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独 り 言 (2010年9月分)
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2010年9月30日(木)
また雨。
外出の予定を変更して、部屋でニュースを見る。

科学ニュース。
地球から20光年の場所にあるグリーゼ581という恒星の周囲に、重力が地球とほぼ同じで、大気を保つことができる
可能性が高く、かつ水が凍ることなく液体のまま存在できる惑星が発見されたのだそうだ。

20光年ということは、光速の半分ほどの速度で飛ぶ宇宙船があれば、十分にやって来られる距離。
〈グリーゼ星人〉に誘拐された地球人の記事が、間もなく「東スポ」にでも載るかな♪

夕方になって、やっと雨が止んだので、外に出る。
家の近所で済ませられる用事だけ、なんとか今日中に片付ける。

2号君に会う。
「『ソウルイーター』の再放送を録画し損ねた」
とか言う。
 (そういうタイトルのアニメ番組なのだそうだ)
最近、夕方にアニメの再放送が増えたのは、新番組を作るより安くてそこそこの視聴率が期待できるからなのだろうな。

「再放送なら、別にいいじゃないか」
と、言うと、
「でも、マカノコエがとりなおしっぽかったのに」
と、謎の言葉を吐かれる。
マカノコエ? 摩訶不思議? 言いたい事が分からない。
これだから、いまどきの高校生の言葉は……

政治のニュース。
国会は、尖閣諸島問題で揉めているらしい。
要は、アレか? 事件が起こったのが運悪く民主党の代表選の最中だったので、そっちに気を取られていて判断を誤った
ということか?

参考までに、小泉政権の時に起きた同様の事件では、総理大臣が「政治判断」で中国人を釈放させたそうだよ。
それで上手く行った前例があるんなら、忙しい時にはその前例の通りに処理しておけば、良かったんじゃないかね。
もっともこれをやると政治家の人気は落ちるから、支持率に不安のある菅さんには、怖くて出来なかったのかな?
政治素人の一国民の意見としては「外交の問題だから、日本政府として対処した」で、いいと思うのだけどね。

夜。
10時頃に、また地震。

時刻:21時47分
震源:	福島県沖
深さ:約50km
規模:マグニチュード4.7

震源は、また福島の方。
昨日とあまり変わらない揺れのような気がしたが、今度は携帯の警報は鳴らなかった。
新聞で読んだところによると、あれは震度4以上の揺れが来る場合に鳴る事になっているのだそうだ。
昨日の地震も、それほど大きくはなかったと思うが、揺れたことは揺れたのだから、まあ、誤差の範囲内かな。

……寝ようか。

2010年9月29日(水)
晴れ。
ここのところ何かと(無意味に)忙しい日が続いていたので「今日は外出はやめておこう」と思った日に限って、とても良い天気。
(でも、出かけないと決めちゃったからな)
ジーパンなど洗って干してみる。

昼。
ネットサーフィンなどダラダラ。
任天堂の3DSの発売日が決まったらしい。
ちょっと欲しいかも。

独立行政法人新エネルギー・産業技術開発機構と北海道大学が、レアアースを使わない低コストハイブリッド車用モーター
を開発したと発表。
これは、なかなかのタイミングでの発表。

夕方5時。
いきなり携帯電話が鳴った。
(5時にアラームなんか仕掛けた覚えはないのにな?)
と、確認してみたら、地震速報だった。
約1分後に、本当に地面が揺れる。

時刻:17時0分
震源:福島県中通り
深さ:約20km
規模:	マグニチュード5.8

携帯を新しくしたら、こういう機能が付いていたらしい。
初めてだったので、びっくりした。

地震関連の情報をやっていないかとニュースをつけたら、細野前幹事長代理が中国を訪問したというニュースをANNの
スクープ扱いで報道していた。

この細野氏の訪中について、日本の総理大臣や外務大臣によると「日本政府は関与していない」のだそうだ。
中国人船長釈放も、政府の指示ではなかったのだそうで、日本の政治は一体誰が動かしているのだろうね?(笑)

つーか……
これをスッパ抜かれたのが政府側のミスだとすると、日本政府は自国の報道をちゃんと押さえていないのだろうか?
外交では水面下の協議は必要なものだが、報道側に事前に通達を出してから行うべきだろう。
(それとも、この「スクープ」そのものが何かの戦略なのかね?)

夜。
ローカルニュース。
夕方の4時頃に、西池袋で火事があったのだそうだ。
「西池袋」と言うだけで、どの辺なのかが、よく分からないが、池袋駅から1kmで、「西池袋」の地名の場所と言うと、
西池中の近所辺りかね?
あの辺は、小さな木造アパートが多いからね。
火事になると怖い。

明日の天気は、また雨らしい。
(出かけようと思っていたのに)
寝る。

2010年9月28日(火)
雨の日が続いている。
ニュースをつけたら、北の将軍様の跡継ぎが三男のジョンウンという人に正式に決まったみたいだとか。
でも、肝心の写真が「ジョンウン氏とみられる人物」になっていて、本当に顔すらよく分からないらしい。
それにしても北朝鮮のトップは、完全に「王朝化」しているな。
どこが「社会主義国」なんだか……。

昼に外出する予定だったのだが、あまりの土砂降りに予定変更。
午後になって、ようやく外に出る。

リブロ。
『テルマエロマエ』(ヤマザキマリ ビームコミックス)の第2巻が出ていた。
古代ローマと日本の風俗の類似点を「古代ローマ人が現代の日本にタイムスリップした」という設定で描いた漫画。
で、2巻の冒頭を飾るエピソードは、「男根信仰」。

古代ローマで魔除けに使われた「ティンティナブラム」という彫刻と、日本の「金精様」の類似点がテーマになっている。
「ティンティナブラム」とは「小さな鈴をつけた像」という意味なのだそうだが、デザインのどこを見ても「鈴」に相当す
る部分が見当たらない。
古代ローマ人は、この男根に獣の脚や翼が付いたような彫刻のどこに「ティンティン」と鳴る鈴のイメージを見い出したの
だろうか?
物語は、皇帝の世継ぎ問題に次第に主人公のルシウスが巻き込まれ……というところで、以下は次巻のお楽しみ。

リブロの地下入り口前にあったカフェの跡地は、どうやらイタリアン・カフェになった様子。
混んでいたので、外側からだけ眺めて素通り。

3時半頃、地上に出たらいつの間にか晴れて日が照っていた。
ビックカメラに寄って、帰宅。

夕食後。
ドラマ「10年先も君に恋して」を観る。

一般に、こういうタイムトラベルものでは、タイムトラベラーは自分の正体について隠したがるものなのだが、このドラマ
では「タイムトラベラーが未来に帰った時点で、過去の人間のタイムトラベラーに関する記憶は消えることになっている」
というのをいいことに、未来人・円山は、自分の正体を周囲に喋りまくり。

結果的に、目下、関係者で「未来人・円山」の存在を知らないのは、過去の円山自身だけみたいなことになっている。
こういう設定ってちょっと珍しいかな。

ところで、小説家が、ヒロインから聞いたタイムトラベラーの話を元にSF小説を書くというエピソード。
小説家の記憶が消えてしまった時に、彼女が書いたこの小説は一体どうなってしまうのだろう?
せっかくの時間SFドラマなのだから、その辺のパラドックスは視聴者に納得できるように処理して欲しい。
次回が最終回。

寝る。

2010年1月28日(木)
朝。
目を覚まして気がついた。
(あ、夕べ「蒼穹の昴」を観るの忘れた!)

午前中。
ずっと雨。

昼ごろ、ワークショップの来期の受講申し込みのため池袋へ。
別にネットで申し込んでも良かったのだが、来期の開講が微妙なので、現時点での申込者の人数を知りたかったのだ。
カウンターで聞いたら、どうも週末に新たな申込者はいなかったらしい。
つまり、開講最低人数まで、あと3人のままということ。
どうなるのかなあ。

リブロをぶらついていたら、1号君から電話。
「炬燵が届いたので、見せびらかしたいんだ。来ないか?」
(バカだろ、こいつ?)

でも、1号君の住んでいるアパートは面白いので、行く。
何が面白いのかと言うと、廊下の長さが変なのだ。
1号君の部屋の隣が猫が住んでいるという「あの部屋」で、その部屋の大きさから考えると妙なところに廊下の行き止ま
りがあるのである。

で、アパートに着くと1号君の部屋に行く前に、まず問題の廊下の行き止まりに行き、指で壁を叩いてみる……。
(やっぱり、板で塞いであるだけだ)
こういう不思議な構造の建築物は、大好きなのだ。

さて、1号君の部屋。
炬燵は……炬燵だった。
120×80cmぐらいの長方形の電気炬燵。
「いいだろう?」
って、まあ、炬燵だな。(笑)

帰宅。
尖閣諸島関係のニュース。
仙谷官房長官が「現時点でボールは中国にある」と言ったそうだ。
サッカーもラグビーもバスケットボールも、相手にボールを渡したら攻め込まれるだけなんだけど。
一体、どういうルールの試合をやっているつもりなんだ仙谷さんは?

日が暮れるが、雨はまだ降り止まず。
天気予報によると、明日も雨らしい。
寝る。

2010年9月26日(日)
朝から熱っぽいが、本日はメンサの例会。
風邪薬とハイチオールを飲んで出かける。

参加者4名。
イマイチ盛り上がらず終了。

夕食はいつもの天狗北口店で。
ビールを飲んだら、復活。
アルコールの力って、すごいなあ。

石ノ森先生のお墓参りをしてから帰宅。
テレビで「バイオハザード3」をやっていたので、観る。
ゾンビに襲われるゲームが元ネタになっている映画。

今回は、閉鎖空間ではなく、開けた砂漠が舞台。
で、ゾンビカラスというのが登場して、空から襲って来る。
最後はおなじみの狭い建物の中でラスボスと戦って、終わり。

敵はゾンビで、人間の姿はしていてもバケモノなんだから迷わずバンバン殺しちゃえ!
……という、まことに単純明快な物語。
ゾンビに噛まれるとゾンビになるので、仲間がゾンビになってしまったりもするけど、ゾンビになってしまったら、もう
それは「敵」。
悩みのない設定だ。

爽快だけど、怖くはないよな。
日本人には、お岩さんみたいな人格のある幽霊の方が怖い。
考えてみると、異形の言い分の方に正当性があるというのは、アメリカ映画にはあまりない設定なんだな。

ニュースは、尖閣諸島の件で、まだ揉めているという話。
船長釈放というカードを切ってしまったあとの日本には、手札が残っていないので、あとはずっと中国のターン。
そんなことは、素人の私にも予想がついたことなので、まさかプロの政治家さんが何も考えずに最後の切り札を使ってし
まったとは思わないのだが。
一体、どういう風になっているのだろうね???

さて、そろそろ寝るか。

2010年9月25日(土)
朝刊の社会面に、前田元主任検事に取り調べを受けた陸山会事件の石川被告ら元秘書3人が起訴内容を否認して全面的に
争う意向を表明したという記事が載っていた。
争点は「供述調書の信用性」。
「逮捕されるような検事の作成した調書は信用できない」というわけだ。
(言うと思った通りに言うなあ……)

昼。
そう言えば昨日「♪かものはし」さんに何かに誘われていたような気がするのを思い出す。
出かけようとするが、はて、何だったっけ?
最近、アルコールを飲むと記憶が飛んでしまう。
困ったことだ。

確か、小説家の川又千秋先生に関係のあることだった気がする。
そこで、川又先生に電話をする。
「ええと、今日は何かがあるんでしたっけ?」
と、間抜けな質問。
「ああ、それは代々木公園のインドフェスタのことでしょう。私は仕事で行けなくなりましたが」
と、川又先生。

そうか、インドの何かが代々木公園であるのだな。
地下鉄に乗って代々木公園駅で降りる。
道行く人を呼び止めて、
「すみません。代々木公園というのはどこでしょう?」
「ひょっとして、ナマステ・インディアに行かれるのですか?」
と、通行人。
(そうその、インドの……何かだ)
「道路を渡って真っすぐに行けば、すぐ右側がナマステ・インディアの会場です」

会場に着く。
しかし広いぞ、代々木公園。
お約束通り、迷子になる。

「♪かものはし」さんに電話をかけるが、出ない。
(確か、AB子さんも行くと言っていたな)
と、こっちにも電話をかけてみるが、出ない。
最後にO河内さんに電話して、やっと通じた。
ちょうど野外ステージでインド音楽の鑑賞中で、電話の呼び出し音が聞こえなかったらしい。

野外ステージにたどりついて、ようやく合流。
東インド古典舞踊のガーネシャに捧げる踊りというのを観る。
「ガーネシャって、人間の体に象の頭ってことは、脳は象なんだよね。っていうか、そもそもサイズが違わない?」
と、「♪かものはし」さん。
ああっ、これだからSF者は!(笑)

女性陣が占い師に前世を観て貰いたいというので、そっちのコーナーへ。
私は、この間に食事をするが、インド料理は辛いので、ヒリヒリする舌をビールで冷やす必要がある。
(まだ明るいのに、しょうがないなあ)

朝のうちは雨だったのに、祭りの始まる時間にはきれいに晴れたのだとかで、インド人は日頃の心がけが良いらしい。
日差しが強くて、既に4時だというのに日に当たった肌がヒリヒリするほど。

占いは人気らしくて長い行列が出来ている。
野外ステージからは、なぜか演歌が聞こえ出す。
(インドのお祭りなのに、なぜ?)
と、見に行ったら、頭にターバンを巻いた髯のインド人が、演歌を心で歌っていた。

プログラムによれば「インド人演歌歌手のチャダさん」と書いてある。
チャダさん、歌はこぶしが回っているわ、間のトークも完璧な日本語だわ、お辞儀の仕方も、ちょっとした仕草も、完璧
に日本人。
でも、ターバン巻いてる。
本業は実業家で、結構、成功している人らしい。

その後、シタールの演奏を聴いてから占いの会場に戻ったら、さすがに行列が途切れていた。
15分で1000円だと言うので、私もちょっと観て貰う事に。

「失業中なんですが、仕事が見つかりますか?」
と、聞いたら、占い師、タロットカードをテーブルに広げ、
「あなたが今までの仕事の中で得意であったことや、身につけた技術を整理して、面接の時にアピールしなさい」
……適切なアドバイスだとは思うが、それを言うのにタロットカードが必要か?
これで1000円は、高い。

帰りにみんなでファミレスに寄って軽く飲む。
ドリンクバーにハーブティーがあったので、デトックス効果があるというお茶を飲みつつ、ビール。
お茶のデトックス効果のせいか、ビールを飲んでもぜんぜん酔わない。

地下鉄で帰宅。
寝る。

2010年9月24日(金)
朝。
寒い。
昨日から急に秋になったようだ。
咽の痛みが治らず、ちょっと困った状態。

ニュースを見たら中国に拘束された日本人4人に関する続報で、現地法人の同僚宛に「救命」とだけ書いたショートメー
ルが届いたのだそうだ。
普通、日本人はこのシチュエーションで「救命」という言葉は使わないから、これは中国語かな?
送信先の同僚というのが、中国人だったのだろうか?

(中国当局の人間が拘束した日本人の携帯を使ってメールを送る事も可能だよなあ……)
などと、いろいろ考えてしまう。

気象情報によると台風が接近中なのだそうで、空を雲が覆っている。
寒いので、冬物のシャツを引っ張り出す。

夕方。
那覇地検が、日中関係考慮して海上保安庁が逮捕した中国人船長を釈放したというニュース。
さすがにこれには驚いた。
だって、首相も外務大臣も不在中だぜ。
そんな時に、どう考えたって外交問題に関わる重大決定を「那覇地検」がやっちゃったのか?
これは変である。

(「国際会議の最中に中国が人質を取って日本を脅迫した」ことを国際世論にアピールするのが目的?)
とか、いろいろ考えてみるが、たぶん報道されていない何かがあるのだろう。
ただ、この件で日本人全体の中国に対する感情が悪化したのは確かだな。

夜。
「空想小説ワークショップ」へ。
黒崎先生、最後の授業。
来期の受講生の集まり具合では「ワークショップ最後の授業」かもしれない。

外に出ると小雨がパラついている。
放課後の飲み会で、K山さんから「タクシー運転手の秘密兵器」を見せて貰う。
緊急事態に危険信号を発するには、あまりハイテクな方法より案外とローテクな方法の方が有効なようだ。

少しだけ「ドンキホーテ」に寄ってから帰宅。
寝る。

2010年9月23日(木)
雨。
昨日とうって変わって涼しい日。
咽が痛くて体がだるいのは季節が変わる合図か。

ニュースは郵政不正裁判関係。
前大阪地検特捜部長と前特捜部副部長も事情聴取を受けたとか。

毎度元気な北海道の鈴木宗男さんは「そらみろ、検察は信用できない!」と、ぶちあげたそうな。
鈴木さん、収監後も新党大地の代表を続投することが決まり、党の例会に出席した支持者からも異論は出ず。

「検察は嘘つきなんだから、有罪になったとしても悪い事をしたとは限らない」
というこの空気が広まってしまうと、法治国家としては、かなりまずいのだが……。

昼。
長野のAさんからブドウが届いたので、食す。
お陰で、少し元気を回復。

夕方。
中国で日本人4人が軍事区域侵入容疑で拘束されたとのニュース。
この事件の発表に際して新華社は、一報配信の前に異例の「配信予告」を行ったのだそうだ。
たぶん事件に政治的意味合いがあるというメッセージなのだろうな。
分かり易い意思表示だ。
外交的に重要な局面なので、日本政府として間違いのない手を打って欲しいところ。

体が熱っぽいので、ゴロゴロしながら民放のニュースを流し見していたら、先天性欠損症の女性についてのドキュメンタ
リーが流れた。
重度の障害を抱える我が子を立派に育てた御両親は、やはり立派な人なのだろう。

お父さんが出て来て、障害を持った体で生きて行かなくてはならない子供が可哀想だと、殺そうとしかけたこともあると
いうようなことを語る。
その一瞬に、我が子がニコッと笑った顔を見て思いとどまったお父さんと、実際に我が子に手をかけてしまった親。
幼児殺害犯と、立派な父親の境は一瞬だ。
なかなか奥の深いドキュメンタリー。

夜。
今日はそんなに寝苦しくはないな。
相変わらず咽は痛い。
寝る。

2010年9月22日(水)
朝刊を読む。
昨日、ちょっとだけニュースで見た、郵政不正事件の主任検事が証拠隠滅容疑で逮捕という記事。
逮捕された検事の主張によれば、証拠となるフロッピーディスクを「うっかり書き換えてしまった」のだそうだが、逮捕
容疑としては、やはり故意に証拠を改竄しようとしたとされているみたいだ。
これが本当に「故意」だったとして、では、彼の動機は何だったのだろう?

むかし「大捜査線」という刑事ドラマを見た事があるのだが、その中に、拳銃の密造を行っている暴力団事務所に刑事が
踏み込むというシーンがあった。
家宅捜査を始めた刑事は、事務所内で拳銃の部品であるスプリングを発見、これを証拠に容疑者を逮捕するのだが、実は
このスプリング、拳銃の部品ではなくてボールペンの部品。
なかなか証拠を?ませない「悪者」を逮捕するために、刑事がひと芝居打ったのである。

よく考えれば明らかな証拠の捏造であるが、このことはドラマの中で別に問題とされず、むしろベテラン刑事の知恵と機
転を賞賛するエピソードとして扱われていたし、番組を見た視聴者から批判の嵐……という話も聞かない。
たぶん番組視聴者は、「悪者」を観念させるための「正義」による少々の嘘は、別に問題ないものだと受け取ったのだろう。

「なかなか尻尾を?ませない狡猾な悪者」を前にした主任検事は、ディスクの書き換えを「正義」を行うための許される
範囲の嘘だと考えてしまったのかな?

午後。
ビックカメラへ。
店頭に3Dテレビというのがあったので、試しに見てみる。
私が見た印象では、立体というより、平面的な画像が立体的に並んでいるという感じ。
こちら向きに立てた写真立てが、向こうから手前の方へと順に並んでいるような状態と言えば分かるだろうか。
確かに画面手前に立っている人は近くに、画面奥に立っている人は遠くに見えるのだが、その人たち自身の体はそんなに
立体的に見えない。
そんな感じ。

9月とはとても思えないほどに暑い1日。
日が暮れて来たので、近所の商店街で軽くビールを飲んで帰宅。

薫子ちゃんが掲示板に「先輩と鳩」という怪談話のことを書き込んでくれていたので、ネットで検索する。
どうやら稲川淳二が語る怪談か何かの番組に出て来た話らしい。

他の住人が夏休みで規制してしまった学生下宿にひとりで寝ていた学生が、夜中に「ククッ」という鳴き声を聞く。
先輩から聞いた「窓から入って来る鳩」の話を思い出して鳩だと思っていたら、男の生首が「ククッ」と笑いながら入っ
て来たという怪談。
たぶん鳩の鳴き声を聞きながら眠ってしまい、夢を見たのだろうね。

生首が動き回る話は、吾妻ひでおの「雨の霊能者」にも出て来たなあ。
あれは確か、ハムを食わせたら昇天してしまったのだった。

それにしてもこの話、一番気になったのは「男の生首は、なんで笑っていたのか?」ということ。
思い出し笑いかなあ?

思い出し笑いと言えば、私の知り合いの坊主が、檀家でお経を上げている最中に、ふとおかしなことを思い出してつい思
い出し笑いをしそうになって、笑いをかみ殺しながらお経を上げるのに苦労したという話を聞いたことがあるな。
真面目な顔をして数珠など揉んでいるからと言って、頭の中では何を考えているやら分からんのである、坊主は。

それはそうと、生首がもしも何か面白いことを考えながら笑っていたのなら、どんなことを考えていたのか聞いてみたい
気がするな。
「生首が語る笑える話」って、ちょっと楽しそう。

さてと、寝ようか。

2010年9月21日(火)
なんだか今日は暑い。
昼に1号君のアパートに行き、なぜかカラーボックスの組み立てを手伝わされる。

帰宅。
『小鳥を愛した容疑者』(大倉崇裕 講談社)を読む。
連作短編集。

銃を持った不審者から警官をかばって頭部に重傷を負った元捜査一係の警部補・須藤友三は、現場に拘るあまりに事務方
への異動を拒み、懲罰人事的に総務部総務課課長代理心得という「課長バカ一代」みたいな役職を命じられる。

この部署の仕事は、事件関係者が飼っているペットの面倒を見ること。
動物愛護団体からの圧力によって出来た、飼い主が警察に勾留されるなどして放置されることとなったペットを保護する
仕事をする部署なのである。

すでに設定がおバカなので、どこから何が飛んで来るやら分からない小説。
動物のエキスパートである相棒の婦人警官と共に「現場(げんじょう)」に赴いた須藤警部補は、そこで動物の生態や飼
い主の習慣などを手がかりに、事件を解決に導く活躍をする。
(もっとも、事件解決の重要な鍵を発見するのは、専ら相棒の婦人警官の方だが)

物語の設定上、普通とは違った物の考え方をするペットマニアたちが続々と登場する。
この作品が面白いのは、それらのマニア達を単なる「変人」としての嫌悪や好奇の対象に描いていないことだ。

なぜならば……
例えば十姉妹を飼うのに、縦横60cm、高さ150cmの鳥カゴを5つも部屋に置いている男というのが出て来る。
現実に、こんなことをする人間がいるものだろうか?
答え:いる
例:大倉先生自身

大倉先生の十姉妹への愛は、ファンならみんな知っている。
要するに、これはペットマニアが描くペットマニアの小説なのである。
但し、主人公として設定されているのは、あくまでペットマニアではない普通の人間。
この微妙な距離感があるので、ペットマニアでない人にも面白く読める小説になっている。
全部で4編の小説が載っているが、その4編目のラストが余韻を残す感じに終わっているので、続編が期待できそうだ。

夜。
養老乃瀧で一杯。
帰宅してニュースをつけたら、厚生労働省の村木元局長の無罪確定……は、予想通りとして、「主任検事が証拠隠滅容疑で
逮捕」というのは何なんだ?

何がどうしてどうなったんだか……
とりあえず、明日の朝刊を良く読んでみよう。
寝る。

2010年9月20日(月)
やって秋がやって来たかな? という気温。
外を歩くとまだ汗ばむのは、湿度のせいか。

私が現在使っている携帯電話が、周波数帯がなんちゃらかんちゃらで使えなくなるという。
「よって機種変更をするように」とかいう通知が来たので、午後auショップへ出かける。
向こうの都合だから「機種によっては無料になります」とのことだったが、この「機種」というのがどうもイマイチ。
結局、6000円出して、今月発売したばかりの最新型だという機種(K006)を買う。

その後、池袋の地下道の入り口にある階段下で知人と待ち合わせ。
買ったばかりの携帯をいじりながら階段の上を覗き込んでいたら、降りて来たおばさんにキッと睨まれた。
(何と勘違いされたのだろう?)

ボナパルトでワインを飲んでから、60階通りに移動。
もんじゃ焼きでビール。

帰宅したら、アマゾンから『小鳥を愛した容疑者』(大倉崇裕 講談社)が届いていた。
読み始めて間もなく、ワインとビールのアルコールが回って来たので、今日はもう寝ることにする。

2010年9月19日(日)
朝10時。
区役所が開くと同時に窓口へ。
ちょっとした手続きなのだが、平日だと人が多くて順番待ちに時間がかかる。
休日はさすがに待合室も空いていて、20分ほどで手続きが済んだ。

午後。
1号君が引っ越しをしたというので、さっそくアパートを襲撃する。
駅から徒歩7分ほどの1Kアパート。
日当りも良く、6畳ほどの広さの部屋に4畳の台所が付いて、家賃は4万円だそうだ。

「いい部屋じゃん」
「うん、不動産屋によると隣の部屋には誰もひとが住んでいないので2階は、ほぼ俺の占有なんだ」
「それはいいね」
「でも、隣の部屋からなんかカリカリ音がする」
「それはホラーだね」
「大家に聞いたら、『ホホ……、そこはうちの猫ちゃんのお部屋なの』だそうだ」
「……確かに〈ひと〉は住んでいないな。不動産屋は正直だ」
飼い猫用に、アパートの一室をまるまる使ってしまう大家も強者だと思うが。

「おまけに猫の部屋は、俺の部屋より広いんだそうだ」
「ユニークな大家だ。他に何か面白いことはなかったか?」
「さあ、別に……。天袋を掃除したら、日本刀と神社のお札が出て来たぐらいで……」

1号君の楽しいシングルライフの始まりを祝って、ファミレスで食事を奢り、
「何か〈変わったこと〉があったら、すぐに私に電話するんだよ♪」
と、親切な言葉をかけておく。
(カメラとか、用意しておこうかなあ)

帰宅。
明日の「敬老の日」関連のニュース。
日本の総人口のうち80歳以上の人が826万人と、初めて800万人を突破。
「日本の総人口」って、確か1億2000万人ぐらいだろう?
そのうち800万というのは、考えてみるとすごい数字だ。
老人が増えるということは、老人の介護にも人手を割かねばならないということ。
単純に長寿を喜べない時代になって来たね。

寝る。

2010年9月18日(木)
晴天。
秋が逃げてしまったかのような気温。

本日は、イベント本番。
外は夏のように暑く、会場内は冷房が効き過ぎて寒い。
明らかに健康に悪い環境で1日立ちっぱなし。

昼の休憩に地域の高校生による演劇を観に行く。
「合格ラインがやって来た」というタイトルの芝居で、ストーリーは、「仲睦まじい恋人同士である〈60点〉と〈59
点〉が幸せに暮らしているところに〈合格ライン〉と名乗る当局の役人が現れて2人の住む世界を強引に分けてしまう」
というもの。

無理やり世界を隔てられ、互いの記憶を奪われることになった2人は、自分たちに出来る最大限のことを行う。
それは、世界が隔てられる寸前に、境界線の両側から互いに愛を叫び合うこと。
それ以上のことは何もしないし、思いつきもしない。

世界は自分たちを理不尽な目に遭わせるが、自分たちが世界を変えられるなどとは考えも及ばないので、「理不尽な目に
遭わされたらたときに悲しむ自由があること」を最大の喜びと感じ、それ以上のことを求めようとしない。
ここまで世界に遠慮しながら生きているのか、現代の若者は?
劇を見終わって、暗澹たる気持ちになったぞ。

夕方。
イベント終了、後片付け。
アマゾンで『小鳥を愛した容疑者』(大倉崇裕 講談社ノベルス)を注文。

ネットのニュース。
尖閣諸島付近で起こった日本の巡視船と中国の漁船の衝突事件の続報が入っていた。
間の悪い事に、今日はちょうど満州事件の発端となった南満州鉄道の爆破事件(柳条湖事件)のあった日なのである。

念のため、柳条湖事件とは、1931年に、日本の関東軍が南満州鉄道の線路を自分で爆破、これを中国の破壊工作だと
言い張って中国東北部占領のきっかけとした事件。

そこで、「日本人がまた自分で巡視船を中国の漁船にぶつけておいて、これを中国側がぶつけたと言い張っている」と、
中国で抗議行動が起こっているらしい。

かなり重大な国際問題なのだが、日本のマスコミにとって重要なのは「菅vs小沢」のお家騒動の方らしい。
自民党は自民党で、言っているのは専ら「民主党との対決」だし……。
いま「日本」がとるべき行動について考えている奴はいないのかね?

風呂に入って、寝る。

2010年9月17日(金)
朝のニュースで、岡田さんが幹事長に、前原さんが外務大臣に決まったと言っていた。
逆の方が良かったんじゃないか?
これだけ外交問題がややこしい時に、外務大臣を変えてしまうのは良くないだろうというのは、素人にも分かることだし
八ッ場ダムの一件で見る限り、前原さんってあんまり交渉能力は高くなさそうだ。
中国やアメリカ相手に、ちゃんと渡り合って行けるのかね?

午後。
イベントの準備の仕事で出かける。
自分の持ち場の作業がすぐに終わったので、飾り付けの仕事を手伝う。
ゴム風船を使って壁面を飾り付けるのだが、この風船というのが実に割れ易い困ったシロモノ。
会場のあちこちで、しじゅう「パァン!」という音が響き渡り、その度に周囲がビクッとする。
風船の割れる音は、結構デカイのだ。

3時間かけて、どうにか作業が終了。
帰りかけると会場の入り口に警察官が来ていた。
何か通報があったらしい。

「まさか、風船の破裂音が銃声に聞こえたとか、そういう話じゃないよなあ?」
「まさか!」
「アハハハハ……」
「……我々、ちょっと急ぎの用事があるし」
「そうだね。さっさと外に出よう」
門の所で警察官に笑顔で挨拶し、速やかに外へ。

5時から別のイベントの打ち合わせを済ませ、夕食をとりに「なか卯」へ行く。
食券販売機に「時鮭(ときしらず)の単品」は、ボタンにないが販売しているという主旨の張り紙があった。
どうやら、これがメニューから消えた時にショックを受けた客は私だけじゃなかったようである。
朝食メニューの塩鮭定食を単品メニューの組み合わせで昼や夜に食べるという楽しい事が出来なくなってしまったのだ。
(「出来ないと何なんだ?」とかいうツッコミは入れないように)

期間限定メニューの「鴨つけ蕎麦」を食べて帰宅。
さすがに疲れているので、風呂に入って、寝る。

2010年9月16日(木)
朝。
雨模様の天気。

昼から出かけ、昼食は西武イルムス館8階のカフェ・コンポートでスパゲティ。
鳥打帽が欲しかったのでサンシャイン60まで歩き、インフォメーションのお姉さんに、
「鳥打帽が買いたいのですが、売っていそうな店はどこでしょう?」
と、聞くと、
「は? トリ?」
と、聞き返される。
「鳥打帽ですよ。鳥打帽」
と、繰り返すが、
「それは、一体???」
と、まったく通じない。

仕方ないので、
「帽子の一種なんですが」
と、言って帽子屋の場所を教えて貰う。

(最近の若い人は、鳥打帽を知らないのかなあ?)
と、首を傾げつつ帽子屋に着くと、鳥打帽はちゃんと棚にたくさん並んでいる。
なんだあるじゃないか。

棚の前で選んでいたら、店員のお姉さんが寄って来て、
「〈ハンチング〉をお探しですか?」
そうとも言う!

……ぢゃなくて、どうやら英語で言わなかった私がいけなかったらしい。
〈ハンチング〉を買って帰る。

ネットを見たら、ロボット関連の記事が2つ。
まず、ひとつ目は、「川田工業×産総研のレイバーがスリムに進化」

身長151cm、体重39kgのこのヒューマノイドHRP−4は、技術的には、Linuxカーネルやオープンソースのロボット
シミュレーターを採用していて、既存のソフトが利用できるというところが売りなのだろうが、ロボットアニメ好きには
デザインのスマートさが嬉しい。
青と白のツートンカラーで、見た目はそのままロボット刑事である。

ただ、持ち運べる重量が片腕で500gまでというのは、戦闘用にはちょっとパワー不足かなあ???
(↑だから、誰が戦わせると言った?)

……などと思っているところで見つけたのが2つ目の記事。
「重さ100キロ運べる2足歩行ロボ 千葉工大が開発」。

高さ約2m、重さ230kgの試作機「core(コア)」は、鳥のような逆関節の脚部を持ち、将来は人が乗って操縦で
きるようになる予定なのだそうだ。
「パトレイバー」の世界まで、あと一歩か?

明日は明日で忙しいので、そろそろ寝る。

2010年9月15日(水)
めずらしく曇り。

午前中。
銀行に行く。
(なぜうちに来る郵便物は、みんな「請求書」ばかりなのか?)
みんな肩の上で「買っちゃえ、買っちゃえ」と囁く「物欲くん」が悪い。

帰宅。
通販で本を買う。

夕方。
2号君が部屋に来て、
「高感度フィルムを買いに行きたいのでつき合ってくれ」
と、言う。
2号君、最近「二眼レフ」に凝っている。
「前にISO800を使ったら、室内での写真が暗くて」
とのこと。
(まあ、『大人の科学』のふろくだからねえ)
写真の醍醐味は「わっ、写ってる!」という感動なので、良いかな?

ビックカメラで2号君のフィルム選びにつき合ってから、家電売り場へ。
「炬燵って置いてます?」
と、聞いたら、
「炬燵は、まだちょっと……」
という返事。
9月も半ば過ぎなので、そろそろ冬物の季節家電が店頭に姿を見せる頃かと思ったのだが、やっぱり残暑が厳しすぎるせ
いか?

店を出て、その辺の店で軽くビールを飲む。
キンキンに冷えたドイツビール。
(ドイツビールって、こんなに冷やして飲むものだっけ?)

帰宅。
夕刊のトップは、円売り介入関連。
(とにもかくにも、いまは経済が上手くいってくれないとなあ)

尖閣諸島の問題とか菅さんも大変だろうが、専門家によると今回の代表選は「世論によって票が動いた」選挙だったそう
だから、国民としては間接的ながら「菅さんは、自分たちが選んだ総理大臣」という感じになるわけだ。
支持率が安定して、政権が腰を据えた経済政策に取りかかれるといいな。

携帯の電池が切れかかっていたので、部屋で充電しようとしたら充電器が壊れていた。
そろそろ携帯電話そのものを買い替えた方がいいのだろうな。

ネット通販で買い物をしてから、寝る。

2010年9月14日(火)
朝。
昨日の続きで部屋を探すが、失せ物はやっぱり出て来ない。
9時過ぎに区役所に電話。
「○○○という書類の再発行をして欲しい」
と、言うと、
「手続きに1週間ぐらいかかる」
と、言われる。
「来週の日曜日に使いたいので、もっと早く出来ないか?」
と、聞いたが、
「無理だ」
という返事。

一旦、電話を切り、別の担当者が出たので、
「○○○という書類が来週の日曜日に必要なのだが紛失してしまった。どうすれば良いか?」
と、聞いたら、
「新規発行の手続きなら即日可能なので、そのようにすれば良い」
と言うので、そのようにすることにする。
お役所仕事を相手にするのは、ちょっとパズルに似ている。

午後。
野暮用で忙しい。
それにしても、9月も半ばだと言うのに、何なんだこの暑さは。

夕方。
別件で電話連絡。
バタバタした1日。
1号君に会って、『機動警察パトレイバー』(ゆうきまさみ 小学館)の続きを借りる。

ニュースを観たら、民主党の代表選の結果が出ていて、菅さんの続投だそうだ。
謎だったのは、議長が選挙結果を読み上げた直後の菅さん、小沢さん、それぞれの表情。
硬い表情の菅さんの後ろで、小沢さんが満面の笑み。
(なんでだ?)

何か巧妙な罠でも仕掛けられていたのかと、とっさに勘ぐってしまう。
幹事長を辞めた直後の、彼の「無私(「無欲」ではない)」という言葉がふと思い出された。
永田町で「小沢は怖い」と言われる理由は、ひょっとして、これか?

夜。
T号君から借りた『機動警察パトレイバー』(ゆうきまさみ 小学館)を22巻まで全部読む。
回収されていない伏線がいくつも残っていたりして、作品としては未完成な印象が残る。
特に後半が完全に大人向けの話になっていて、少年誌の読者がこの物語について来れたのだろうか? と、首を傾げてし
まう。
(例えば「この女」が、過去に自分を騙した男に会いに行く理由とか? それに対して「この男」がとる態度とか)
これは、大人向けの読み物だなあ。

寝よう。

2010年9月13日(月)
夕べ寝たのは結局明け方の4時。
朝。
寝ぼけたままで「ゲゲゲの女房」を観る。
水木しげるが娘の就職を妨害しようとする最低親父になっていて、笑う。

昼から野暮用。
「高校をトップの成績で中退した」という2〜30代ぐらいのお兄ちゃんに、学校教育の無意味さについて語られる。
私も学校はあまり好きじゃなかったから、割と話が合ってしまった。
 
午後。
区役所に行く用事があって出かける。
1号君に会って、マクドナルドでハンバーガーを奢られる。
例のアパートを借りる話。
「平和通りの近くなら、割と安いアパートがあるみたいだ」
と、言うから、
「あそこは別名〈平和……だったらいいのになー通り〉と言われているぞ」
と、教える。

帰宅。
探し物で部屋中をひっくり返す羽目になる。

現在、夜中の3時半。
まだ見つからない。
困った……。

とりあえず、寝る。

2010年9月12日(土)
午前中。
本日は特に急ぎの用事もなく、「穏やかな日だなー」と思っていたら、昼前に突然、洋服掛けにしていたポールが壊れて
落っこちる。
……新しいのをハンズに買いに行く。

東池袋まで地下鉄に乗り、電車の中吊りで週刊誌の広告を見たら、「文芸春秋」と「週刊ポスト」の民主代表戦関係の見
出しが、まるで別の世界の出来事を報じているようで面白かった。

小沢vs大新聞&テレビ局vs週刊誌&タブロイド紙の図式で、「敵の敵」である小沢一郎は、週刊誌やタブロイド紙に
とっては、ある意味で「味方」なんだろうな。
ひょとして、ネット投票で小沢支持が多かったのは、ネット住人も大新聞やテレビが嫌いだからか?

サンシャインで昼食をとり、ワゴン販売の中古DVD屋で金曜日に見損なった「バンテージ・ポイント」を買う。
ハンズへ行き、どうせならデカいものをと物干棹サイズのポールを購入。

エスカレーターで下に降りようとしたら、O河内君を見かけたので、
「キミ、私のテリトリーに勝手に入り込むとは、けしからんじゃないか」
と、いちゃもんをつけたら、
「郵便局はどこですか?」
と、尋ねられる。
郵便局の場所を教えて、帰宅。

「バンテージ・ポイント」を観る。
構成がちょっと面白い映画。
大衆の前で演説中の大統領が狙撃される。

この事件を、
1.現場を中継していた中継車のテレビクルー。
2.大統領を警護していたSP。
3.地元警察の刑事。
4.その場に居合わせた観光客。
5.大統領自身。
の、5つの視点からまず見せてから、「解答編」みたいな形で犯人グループの視点での事件の顛末が描かれる。

映画「羅生門」に着想を得て作られた作品だと聞いていたので、「薮の中」的な話なのかと思ったら、ぜんぜん違った。
考えてみれば、アメリカの映画会社が、あんな複雑怪奇な物語を作るわけがなかった。
ストーリーはごく単純で「過去の不幸な出来事によって自信を失いかけた主人公が、大きな事件に遭遇する事で大切なも
のを取り戻す」という、ごく分かり易い内容。

映画そのもののキモは、その構成にあるので、登場人物の心理の掘り下げとかそういうものを期待してはいけない作品。
ひとりの人物の視点で見た時には「ある出来事」に見えたモノが、実は別の視点から見るとまったく違った出来事の断片
だったというような、視点の変化による物事の見え方の変化を楽しむ映画。

物語の冒頭とラストに、目の前の現実を「編集」して報道しようとするテレビ局の人間と、公式発表に基づいて実際に起
こったこととはまるで違う内容のテレビニュースの画面が映る。
我々は、テレビカメラを通じて真実を観ているつもりで、実はマスコミや権力の作り上げた物の見方を押しつけられてい
るだけだというのが製作者の主張かな?

90分程度の映画で、「視点」が変わる毎の区切りがはっきりしているので、友達とみんなで区切りごとにDVDを止め
ながら観て、何番目の「視点」で真相に辿りつけるかを競争してみても面白いかも知れない。

さて、そろそろ寝たいんだが、暑くてものすごく寝苦しそうな夜だな……。

2010年9月11日(金)
秋なのに、9月なのに、暑い。

ニュースをチェック。
厚生労働省の郵便不正問題で、元局長の村木被告に無罪判決。
下っ端が起こした事件を「地検らしく」組織犯罪として立件しようとしたのがいけなかったのかね?

今回の事件で面白かったのは、「供述調書」というものの証拠能力。
複数の人間の供述を元に調書を作り、その内容に整合性が付くのならば、その供述調書の証拠能力は高いというのが従来
の考え方。

今回の裁判では、捜査側が作成した内容を供述する側に押し付ける形で調書が作成されていたと判断して、証拠として採用
しなかった。
要するに、同じシナリオを配って喋らせたのだから、セリフが矛盾しないのは当たり前というわけだ。
たぶん、他の事件でも似たようなことをやっているんじゃないかなあ。

午後。
1号君から『機動警察パトレイバー』(ゆうきまさみ 小学館)1〜15巻を借りる。
主人公が巨大ロボットに乗って敵と戦う話。

夕方。
アメリカで「コーランを焼くイベント」が直前に中止されたとかいうニュース。
貿易センタービル跡地の近くにモスクを造る計画に対して反対デモが起きたりもしているそうだ。
考えてみれば、今日は9月11日。

改めて、あれは「キリスト教徒vsイスラム教徒」の喧嘩だったのだなあ、と実感。
何の関係もない仏教徒の日本が「テロ対策」とか言って騒いだのは、まるっきりのコメディだったわけだ。
テロをやっている側は、日本なんか相手にしていないのに、ひとりで騒いでいたという図で、たぶんテロリスト自身にあの
騒ぎを見られていたら、「何をやってるんだろう?」と、小首を傾げられたに違いない。
うわっ、なんか、恥ずかしい!

夜。
『機動警察パトレイバー』15巻まで読み終わる。
これって何巻まで続くんだ?

寝よう。

2010年9月10日(金)
朝。
ちょっと涼しいのかな?
朝刊の1面トップは、日本振興銀行のペイオフ。
中小企業の経営者が、数千万円の預金のうち1千万円しか返してして貰えないと言われたら、そりゃ大騒ぎだろうなあ。

民主党代表選の話題。
民放の番組のゲストコメンテーターが、
「菅支持者と小沢支持者の数字が、ネットとマスコミの世論調査では正反対になるのはなぜでしょう?」
と、コメントを求められて、困った顔でトンチンカンな返事をしていた。
(「なぜでしょう?」と聞かれてもねえ……)

コメンテーターという商売の人は、
「そんなこと聞かれたって、分かるわけがないだろう」
とか答えちゃいけないのだろうな。
見ていて気の毒に思えた。

昼。
『封神演義』(安能務 講談社文庫)の続きを読む。
バトルシーンの連続で、なるほど、これを漫画にしたらウケただろう。

夕方。
今夜の空想小説ワークショップの課題をまだプリントアウトしていないかったことに気づいて、慌ててサーバからダウン
ロード。
早めに着いて、エントランスで読む。

金子みづはさんの「葦の原 ーありふれた死の舞踏ー」
幼い頃に母親に心中の道連れにされかけた娘。
彼女は母親が入水しようとした川の中で、自分の足を?んで引き入れようとした何者かの手の感触を記憶する。
まもなく母は死に、生き残った娘の周囲には「死」の影がまとわりつく。

折しも戦争の時代。
否応なく身近に迫る「死」。
しかしやがて戦争は終わり、生き延びた彼女は結婚し、子を産み、幸せな生活を手に入れる。
自分を追い続けてた「死」の影から、ようやく逃れらたと思った娘だが……。
怖い話である。

さて、そろそろ授業の時間かと受付に行ったら、担当のお兄さんが何だかうろたえている。
なんでも来期の講師である川又千秋先生に「受講生が10人以上集まらなければ講座は開かない」と、宣言された由。

「私どもは、一体どうすればいいのだか……」
と、半分パニック状態。
気持ちは分かるが、私に言われてもお力にはなれそうもない。

このワークショップの継続を申し込む人は、割と直前まで手続きをとらない。
どうせ継続するのは決まっているのだからと、講座当日に申し込み手続きをする人も少なくないのである。
「でも、川又先生は、講座開始1週間前に申込者の人数を教えろとおっしゃるんですぅ……」
お兄さん、泣かないで。(笑)

講座終了後。
お兄さんが教室に入って来て、
「……というわけで、今までの受講生の方は、申し出がない限り手続き未了でも受講継続の人数に入れたいのですが」
受講生から異論が出なかったので、そのようにすることになる。

「やっぱり不況で、受講生の人数が減っているから」
どこも大変なのである。

放課後の飲み会は、教室の近くの「大馬鹿地蔵」。
ビールを飲んで帰宅。

寝る。

2010年9月9日(木)
重陽。
なぜか日本ではあまり盛り上がらない「菊の節句」の日。

やや涼しい朝。
やっと秋が来たのか、単に天気のせいか。

朝刊の記事。
鈴木宗男議員の上告棄却。
鈴木議員とともに逮捕され、すでに有罪が確定している佐藤優元外務省主任分析官が、元厚生労働省局長の村木被告の裁
判の件に触れて、鈴木議員に対する上告棄却を「非常に政治的」と批判しているそうだ。
裁判で有罪になった人が、裁判そのものを批判する風潮が広まるのは、法治国家としては、あまり好ましくないな。

昼。
1号君につき合って、少し散歩。
「アパートを借りて一人暮らしを始めようかと思うんだ」
と、1号君。
「思えよ」
と、私。

「池袋駅徒歩15分以内で、家賃3万円以下ってとこ、ないかな?」
と、1号君。
「探せよ」
と、私。
気温は暑いが、日差しは秋。

夕方。
そば屋で一杯。
午後5時頃の時間帯に、客は私だけ。
(大丈夫なのか、この店?)
何年か前に来たときは、もっと繁盛していた気がするのだが。

帰宅。
本でも読みながら、寝る。

2010年9月8日(水)
雨。
台風が来ているらしい。
普通だったら「台風が来てえらいこっちゃ」なのだが、「雨で涼しくなって嬉しい」の方。

シャワーも水だとちょっと寒いので、ガスを点けようとしたら、点かない。
先月直したばっかりの風呂釜、また壊れたらしい。
ボロアパートめ!

でも、ここを出てどこかへ引っ越すカネもない。
ガス屋を呼んで修理してもらわなきゃ。
でも、修理にもカネかかるんだよなあ。

午後。
昨日、ブックオフで買った『封神演義(上)』(安能務訳 講談社文庫)を読む。
「訳」とはなっているが、どう考えてもバブル期の日本人の価値観としか思われないような「意見」が多々見受けられる
ので、たぶんかなりの「創作」が加わっているのだろう。
(奥付によれば、1988年11月15日 第1刷発行)

古代中国で実際に起こった殷周革命を、仙界に住む仙人の活躍を交えて描いた小説。
時代は、紀元前11世紀。
強く聡明な王であった殷の紂王は、女?宮に参詣したときに、女?の像のあまりの美しさに、つい壁にラブレターみたい
な詩を落書きしてしまう。
このセクハラ(?)に怒った女?は、美女に化けた女狐の妖怪を使って紂王を堕落させ、殷の国を滅ぼそうとする。
美女に操られた紂王は、次第に暴君と化し、人心が彼から離れて行く。

西伯侯姫昌(後の文王)は、紂王に反旗を翻す事を決意、山で釣りをしていた男、姜子牙(太公望)を軍師として迎える
のだが、実はこの姜子牙、仙人の弟子だった。
彼は、人間界で革命を起こす使命を受けていて……
というわけで、仙人、人間界で大活躍。

夕方。
本日の「毎日かあさん」は、例の練馬区議会で問題になった「5バカ」の話。
西原理恵子が、毎日新聞で連載中の漫画に自分の息子を含めた「5バカ」と呼ばれるいたずらっ子たちが、授業参観の日
に教室内で暴れて学級崩壊状態になってしまった……という話を漫画に描いたところ、学校側から呼び出しがあって「今
後、学校の話を漫画に描くな」と言われ、自社の発行物の内容についてクレームを付けられた毎日新聞社が学校に社員を
派遣し、区議会で問題になり、西原がPTAから嫌がらせを受け、そのことをまたインターネットに公表し……
……という事件の、あのエピソード。

学級崩壊の様子は比較的ソフトな表現に直されていたが「5バカ」という表現はそのままだった。
学校側は、表向きには「学級崩壊が起こっていることを描くな」ではなく「生徒を『5バカ』と表現したことが問題だか
ら」と主張していたのだが、もしもこれをOKしたのであるならば、やっぱり「生徒を『5バカ』と表現したこと」より
「学級崩壊の実態を描かれたこと」の方が、学校側のクレームの原因だったのだろうな。
などと考える。
学校って、所詮はお役所なんだよなあ。

夕食後。
『封神演義』の上巻を読み終わったので、中巻に進もうとしたら、なんか変。
よく見ると、カバーは中巻のものだが、中身は下巻。
どうやらブックオフでカバーを付け違えたらしい。

店に持って行って事情を話し、取り替えてもらったら「お詫びに」と300円分の「お買い物券」をくれた。
(ちなみに、この『封神演義』上中下巻は、1冊それぞれを税込み105円で買ったもの)
帰宅して、続きを読む。

喉が乾いたので、梅酒をロックで飲み……そろそろ寝るか。

2010年9月7日(火)
朝。
ニュースは、民主党代表選。
本来なら菅直人vs小沢一郎であるべきなのだが、菅さん、総理大臣のくせに影か薄くて、実質、小沢一郎vsマスコミ
になっている。
「小沢を総理大臣にしたいひと」と「小沢を総理大臣にしたくないひと」は目立つのだが「菅を総理大臣にしたいひと」
というのが、あまり目立たないのだよなあ。

昼。
電話で打ち合わせ。
正直、面倒くさい。

午後。
1時から3時までの時間帯は、どうしても作業効率が落ちるな。
暑い……。

宮城県の方で、神社の御神木が倒れてニュースになっていた。
樹にも寿命があるから、いつかは倒れるのだろうが、この間も鎌倉の八幡宮で大銀杏が倒れたし、異常気象の影響なんだ
か天変地異の兆しなんだか。
天皇は、本来こういう時に「祈り」とか「祓い」をすべき存在なのじゃないかと思うのだがなあ。
シャーマンの役割とは、なんか変なことが起こって人心が騒いだ時に、「私が神様と話をつけて来たから大丈夫」と言う
ことにあるのだから。

夜。
吹き矢の講習。
筒に入れた矢を、息で飛ばすだけのスポーツ。
なぜこれだけのことで体力を使い果たすんだ? >オレ

ブックオフに寄ってから、帰宅。
ドラマ「10年先も君に恋して」の第2回を見る。

タイムマシンを研究している科学者の研究室に匿われることになった未来人・円山。
ヒロインの弟を「時間警察の者だ」と騙して協力者にし、過去改変の計画を実行しょうとするが……。

未来からタイムトラベルするときの座標の定め方や、量子テレポーテーションを利用した時間旅行とか、突っ込みどころを
わざと作ってマニアを楽しませようとしているのか?
このドラマの脚本担当は、割とSF好きと見た。

SF的に言うならば、もしも円山が過去の改変に成功したならば、円山がタイムトラベルをする理由がなくなり、従って、
過去は改変されないことになる。
……というパラドックスから考えて、円山の過去改変は失敗するはずなのだがな。

ところで、ヒロインの同僚が「ものもらい」だと言って付けていた眼帯が気になったのだが。
あれって何かの伏線なのかなあ?

寝る。

2010年9月6日(月)
朝。
目は覚めたが、手足が重くて動かし辛い。
ものすごくハードな運動をした翌日みたいな感じか?
掌と足の裏が以上に熱くて、全身が火傷をしたみたいにヒリヒリしている。
唇に手を触れるとカサカサしているのに、喉の乾きは感じない。

(変だなあ?)
と、思いつつ、ずっと寝ているわけにはいかないので、這い起きる。
食事をしようと思っても、口の中がヒリヒリして、ものが飲み込み辛い。
目は覚めているはずなのに、目を閉じると夢を見る。
変な状態。

とりあえず、電話で済ませられる仕事から片付けて行くが、能率が上がらず、気がつけば午後3時。
マクドナルドのアップルパイで昼食(?)を済ませ、電話での打ち合わせの続き。
結局、これだけで日が暮れてしまった。
(今日1日で、何件かけたんだ?)

コンビニで買った柴漬けを齧ってウーロン茶を飲んでいたら、やや体力を回復。
1日ほとんどまともな食事をとっていないはずなのだが、体重も体脂肪率も、測ってみたらぜんぜん減っていない。
むしろ増えている。

ドラッグストアで、リポDを1箱買ったら、おまけに歩数計がついて来た。
私が運動不足だと言いたいのか?
そうなのか?

……もう寝よう。

2010年9月5日(日)
目を覚ますが、体の疲れが全然とれていない。
パソコンの前に座り、ボーッとしている。

こんな時に頭を使うことをやろうとしても無駄なので、高須クリニック院長の「その後」をネットで読む。
テレビで有名な美容外科医が、歯医者の治療で細菌感染を起こしてしまったという話の続きである。
(どうやらインプラントの土台にするために骨を移植したところ、消毒が不完全だったらしい)

そこで移植した骨を摘出して患部の消毒をやり直すことになったらしいのだが、痛いのが苦手な院長、歯医者の麻酔じゃ
頼りないということで、自分が経営している病院まで歯科医を呼んで、自分の部下である麻酔医に本格的な麻酔をしても
らって手術をしたらしい。

ここで興味深かったのは、翌朝、目が覚めた院長が自分のサイン入りの「指示書」を自分で読むところ。
麻酔から覚めた後の行動について指示した書類なのだが、彼には自分がそれを書かせてサインした記憶がまるでないのだ
そうである。
自分の記憶にない昨日の自分が、今日の自分に宛てて書いた手紙を読む。
そういうSF的な出来事を、実際に体験する人がいるのだな。

午前中。
英国SFドラマ「プライミーバル」を観る。
ちょっと観ないうちに、主役が交代していた。
おまけにメンバーに肉体派が増えている。
頭脳派という設定だったオタク青年まで、なんかアクションしている。

ところで、この作品のスタッフは、「変な日本好き」なのかね?
登場人物の着ていたTシャツに書かれていた文字が「氷」。
なぜ「氷」?(笑)

午後。
昨日の会議関係の連絡で、2時間が潰れてしまった。

夕方。
SF乱学講座に行く。
本日のお題は、「ロボット工学概説:作ったり動かしたりする手法のあらまし」 
講師は、工学博士の本多庸悟氏。

ちょっと驚いたのだが、博士はアイザック・アシモフをロシアの作家だと思い込んでいたようだ。
従って、アシモフの「ロボット工学三原則」は、ロシア語で書いてあるものと信じていたらしい。
アメリカのSF作家として有名なアシモフが、幼少時にロシアで暮らしていたということの方を知らない人の方がむしろ
多いと思っていたので、これは私には意外だった。

話を聞くに、どうやら博士は、アシモフのSF小説自体は、読んでおられない様子。
なるほど。
私のような文系の人間は、まず小説を内容から知るので「これはアメリカ人の書いたもの」となんの疑いもなく考えるが
まったく小説の内容を知らずに、その小道具である「三原則」というものの存在だけを先に知ったら、「アシモフ」とい
うロシア名前から、「ロボット工学三原則」の原文はロシア語だと思い込むのも無理はないのかも知れない。

ただ、アシモフ・ファンとしては、「ロボット工学三原則」に興味を持ったのなら、アシモフの小説の方もぜひ読んで欲
しいと思うな。
「アシモフはSFを書く立場として、矛盾、相剋、葛藤も引き起こす仕組みも考えたのだろうか」
って、博士、それがアシモフのロボットSFのテーマなんだってば!

講義の内容は、求められる要望に添った動きをするロボットの具体的な仕組みの話。
つまり、動きを一旦数式化して、プログラムすることによって、実際にロボットを動かす手続きのようなものだね。

放課後の食事会は、博士は参加せず。
メンサの内山さんが来ていたので、
「私がメンサに入ったのは、当時、アシモフが名誉会長だったから」
とかいう、しょうもない話をしている途中で……気がついた。
(ああっ、こらくちゃんが出ている「外科医 須磨久善」の録画予約をするのを忘れた!)
再放送とか、ないのかなあ?

帰宅。
高須院長のブログを読んだら、歯医者が洗浄用のドレーンを逆方向に取り付けてしまったことが分かり、かつ縫合が不完
全でドレーンそのものがはずれてしまい、おまけに日曜で歯医者は休み。
仕方なく高須クリニックの医師がドレーンの縫合をやり直した……と書いてあった。
いやあ、患者さんが病院の院長で良かったね。(笑)

寝る。

2010年9月4日(土)
午前中から会議が2つ。
これがダラダラと続いて、帰宅したのが午後の4時。
疲れる。

冷房の効いた部屋で、長時間、神経を使うことをやっていたせいか、全身が変に痛い。
部屋でだらだらしつつ、うえだゆうじの「希望の宇宙(そら)の・・・」をエンドレスで聴く。
「頑張っている」のが伝わって来て、なんか思わず応援したくなる歌。(笑)

「イタイ、イタイ」と呻いているうちに日も暮れたので、酒を飲んだら治った。
さすがは、万能薬。

夕刊に、センサーの前で本をパラパラとめくると中身を読み取って複写するというコピー機の記事が載っていた。
実用化されれば、書籍の電子化の効率が上がりそう。

さて、やらなくてはならないことは、いろいろあるのだが……。
まずは、この熱帯夜と闘おう。

寝る。

2010年9月3日(金)
朝。
目が覚めると、既に8時10分前。
5時間近く寝ていたらしい。
睡眠のリズムが狂ってしまって、中途半端に眠い。

昼過ぎになって、やっと頭が働くようになり、急ぎの書類を仕上げる。
暑いはずなのに、寒さを感じて震えが来る最悪の気分。
いっそ寝てしまおうかとチャレンジしてみるが、夜が暑くて寝苦しい時期に日中に寝られるわけがない。
(こんなにバテでいるのに、体重が減らないのはなぜだ?)

夕食、牛丼。
ニュースを見たら、帝京大学病院で多剤耐性菌による院内感染が発生、死者9人が出たとか。
帝京は、隣の区にある病院なので、私も行ったことがある。
かなり大きな病院だ。
院内感染に気づくのが遅れたのは、病院が大き過ぎて内部で情報が共有できなかったからかな?

夜。
ドラマ「崖っぷちのエリー」の最終回。
ラストの30分で、主人公が結婚し、漫画賞を受賞し、売れっ子になり、子供が生まれ、夫が事故死してショックを受け、
立ち直ってしまった。
2ヶ月間、全9話のドラマで、どういう時間配分を考えたらこんな構成になってしまうのだ?

テレビを消して、横になる。
今夜も暑いのだが、寒気は止まらず。
ともかく、寝よう。

2010年9月2日(木)
夜の暑さで、午前3時頃まで眠れず。
恒常的寝不足状態。
おまけに、朝起きると布団が汗でびしょ濡れ。

さらに加えて筋肉痛。
昨日の、たった30分のジョギングが原因か?

さて、豊島区内のニュース。
巣鴨の方で、老女が2人、クーラーのない家で熱中症で死亡したらしい。
昔は、クーラーは贅沢品だったが、今ではないと命に関わる家電になっている。
今年の夏、熱中症で既に500人近い人が命を落としているのだそうだ。

危険なので地方自治体によっては、所得の低い高齢者にクーラーの貸し出しをやっているそうだが、せっかく取り付けた
クーラーを、電気代を気にしてつかない高齢者もいるらしい。
利用者の立場から使い易い制度というのは難しい。

昼。
3週間前に通販で発注した眼鏡(フリーハンド・ルーペ)が、まだ届かないので、問い合わせの電話。
「担当者」から折り返し連絡すると言われて、しばらくしてその「担当者」というのから電話が掛かって来た。
話を聞くに、どうやら発注予測を見誤ったらしい。
商品が届くのは、あと20日先になるとのことで、ひたすら泣き声で謝る担当者。
その、あまりに慣れた泣き声に、つい笑ってしまう。
(そうか、そういう「担当者」なわけだ)

午後。
政治のニュース。
森元総理が町村派に退会届を出したそうだ。
先月の党参院議員会長選で町村派の対応が割れて、谷川さんが落選したことに対する不満がその理由なのだとか。
安倍さんとかが中曽根さんを支持したのが許せないということらしい。
どうでもいいけど、自民党のもめ事の中心は、やっぱり「派閥」なのか?

ところで「新首相にふさわしい人は?」というネット・アンケートがあったので、見てみる。
菅さんと小沢さんのどちらかを選べというもので、新聞の世論調査の数字から予測して、当然圧倒的多数が菅さんと答え
ているだろうと思っていたのだが、意外なことに小沢さんに投票している人の方が多かった。
これにはものすごく驚いた。
ネット上では人気が高いのか、小沢一郎?

夕方。
気温、下がらず。
風呂場で水をかぶって体を冷やしても、すぐにまた汗が出る。
腹の贅肉のひだの隙間から、ツーっと流れて出て来る汗がすごく気持ち悪い。

夜。
コンビニで貰ったフリーペーパーに、ツィッターの落とし穴というのが載っていた。
うっかり「まだ会社、なう」とか書き込んだら、不在を知られて空き巣に入られた人というのがいるらしい。
個人情報保護法とか言って、自分の情報を徹底的に秘密にする人がいる反面、自分で自分の現在位置まで公開している人
もいるわけだ。
両極端だなあ。

目下、午前2時半。
暑くてまだ眠れない、なう。

……午前3時を回った。
眠いんだけど眠れない、なう。
とりあえず、ベッドへ這い上がってみる。

2010年9月1日(水)
朝。
メンサの例会会場予約抽選会。
クジ運が悪すぎ。
自分の順番が来るまで席で爆睡出来るほど。
ま、なんとか部屋を取れたからいいけど。

運動不足解消のため、ランニングコースへ。
平日のこんな時間にこういう施設を利用する人も少ないので、完全な貸し切り状態。

体が揺れるたびに、胴の回りで死亡(※)がタプタプ揺れる。
(どうしてこんなに燃料の備蓄があるのに腹が減るのか、人間の体は?)
……30分走ってバテた。

(※)誤字の指摘を受けたが、なんかメタボの雰囲気が出ていて気に入ったので、そのままにする。

更衣室でシャワーを浴びる。
よく考えたら、着替え+シャワーの時間の合計が、ほぼコースを走っていた時間と同じだった。
走りに来たんだか、シャワー浴びに来たんだか……。

月初めなので、銀行とか郵便局とかに寄って手続き。
ドトールでサンドイッチを買って帰宅。

昼食後。
疲労感で体が重い。
わずか30分間のランニングで、マジで疲れ果てたのか?>オレ

体脂肪計で計ったら、信じられない数値が出た。
電池不足の表示が出ていたので、きっとバッテリーが切れて変な数字が出たのだと自分に言い聞かせて電池を交換。
数値……変わらず。

記録を見たら、前回の計測は3年前。
3年間、オノが姿から目を背け続けていた結果がこれか?

一瞬、「脂肪吸引」とかを考えて(どうしても楽な方向で解決したがる)ネットで検索していたら、
「高須クリニックの院長、歯医者の治療で細菌感染、目下、病気療養中」
とか言う、どうでもいい情報を手に入れてしまった。

夜。
チェッカー・ドラフツ協会の例会。
100マス・ドラフツで1勝した以外は、全部負け。
(種目を100マスの方に、変えようかなあ?)

10月にモンゴルで行われるというドラフツのアジア大会、目下、日本人選手のエントリーはゼロなんだそうだ。
日本の一流競技者は学生が多く、彼らが就職活動で忙しくなってしまったのだとか。
ドラフツ選手が、プロ競技者として食っていけるシステムがあれば良いのだが。

家に帰って、寝る。

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