2013.06.24

ファチマ・クルセイダーよ、少しは混乱して欲しい

1919年の家族写真。右から二人目がカロリーナさんということです。
Lucia’s family after the death of her father, Antonio, in 1919. Her mother, Maria Rosa, is seated and Lucia stands beside her. Her mother’s face shows the effects of the illness she almost died from. Behind from left are Lucia’s brother, Manuel, and her sisters Maria (holding her daughter Gloria Lucia), Caroline and Gloria.
The True Story of Fatima  by John de Marchi, I.M.C.  (PDF)
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1990年のカロリーナさん
1990年10月11日、アルジュストレル村(彼女の生家から程近い所)で、ルシアの姉カロリーナはグルーナー神父に、シスター・ルチアはコンピューターやタイプライターで文字を打ったりしない、と語った。
カロリーナさんは1919年の写真と同じように、体の前で手を重ねています。面白いですね。
この二年後の1992年に、カロリーナさんは89歳で亡くなったそうです。
この写真も同じ1990年のものでしょうか。
左から: ポール・クレイマー神父、シスター・ルチアの姉カロリーナ、Martial Berube 神父。カロリーナは我々に、ルチアは手紙をコンピューターで打ったり書いたりしない、と語った。
しかし、次のような写真があります。
撮影は2001年で、自分の修室でワープロを打つシスター・ルチア、ということらしいです。この女性は、実際、ワープロを使うのでしょう。多少なりとも。
それとも、ファチマ・クルセイダーが記事を書いた1990年頃までは使わなかったが、その後の或る時点から使うようになった(習い始めた?)のでしょうか? あり得ますか?
あるいはファチマ・クルセイダーは言うでしょうか?「いや、本当は彼女はワープロを使わないが、長上からの命令で、使っているふうな写真を撮ることに協力しただけだ」と。しかしそんなことを言えば、自分達にとってシスター・ルチアであるところのこの女性のことを「偽りの演技者」としてしまうことになります。
ファチマ・クルセイダーよ、少しは混乱して欲しい。混乱する時には正直に混乱して欲しい。混乱し続けて欲しい。そこからのみ気づきが生まれるから。(偉そうにスマン。でもホントだよ。)
この女性は確かに「偽りの演技者」です。しかしそれはもっと巨大な意味においてであって、タイピングしている姿においてではありません。
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