(1) いきなりウマい

−6/2(日)−

photo03.jpg 「間もなく空港に到着」機内アナウンスが入ったとたん、いろんな香水の香りがしてきた。これがキツクってハナが痛い。文化の違いはわかるけど早く降りた〜い。窓の外を見れば「翼よ、あれがパリの灯だ」。隣の婦人も窓をのぞき込む。キレイ。明け方4:50、フランスに到着。やっぱり香水クサイのだぁ〜。空港で夜明けを見た。太陽がまぶしい。快晴。モ−ニングコ−ヒ−が飲みたいけど、店が開いてない。そりゃ、この時間じゃぁね。

photo04.jpg ランス−ベルギ−間は特急「タリス号」にて移動。窓から見える風景は田舎です、とても。牧場や田園地帯に突然ポツンとある池に白鳥がいたり、そして集落には必ず教会があった。ハイウェイと平走している個所もあった。表示はフランス語。車内サ−ビスのウェイトレスさんがやって来た。お客様の顔をみて、フランス語・オランダ語(多分)・英語を使い分けてる!すごい!島国じゃ考えられない文化だ。異国を感じるなぁ。ん?IKESさんは眠ってる。時差のせいかな?

photo05.jpg 降り立った、ブリュッセル南駅。とても混んでる。お迎えの人に会うため、旅行会社の人から聞いたメモを片手に、エスカレ−タ−を降り、タリス専用待合室を過ぎ、コンコ−ス、両替所……いたいた!!よかった!
車は今日から4日間滞在する「チュ−リップ・イン・ブル−バ−ド」へ。日本とは逆車線を走るんだよね。
窓越しに見るベルギ−の町並みは素晴らしく、早くも「なんちゃってカメラマン」の心を擽るのでした(笑)

あっという間に着いたホテルは「超近代的」で今までメルヘンチック&重厚な建物を見てきただけに、ひどく浮いている感じがした。荷物を預けて、いざ、観光へ!!photo06.jpg
まずは名所「グラン・プラス」に行こう!颯爽と地下鉄の駅に降りて呆然。チケットの買い方が分からない…解決にはならないけれど、運動不足だから歩こう!って事で町を散策。いくつかの歴史あるホテルと建物を撮影。フィルム足りるかな?

10分程歩くと広場は唐突に現れた。ベルギ−は市庁舎前に必ず広場がある。ここはまさに市民の憩いの場だ。休日なので「花の市場」が出ていた。6月は花の季節。ベルギ−人が待ちわびた短い夏の始まりを告げる。photo07.jpg
広場を取り囲むようにギルドが立ち並ぶ。広場でも街の中でもカフェには必ずオ−プンテラスがある。みんなビ−ルグラスを片手に楽しい時間を過ごしている。外で食事をするのは当たり前のようだ。私たちはちょっと気恥ずかしいので屋内へ。
素敵。ビ−ルグラスが天井からいくつも下がってる。古〜いカフェバ−のようだ。お勧めのビ−ルをもらった。GRIMBERGEN。色は濃いブラウン。でも黒ビ−ルとは違って、グラス越しに広場が見える。photo08.jpgウマシ〜っ!苦くないので、スルっと飲める。でも寝不足の体にはグッとくるな………。
ちなみにこの国のビ−ルはアルコ−ル7%くらい当たり前。でも口当たりがワインみたいだったりするのだ。軽そうだが、実は日本のビ−ルよりズ−ッと強いので注意(笑)



ギルドの中に「ビ−ル博物館」があった。3ユ−ロ。「ケッコ−するなぁ」と思いながら入った。photo09.jpgヤラレタ〜!これで終わりか!?と思ったら、あるある!オリジナルビ−ル。日本のビ−ルと色が似ている。味はチョイ癖あり。のどにちょっと引っかかるものがあった。1ドリンクサ−ビス。3ユ−ロ許す。午前中で既に2杯目をゲット。先が楽しみじゃ。

photo10.jpg 次は日本でもお馴染みの「小便小僧」を探しに行こう!って事で広場から目的地に向かった。が、無い。おっかしいなぁ?商店街を歩いていると1件の酒屋が目に飛び込んできた。おおっ、ビ−ルもグラスもたくさんある。その場で飲みたい気分だけど、ちょっと遠慮して見物、見物。
photo11.jpg ところで、小便小僧は…逆側でした。案の定、すごい人だかり。ちっちゃいのね…。本体より観光客の方が大きく写っちゃうよ。近くのバ−が盛り上がってる。そう、ただ今「ワ−ルドカップ」の真っ最中。どこの試合かな?なんて思いながら前を通り過ぎる。ベルギ−はサッカ−も盛んです。

photo12.jpg続いてサン・ミッシェル大聖堂に向かう。真っ白で目立つから、地図が無くても大丈夫。到着してビックリ。なんて大きくて素晴らしい造りなんだろう。中に入ると日曜日のミサをしていた。本物を見れるなんてラッキ−。パイプオルガン演奏の賛美歌を聴く。心が洗われるような清々しい気分になる。教会内の響きには1/f揺ぎがあるのかな?癒された気がした。
歩き疲れ&お腹もすいたので、近くのレストランに入る。
photo13.jpg メニュ−はオランダ語と英語の併記。スパゲティ−を頼んで、ビ−ル、ビ−ル!ここでは「ステラ」。これも日本のビ−ルの色だ。全く癖なし。水代わりに飲める。パスタはものすごい量でした。こんなに食べてるのに、男女問わず太っちょが少ない。不思議な国だ。
う〜ん、さすがに疲れた。という訳で家路に。今度は地下鉄に乗ろう!便利な回数券を買った。ドアは手動で外・内側についてるボタンを押すと開けられる仕組みだ。面白い。一度は自分でやってみたいと思った。

photo14.jpg二駅で到着。乗りこなすと便利。ホテルに改めてチェックイン。身支度整えて、の町に! 近くのレストランでビ−ルとサラダ。遅い昼食だったからこれで十分。ここで「Leffe」というビ−ルを堪能。スゲ−、今まで飲んだ中で一番ウマイ。こちらはブラウンビ−ル。私はベルギ−で美味しいと思ったビ−ルは甘いと感じる。誤解されそうだけど、本当に甘いんだもん。photo15.jpg
そして本場の「ヒュ−ガ−デン」。これは日本でも飲める。たむりんがライブする「ルタンペルデュ」というお店でも扱うようになった。いわゆる小麦の「白ビ−ル」。ブラウンビ−ルよりもスッキリしている。一度ご賞味あれ!!
それにしても、この国はいつがやって来るのだ?夜の9時を過ぎても、きれいな青空に飛行機雲。日本じゃご機嫌な集団が赤い顔して電車に乗ってたりする時間なのにね。かなりってる私達。正気の間に宿へ。

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