7日目(アークレイリ〜レイキャビック)

 アークレイリを出て雪化粧をした山間部を南下。アイスランドの山々の上部は、昔氷河によって削られ

テーブルマウンテンの様に平らな山が多い。南下するにつれ雪っを覆った山々は少なくなり、木々、草は

秋色に色づく風景に変化。相変わらず川は堤防に妨げられず、自由気ままに流れている。途中昼食を挟ん

で6時間でレイキャビックに着く。

 

 

 

 

   初冠雪の山と牧場     秋色濃い高原地帯

 

レイキャビック(煙たなびく湾の意味)

 首都圏に総人口の60%、市内には、総人口の40%の人が住んでいる。1776年に市制がひかれた当時

の人口は170人で20世紀になって急速に発展した町。

1.ペルトラン(真珠の意味)

 レイキャビック市内全体に温水を提供する熱湯貯蔵庫ステーション。400万Lのタンクが6つ。その

上は周回できる360度の展望台となっている。50km離れた2箇所の地熱発電所から76℃の熱湯が

送られ、74℃でここに届いている。市民の世帯の94%はこの湯を利用(残り6%は電気使用)。

2.市庁舎(1992年に完成)

 市民の憩いの場となっているチョルトニン湖に突き出た近代的な建物、中には、大きなアイスランドの

立体模型図がある。

3.国会議事堂(1881年完成)

正面の庭には、19世紀の独立運動の立役者ヨゥン・シガルズソンの銅像

4.ハトルグリムスキルキャ教会

 ペルトランの屋上から北方向に見えた尖った屋根。柱状節理をイメージして造られているがまだ未完成

(1940年代に着工)。高さ74.5m。教会前には、コロンブスより500年も前に(西暦1000年)アメ

リカ大陸に渡ったレイブル・エリクソンの銅像が建っている(アメリカから寄贈)。

5.ヘウジーハウス(1909年建造)

 1986年10月11〜12日に、冷戦終結のきっかけとなったレーガン大統領とゴルバチョフ書記長

の会談が開催された場所。ここがニューヨークとモスクワの中間位置にあった為にここで行われた。

 

 

 

 


ベルトラン        展望台から北方向       外観(参考)          市庁舎           国会議事堂          

 

 

 

 

 


ヨゥン・シガルズソンの銅像     ハトルグリムスキルキャ教会  レイブル・エリクソンの銅像      ヘウジーハウス

 

8日目(レイキャビック)

 レイキャビック近郊の「ゴールデンサークル」の観光。国内の野菜は自給自足で

きるらしい。しかし、輸入品のほうが安いので20%は輸入しているとか。農家は、

温泉地帯(クベルゲルティ地区)で地熱を利用した温水をハウス内にめぐらして野

菜、花等を作っている。今回の旅行中に一度だけ路地物の野菜畑(小松菜かほうれ

ん草)を見たが。                                  野菜栽培のハウス

1.グトルの滝(黄金の滝)                               

 幅70m、最大落差1段目 15m、2段目 30m、英国が水力発電所を計画

していたが、建設に反対しシーグリーズルと云う少女が滝壺に身を投げ抗議。その

結果、計画は断念され自然が守られた。滝壺脇に少女の銅像が建っている。

2.地獄谷                                   グトルの滝

 レイキャビックの東北東80kmにある。

 1.ストロックル(間欠泉)

 5〜10分間隔で吹き上げ、20〜30mの高さまで吹き上げる。直径1mもある。

 2.ゲイシール(現在休止中)

以前は60〜70mも吹き上げていたそうです。

 3.リトルゲイシール

 ボコボコ水蒸気を噴出している。

3.ブルーラグーン

 レイキャビックの南西40kmにある。1970年に地熱発電所が建設され、地下2000mから組みげ

られた、スヴァルトセンギ地熱発電所で利用した廃棄温水を利用した世界最大の露天風呂。面積5000

ーべ。温泉に突き出した飲み物等の売店でビールを買い温泉につかりながら飲むのは乙なものだ。

 

 

 

 

 


ストロックル       ゲイシール        リトルゲイシール         地熱発電所        ブルーラグーン

 

明日早朝に帰国の途につくが、雑感として

 1.今回のツアー(23名、女性20名)の最年長は84歳の女性で、私も上から5番目ぐらいか。ま

だまだ海外旅行に行けると勇気と自信を持った。

 2.氷河から流れる川があちこちにあったが、全て川の堤防は無く、自由に流れており、幸せな水だと

思った。

 3.旅行中猫を一匹見たが、犬、猫はペットとして家の中で飼っているとか。従って、パリの様に道端

に糞は無くきれいだ。

 4.2000m級の山々は氷河により頭を削られ平らな山が多い。

 5.気温は日中5〜11℃であった。

 6.アイスランドは、物価は高いが、荒涼とした溶岩地帯、のどかな牧草地帯、オーロラ、鯨、温泉、

フィヨルドと変化のある国だが、住みたいとは思わない。

 7.今回の旅行でアイスランドの酒(BRENNIVINN 37% アンスの香り)で盛り上がったが、空港免税店

の価格に対し国営酒店(国営しか無い)では約4倍した。酒税がアルコール濃度により決まるらしいが

300%の課税。空港で酒を買う観光客が多かった。

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