西  安(人口:830万人)

 

 今日は、西安(昔の長安)の北30kmに驪山北側にある秦の

始皇帝陵とその周辺にある兵馬俑坑の見学(この旅のハイライト

の一つ)を含め盛り沢山。夜は18種の餃子を食べたあと、唐歌

舞ショーが組まれている。右の写真は出目金の形の餃子。

 西安の街も他の都市と同様マンション建設ラッシュで、高層マ

ンションの上部にクレーンが乗っているビルをあちこちで見かけた。 出目金形餃子  建設中のマンション群

    1世界遺産兵馬博物館

 1974年に、畑を営んでいた住民が井戸を掘ろうとして偶然見つけたのがきっかけで発掘が始まった。

当人は現在博物館の名誉副館長となっている。発掘が進むにつれ驚きの事実が明らかになった。

1.兵士の俑にはどれ一つとして同じ顔をしたものがない、

2.秦の軍隊が様々な民族の混成部隊であった。

3.兵士の俑は、かつての秦の敵国が存在した東方を向いて置かれていた。

発掘されたものは、3つの俑坑で戦車100余台、陶馬600体、武士俑は等身大で8000体にのぼる。

発掘現場を建物で覆い、修復しつつ発掘をすすめている。建物内周囲の観覧通路から見るが、多くの人で大

混雑。

 

 

 

 

 

 


 兵馬俑博物館入口    馬車       弓夫俑       馬                兵士俑

 

    2.世界遺産秦の始皇帝陵

 下の右側の写真の小高い山が秦の始皇帝の墓である。兵馬俑坑はこの陵を取り巻くように配置されている。

この規模は2万平方m余に及ぶ。

 

 

 

 

 


   始皇帝陵入口        始皇帝陵(後ろの小山)

3.西の城門

  現在の城壁は、唐の長安城を基礎に明の洪武年間(13701378年)にかけてレンガを積み重ねて築かれ

た。城壁は周囲14km、高さ12m、底の幅18m、上部の幅15mある。南門、北門、西門(安定門)、

和平門、文昌門から城壁に上がる事が出来る。この城壁の上を周回するマラソン大会もあるとか。

 

 

 

 

 


    西の城門        城門の上        城門の上から道路

4.大雁塔

 652年に唐の高僧玄奘三蔵がインドから持ち帰った経典や仏像等を保管する為に建立した塔。高さは7

層64mで現在は西安市の南東郊外にある大慈恩寺境内に建っている。

 

 

 

 

 

 


   大慈恩寺入口      大雁塔     大慈恩寺の仏像

    5.青龍寺

 582年の隋の時代に創建された。1982年の発掘調査により多数の唐時代の異物が発掘され、この地に

清龍寺が有った事が確認された。この地で空海は密教を学び、806年に日本に帰り真言宗を創立した。元

四国の善通寺法主により四国八十八箇所めぐりの、零番札所と名付けられた。4年前に四国八十八箇所めぐ

り、高野山へお礼参りをした関係で、零番札所のお札がほしかった。

 

 

 

 

 

 

  空海記念碑        青龍寺中庭      空海書        零番札

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