ひみつのアッコちゃん
(C)フジオプロ・東映動画

ここではたまたま元気な姫ちゃんから話を進めていますが、タカラはそれ以前からキャラクタードールを各種作っています。
そんな中から、奇蹟的に(?)入手できたアッコちゃんドールをご紹介します。
当然のことですが、商品化されているのは2期版(1988〜89年)のものです。
変身を題材にする女児向けのアニメは、後年のバンダイ製品(特に作品名は書かない)でもそうですがキャラクタードール化にはうってつけの作品だと言えます。
実際には着せ替えによって変身を表現するわけですが、既にドールの資産が豊富にあるタカラですから、こういった商品はお手のもの、まさに御家芸だったわけです。

そういうわけですから、普段着のほかに変身後(とでも言うのでしょうか)のドレスを1着つけて発売しています。付属のドレスには、3種類ほどバリエーションがありました。
このような売り方は、スイートミントの頃まで続きました。
 
アッコちゃんもまた、22cmドールです。これは設定などから考えても当然でしょう。
しかし頭を大きめにするなど、できるだけアニメキャラに近づけるべく工夫されています。ですから右の写真のように、一般的な22cmドールよりは少し背が高くなっています(右側のドレスはカスタムメイドです。special thanks:金成由美さん)。

対比させてみると、等身のせいか少しバランスを欠いているようにも見えますが、これは逆に言うなら設定をそれだけ重視したことの現れだと言ってもいいと思います。実際、十分鑑賞しうる出来ですし、特に変身後などは絶品と言ってもいいほどですから。
パッケージには変身後の写真をあしらっていますが、これも案外そのせいかもしれませんね。


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初出:1997年5月6日/最終更新:2009年11月30日