2008/10/09

「シスター・ルチア」 は立って受ける御聖体拝領に抵抗したのだろうか?

人の粗探しをしているのではなくて、事柄を調べています。
次のビデオの「02:38」くらいに、一瞬ですが、「シスター・ルチア」がヨハネ・パウロ二世教皇様から御聖体を拝領する場面が映っています。
時と場所は、1982年5月13日のファチマ、つまり、暗殺未遂事件から丸一年後、教皇様が聖母に感謝を捧げるためにファチマを訪れた時のものです。
見て分かるように、彼女は立って御聖体を受けています。
Fatima - Rusia y Comunismo - 6ta Parte FINAL
そしてまた、下のこれらの写真においてもそうしています。
1960年代の後期から1970年の初頭にかけて、教会の中の進歩主義的勢力の動きに対して「悪魔的」という言葉──有名な「悪魔的方向感覚の喪失」という言葉──を向けたのは、この人だろうか? しかし、それでは、この人は新ミサと立って受ける御聖体拝領についてはどう思っていたのだろうか? 外に伝わって来ない何らかの抵抗をしたのだろうか?
原則的には、御聖体を跪いて受けることを禁じられた場所は、今まで、世界の中に一つとしてなかった。ローマにおいてであれ、ファチマにおいてであれ、カルメル会においてであれ、原則的にはそれは許されていた。もちろん「原則的に」ということと「現実的に」ということは違うし(修道女の身分で自分の長上に反抗することはほとんど不可能だったかも知れない)、彼女が事の真実を知らせてくれる情報から全く隔離されていたという可能性もないとは言えない。また、80歳や90歳といった高齢になった彼女が何の支えもなしに跪くということは全く不可能である、というのも本当である。
しかし、それにしても「悪魔的」という言葉を使う人が、御聖体を立って受ける方法について、それが悪魔の発案であるということを “感じなかった” という可能性はあるのだろうか?
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