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| "ピースメッセージとうろう流し |
昭和20年8月6日午前8時15分、世界初の原子爆弾が広島に投下されました。原爆は一瞬にして多くの命を奪いましたが、即死を免れてもひどいやけどを負った人たちが大勢おられました。その熱さと痛みに耐えかねて近くの川に入り、そのまま亡くなられた方も多かったのです。広島、横川、己斐といった駅前を中心にヤミ市がにぎわい、中心部にやっとバラック建ての商店が建ち始めた昭和22〜3年ごろ、親族や知人を原爆で失った遺族や市民たちが追善と供養のため、手作り灯ろうを川に流したのが「とうろう流し」の始まりと言われています。灯ろうには、亡くなられた方の名前(法名または俗名)と流した人の名前(施主名)を書き込むのが一般的ですが、最近では国内外から来広された方々が「平和への思い」を書かれる光景も目立つようになりました。長い歴史を持つ「とうろう流し」は、「慰霊」と「ピースメッセージ」の両方の意味を持つようになったのです。
第1回日美展<水墨画部門>(主催:国際文化カレッジ、会場:国立新美術館(六本木)、平成29年8月10日(木)〜8月19日(土))に出品。 国際文化カレッジ賞受賞 |
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