱えている姿が目に浮かぶようだ。

さて、始業時刻になったので持ち場へ向かう。
金曜日の退社時に、天井裏の配管工事のために書棚の半分ほどを覆っていたビニールシートがどうなっているのかが気になっていたの
だが、作業員の姿もなくシートも取り払われ、どうやら工事は中断している状態のようだ。

たぶん天井の工事と書棚の本の管理業務が同時に行えないことに気づいたのだろうなあ。
天井の工事中はその下の部屋も使えなくなるというのが盲点だった?

何はともあれ、これでまともに仕事ができるので普通に業務開始。
定時まで仕事をして退社。
山手線は帰り道も座れなかった。

帰宅。
昨日衝動買いした『物語工学論 キャラクターのつくり方』(新城カズマ:著 kyo:イラスト 角川ソフィア文庫)が届いていた。
これは資料本なので、ゆっくり読もう。

明日も仕事なので、寝る。

2024年3月10日(日)
午前中。
『十角館の殺人〈新装改訂版〉』(綾辻行人 講談社文庫 Kindle版)読了。

ストーリーについてなので、ややネタバレになる。
↓
↓
↓
↓
↓
物語は孤島に旅行に行ったミステリ・サークルのメンバーが事件に遭遇するというクローズドサークルもの。
この孤島では過去にある事件が起こっていた。

一方、旅行に参加しなかったサークルメンバーもいて、彼らのところには過去にミステリ・サークルのメンバーが起こしたある事件に
関わる手紙が届いていた。

孤島に行ったメンバーたちは自分たちが遭遇した事件の謎を、行かなかったメンバーたちは手紙の謎と過去で孤島で起きた事件に関す
る謎解きをそれぞれ行うのだが、実は2つの事件には関連があって……。

映像化不可能と言われていた意味が分かった。
そして改めて今回の映画化に際してのキャストをネットで見てみたら、どうやって映像化したのかがなんとなく分かった。
たぶん孤島に行ったメンバーはあまり画面に出ず、残ったメンバーがメインの話になっているのだろう。

午後。
はるこんのスタッフ会議にZoom参加。
今日はZoom参加の人が多かったな。

夕食後にX(旧Twitter)のスペースを聴いて、勢いで『物語工学論 キャラクターのつくり方』(新城カズマ:著 kyo :イラスト 
角川ソフィア文庫)という本をamazonでポチる。

明日は仕事なので、そろそろ風呂に入って寝よう。

2024年3月9日(土)
明け方に地震があったらしいのだが、まるで気づかなかった。

 時刻:4時26分頃
 震源:千葉県東方沖(北緯35.4度 東経140.4度)
 深さ:約30km
 規模:マグニチュード4.5
 最大震度:震度4
  千葉県:一宮町 長南町

豊島区は震度が出ていなかったが、周辺の新宿区、文京区、北区、板橋区が、震度1だった。

朝。
「ちびまるこちゃん」の声を担当していた声優のTARAKOさんが亡くなったというニュース。
昭和の漫画・アニメのイメージを作っていた人たちが次々と亡くなるなあ。
合掌。

昼。
セブンで買ったチョココロネを2個。
チョココロネって、ときどき衝動的に食べたくなるな。

「名探偵ポワロ(Agatha Christie's Poirot)」がYouTubeで無料配信中だと言うので第1話の「コックを探せ」を視聴。
実は放送は途中回から見たので第1話は初見。
冒頭シーンに犯人の顔がばっちり映る演出だったのだね。
「さえない名探偵」繋がりで、刑事コロンボ的なシリーズにする気だったのだろうか?

字幕版だったので、熊倉一雄ではなくデビッド・スーシエの声のポワロ。
ちょっと高い声なのだね。
全体に聞き取りやすいイギリス英語だが、私のリスニング力はかなりどうしようもないレベル。
「Agatha Christie's Poirot script」と入力してネット検索し、原語のシナリオを入手。

ポワロの事務所でヘイスティングス大尉が新聞の見出しを読み上げるシーンのセリフ。
“Belgravia Overseas Bank clerk absconds with fortune.”
字幕では「ベルグラヴィア銀行員ディヴィス 大金を持ち逃げ」となっていたが、原文には容疑者の名前は出て来ていない。
そして “fortune” には「大金」という意味があったのだね。
勉強になる。

どうでもいいことだが “put head in gas oven” の字幕が「ガスオーブンで焼身自殺」となっていたが、直訳すると「ガスオーブンに
頭を突っ込む」で、これは普通に考えて「オーブンでガス自殺した」ということだろう。
(翻訳家、あまり自殺のやり方に詳しくない?)

さて、物語。
刺激的な事件を求めていたポワロの元に「うちのコックがいなくなったので探して」という事件を依頼して来た強引なおばさん。
仕方なく引き受けたものの、メイドの話を聞くとコックの荷物はすでに荷造りされていて、もう使いの人が引き取って行ったという。

さらに、同じ家に住む下宿人の話も聞くのだが、この下宿人、実はベルグラヴィア銀行の行員だったのだ。
「今朝の新聞の事件と何か関係があるのでは?」と考えるポワロだが、直後に依頼人の夫からあっさりクビにされてしまう。
ポワロ、プライドを傷つけられて激怒。
「こうなれば自腹で捜査を続けてやる」と、新聞広告を出して問題のコックの捜索を開始するのだが……。

そんな手の込んだことをする必要があったのか?
追い詰められて仕方なくそんなことをしたにしては手が込みすぎているし、十分な準備をして事に及んだのならば、もっと楽な方法が
いくらでもあったと思うが。

夕方。
空想小説ワークショップ。
Zoomを使った授業は楽で良いのだが、機械的なトラブルが起こるのが難点だな。
本日は一部の受講者に送った資料が届いていないという不具合が発生してしまった。

夕食。
ネットで見つけたレシピを適当にアレンジして作った「三つ葉のオムレツ」が意外に美味だった。
三つ葉を刻んで、麺つゆで味付けした溶き卵に混ぜてフライパンで焼いたやつ。
今度またスーパーで三つ葉を安売りしていたら買って来よう。

寝る。

2024年3月8日(金)
朝。
起きたらうっすら雪が積もっている。
降っているのはすでに雨で、大通りの雪も溶けていたが交通機関が遅れると嫌なので早めに出たが山手線は特に問題なく早めに出た分
早めに着いた。

ところで、今のバイト先にの床に「避難はしご」と書かれた金属板の蓋のようなものがあるのだが、この蓋がある位置が建物の入り口
から5歩ぐらいのところ。
どう考えてみても、ここまで逃げて来たなら素直に直進して表に出た方が早い。
そもそも1階の床になぜ避難はしご?
謎である。

そして本日、その避難はしごの付近に何かの資材が置かれていた。
資材は作業服姿の男性たちによってエレベーターの中に運び込まれてそのまま上へ。

しばらくしてバイト仲間が揃ったのでこちらも上に上がったら、さっきの資材が我々の職場である本棚のフロアに置かれていた。
まもなく予想通り工事が始まる。

天井を開けて電気器具を外すので、電灯が消されて室内が薄暗くなる。
床に養生のビニールシートが敷かれたまではまだ良かったが、本棚にも埃除けのカバーがかけられ始める。
この状態で本棚の本を扱う業務を行うのは非常にやりにくい。
工事の終了時期を聞いたら1週間後だと言う。

さすがにバイトリーダーが上司に問い合わせたが、上司も「聞いていない」とのこと。
ちょっと不安が過ぎったものの、どうにかこうにか定時まで仕事をして退社。
帰りには雪も雨も止んでいて、青空が見えていた。

帰りにサンシャイン60に寄って展示ホールAのイベントを覗こうとしたら会場の一部の入場が有料になっていて入場料が2700円
だと言う。
(ホールの一部しかない広さの中に、果たして2700円分の展示物があるかなあ?)
と考えたので、入場するのはやめて帰宅。

ニュース。
鳥山明氏死去。
今日も漫画コーナーで「ドラゴンボール」を扱ったところで、
(すごい人気だなあ)
と、感心していたところだったので驚いた。

亡くなったのは今月1日で、死因は急性硬膜下血腫。
硬膜というのは脳を覆っている膜のことで、その「下」ということは脳と硬膜の間。
そこに血腫が出来た、つまり何らかの理由で出血して、脳と硬膜の間に血溜まりが出来てしまったという意味らしい。

68歳。
まだまだ若すぎる年齢だったと思う。
合掌。

夜。
「さよならマエストロ」視聴。
高校球児だった主人公は、父親が監督を務める高校の野球部でエースで4番だったのだが、引っ越して来た隣人の奏でるバイオリンの
音色に心を奪われ、コンサートを聴きに行くために予選大会をサボって東京のコンサート会場へ行ったことで父から勘当されていた。

高校2年で家を出た主人公は、その後、音楽を学ぶための学費をどうしたのか?
チケットを落とした高校生に代わりのチケットを買ってやった西田敏行演じる親切なおっさん、窓口で「学生1枚」と言っていたが、
学生証もなしにどうやって学生チケットを買った?

……などとツッコミどころ満載だったのだが、私が1番引っかかったのは「エースで4番」にいきなり予選大会をブッチされた野球部
のチームメイトたちに話が1ミリも出て来なかったこと。

「父親と和解できて良かったね」以前に、主人公の身勝手な行動のせいで甲子園への夢を絶たれたチームメイトたちのについての話が
全く出て来なかったのが気になった。
父親と息子の関係に話を絞りたかったのなら、野球のようなチームでやるスポーツは避けた方が良かったな。

出演者が豪華でいい芝居をしているのに、なんか勿体無いドラマなんだよな。
寝る。

2024年3月7日(木)
朝刊の1面トップが、
〈トランプ氏 共和党候補確実〉
だった。
彼は「非大卒白人男性」に人気があるのだとか。
要は「白人男性だがあまり学歴が高くない人たち」だね。
「弱者白人男性」という言い方もできるな。

「自分は本来もっと社会で優遇されるべきなのにそうなっていないのは◯◯◯のせいだ」みたいな思想に嵌った人には、トランプ氏は
魅力的に見えるのかもな。

出勤。
雨は降っていない。
山手線は混んでいて新宿までずっと座れなかった。

仕事は昨日と同じだが、午後になって持ち場の関係で作業スペースが人通りの多い通路から外れた。
これだけのことで効率が格段に上ったのに驚いた。
通行人を避ける必要がないというだけで、かなり快適に仕事が出来た。

帰りも行きと同じように山手線に乗車。
今度はちゃんと座れたので『十角館の殺人〈新装改訂版〉』(綾辻行人 講談社文庫 Kindle版)の続きを読む。
ミステリ研究会のメンバーが孤島に立つ十角形の形をした建物で合宿することになったのだが、その建物を設計した建築家は最近殺さ
れている。
さらに合宿に行かなかったミステリ研究会のメンバーの元には、その死亡した建築家の名をかたる差出人から奇妙な手紙が届き……。
いわゆる「本格もの」のミステリのようだ。

帰宅。
明日も仕事なので、早めに寝よう。

2024年3月6日(水)
朝。
そこそこ雨が降っている。

傘を差して出勤。
新宿駅でまたも道に迷う。

会社に着いたらしばらくして、
「大した雨ではないと思って傘を差さずに歩いて来たら少し濡れてしまった」
という人が出勤して来た。

次に、
「雨はほとんど雨が降っていなかったので、傘を持たずに来た」
という人が出勤して来た。

さらに、
「強風で傘が壊れてしまい、濡れてしまった」
という人がやって来る。
(本当に持っているビニールの骨とビニール部分がほぼ分離した状態になっていた)

最後に、
「雪で電車が遅れました」
というが駆け込んで来た。
同じ通勤圏で、ここまで天気の状態が違うのか?

仕事場である漫画喫茶の中に入ったら、ブランケットを頭から被り、腰にも巻いた状態の人と出会う。
洗濯室の方に歩いて行ったから、たぶん雨で全身が濡れてしまった人が乾燥機で服を乾かしていたのだろう。
もしもの時に備えて雨具は用意していた方が良いな。

定時まで仕事。
外に出たら雨はあがっていた。

山手線に乗って新宿から池袋へ。
どうでもいいことだが、JR池袋駅の発車サイン音が、最近ビックカメラのテーマソング(新しい方)になった。
電車が発車する度に「ビーック、ビックビック、ビックカメラ♪」のあの音楽が流れるのは相当なCM効果があると思うが、どういう
経緯で選ばれたのだろう?

帰宅。
狭い通路での作業で疲れたので、風呂に入って、寝る。

2024年3月5日(火)
朝。
目が覚めたら目覚まし時計が鳴っていた。
目覚まし時計の音で目覚めたということかな?

朝食を摂って7時半に家を出る。
コンビニで水と昼食用のおにぎりを買って駅に着いたが、電車に乗り損なう。
発車時刻に間に合わなかったのではなく、物理的に車内に入れなかったのだ。
さすがはラッシュアワー。

そんなこんなで新宿駅着。
予想通り道に迷う。
迷子は織り込み済みなので遅刻はしなかったが。

今回のバイト先は漫画喫茶で、そういう店に入るのは初めてなのでワクワクする。
床のほぼ全体がクッションシートになっている鍵のかかる個室にはパソコンが置いてあった。
最近ではリモートワークでの利用者も多いらしく、道理で出勤時間帯に入店する人が多かったわけだ。

シャワーや洗濯機まで完備しているので寝泊まりする人がいるというのは以前から聞いていたが仕事もここでやっているのなら食料を
買い出しに行く以外は入り浸る人がいるのもおかしくない。
室内に「炊事禁止」の張り紙があったのは、たぶん本当にやる奴がいるからだろう。

私の職場は漫画の並んだ本棚の間。
やることは基本、図書館の裏方と変わりがない。
ただ通路が狭いので人が通る度に体を捻って避けなくてはならず、社員に愚痴ったら「ウエストが細くなりますよ」と、前向きな捉え
方を教えてくれた。
これで解決???

帰り道は雨だったので、何も考えずに一番近くの地下通路に飛び込んだら道に迷った。
迷ってきるうちに山手線に辿り着いたので池袋まで帰って来る。
日々是冒険。

寝る。

2024年3月4日(月)
朝。
気休めに風邪薬を飲んでみる。
まあまあ回復?

朝の連続テレビ小説「ブギウギ」はヒロインが作曲家と共にアメリカに行くという話の流れに。
史実ではこの時、アメリカで2人のサポートをしたのはジャニー喜多川氏なのだが、そこはさすがに再現できないだろうな。

昼。
「光る君へ」視聴。
ヒロインである紫式部の知り合いである散楽(さんがく)の芸人・直秀が藤原道長の住む屋敷に盗賊に入り捕らえられる。
道長は彼を助けてやろうと検非違使の役人に心付けを渡すが、直秀は逆に殺されてしまう。

直秀は、下賎な身分ながら貴族の遊びである打球を普通にできるという設定。
彼の出自にまつわる何らかの秘密が明かされる流れなのかと思っていたところで、いきなりのこの展開。
ちょっとびっくりした。
あとで「実は生きていた」とかやるのかと思っていたら、ご丁寧に紫式部と藤原道長が2人で遺体を埋葬するシーンまで入れていた。

この直秀、架空の人物なのだが「平安中期の有名な盗賊である藤原保輔がモデルなのでは?」という書き込みがSNSに流れて来た。
藤原保輔が死んだのは988年。

ドラマでは一方で花山天皇を出家させようとする藤原兼家・道兼父子(つまり藤原道長の父と兄)の陰謀が着々と進んでいるところ。
花山天皇の出家は、986年のこととされるから、年代的に近いと言えば近い。

藤原保輔は、名前で分かる通り貴族である。
それがなんで盗賊になってしまったのかと言えば、源雅信(のちに彼の娘が藤原道長の妻となる)の館で開かれた宴会で、傷害事件を
起こし、その後も強盗などを働いていたのがバレて指名手配になってしまったから。

年代を分かりやすく並べると、
 985年 藤原保輔、源雅信の館で傷害事件を起こす。
 986年 花山天皇出家。
 987年 藤原道長、源雅信の娘の倫子と結婚。
 988年 藤原保輔、検非違使に追い詰められて切腹。

さて、藤原保輔とよく混同(?)されるのが盗賊・袴垂(はかまだれ)。
直秀のモデルは、こっちだという人もいる。
袴垂は逢坂山で死人のふりをして通行人から衣服などを奪っていた盗賊らしい。
彼が直秀のモデルだとすると、直秀が「死人のふりをしていた」という可能性も出てくるのかな?

夕方。
2号くんが来る。
法政大学の市ヶ谷キャンパスでアニメと能に関する講演を聴いて来たのだとかで能について熱く語っていた。
講師は河口晃平さん(かわぐちかいじ氏の息子さん)らだったらしく、能と漫画の類似性などについての話だったらしい。
部屋にあった『風姿花伝・花鏡』(世阿弥:著 小西 甚一:編・訳 タチバナ教養文庫)を貸してやる。

さて、明日からバイト。
寝る。

2024年3月3日(日)
明け方。
喉の痛みで目を覚す。
風邪薬を飲んでもう1度寝たら、朝の9時まで眠ってしまった。

SF大会のスタッフ会議なのだが、くしゃみが酷い。
たぶん花粉症だと思うのだが明け方の喉の腫れがちょっと気になる。
他の人に感染してしまうとまずいので、今日はZoom参加。

夕方。
会議終了。

体調的にはまだちょっとだるくて頭がボーッとする。
いつもの花粉症なら良いのだが。

夕食後。
ネットのショート動画をぼんやり眺めていたら「ライブ配信をしながら自販機のボタンを押し、電子カード決済用のQRコードを画面
に映して自分のファンである視聴者がスマホで支払ってくれるのを待つ」という動画が流れて来た。
(この方法って、何か他のことにも使えないかなあ?)

体調がイマイチなので、そろそろ寝よう。

2024年3月2日(土)
朝起きてから知ったのだが、夜中に地震があったのだね。
熟睡していて気づかなかった。

 時刻:1時49分頃
 震源:千葉県南部(北緯35.3度 東経140.3度)
 深さ:約20km
 最大震度:震度4
  千葉県:	一宮町 睦沢町 長生村 白子町 長南町 千葉市若葉区 いすみ市
豊島区も震度1の揺れだったらしい。

午前中。
1号くんに付き合ってビックカメラへ。
仕事で使うテレビを買うのだそうだ。

待ち合わせの池袋駅の地下で、ホームレスっぽい男性がキャンパスノートに何か丁寧に書いているのを目撃する。
ノートは3冊ほどあって、ページの上の方に文字のラインを整えるためか定規を使ってびっちりと何やら書き込んでいた。
(なぜこんなところでオフィスワークを?)
男性の正体は不明のまま。
いったい何だったのだろう?

さて、ビックカメラ。
無事に東芝製の24インチのテレビを1台買って部屋まで行き、設置を手伝う。
最近のテレビはインターネットが映るのだね。

設置が完了したので試しに点けてみたら、最初に画面に映ったのは小池東京都知事のアップだった。
記者会見か何かの映像だったらしいのだが、1号くん、演台の上の水差しを目ざとく見つけて、
「あ、江戸切子じゃん」
地場産業を大切にしていることのアピールだと思うのだが、あれを割っちゃったら係の人はえらい怒られるだろうな。

1号くんの部屋にあった『白暮のクロニクル』(ゆうきまさみ 小学館ビッグ コミックス)の1巻を途中まで読む。
タイトルだけ知っていた漫画だったのだが、これはファンタジーに分類されるのかな?
あるいはSFか?
機会があったら全部読んでみたい。

そして1号くんの本棚に、中公文庫とタチバナ教養文庫の『論語』を発見。
「君もその本を持っていたのか」
と言ったら、
「いや、前に借りたままになっているだけ」
と言われた。
(いつ貸したのか、こっちも忘れていた……)
とりあえず回収。

午後。
来週からのバイト先の下見。
場所を確認するために行ってみたのだが、結構、道が入り組んだ所にある建物だった。
当然のように道に迷う。
どうにか到着したものの、来週から通勤できるかやや不安を覚えつつ、帰宅。

日経夕刊。
1面トップに、
〈個人や少人数のグループで作る趣味の冊子「ZINE(ジン)」が注目されている〉
という記事があった。

(「ZINE(ジン)」とは聞き慣れない言葉だな)
と思って記事を読んだら、要するに「同人誌」のことだった。
素直に「同人誌」と書けば分かりやすいのに、なぜわざわざ変な新語を使う?

以下、理由を勝手に想像させて貰う。
オタクにとって「同人誌」と言ったら、研究所や評論、文芸作品その他を含む「個人で出版する本」全般を指す言葉だが、日経の記事を書くような「そうしたものに無縁の層」にとっては「エロ同人誌」のみを指す言葉なのではないだろうか?

だから「エロではない同人誌」を、彼らのイメージする「同人誌」と分けるために新しい言葉を必要としたのではないかと思うのだ。
自分がよく知らないものに理解を深めて「同人誌とは必ずしもエロ本のことではない」という知識を一般に広めるより「エロ本ではない同人誌」を指す新語を作ってしまった方が手っ取り早い?
もしも私の想像通りだとしたら、必要のない「分断」をわざわざ広めそうで嫌だなあ。

夜。
また地震がある。

 時刻:20時23分頃
 震源:茨城県南部(北緯36.1度 東経139.9度)
 深さ:約50km
 規模:マグニチュード4.1
 最大震度:震度3
  栃木県:下野市
豊島区は震度1。
(震源地、北上している?)

夕食後『十角館の殺人〈新装改訂版〉』(綾辻行人 講談社文庫 Kindle版)の続きを読む。
(本格ミステリーは図が多いので、紙の本で買うべきだったかなあ)

寝る。

2024年3月1日(金)
明け方の地震で目を覚す。

 時刻:5時43分頃
 震源:千葉県東方沖(北緯35.4度 東経140.5度)
 深さ:約30km
 規模:マグニチュード5.2
 最大震度:震度4
  埼玉県:さいたま市緑区
  千葉県:東金市 山武市 大網白里市 一宮町 白子町 長南町 市原市
豊島区は震度2。

午後。
少し時間が空いたので評判になっているアニメ「勇気爆発バーンブレイバーン」を3話まで視聴。

タイトルが子供向けっぽいのに絵柄は大人向け。
主人公が自衛官なのでリアル寄りの話なのかと思ったら、敵は宇宙からやって来た謎のロボット。

ストーリー。
舞台は巨大ロボットが兵器として使用されるようになっている未来の地球。
日米の軍事演習中に突然、謎のロボットが現れて攻撃を仕掛けて来る。
米軍と自衛隊は応戦するものの歯が立たない。
そこへ別の巨大ロボットがやって来る。
このロボットは搭乗型で、ひとりの自衛官を自分の中に入れる無敵の戦いで敵を蹴散らしてくれるのだが……。

ロボットが「男を自分の中に入れる」とは性交を暗示しており、つまりこれは同性愛をテーマにしたロボットアニメなのだそうだ。
ギャグ???

夕方。
ネットでSF大会の企画の打ち合わせ。
ことによると、企画を2つ抱えそう。

夜。
『十角館の殺人〈新装改訂版〉』(綾辻行人 講談社文庫 Kindle版)を読み始める。
あまりに有名な作品で、タイトルだけは何度も耳にしていたにも関わらず、なぜかいままで読んでいなかったミステリーの名作。

……気がついたら午前1時を過ぎていた。
明日は午前中に出かける予定なので、さすがに寝よう。

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