その1 アンプって実際のところどうなんだろう?
主は趣味でアンプを作ります。
今回は、ディスクリートアンプを制作してみようと思いますが、まずは私のオーディオ感について書いておこうかなと・・・w
大丈夫です!アンプなんて結構簡単にできます。
そう難しいものではないんですよ?ぜひ皆さんにも自作アンプの楽しみを知ってもらいたいですね。。
いろいろなテスト結果・・・たとえば、以下のようなことは聞いたことがないでしょうか?
有名な話ですね。少なくても認知できないことは実験で確認されていますし、加齢によっても低下します。
しかし、20[kHz]以上の高周波まで聞き取れるスーパーマンが存在し、
そのほとんどが高齢の方であるというのがオーディオマニアの世界です。
歪率は0.1[%]以下であればほとんどの方は気付かないんだそうです。 しかし、0.01[%]以下の違いもオーディオマニアには楽勝で認識できます。
やっても楽勝で全部当ててやるけど、今日は調子が悪い人がいっぱいいるので実験するのはタブーですw
実際、こんなもんです。
でも、認識できるかは別としておいて計測器での測定結果である「数値的な性能」を追い求める人もいるし、
一方で「測定結果に踊らされるな!自分の感性を信じろ」と言う人もいる。
このようなアンビバレンツな世界がオーディオの世界です。
前者は、自分の耳は計測器なみだと感じてる方でしょうし、後者の方は”ある意味”幸せな人といえるかな?
ちなみに、私は後者かなw
まあ、結論は「趣味だらからほっとけよ!w」
一時期、OPアンプでヘッドフォンアンプ作る通称CMoyアンプなるものがはやりました。 まあ、皆さんも知っているかと思いますが、OPアンプの性能はなかなかのものです。 ディスクリートなんかで作るより、全然簡単に高性能なアンプが制作できます。
CMoy派の人には、OPアンプの取っ替え子が流行し、コンデンサ、抵抗の聞き比べなんてことがはやっていたようです。
(まあ、そのくらいしかすることねぇーしなw)
で、コンデンサ、抵抗で音が変わるのか?極端に劣化したものならば別ですが、そのような場合を除き
「かわんないでしょ!w」
よく聞きますね・・・私には理解できませんがw
・ 負帰還は最悪だ。オープンがいい。負帰還は時間が遅れるからいけない!
確かに位相は変化しますが、時間が遅れるというのは正確ではないと思います。
そもそも、負帰還しなくたって位相はずれるし、まともな負帰還では180度以上位相は遅れません。
(遅れたら発進するのでw)
また、位相の変化は周波数に比例して変化します。
要するに周波数が高いほど遅れると言うことです。
人間の耳は周波数が高いほど感度が下がりますので影響も減るというわけです。
時間の遅れに関しては、次のような所見もあります。
・ 人間は音の位相変化に鈍感である。人間は周波数には敏感ですが、位相差には鈍感な動物なんだそうです。 (音の方向の分解能に影響するので、野生動物なんかは敏感なんだそうだ。)
要するに多少遅れてもいいじゃん?ってことです。
・ いやいや、混変調が悪さするのだ!簡単に言うと、周波数の差が現れる現象です。 たとえ高周波でもそれらの周波数の差が、低い周波数になるなら聞こえるというわけです。
確かにそうかもしれませんが、どのくらいの割合なんでしょうか?
少なくとも俺には認識できるレベルじゃねーっすよ?w
音を出すためにはスピーカーが必要です。音質というものに占めるウエイトを比較するとスピーカーの方が断然上です。 だから、アンプはスピーカーを駆動できるパワーさえあれば影響の少ない部分だと思います。
作りやすい回路で作って、負帰還して作ればいいと思います。歪み率も 0.1[%] 以下のアンプならOK!
極端な話「鳴ればいい」のです。
でもそれでは寂しいので、音質を考慮・・・というより、回路構成や部品性能を考慮かな?
「性能 = 音質 ではない!」とわかっていても、「いい部品使ってる = 音質もいい!」
という心理的になバイアスは強力に音質に左右しますので、ある程度さじ加減を適当にとりますw
自分で作ったアンプはものすごくいい音がしますw
自作の楽しみって、実はこれが一番大きいと思います。
音の良し悪しなんて本当に思い込みの産物だよなぁ・・・w
というわけで、次回はディスクリートアンプということで、ベテラン勢の方から見れば下手物の部類から正統派まで、
ちょっと整理の意味で考えてみます。(だから、子ネタなんですねぇw)