世界遺産 トロギール
クロアチアの6つの世界遺産の一つの古都トロギールを訪問。トロギールは、周りを城壁で囲まれた小さ
な島で、橋で本土とチオヴォ島と結ばれている。今日は土曜日で橋の袂の広場で市場がたち市民が忙しそう
に買い物をしている。木に生っているサクランボを何度か見かけたが、そのサクランボ(アメリカンチェリ
ィではない)が、1kg300円で売っていた。
15世紀にベネツィア人によって島の南西端に建てられたカメレゴン砦(外敵とトロギール市民から身を
守る砦)から、中世の雰囲気が漂う市街を見下ろす。島の東側にトロギールを代表する建造物である聖ロヴ
ロ大聖堂の塔が、オレンジ色の瓦屋根の中に堂々と建っている。その向こうに青いアドリア海、そこに浮か
ぶ島影、絵になっている。門を入り旧市街の中心に小さな広場、狭い路地、大聖堂、市庁舎、時計塔等が、
密集している。大聖堂の入口の両側にアダムとイブの像が彫られた門はクロアチアの中世
美術の傑作とか。
市場 カメレゴン砦 砦からの展望 聖ロヴロ大聖堂
世界遺産 スプリット
トロギールの東20kmに位置し、アドリア海最大の港町スプリットはローマ
皇帝ディオクレティアヌスの宮殿がそのまま旧市街になった街。ローマ帝国滅亡
後、7世紀頃、異民族に追われた近郊からの人々が頑強な城壁に囲まれた宮殿内
に避難してきたのが発端だ。人々は宮殿の基礎部分はそのままにして、その上に
建物を増改築する形で町を築いた為、古代と中世が複雑に絡み合っている。南側
は海で、長い年月の間に地下室に土砂が流れ込み堆積したままになった部分もあ
った。(現在は埋め立てられている) ディオクレティアヌスの宮殿
宮殿の四辺の中央に4つの門、東;銀の門、西;鉄の門、南;青銅の門(今は道路が走る)、北;金の門
があり、北の門を出た所に足の親指に触ると幸運が来るといわれる大きなグルグール・ニンスキの像が立ち、
東門を出た南側に青空市場があり市民、観光客で賑わい活気があった。
宮殿地下 大聖堂 狭い路地 グルグール・ニンスキの像 銀の門
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