2012.07.08

或るビル 10

風変わりな屋根
Weird Roofs
この図で「Hebrew letters?(ヘブル文字?)」と書いたところについて説明する。
それは何かと言えば、これである。
これはイーストとウエストを結ぶ連絡橋である。
(22階のではなく、展望台に向かう時に通る3階の高さの。)
そして、これを「weird roofs」と呼んだ外人がいたのである。
その理由については書いてなかったが、彼の使った「weird」という言葉は私が遠慮して「風変わりな」とした以上のニュアンスを持つだろう。
私は、梅田スカイビルがフリーメイソンのトレーシング・ボードだと気づいた時、これは「最初の3段」の強調、念押しかと思った。
まあ、それもあるかも知れないが、どうだろう。
ヘブル文字に見えたりもするのである。
これはフリーメイソン、スコテッシュライトにおける第14位階のリングである。三角形の中のヘブル文字は「ヨド(Yod)」と呼ばれ、口に出すべからざる神の御名(ヤハウェ)の最初の文字だという。まあ、これに似ていなくもない。
しかし、それにしてもそれは三回繰り返されている。
「ヨド」を三回繰り返しても大して意味はないだろう。
形が似ていて且つ三回繰り返されているものと言えば、むしろこれである。
これは「666」だそうである。
とは云え、それらの文字(ヨドと6)と連絡橋のそれらが左右が逆であることにお気づきになったことだろうと思う。では、方向のことを考えてみよう。
上に掲げた連絡橋の写真は梅田スカイビルの南側から、つまりウェスティンホテルがある側から撮られたものである。
連絡橋を撮った他の写真も、その大部分が、その方向から撮られている。
北側から見れば、こうなる。
梅田スカイビルの二棟の間の向う側に少し見えているのがウェスティンホテルである。北側から梅田スカイビルを写真に撮ろうとすると、おそらく必ずこのような急角度で撮ることになる。それは、北側には梅田スカイビルを写真に収めるために必要な適当な距離を取るだけのスペースがないからである。
上のマップを見れば分かる通り、梅田スカイビルの出入口は南側にある。
また、二棟間のスペース「ワンダースクエア」はイベント時には一つの主要な場所となる広場だが、その自由な空間は連絡橋によって北側で制限(遮断)される。
以上の理由によって、もし梅田スカイビルに「正面」があるとすれば、それは必ず南側だろう。
しかし、そうだとしても、もしそれがヘブル文字だとした場合──もちろんそれが全ての前提だが──最も似ているのはやはり「666」だろう。
そして、それが「文字」そのものなら確かに左右逆ではまずいが、しかし「シンボル化された文字」である場合、「文字から出たシンボル」である場合、別に左右逆でも構わないということになるだろう。
そして、万が一、私達の知らない彼らの秘教学上の理由によって、この “門” を北側から見ることこそが正しいというようなことがあるならば、その時にはそれは正にその形であるだろう。
梅田スカイビルそのものについては、これにて了。
次は、梅田スカイビルと大阪梅田教会のほんの少しの具体的(実際的)接触について。
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