ワルシャワ 2000年10月11〜12日
フランクフルト乗換えで朝10時頃ワルシャワ・オケンチェ空港に立つ。曇りで寒い。市バスで市街へ。
落葉樹の葉は黄色、茶色、丸坊主、針葉樹の緑で関東の初冬の風景(紅葉の様に赤く色ずく木は無い)。道
路脇は、枯葉の山。スターリンから贈られた、ワルシャワ市内のどこからでも見える大きな文化科学宮殿が
見え、中央駅前で下車し、ホテルにチェックイン。早速、地図を片手に市内観光へ。市民憩いの場、紅葉の
サスキ公園を横切り、世界遺産の旧市街へ。そこには、市を守った円形のレンガの壁(パルパカン)の一部、
王宮、中央に人魚像を持つ人々の憩いの場で、中世の面影を残す石畳の旧市街市場広場がある。ポーランド
人が誇りに思っているコペルニクス、キューリー夫人、詩人のミツキェビッチの銅像に出会う。
文化科学宮殿 サスキ公園 旧市街市場広場
二日目の今日は、快晴。明日の出発に備え、駅で列車のホーム、配列を同時刻にチェック(2泊以上した
時は、必ず実施)。今後の特急、急行、寝台券の予約を窓口で済ませ一安心。バスで30分程の郊外に、パリ
のベルサイユ宮殿に似た、王の夏の離宮ヴィラヌフ宮殿を訪問。自然を取り込んだ広大な庭の一角にある、
フレンチガーデンの花がきれいだ。帰りに、やはり夏の離宮ワジェンキ宮殿に寄る。広い敷地の中、紅葉し
た木々の間に1kmも続く直線の小道を、老人、乳母車を押す主婦、学校帰りの子供達と、様々な人がのん
びりと散策をたのしんでいる。昨日はパラソルをたたんでいたレストランも、今日は暖かい日差しを受け、
野外テーブルの方が混んでいる。汗のあとのビールがうまい。
ヴィラヌフ宮殿 フレンチガーデン ワジェンキ宮殿
歴史博物館で、第二次世界大戦でドイツ軍とソ連軍との戦場となり、焼け野原と化したポーランド、そ
してワルシャワの戦前と戦後の写真を見る。レンガをモルタルに変えて、旧態をそのまま復元。(古い物
への郷愁が強い国民か、どの町へ行っても旧市庁舎広場を中世のままにきれいに再現して、市民憩いの場
としている)