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"漢詩「白川郷雪景」 |
寒空六出舞微風 銀面皚皚旭日紅 衆庶苦労倶掃雪 長年守宅古村功 【七言絶句、韻:上平声一東】 杜正 書き下し文: 寒空(かんくう)の六出(りくしゅつ)、微風に舞う。 銀面は皚皚(がいがい)として旭日(あさひ)紅(くれない)なり。 衆庶(しゅうしょ)は倶(とも)に雪を掃くに苦労す。 長年、宅(たく)を守る古村(こそん)の功(こう) 語句の説明 六出=雪片 皚皚=白々した様 衆庶=多くの人。庶民 宅=合掌造りの家 |
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美術展MINERVA 2017(英国ロンドン、マル・ギャラリーズ、2017年5月30日- 6月2日)に出品しました。 |
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これに先立ち、2017年2月18日、池袋の椿山荘にて、英国王立美術家協会会長 ジェームズ・ホートン氏から英国王立美術家協会名誉ゲスト会員証を手渡されました。 ロンドンでは、オープニングセレモニーの挨拶を頼まれました。 オープニングセレモニー挨拶(英語):私は、日本側出席者を代表しまして、一言、ご挨拶いたします。本日は、この素晴らしいマル・ギャラリーズで、美術展を開催する大変貴重な機会をいただきまして、英国王立美術家協会とクオリアートの関係者の皆様に心から感謝申し上げます。 |
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MINERVA2017のイベントの話をいただいた時、すぐに参加の返事をいたしました。と言いますのは、私は、皆さんと同様に英国が大好きだからです。英国には、シェークスピア、サンダーバード、シャーロック・ホームズ、ビートルズ、ウインブルドンテニスなど、我々が小さい時から、夢中になったものがたくさんあります。中でも私は、最近、ターナーの絵に夢中になりました。特に晩年の彼の絵、もやの中の光と影のモチーフは、日本でやってきた水墨画と非常に密接な共通点があります。この偉大な画家ターナー(1775-1851)が暮らした英国で、自分たちの絵画を展示する機会をいただきましたことは、大変うれしく一生涯忘れない思い出となることでしょう。 もう一つ驚くことに時を同じくして、この近くの大英博物館で北斎展が開かれております。英国の皆様が、北斎 (1760-1849)に非常に大きな関心を寄せていただけていることは、非常にうれしい限りです。私は、水墨画で、水の流れに関心があるため、「神奈川沖浪裏」の波頭と、人間の関わり合いの表現には、見るたびに感動します。実は、先ほど紹介したターナーもこの波しぶきと人間の関わり合いに関心を持っていたことが彼の絵からわかります。つまり、英国と日本は、芸術においても何か非常に強い共通点を持っていることがわかります。我々のイベントMINERVA2017は、日英の芸術交流を行うことを目的としていますが、それを今回北斎がいっしょに応援してくれるのは、またとない非常に恵まれた機会です。 |
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上記のオープニングセレモニーの挨拶中に手品をやりました。ちょうど大英博物館で開催中の北斎の絵「神奈川沖浪裏」の風呂敷をスーツの袖口に忍ばせ、 「皆さん、北斎の絵を知ってますか?」「さあ!」と言って、取り出すものです。拍手喝采。私の水墨画よりウケました。 |
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E-mail:jinseizen@yahoo.co.jp |