2日目(カラカルバクスタン自治共和国

  この共和国はウズベキスタン共和国の西の端にある。ヒヴァのホテルからバスで約2時間。途中、アムダ

リア川の端にある共和国入国の検問所をへて、砂漠の中のトプラク・カラ遺跡に着く。雲一つ無い快晴。

1.トプラク・カラ遺跡

    紀元前1世紀〜5世紀にシャー・ウシ朝が築いたカラ(都城)。日干しレンガ造

りの城壁に囲まれ、北西隅には3つの楼閣を持つ宮殿があり、広場、火を祀る新田

等が並び、場内の約3分の2は、市民の住居区で、共同生活をしていたとか。我々

にはどこがどうなのかわからない。崩れそうな土の塊に見える。                  トプラク・カラ遺跡  

2.アヤズ・カラ遺跡

    砂山を上る事20分。トカゲの様な小さなイグアナに何匹も遭遇。古代ホラズム

王国のカラのひとつ。6,7世紀の遺跡で3つのカラの山が並ぶ。 かつては、山

が橋でつながれていたそうだ。

    山を下り遊牧民のユルタ(モンゴル人のゲルと同じ)で昼食。ビールがうまい。       ヤズ・カラ遺跡

来た道を2時間かけてヒヴァのホテルへ戻る。

 

3日目(ヒヴァ)

  ヒヴァは、ウルゲンチ市から30km南のアムダリア川下流のオアシス。古代ペルシャ時代からカラクム

砂漠への出入り口として繁栄した。人口は6万人。

16世紀のヒヴァ・ハーンの時代には「中央アジアの真珠」と云われ、ホラズム王国の首都として栄えた。

街は、外敵を防ぐ為に2重の城壁で囲まれ、内側のイチャン・カラ(内城)は17世紀には、20のモスク、

20のメドレセ(神学校)、6基のミナレット(塔)、があった。城壁の高さは8m、熱さは6m、周長は

2300m。1990年に城壁都市ごと世界遺産に登録された。人口は約3000人。

西門のすぐ前のホテルなので、朝5時頃西門から城壁の周りを半周し東門から西門を通りホテルへ戻った。

朝は涼しく、城壁内部では誰とも会わず、快適な散歩で会った。朝食後、ホテルを出て徒歩でイチャン・カラ

内壁)内の世界遺産を観光。今日も快晴。気温30〜35℃。

1.オダ・ダルヴァザ門

  イチャン・カラの西門で「父の門」と呼ばれ、中へ入るチケットを販売している。内側には土産売りの店。

2.ムハマンド・アミンハーン・メドレセ

  19世紀に中央アジア最大のメドレセ(神学校)として建てられた。現在は、世界遺産ホテルとして利用

されている。

3.カルタ・ミナル

  西門からはいると未完のカルタ・ミナレットが見える。ムハマンド・アミンハーンが400km離れたブ

ハラの街を見渡せる様に109mの高さに建てるつもりだったが、ハーンの死で28mの高さになった。青

い彩釉タイルの美しい塔。

4.タシュ・ハクリ宮殿

  大理石の基盤の上にラクダの毛を入れその上に木製の柱が乗っている。免振の効果があるとか。

 

 

 

 

 

 


オダ・ダルヴァザ門             城壁     ムハマンド・アミンハーン・メドレセ    カルタ・ミナル           タシュ・ハクリ宮殿

5.クフナ・アルク

  17世紀に建てられた王のスム宮殿。広場に井戸もある。正面に「謁見の間」カラフルな幾何学模様の美

しい天井、木製の柱の彫刻も素晴らしい。ここの塔を上がるとイチャン・カラ内を360度見渡せる。

6.パフラヴァン・マフムド廟

  パフラヴァン・マフムドは、13〜14世紀の詩人で哲学者。20世紀までのムハンマド?ハーンの親族

の廟と共に祀られている。この廟には、聖なる水が湧き出ている井戸がある。

 

 

 

 

 


クフナ・アルク               天井の模様                塔の上から                  パフラヴァン・マフムド廟

7.ジュマ・モスク

  ジュマ(金曜)・モスクは10世紀に建造されたが、修復を繰り返し、今の様な18世紀になってから。

中に入ると大体3m感覚で立っており、花や星などの彫刻が施されている。全部で213本の木の柱が支

えている。

8.イスラーム・ホジャ・メドレセ&ミナレット

  ロシアの支配下時代に建てられた

 

 

 

 

 


ジュマ・モスク             柱の彫刻      イスラーム・ホジャ・メドレセ&ミナレット

  ヒヴァ王朝の夏用宮殿「トザポーグ・パレス」で夕食後、ウルゲンチ空港へ向かい、20時10発でブフラ

へ飛ぶ。約1時間のフライト。

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