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Java3Dアプレットの作り方(4)
jnlpファイル,htmlファイルを準備する
jnlpファイルの書き方
Javaアプリケーション(アプレットも含め)をWebで配布するための
“Java Web Start”という仕組みがあります。
Java Web Startでは前ページで作ったjarファイルの形で配布を行うのですが,
これをどうダウンロードするのかを説明するのが
Java Network Launching Protocolファイル(jnlpファイル)です。
中身はxmlファイルみたいな感じになってます。
Java3Dのクラスをどこからダウンロードすれば良いのかなどを,ここに書き込むことになります。
Oracle社の説明ページ
などを参考に,jnlpファイルを作成してみます。
< ?xml version="1.0" encoding="utf-8"? >
< jnlp href="jnlpファイル自身の名前" >
< information >
< title > 署名確認の時に表示される名称 </title >
< vendor > 作成者の名前 </vendor >
< homepage href="ホームページURL"/ >
< offline-allowed / >
< /information >
< security >
< all-permissions/ >
< /security >
< resources >
< j2se version="1.2+" href="http://java.sun.com/products/autodl/j2se" / >
< extension name="extension1" href="外部ダウンロードを指示するjnlpファイル" / >
< jar href="jarファイルの名前" main="true" / >
< /resources >
< applet-desc name="Java3D Applet" main-class="メインクラス名" width="幅" height="高さ" >
< /applet-desc >
< /jnlp >
赤字は間違えると正常動作しない項目,青字は内容任意ですが書いておいたほうが良い項目となっています。
- jnlpファイル自身の名前 : これを記述しているjnlpファイルの名前を書きます。今回は “J3DApplet_first_test.jnlp” という名前にします。
- 署名確認の時に表示される名称 : 適当に書きます
- 作成者の名前 : 適当に書きます
- ホームページURL : 適当に書きます
- 外部ダウンロードを指示するjnlpファイル : ここにJava3Dクラスの置き場所を指示するjnlpファイルのURLを記述します。Java3Dの場合は
http://download.java.net/media/java3d/webstart/release/java3d-latest.jnlp
です。
- jarファイルの名前 : 今回の場合なら,“J3DApplet_first_test.jar” と記述します。
- メインクラス名 : ソースコード内のメインクラス名を記述します。
今回の場合なら,“J3DApplet_first_test” となります。
- 幅,高さ : アプレット表示領域の寸法です
-
以上を考慮して,今回は次のようなjnlpファイルとします。s
jnlpファイル:Java3DApplet_first_test.jnlp
< ?xml version="1.0" encoding="utf-8"? >
< jnlp href="J3DApplet_first_test.jnlp" >
< information >
< title > hoge </title >
< vendor > hoge </vendor >
< homepage href=" hoge "/ >
< offline-allowed / >
< /information >
< security >
< all-permissions/ >
< /security >
< resources >
< j2se version="1.2+" href="http://java.sun.com/products/autodl/j2se" / >
< extension name="java3d" href="href="http://download.java.net/media/java3d/webstart/release/java3d-latest.jnlp" / >
< jar href="J3DApplet_first_test.jar" main="true" / >
< /resources >
< applet-desc name="Java3D Applet" main-class="J3DApplet_first_test" width="250" height="250" >
< /applet-desc >
< /jnlp >
※全角スペースを含みますので,コピペの際はご注意ください。。。
※文字コードはutf-8としてあるので,一応utf-8で文字コード指定して保存しておきます。
htmlファイルの書き方
最後はhtmlファイルです。これはアプレットの時と似ていて,< aplet > タグを使って次のように書きます。
< applet code="J3DApplet_first_test" width=250 height=250 >
< param name="jnlp_href" value="J3DApplet_first_test.jnlp" >
< /applet >
- code : メインクラス名です。jnlpファイルに記述したのと同じものにします。
- width,height : こちらのappletタグで指定したものが優先されるみたいです。
- jnlp_hferのvalue : ここに作成したjnlpファイル名を書きます。
以上まとめると,Java3DアプレットをWebで公開するために必要なものは以下の3点となります。
- アプレットをコンパイルした後に作るjarファイル
- 閲覧者にJava3Dクラスを提供するためのjnlpファイル
- ホームページ本体のhtmlファイル