シリア・ヨルダン・ドバイ旅行(2011.2.3〜12)
今回の旅の目的は、
1.多くの添乗員が云う一番良いと思う場所「中東」とはどんな所か?
2.「死海」の遊泳体験
を確認する事である。
1.世界遺産 クラック・デ・シュヴァリエ
税金の無い国:アラブ首長国連邦のエミレーツ航空で、ドバイ乗り継ぎでシリアの首都ダマスカスに着く(計15時間30分の飛
行)。空港では、黒衣に黒い頬かぶりの女性が多く、イスラムの国に来たと感じた。東京の2月の降雨量より少ないのに雨だ。連
続35日降雨無しの地から久しぶりの湿った空気、雨も良しとする。
シリアは、日本とほぼ同緯度にあり、日本の約1/2の国土で70%は砂漠だそうだ。首都ダマスカスの郊外の道端は、側溝も
無く水溜り、石ころ、ビニール袋等のゴミが散乱し、汚い。
バスでレバノン国境のレバノン山脈の山腹を北上し、世界遺産クラック・デ・シュヴァリエへ向かう。高度が上がるにつれ雨が
雪に変る。イスラム教の国ではめずらしいマルーラ村(標高1200m)にあるキリスト教の聖セルジオ教会に寄る。山を下りレバノ
ンの北側を西(地中海方向)へ向かう。
世界遺産クラック・デ・シュヴァリエ(騎士の砦)遺産は、ロレンスが「十字軍の城の中で世界で最もすばらしい」と褒め称えた
城で、三方が崖の標高650mの丘上に築かれている。12世紀に聖ヨハネ騎士団が城の外側に30mの厚さの外壁を加え、8〜10mの
壁厚の7つの守備塔を配した二重構造とし、長さ120mの食料貯蔵庫を有し、5年間の包囲に耐えうると考えられていた。
聖セルジオ教会 全景 内側のテラス 昔は兵士の村