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橋面での適用 放熱管内に残留水が残ると放射冷却の早朝に凍結し,ポリ管内の残留水が膨張し,写真の実験のように舗装が剥がれる.そこで橋面のわずかな勾配で直線配管の放熱管から残留水が流れて残らない工夫を施し解決しました。ここでのタイルには酸化アルミナ(タイル製造時の廃材)を使い高熱伝導化を図っています。
地下水を利用した節水型融雪システムの開発,土木学会論文集No.492/W-23,pp.77〜86,1994.6 この論文の放熱管埋設無散水融雪の定常熱解析に間違いがあり,放熱管方式での融雪能力に関する研究,土木学会第55回年次学術講演会Z257,2000.9で修正しています.
広く使われている放熱管から地表面までの距離で熱抵抗を求める方法は,距離が同じでも放熱管径が大きい方が熱抵抗は小さくなるので間違いです.二次元の回り込みが考慮されていません。
放熱管埋設無散水融雪の非定常熱解析は,放熱管埋設路面融雪の数値シミュレーション,日本機械学会論文集(B編)74巻739号(2008-3)を参照ください.
タイルの敷設では打音検査を実施しハガレのない施工を確認。橋面でも温度膨張逃し目地を挿入しないと剥がれるトラブルが生じます。これらのトラブルは再度起こさないように公表しています。