2013.05.25

敬意(reverence)の問題

1. 跪きが廃れた教会で跪く大統領
2012年10月14日(日)  於: 札幌北一条教会(司教座聖堂)
アフリカはザンビアのマイケル・サタ(Wiki-en)大統領の一行は、日本への公式訪問の折、札幌にも立ち寄り、この教会の御ミサに与った。
この教会は2007年、信者席を跪き台の付いていないものに入れ替えている(また一つ跪きが消えた..)。それでも、大統領の一行は床に跪く。
2. 聖体奉挙を片手で行なうケン・スレイマン神父
於: 天使大学(札幌)
ケン・スレイマン神父
 
ご覧の通り、私はかつて2008年の彼について一つの記事を書いた。
5年経って彼も少しか変わったかと思ったら、上の如く、今年のイースターの御ミサでも相変わらず片手で御血を奉挙している。
2008年には、奉挙の時、左手にマイクを持ったままだった。そして今回は、現代的にヘッドセットマイクを装着し、おそらく左手は自由になったろうが、それでも奉挙は片手。
彼はサタ大統領が与った御ミサに司式者の一人として参加していたようだ。主司式者ではなかったようだから、大統領は幸いこんな「奉挙」を目にすることはなかっただろうが。
1 と 2 、どちらも天主に対する「敬意(reverence)」の問題と関係している。
しかし、日本の司牧者は、大統領の一行の上のような様を見ても、「まあ、ザンビアの教会では跪くのが “慣習” あるいは “規則” なのでしょうから」と言って、オシマイ?
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